ブキ紹介 
キャンバス社が、フデの先を洗うための器をブキとして改良したもの。
容器が3つに仕切られているため、3方向へ弾を飛ばすことができる。
バケットスロッシャーよりも射程は短いが、振り速度が速く
攻撃範囲も広い近距離向けのスロッシャー。
メイン性能 
※射程・距離関係の単位は試し撃ちラインの本数。
※塗り射程(正面)とは、カニ歩き撃ちで塗れる平均的な距離のこと。
Ver.5.2.0現在
有効射程(正面の弾) | 2.4 | ||
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レティクル反応距離 | 塗り射程(正面の弾) | 2.9 | |
有効射程(左右の弾) | 1.7 | 塗り射程(左右の弾) | 1.9 |
射撃前隙 | F(秒) | ||
ダメージ | 62.0 | 確定数 | 2 |
連射フレーム | 24F | 秒間発射数 | 発/秒 |
キルタイム | 0.433秒/kill | DPS | 148.8/秒 |
射撃継続時間 | 秒 | インク消費量(装弾数) | 6.0%(16発) |
射撃中ヒト速 | 0.66 | 単発塗りポイント | 11.5p |
非射撃時ヒト速 | 1.04 | イカ速 | 2.02 |
メイン解説 
[対面]
キルタイムが少し遅めだが、エイム合わせは自分の方が楽。自分は適当に動いても弾を当てやすいので、左右の揺さぶりを意識して相手の攻撃をかわすのに集中したい。
また、起伏や小さな障害物を間に挟めばこちらは当てやすく、相手は当てにくいという有利状況を作れるのでその近くで敵と会ったら活用するのがよい。注意を払いたいのが曲射ができるスロッシャー、ローラー類のブキである。特に射程で負けていて、エイムずらしもあまり有効ではない「スクリュースロッシャー」には平地、段差ありの両方で不利を強いられるため、正面から撃ち合うのはまず避けたい。機動力を活かし、敵を翻弄するとよいだろう。
[塗り]
敵を倒し安全が確認できたら、地面を塗って足場を固めるとよい。
また、場が荒らされて敵インク一色に染められてしまっている場合も、塗りとステルスキルの両方を選択肢に入れておこう。
運用 
前方広範囲攻撃、バケスロより速い振りから接近戦に強いスロッシャー。他のスロッシャーより射程が短いとはいえ実際の攻撃射程は中射程に僅かに及ばないくらいであり、多くの短射程ブキ相手には引き撃ちが機能する。
基本的に正面から撃ち合わず、横への攻撃範囲や撃ち出す弾の大きさを活かして戦う。上記メイン解説の欄でも書かれている通り、起伏や小さな障害物は見かけ次第有効活用したい。相手の攻撃は遮られるがこちらは問題無く通るという状況で多くのブキ相手に撃ち勝つことができる。
一方でキルタイムはスロッシャー種らしく遅いため、インファイトが得意とは言ってもお互いの間合いで撃ち合う状況は非常に苦手である。振りの速さから勘違いしやすいが、実際のところ多くの短射程シューターの最速キルタイムの1.6倍ほどキルまでに時間がかかるため、先手をとられたら勝ち目はかなり薄い。そのキルタイムは同じ短射程範囲攻撃ブキのホクサイに劣り、長射程シューターのジェットスイーパーにすらも劣る。短射程に分類されるブキの中ではかなり遅いキルタイムブキであることは覚えておくこと。
また振り一つ一つに隙が生じてしまうため、足元をとられるとやや辛い。このブキは軽量ブキであり、それなりのヒト速があるので平面での撃ち合いもある程度こなせると勘違いしがちだが、この振った後の隙によって、平面で撃ち合っていると簡単に敵の長射程ブキにやられてしまう。
広範囲のインク攻撃は広範囲の塗りも可能とするため整地も苦手では無いのだが、塗りに参加するとこの長い後隙によって高確率でデスが増えてしまう。
平面での撃ち合いや塗りを行う際は長射程ブキの視界に気をつけつつ、メインだけでなくサブ・スペシャルも上手に活用していきたい。勿論、常に撤退の択は用意しておくこと。
スロッシャー種ではあるものの、射程の短さから高い高台を下から攻撃するのはやや苦手であり、Bバスパークの中央高台や海女美術大学の中央高台など無理がある地形を把握しておきたい。
クイックボムやインクアーマーを上手く使いこなせば強引な打破もできなくはない。クイックボムを追撃や火力源にし、インクアーマーにより根性で生き残ることが成功すれば正面戦闘が苦手という弱点を払拭できるかもしれないが、それでも正面からでは長射程相手への決定打にはならず、どうしてもゴリ押しが利きにくい。どちらもインファイトが得意なメインと噛み合うとはいえ考え無しに振り回さず、長射程が詰められたくないと思うルートを頭に入れて立ち回っていけば、機動力に圧倒的な差がある長射程ブキ達をカモにする事も不可能では無いはずだ。
また、それぞれクイックボムは苦手な足元塗りに活用、インクアーマーはときには味方のサポートのために発動するといった臨機応変な使い方で動きに幅を増やし、編成やステージによって自分の仕事を少しずつ変えていこう。
サブ・スペシャル 
クイックボム 
メインより長い射程で敵を捉える。
敵への牽制にも使えるが、遠くから投げているだけだとインク消費が重い。
まずメインを当てた後逃げる相手にボムを当てて倒す、いわゆる「クイコン」のパーツとしての利用が多いだろう。
インク消費は大きいので、基本的にはイカセンプクしてインクをこまめに回復し、メインとサブを両方使って相手を倒すというパターンを繰り返していくことになる。
Ver.2.0.0よりクイックボムに対するインク効率アップ(サブ)のギアパワーの効果が約33%減らされてしまっため、ガン積みの効果が薄くなった。
インクアーマー 
このブキはサブの性質やメインの性能、そして射程の短い遊撃手としての立ち回りの都合上、インクリロードや対面戦闘時に自分のためのインクアーマーを吐くことが多くなる。
「インクアーマー」付きのヒッセンは単体のタイマン性能が高く、加えてインクアーマー付きの味方に釣られた敵を横から「クイコン」で倒す動きが強力。ただし発動時に纏う霧や発動中の目の光により自分の居場所がバレバレになるため単騎で奇襲を仕掛けたい場合は相性が良くない点に注意。発動中はイカニンジャが機能しないという欠点もある。
発動回数を重視するか一回の効果を重視するかはプレイヤー次第ではあるのだが、あまり自分のためだけに吐くことばかりしていると味方との足並みが揃わなくなりがち。自分のために吐くのならば必ず戦果を挙げる事を意識しておこう。
ギアパワー考察 
人の好みは千差万別、ギアパワーも人の数だけ組み合わせがある。
イカはほんの一例、ぜひこれを参考に自分なりのギアパワーを見つけてほしい。
イカダッシュ速度アップ
1回のバシャでキレイな直線が塗れるため、イカダッシュの時間が多くなりやすい。
このギアを付けておくと、立ち回りが快適になるはずだ。
イカニンジャ(フク専用)
イカダッシュ時に飛沫がなくなるため正面からの奇襲を成功させやすくできる。ただインクアーマーを発動すると位置バレを起こしてしまい、イカダッシュ速度低下のデメリットのみ受けるだけになってしまうのでインクアーマーが使いづらい。クイコンをいつでも決めてみせたいなら採用価値ありだがインクアーマーの回転率は下がるだろう。
インク効率アップ(メイン)・
インク効率アップ(サブ)・
インク回復力アップ
戦い方によって有用なギアパワーは異なるものの、あまりメインのインク効率が良くないため、インク管理を軽減するギアパワーはオススメできる。
- インク効率アップは継戦能力を上げてくれるので、特に最前線でキルを取りやすいヒッセンには向いていると言える。
メインは範囲攻撃の回数が上がる。(57表記で)16(メイン1つとサブ2つ)以上積めば20回、32(メイン2つとサブ4つ)以上なら25回連続で攻撃できる。
サブは36(メイン3つとサブ2つ)積むことで、クイックボムの3連投が可能となるが、他のスロットの余裕を考えると少し厳しいか。
- インク回復力アップはメインインク効率アップよりも効果は薄いが、メイン・サブの双方の消費をある程度カバーできる。サブウェポンをたくさん投げたいのならばサブインクよりもクイボを投げる数は多くなる。イカセンプク時間が多いなら一考の価値あり。
- スペシャル(
増加量アップ・
減少量ダウン)
前線ブキにしては要求量が190pと若干高めなので、あると重宝する。強気に出れる機会を増やせる。
減少量ダウンも余った枠に入れるだけでも効果が高く、デスも少なくないので条件を満たしやすい。アーマー装着時の対面に負けてしまった場合は効果は無いが、それでも相性はよい。
スペシャル性能アップ
こちらはインクアーマーの質そのものを上げるギアパワー。展開速度の上昇と効果時間の延長ができる。
前線に出るのでとっさの防御として使える可能性も生まれるのがウレシイ。霧エフェクトが短縮されるので身バレも少しだけ減る。
回転率重視と質重視、ぜひ自分に合ったバランスを見つけて欲しい。
カムバック
デスすると、メイン効率・
サブ効率・
インク回復、
ヒト速・
イカ速、
スペシャル増加量アップの効果を20秒間得られる。ヒッセンの欲しいギアパワーの多くを賄える強力なギアパワー。
結果として打開力を上げる事ができるので、迷ってしまった場合はとりあえずこれを採用してもよい。
相手インク影響軽減
前作の安全シューズよりは効果が薄いが、近接戦闘が多くなりがちなので、余ったスロットに入れても悪くないだろう。
ギアパワー「メイン性能アップ」による効果 
塗り性能が上がる。塗り半径が大きくなっていき、メイン性能を積み重ねると左右の塗りと被るようになる。
備考 
スプラ1からの変更点
- 射撃中ヒト速
前作では0.70だったが、今作では0.60となり弱体化した。
Ver.2.0.0にて射撃中ヒト速が約10%強化され、0.66に上方修正。
Ver.1.3.0~5.0.0の間、曲射ダメージ判定の一部が無くなってしまうバグが発生していた。
長期間修正されることがなく、位置次第ではバケットスロッシャーでも似たような現象が発生することがあった。
スロッシャーはいくつものインク粒を重なり合うように一度に撃ち出すブキなので、構造上複数のインク粒が重なりあわない安全地帯が発生していたのではないかという説がある。
アップデート履歴 
Ver.1.1.2 | 無印 | SP必要ポイント180→210 |
Ver.1.3.0 | 全部 | 与える最大ダメージを62.0から52.0に変更しました。 射程距離を約9%短くしました。 |
Ver.2.0.0 | 全部 | 攻撃中の移動速度を約10%速くしました。 与える最大ダメージを52.0から62.0に増やしました。 |
無印 | SP必要ポイント210→190 | |
2018/4/14 | ヒュー | 追加 |
Ver.4.2.0 | 全部 | ボールドマーカーやわかばシューターなどと同じく、射撃をしていないときの歩行速度やイカダッシュ速度が速いタイプのブキに変更しました。 |
Ver.4.3.1 | 全部 | 「メイン性能アップ」のギアパワーの効果を大きくしました。 ※ギアパワーを最大まで付けたとき、中央の途中に落ちる飛沫の塗り半径の上昇幅が、約20%から約25%に変更されます。 「メイン性能アップ」のギアパワーの数が少なくても効果が発揮されやすくしました。 |
Ver.4.5.0 | 全部 | 中央の弾について、着弾点の塗りがこれまでより前方に伸びるようにしました。 |
Ver.4.6.0 | ヒュー | SP必要ポイント180→170 |
Ver.5.0.0 | 全部 | 三方向に発射される弾のうち、中央の弾に関して、上下に角度をつけて発射しても相手に命中しやすくするために、ヒット判定の隙間を減らしました。 |
Ver.5.2.0 | 全部 | 連続で振れる間隔を約2/60秒間短縮しました。 |
TIPS 
- ヒッセンは「筆洗」と書く。
- 学校で絵の具を使っている時に水を入れる仕切りバケツがそれである。
- バケツの名前をヒッセンということを、スプラトゥーンで初めて知った人も多い。多分、きっと、メイビー。
- Splatoon2の初期バージョンでは性能が今と大きく異なっており、それゆえにほとんどのイカがヒッセンを握っていたという輝かしい経歴がある。