オーバーフロッシャー

Last-modified: 2023-06-19 (月) 16:12:29

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▲画像は公式Twitter(@SplatoonJP)の2018年7月31日のツイートより。

 
関連ブキ一覧元ブキ
無印オーバーフロッシャー
マイナーチェンジオーバーフロッシャーデコ
 
 

ブキ紹介

新型スロッシャー。バスタブがモチーフとなっているブキ。
インクの弾ではなく、泡を飛ばして攻撃できる。
泡はユカやカベを反射して進み、まったく新しい戦い方ができる。

通称「風呂」または「オフロ」「オバフロ」などがある

メイン性能

Ver4.6.0以降

有効射程4.5確定数維持射程約4.6
レティクル反応距離約2.3塗り射程約5.4
射撃前隙6F(0.100秒)
ダメージ30.0確定数(確定トリガー数)4(1トリガー)
連射フレーム32F秒間発射数7.5発/秒
キルタイム通常撃ち 0.317秒/kill(19F)
前進撃ち 0.267秒/kill(16F)
後退撃ち 0.383秒/kill(22F)
DPS225.000/秒
射撃継続時間7.46秒インク消費量(装弾数)8.0%(12発)
射撃中ヒト速0.51トリガー分の塗りポイント14.6p
非射撃時ヒト速0.96イカ速1.92

メイン解説

4連続で発射される泡のような弾が特徴。
この泡弾は、他には見られない以下の特徴を持つ
 ・全ブキ中トップクラスに弾の対物性能が高い
 ・全ブキ中ワーストクラスに弾速が遅い
 ・3回までバウンドしつつ前進する。
 ・壁に当たるとバウンドする。

ダメージについて

泡弾1発のダメージは距離減衰がなく30ダメージ固定。4連射されるため1トリガーでキルを取れる性能。
後述する射程距離のために遠く離れた相手や高台下の相手にメインを振ることが多く、どれだけ遠く離れた相手でも最低限のダメージが保証されているのは助かる点。

射程距離と適正距離

レティクル反応距離は何故か2.3程度となっているが、実際の有効射程距離は非常に長い。これは恐らく弾が落下し始める前の射程距離だと思われる。
射程の仕様が独特なので、細かく解説する。
 
まず、4発の泡弾はそれぞれ射程距離が違う。
1発目の泡弾が最も長く、以降4発目の泡弾まで順に射程距離が短くなっていく。

このブキが狙ってキルを取れる距離は1バウンド目が着弾するまで。
具体的な距離は、水平な角度で撃った場合は2.9ライン、高めの射角で撃った場合は3.3ライン。
なお地形に少しでも触れたらバウンドして勝手に進んでしまうという特性上、障害物裏や下の段差の裏に張り付いて潜む敵に攻撃するのは他のスロッシャーと比べると苦手。
バケットスロッシャーヒッセンのような中間ヒットが無く、スクリュースロッシャーの渦やエクスプロッシャーの爆風のような広範囲攻撃を持たず、地形に当たるとあらぬ方向へ跳ねてしまうことから細かい攻撃は不得意。
その代わり見た目通りの判定でダメージも固定。ヒット音も聞こえる。
とはいえスロッシャーらしく曲射による障害物や起伏に影響無く射線を通せる点は変わっておらず、裏側に張り付いてさえいなければ攻撃を通せる。

また、高台を攻撃するには1バウンド目を高台に乗せる必要があるし、障害物を乗り越えて攻撃するにも1バウンド目の高さで乗り越える必要がある。
撃ち合いをする時は近距離ワントリガー、SPが溜まりそうな時は遠距離、味方近くでカバーをする時は跳弾・曲射を利用したバラマキも視野に入れて。
 
平面に立って水平に撃った場合の最大射程は
1発目の泡弾が5ライン、4発目の泡弾が4.5ラインである。
 
ただ、このブキはスロッシャー種であり射角や高低差で距離が伸びるという性質を持つ。
 
まず射角による補正としては
平面に立って上方向40°に向けて撃った場合の射程は、1発目の泡弾が5.4ライン、4発目の泡弾が5ライン。
水平に撃った場合と比較すると0.5ライン程伸びる。
 
次に高低差による補正としては
試し打ち場の金網に立って上方向40°に向けて撃った場合の射程は、1発目の泡弾が6.2ライン、4発目の泡弾が5.8ライン。
平面に立った時と比較するとさらに0.8ライン程伸びる。
 
高低差が長いほど高低差による補正は強くなると思われるが、正確な数値は未検証
 
射程の評価としては
目に見える計測値ではなんとスプラスコープ以上。
チャージャー種が高台から敵を射抜くためには下方向を向く(=射程が短くなる)必要があるため高台から打ち下ろすという条件下では全ブキ中最高の射程を持つ。

攻撃時の注意

事実上の射程が長いブキなので遠くから泡弾を流してキルを取りたくなる。
しかし、このブキの弾速は全ブキ中ワーストクラスに遅く、山なりの挙動で撃つために物凄く目立つ。
そのため、距離が離れて余裕がある敵にはそう簡単に当たらない。
状況次第で全ブキ最長の射程とはいったもののそんな遠くから遅い弾を撃ったところで、タコトルーパーボンボンのようなちょっとウザいくらいの圧力にしかならない。


遠く離れた相手に当たらないのは、着弾までに長いタイムラグがあることで相手がいくらでも動けてしまうためだ。
泡弾は地面にバウンドする度に当たり判定が小さくなっていくため、キル性能を発揮するにはできるだけ相手に近づき1バウンド目を当てる必要がある。
泡弾を拡散して撃った場合には、奥の方では当たり判定に隙間ができてしまうので、距離ができればできるほどどんどん当て辛くなる。


また拡散撃ちを行わない場合攻撃範囲が狭い。
バケットスロッシャーヒッセンほどの攻撃範囲を持たず渦や爆風も無いために、目の前の敵にはある程度のエイム力が必要。
接近されたときでも確実に4発当てる冷静さも重要となる。特殊な挙動のワントリガー4発4確のリールガンのような意識を持つといい。


バウンドによる射程の長さを売りとする本ブキだが、一方で空中や高所への射程は短~中射程程度。
非常に高い位置への攻撃は厳しく可能な限り接近しないと4発全てロクに通せないため、対空だと自慢の射程が全く活きない。
幸い近くであればジェットパックにギリギリ届くが、シールドや障害物がなければ遠距離から好き放題される上高台同士で対岸の長射程ブキに差し込むことも非常に厳しい。
嫌な予感がしたら早め対応を推奨。

泡弾の挙動と塗り性能

このブキの泡弾はバウンドしながら進むが、バウンド前とバウンド後で挙動が異なる。
 
まず、射撃直後には一直線に伸びる塗りが発生するがこの塗りが発生するのは1発目の泡弾の1バウンド目までのみ。
そこから先には4発の泡弾が3回バウンドすることで計12点の塗りが発生する。
特徴的な塗り方だが塗り面積は広い。なお、塗り速度はワーストクラス。
長射程ブキにありがちなチャージ時間がなく連射速度も悪くないため、インク消費を無視した時間当たりの塗り効率は高い。
また、塗りが一直線に伸びるためにメイン性能を付けるか2トリガーでカーリングボムと同じ感覚で移動できる。

しかし、弾がバウンドするという軌道上角や辺を遠くからキレイに塗ることは難しい。
幸い拡散値は0度であるため、泡弾1発目に発生する一直線の塗りはしっかり狙った方向に塗ってくれる。
ナワバリで自陣塗りを行う場合は壁に沿う形で辺を一直線に塗っていこう。
 
ちなみに泡弾は地面にバウンドする度に性能が下がり、間隔、高さ、当たり判定、塗り判定が小さくなっていく。
リールガンと同じようにエイムを横に振りながら撃てば泡弾を拡散させることができるのでこの挙動を確認しやすい。
 
塗り被りにより上下の幅が狭いため壁を塗ることは苦手。移動しながら撃っても縦幅はせいぜい1.5倍にしかならない。
ただ、壁に関しては大きな特徴を持つ。
泡弾は壁にぶつかってもバウンドし、さらに壁のバウンドは3回のバウンド回数に数えられない
壁を塗るスピードは遅いがついでに平面を塗ることができるため、壁を塗る時間は無駄になりにくい。

壁にバウンドする挙動は攻撃時にも有効で、向かいに壁があるのなら真下の敵や障害物の裏の敵に攻撃できる。
狭い通路に対して撃てば壁を活かして計5バウンドさせることもでき、角のクリアリング性能を大きく上げられるだろう。
 
射程、高低差、振り方、壁の組み合わせで幅広い塗り方を展開できる。
是非色々試してみて様々な場所に泡弾を届かせてみよう。

1射目:地面に1バウンドするまでは軌道直下をムラなく塗れる。それ以降はバウンド地点しか塗れない。
2射目:バウンド地点のみの塗り。プライムシューターの弾と同程度。
3射目:こちらもバウンド地点のみだがその塗りが最も大きい。とくに壁塗りではこれを意識したい。
4射目:バウンド地点のみで、塗りが最も小さい。

対物性能について

対物補正に恵まれたスロッシャー種であり、かつスロッシャー種の中ではDPSが高いため、物体の破壊に優れる。

特に対ホコバリアのDPSは、バリアの耐久力MAXの状態からなんとたったの5振りでバリアを破壊*1することができる。
対物攻撃力アップギアを装備していればさらに早くなる。全ブキ最高クラス
おまけに威力が減衰しないおかげでホコバリアの爆発範囲外からバシャバシャでき、もし割られたとしても爆風に巻き込まれ被害を受けるということが少ない。

・対ホコバリアDPS比較(対物なし)

	ボールドマーカー:501.6/秒
	スパッタリー	:432.0/秒(スライド後:540.0/秒)
	オーバーフロッシャー	:450.0/秒(1振り約0.5秒)
	ハイドラント(フルチャージ):600.0/秒(チャージ時間を考慮するとDPSはもっと低い)

長い射程に加えチャージやスライドの必要もないために、ホコバリアへの射撃を始められるタイミングが他ブキよりも早く、現実的なダメージレースでは全ブキ最高となる場合もありうる。
初動でのホコバリアの競り合いにおいて高いアドバンテージを持つ。

また、余裕がある状況であればホコバリアを即座に割ることもできる。
ホコバリアの展開中に泡弾を上方向に撃っておくことで、ホコバリア展開後に事前に撃った泡弾が全てヒットするという方法だ。
ガチホコバトルは1秒を争う場面が多いため、ホコバリアを素早く破壊できるこの技術は習得しておきたい。
 
その他スーパーチャクチイカスフィアバブルランチャーナイスダマに対しても高いDPSを誇る。

キルや打開をイカスフィアに頼るブキ相手には高い防衛性能を発揮する。
スフィアを見つけ次第攻撃してやれば味方への被害を抑えながら返り討ちにできるだろう。

ナイスダマに対してはナイスダマ発射のタイミングあたりでアーマーを割れる程のDPSである。
二人がかりであればナイスダマ発射前に仕留めることもできるため、積極的にアーマー割りに参加しよう。

ただしバブルランチャーに対しては、ボムでの即割りに対抗できるほどではないため距離をとるほうが無難。
幸い射程があるため、爆風の当たらない位置からでも削れるのでバブルを見たら味方の為にも隙あらばバウンド射程ぎりぎりから泡にダメージを入れてあげよう。
 
対物性能が働く相手はホコバリアやSPなど、試合の流れを決める要素が多い。
すぐに反応して対物性能をイカせるよう、常に全体に気を配ろう。
 
以上のようにこのブキのメインは、全ブキ最高とも呼べる多数の利点と独自の要素を多く持つ。
そのため、使いこなすにはかなりの練習が必要になる。
特に対人要素と跳弾操作によって使い手に差が出やすい。

泡弾の拡散

エイムを横に振りながら撃つことで泡弾を拡散させることができる。

1トリガーで数発を連射するためしばしばリールガンにも例えられるが、発射タイミング毎に照準の方向に弾が飛んでいくリールガンとは拡散撃ちの方法が異なる。
このブキの場合はトリガー入力後の1発目が出る瞬間にエイムに横回転をかけると、その速さに従って残りの3発の方向が回転して拡散するようになっている。1発目が出た後はどう操作しても弾の出方は変わらない。縦方向は1発目の射角で4発固定で出る。
(ちなみにバケットスロッシャーも同じ方法で拡散撃ちが可能である)

簡単に言えば相手の動きを先読みし、相手が動く速度と相手との距離に合わせてエイムを横に振りながら射撃する。
相手がイカ移動中であればイカ速に合わせて大き目に振り、射撃中であればヒト速に合わせて小さ目に振る。
また、遠くの敵であれば小さ目に、近い敵であれば大き目に振る。
この振り幅をその場で瞬時に調整する必要がある。

偏差撃ちの一種ではあるのだがレティクル通りの挙動で発射されるわけではないし弾速が独特なこともあり初見で4発フルヒットさせるのは難易度が高い。
慣れていても試し撃ち場のバルーンに当て続けることが難しいため練習は怠らないように。 
対人だけでなく大きな面積を塗り荒らしたり牽制するにも役立つ技術である。

振り撃ちすると隙間ができるが、塗り被りも減るため敵陣荒らしに有効。ナワバリ終盤に特に有効。
 
牽制する動きとしてはイカのような動きになる。
・障害物の端に対して一直線に撃ち続けることで、スピナーチャージャーの顔出しを抑える。
・侵入されたくない場所へ泡弾をずらしながら撃ち続けることで、ホコやガチアサリの動線を遮る。
・通路の端から端まで振るい壁バウンドも利用することで、一人で通路をカバーする。
 
扇状の集弾性を操作し、その場その場で最適な弾幕を張っていこう。

理想形

警戒と牽制を重ねたいブキだが、前線から引きすぎてしまってはタコトルーパーに成り下がってしまう。

そこで思い出してもらいたいのだが、そもそもこのブキはスロッシャー種である。
複雑な地形では射線を通せないスピナー種やチャージャー種と比べ、このブキは遮蔽物や高低差を気にせずに攻撃できる。
その牽制と追撃の手段の多さは他の長射程とは一線を画す。
相手の攻撃が届かない射程と地形から一方的に攻撃することこそがこのブキの真骨頂なのだ。
 
一方的に攻撃することで相手を引かせ、相手の陣形を凹ませる。その中で浮いてしまった敵を囲んで叩く。
こうして味方を勝たせることが、このブキの強みを十全に活かした流れになる。
 
圧倒的な射程、弾の判定、牽制性能から、どんどん相手の選択肢を奪い、試合を有利に進めていこう。

得意なステージ

地形戦を活かすブキらしくステージによって成績が大きく変わる。有利な条件はイカの通り。

 ●ステージ全体が壁に囲まれ崖がないステージ
    どの方向に泡を撃っても壁でバウンドしてくれるため、塗りが無駄になりにくく攻撃範囲も広くなる

	例:アジフライスタジアム、アロワナモール、コンブトラック、
	  スメーシーワ-ルド、マンタマリア号、ホッケふ頭

 ●ステージ中央が盛り上がっているステージ
    常に稜線に隠れることで、比較的近い距離から一方的に泡弾を流しこめる

	例:アロワナモール、コンブトラック、チョウザメ造船、フジツボスポーツクラブ、

 ●細い通路が多くあるステージ
    泡弾でのクリアリングがやりやすく、敵が攻める経路を限定しやすい

	例:アジフライスタジアム、コンブトラック、タチウオパーキング、ホッケふ頭

 ●高台に囲まれた中央広場があるステージ
    ステージ中央を制圧しやすく、高台を確保し続けることで負けにくくなる

	例:アジフライスタジアム、アロワナモール、タチウオパーキング、チョウザメ造船、マンタマリア号

逆に不利なステージは、アクセスが多彩で見通しが悪いステージ
    敵が迫っていることを警戒しづらく、積極的に前に出づらい

	例:ガンガゼ野外音楽堂、エンガワ河川敷、Bバスパーク

ガチホコバトルに持っていく際の指南

このブキのメイン対ホコバリアDPSは最高クラス(全ブキ中3位。1位はスライド後スパッタリー、2位はボールドマーカー)。
SPが無くてもメインだけでホコバリアを即座に割れるためガチホコバトルに高い適性がある。

ホコバリアの割り合いであれば負け知らずなためにホコを保持しやすく、攻める側の試行回数を多くするブキであると考えてよい。
攻める側の試行回数が多いということは、相手が攻める試行回数が少ないということでもある。

 

攻めのターンの注意点として、ガチホコを自分で持つか他に任せるかを見極めること。
理由としては、このブキはホコバリア復活時の高速破壊の手段を持っているため攻めの継続に優れホコのゴリ押しを図れるためである。
ただ、このブキの平時の立ち位置は中後衛であるためホコを持つ役が回ってきやすい。
ホコを持つかどうかは状況を見極めて判断したい。
 
このブキは地形戦で大きく成績が変わるブキだが、その中でも極端な有利を取れる地形が存在する。
アジフライスタジアムの中央ルートやスメーシーワールドの右ルートやタチウオパーキングの右高台周りは独壇場である。
上記のような地形を抜けてのカウントリードは凄まじいアドバンテージになる。
このようなこのブキが得意とする地形を抜けられるまでは、ホコ持ちを味方に任せてゴリ押そう。。
 
味方がガチホコを保持した際のベストなポジションは、ホコ持ちの前方。
ホコと同じ視点を持ち、クリアリングしてほしそうな高台や物陰を見極め、ホコが安心して進むための露払いをしよう。

ただし、キルを取りやすい距離の都合上ホコ持ちの前方になるだけで場合によっては味方を送り込んでホコバリア割りのために備えるというケースバイケースの立ち回りが求められやすい。

 

防衛のターンの注意点としては、敵のホコ持ちを常に監視すること。
 
このブキが最もやってはいけないミスは、目の前を横切る敵のホコ持ちをキルし損ないカウントリードを許すことである。
長射程ブキではよくあることだが、このブキでは特に頻出してしまう。
ホコに関してアドバンテージを持つブキだが、情けないミスで負けたくはないだろう。
ホコ持ちの先を読みそこに攻撃を入れること*2で確実にホコ持ちの足止めをできるためホコの動きは常に監視しよう。
 
1度ホコ持ちをキルすれば相手の攻めは止まる。
ホコバリアの割り合いでは有利なためホコ持ちのキルは防衛成功を意味する。
このブキ相手に安易なホコの前進やゴリ押しは通用しないのだ。
 
ミスしないため、有利をもぎ取るために、ホコだけは常に意識すること。
 
多めの攻撃試行回数でゴリ押し、少ない相手のチャンスは確実に潰す。
そういった立ち回りがホコでの理想になる。

慣性を利用していこう

前衛に慣れ始めたら修得しておきたいテクニック。
一発目と四発目が撃たれるまでのタイムラグと慣性を利用することで、キルタイムや弾の収束をある程度弄ることが出来る。

前に移動しながら射撃することで4つの弾が一つの塊に近くなるため、キル速度が一気に速くなる。ただしこの場合は弾の障害物としての特性はほぼ無くなるため牽制としては弱くなる。

 

後ろに移動しながら射撃することで4つの弾の持続時間に差を設けることが出来る。とりあえず足止めをしたいときには後ろに歩きながら撃つと牽制として優秀。ただしキルタイムは悪化するため、より逃げられやすくなる。道作りの際にも通常より長い道を作れる。

 

ちなみにイカダッシュから地上射撃をしたときにはイカ速度ギアの慣性は弾の密度に影響を出さない(射撃モーション中の急激な減速がかかるため)。地上撃ちに影響を及ぼすのはヒト速度である。
もっとも、このブキは空中で一切ブレないというH3リールガンと同じ特性を持っているため、ジャンプ撃ちならイカ速度で慣性を乗せることは不可能ではない。

運用

スプラッシュシールドで身を固め、壁裏の張り付きや高台への対処はアメフラシで対応できる、堅実な立ち回りを得意とした構成。
平面でも射程は十分にあり遮蔽物越しへの攻撃も強く、スプラッシュシールドもあるため、隙あらば前に詰めていける。

接近戦の得意なブキに近寄られそうなときはスプラッシュシールドを展開して優位な状態にして戦えるのでインク管理を怠らないように。
アメフラシを発動する前にスプラッシュシールドを張ってから安全に発動して投げることができるので、他のアメフラシブキより前から圧力をかけやすい。

その反面キル性能の面では恵まれていない構成でもあるため、メイン1つで戦うしかない。メインの扱いに慣れていないとロクにキルがとれず、モタモタしているとシールドやアメを掻い潜られて簡単に突っ切られてしまう。
メインのキルタイムは速い方とはいえ弾速が遅いのでキッチリ4発全て当てられるとは限らない、過信は禁物。

スプラッシュシールドがあるものの、直接撃ち合うのはあまり得意とはいえないので立ち位置は後衛寄りのブキ。本ブキの遅い弾速は撃ち合いではネックだが、牽制やサポートの面では有効であり、弾速が遅い分泡弾がステージに長く残るため、上手く使いこなせば相手の移動先を制限しやすい。味方が敵と撃ち合いをしているとき、敵の周辺に泡弾を置くように撃つと効果的。壁を跳ね返る性質も活かせば尚良しだろう。

サブスペシャル

スプラッシュシールド

インクの壁を作り、攻撃前後のスキを減らせるサブシャワーカーテンのように見えなくもない。
ヘイト集めや味方への支援、近距離ブキの接近やチャージャーの攻撃を拒否といったことができるので用途は多い。

アメフラシ

シャワーのようにインクの雨を降らせる、風呂の二つ名にも噛み合ったイカしたスペシャル
予測の難しいメイン攻撃やスプラッシュシールドに加え、広範囲に降りしきるインクの雨によって敵の行動を大幅に制限でき、味方一丸となって戦線を上げられる。
自分の近くで発動して自分の身を守りながら戦うこともできるし、スペシャル発動時インク回復することを利用してスプラッシュシールドを張ってから発動して安全に投げることもできる。
アメフラシのダメージにより、4発キレイに当てなくても追撃が可能。
メイン自体そこそこ塗り射程もあるので、デスさえ抑えれば結構な頻度で発動する事ができる。

ギアパワー考察

インク効率アップ(メイン)インク効率アップ(メイン)インク効率アップ(サブ)インク効率アップ(サブ)インク回復力アップインク回復力アップ

インク効率アップはメイン、サブ共に消費が激しくなりがちなため、付けておくと継戦能力が上がる。
インク効率アップ(メイン)は、3(サブ1個)だけ積むとインク満タン状態から1回多く攻撃できるようになり、9積むと2回多く攻撃できるようになり、と言った具合に回復を挟まずに多く攻撃できるようになる。
また、アメフラシスペシャルが使えるまでの時間短縮にもなる。
インク効率アップ(サブ)はスプラッシュシールドをよく使う人向け。
メイン効率かサブ効率を13積みでスプラッシュシールド設置後1回多く攻撃できるようになるが、メイン効率10サブ効率3もしくはサブ効率10メイン効率3でも同等の効果が得られる。
インク回復力アップはインク効率アップのように戦闘や塗りの継続には恩恵はないが、消費したインクを積んだ分だけ手早く回復できるようになるため汎用性は高い。
立ち回りに応じてバランス良く積む事で、味方と一緒に動きやすくなるだろう。

メイン性能アップメイン性能アップ

無積みで塗れる幅はたいしたことはないがメイン1個分積んだあたりから使い勝手が化ける。
また塗りが強化されることで疑似的なスペシャル増加量アップ効果も得られる。

イカダッシュ速度アップイカダッシュ速度アップ

一振りワンアクションの時間こそあるものの、1回のトリガーで途切れの無い長い道を瞬時に作ることができるため移動する時に役に立つ。
ラピッドブラスター(デコ)やカーリングボムの如く一直線にササッと駆け抜けられる点を強化するためのギア
メインのリーチが非常に長いため、直線的な移動は他のスロッシャーにもまして得意分野である。

スペシャル増加量アップスペシャル増加量アップスペシャル減少量ダウンスペシャル減少量ダウン

中衛から前線への支援がやりやすくなるほか、スペシャル発動後はインクタンクが全回復するので発動後の行動が取り易い。発動後にアメフラシのエリア内に入り、逃げ惑う敵を風呂に沈めるのも良い。
増加量アップは(デスが少な目の)中衛、減少量ダウンは(デスが多くなりがちな)前線イカ向け。

ヒト移動速度アップヒト移動速度アップ

射撃中のヒト移動速度は遅いが、近接戦で意外な仕事をする。
スロッシャーの弾は共通して慣性が乗りやすい性質上前進しながらの射撃で弾速が上乗せされやすく、それゆえに奇襲でのワントリガーキルが取れる機会も増える。
メイン性能アップを積むと横歩き打ちで塗り被りができやすくなるが、メイン性能アップと人移動速度アップをおおよそ5:2の割合で積むことで横歩き打ちで効率よく塗り広げることができるようになる。

サーマルインクサーマルインク

4発中1発でも当たれば遮蔽物越しや段差下からでも敵の位置が見えるようになるので対応のしやすさが上がる。
なによりこのブキは曲射とバウンドの性質が強いので、それらを生かせるポジションの時に真価を発揮するだろう。

対物攻撃力アップ対物攻撃力アップ

対物攻撃力アップを積めばホコ割に必要な弾の必要数(振りの必要回数)が減り、さらに割りやすくなる。
また、対スプラッシュシールドや対イカスフィアや対バブルランチャーへのメタとしても機能する。
ちなみにインクアーマーの相手にも効果はあり、特にアメフラシでアーマーを簡単にはがせるようになるという点で選択肢として一考の余地あり。

ギアパワー「メイン性能アップ」による効果

塗り性能が上がる。足下の塗りと泡弾一つずつの塗り範囲が広がる。
メインギア1個で6%、2個で11%ほど広がり、ワンショットで途切れなく塗れる距離が長くなる。
スムーズにイカダッシュできる距離が長くなるだけでなく、幅が広くなる事で相手の足元や退路を断ちやすくなる。

備考

  • 名前の由来は「オーバーフロー」+「風呂」+「スロッシャー」。
    • オーバーフローとは、水が溢れること。転じて、コンピューターの演算結果が処理能力を超えたために機能を停止したり意図しない挙動を引き起こすことも指す。
  • サブスペシャルもシャワーを意識したものとなっている。
  • 取っ手の部分がシャワーなどで使われる温度調整の装置になっているのも芸が細かい。泡の温度を変えられるのだろうか?

アップデート履歴

2018/8/1無印追加
Ver.4.0.0全部インク消費量を約14%増やしました。
ガチホコバリアに与えるダメージを約17%減らしました。
相手のカサに与えるダメージを約20%減らしました。
相手のスプラッシュシールドに与えるダメージを約20%減らしました。
2018/12/5デコ追加
Ver.4.3.1デコSP必要ポイント180→190

コメント


*1 泡17発で破壊できるので厳密には5回目を振っている途中で破壊できる
*2 1発目は絶対に当てるという意識の必要はなく跳弾で足を奪うという意識