ファイター/ゼルダ/攻略/ファントムを使った連係

Last-modified: 2023-05-03 (水) 12:31:57

ファントムを絡めたセットアップ・コンボ

ゼルダのファントムの用途は非常に幅広いが、それゆえどう使ったものかということに悩む人も居るかも知れない。
ここでは、ファントムを絡めたセットアップを紹介したい。
ただし、ここに書いたセットアップにこだわりすぎないこと
ファントムは用途の多彩さが売りなので、同じセットアップばかり狙って用途を狭めてしまうのは勿体ない。
ここに書いてあるのが全てだと思わず、柔軟な発想で使うことを心がけよう。

ファントム→ネール(地上)

実用度:★★★★
難易度:★★

  • ファントムを構え終わった時点で相手が近くにいた時の択。
    ネールの吹っ飛ばしは%に関わらず弱めだが、この弱い吹っ飛ばしにより、ファントムを構え終わったその場でネールを当てるとファントムが多くの場面で確定する。
    • 主に、ファントムを組んでいる間に相手が跳び込んできた際に使う。暴れぎみに相手の差し込みをネールで返せばファントムの追撃まで入って非常においしい。
      ネールをシールドされても後隙をファントムがカバーしてくれるというのもありがたい。
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ファントム→崖降りネール

実用度:★★★
難易度:★★★★

  • 手順としては、復帰する相手が崖に掴まった直後くらいにファントムが発射されるようにファントムを組み立て、ゼルダ本人は崖から下りて復帰中の相手にネールを当てるというもの。
    ネールには無敵があるため、マルスのような無敵のある復帰技にも打ち勝つことができ、相手の復帰技をネールで潰せば最大ファントムがヒットし撃墜となる。
    ネールは崖降りだけでなく、相手の復帰タイミングによっては崖降りから空中ジャンプネールとするなどしてタイミングを合わせよう。
    • ファントムを組むタイミングはかなり慣れが必要だが、空中ジャンプを残した相手の復帰に対して使う場合、
      目安としては復帰性能がそこまで高くない相手なら吹っ飛んだ相手の高度がゼルダの目の高さまで下りたくらい。
      復帰性能が高めのキャラに対しては、ゼルダの足元より低くなったくらいに組み立て始めると噛み合いやすい。このタイミングを起点に微調整してみよう。
    • 復帰阻止全般に共通することだが、空振りすると逆に自分が崖攻めを受ける展開になりやすい。崖をファントムで固めた方が堅実ではあるので、使い所はよく考えよう。
    • ゼルダがネールを振るより早く復帰してくるのを感じたら、ネールではなく後述する崖奪いフロルを狙ってみよう。
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ファントム→ダッシュ下強

お勧め度:★
難易度:★★~★★★★

  • ファントムを構えたあと、ゼルダ本人が前に出て下強を当てて浮かせ、最大ファントムをコンボにする。
    • ファントムネールに近い用途だが、ネールより強気の攻めの連携。
      今作のゼルダの下強はベクトルが斜め上になっており稲積キックが繫がりにくくなったが、代わりに剣を振り上げるファントムの挙動と非常に噛み合うようになっており、
      少し踏み込んで下強を当てると広い%でファントムが確定する。下強の浮きは意外と高いため、低~中%で特に決まりやすい。
    • ステップを挟まずファントムを組み立てたその場で下強を当てた場合は、相手が上寄りに浮いてしまうためファントムが空振りしやすい。相手が近い場合は下強ではなくネールを推奨。
    • ファントムネールと同じく復帰阻止・崖攻めにも使える。
      崖掴まりの2Fを下強で潰したり、崖掴まりの姿勢が悪い相手の無敵の切れ目に当てて浮かせたり、その場上がりに合わせるなど。
      ただ、最大ファントムそれ自体が崖掴まりにヒットする技なので、崖掴まりの無敵が切れた相手をわざわざ下強で浮かせる必要はあまりなく、どちらかというと下強は崖の2Fを狩るために使うことになる。
      下強のタイミング、ファントムのタイミング両方を噛み合わせる必要があるので難易度は高い。
      が、復帰阻止や崖攻めで狙った場合は、仮に空振りしても崖降りネールほどの隙を晒さないのでローリスクではある。
      加えて、下強を崖下の相手に当てた場合は地上で当てた時よりも浮きが低くなるので高%でもファントムが確定しやすくなる。
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ファントム→ダッシュ掴み

お勧め度:★★★★★
難易度:★★

  • ファントムに対してシールドを張る相手に対するわかりやすい対策。
    また、ウルフやMr.ゲーム&ウオッチのような反射技を構える相手への回答としても有用。
    • ゼルダの足の遅さゆえ、ゼルダの掴みが通る距離までシールドを張り続けさせるのは簡単ではない。
      距離やラインを意識した絶妙なファントムの構え方と、ファントムから逃げる相手をしっかり叩いて「逃げるよりシールドした方が安全かも」と思わせるお膳立てが必要。
      ゲッコウガやゼロスーツサムスのような機動力があるファイターはシールドよりジャンプを選択しやすいので掴みが通りにくい。
      ガノンドロフやカービィ、サムスなど空中の機動力が低いファイターの方がシールドで固まりやすいので狙い目。
    • ニュートラルの立ち回りでも使えるが、崖攻めのその場上がりに対する回答として特に効果的。
      崖上がりにファントムを構え、ファントム発射より早くその場上がりを通してきたらファントムをシールドしようとすることが多いので、そこを掴んでファントムに攻撃させることができる。
      掴み打撃だけ入れておこう。掴んで何もしない方がなんとなくカッコイイけど。
      あるいは、ファントム発射にその場上がりをあわせてきた場合、ゼルダ本人からの追撃をシールドで耐えようとする相手に対してダッシュ掴みを通せることがあり、前投げから復帰阻止ないし崖攻めのおかわりができる。
      ダッシュ掴みを嫌って暴れるようになったらDAで突き飛ばしてやろう。

ファントム→フロル(前移動)

実用度:★★
難易度:★

  • ニュートラル状態の差し合いでファントムを構えたあと、ファントム発射より早くフロルで突っ込む。当然だがラインを押した状況では自滅してしまうので使えない。
    「フロルを当てる(シールドさせる)用途」「フロルで相手の背後に移動してファントムと挟む用途」がある。
    この連携も、反射技を構える相手に対して刺さりやすい。
    • ゼルダとの距離がある状況でファントムを構えてみて、最大ファントムが届くか届かないかくらいの距離で相手が待つ場合、そこがフロルの有効射程距離になる。
      フロル特攻を多用するような立ち回りをしてない限りフロル特攻は思考の外になりやすく、ゼルダから距離がある状態ではファントムより早く別の攻撃が来る想定をしていないことが多いので刺さりやすい。
      シールドさせてもすぐファントムが飛んでくるのであまりリスクはないが、念のためガーキャン対策として可能な限りフロルは裏当てを狙おう。
    • ファントムを組み終わった時点でやや距離が近いがネールで暴れるには遠すぎるという場合、フロルで前移動すると相手の背後に回ってファントムとの挟み撃ちになる。
      視覚的な混乱効果しかないが、カメラが寄ってファントムが画面からフレームアウトするのもあって意表を突くことはできる。
      もし低%でファントムがヒットした場合、相手がゼルダ側に吹っ飛んでくるので上スマッシュによる追撃が確定する。
    • ファントムもフロルも発生が遅いため、この連携を仕掛けるまでにかなり時間がかかるのがネックで、
      ファントム完成まで相手がぼーっとしていた時にしか狙えないのであまり強い択ではない。あくまで奇襲に留めておこう。

ファントム→崖奪いフロル

実用度:★★
難易度:★★★★★

  • 崖攻め・復帰阻止の択。
    相手の復帰に対し、崖に掴まった直後にファントムが発射されるようにファントムを組み立て、相手が崖に掴まったらすぐ崖降りフロルで崖奪いする。
    すると崖を奪われ浮いた相手に最大ファントムが確定する。
    • ゼルダの足の遅さの性質上、ファントムは崖に近い位置で組み立てないと崖奪いに間に合わないか、相手に狙いがバレやすい。
      かと言って、近めでファントムを組み立てたが相手が思ったより早く復帰してきた場合、回避上がりやジャンプ上がりで容易にファントムを避けられてしまう。
      位置とタイミング全てを完璧に合わせるには練習が必要で難易度は高い。
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ファントム→ディン

実用度:★★★★
難易度:★

  • 遠距離で構えたファントムに対し、離れて様子見を選択した相手に対する動き。
    ファントムを空振りしてしまうと次のファントム生成までゼルダが無防備になってしまうため、次のファントムが組み立てられるようになるまでの時間稼ぎをディンによる牽制で行う。
    バフやチャージを持つ相手に対する牽制の意味合いでも重要。
  • ディンはあくまで相手の動きを止めるためのものなので、シールドさせられればOK。
    欲張ってディン直撃を狙って潜り込まれないように、やや手前や高めの起爆も視野に入れよう。
    また、ファントムが消えるまでの時間稼ぎであるので、ディンはファントム組み立て完了から即投げしてしまうとディンとファントムが同時に飛んでいってしまい、効果が薄い。
    ディンは基本的にファントムが空振りしたのを確認してから投げよう。
  • ファントムに対し相手が後退して様子見することを前提とした動きなので、ディンを前ジャンプから投げることでラインを上げることができる。
    ただし近付きすぎると次のファントム生成中に攻め込まれる可能性もあるので距離感は大事に。

ファントム→引き横スマッシュ

実用度:★★★★
難易度:★★

  • 崖攻めの択。最もシンプルかつリターンが高い連携なので、ゼルダ初心者はまずここの崖攻めから練習してみよう。
  • 基本的には「相手が崖に掴まる前に完成させておいたファントムでその場上がり・ジャンプ上がり・攻撃上がり・掴まりっぱなしをケアし、回避上がりを横スマッシュで狩る」というセットアップになっている。
    ファントムの組み立て開始は気持ち遅め(相手が崖に掴まる直前くらい)にすると狙いやすい。
  • 相手が自動発射ファントムを回避上がりで避けてくれることを前提とした連携であることに注意。
    実は、自動発射される前に最速でその場上がりかジャンプ上がりするか、崖捕まりの無敵時間の長さによっては崖に掴まったまま様子見するだけで簡単に対策できてしまう。
    • ファントム発射前にその場上がりをしてくる場合は、「ファントム発射前にダッシュ掴み」か「その場上がりに合わせて早めにファントム発射」のどちらかで狩ると良い。
      ダッシュ掴みの方が難易度は低いが、その場上がりにファントムが噛み合わなかったとしてもファントムの圧で相手はシールドを張ることが多いため、
      とりあえず早めにファントムを打っておいて後からでもダッシュ掴みを狙うのも効果的。
    • 早めのジャンプ上がりに対しても早めのファントム発射を合わせるのが基本になる。
      この連係に限らず「ファントムを自動発射させるか、手動で発射させるか」は常に揺さぶりをかけていこう。

ファントム→前ステップ上スマッシュ

実用度:★★★
難易度:★★★★

  • 崖攻めのセットアップ。
    ファントムは相手の回避上がりに重なる場所に置き、組み立て完了したら即前ステップ上スマッシュホールドを見せて回避上がりを釣り出す。
    相手が回避上がりするとファントムが攻撃…ではなく、ファントムが風判定で相手を押し戻し、ゼルダの上スマッシュがヒットする。
    上スマッシュ自体に持続があるため、その場上がり・ジャンプ上がりに対しても強い択。

ファントム→空上

実用度:★★★★
難易度:★★★

  • ラインを詰めた状態でファントムを組み、空中にしか逃げ場がなくなった相手を空上で狩る連携。
  • 地上はファントムが抑え、後ろは崖で逃げ場がなくなった相手はファントムをジャンプでかわすかシールド(または反射)で防ぐかのどちらかになることが多い。
    その2択のうちシールド(または反射)を予め掴みで潰しておけば残る逃げ道は空中しかないので、今度はその逃げ道を空上で潰そう。
    空中がダメだと思わせることができれば再び地上で固まる相手に対し掴みを通しやすくなる。
    ダッシュ掴みすると見せかけてダッシュジャンプ空上を振るなど、うまく相手の動きを潰していこう。
  • 空上の撃墜力が高いので、特に高%では狙っていきたい。
  • 高めに吹っ飛ばしたあと上から復帰してくる相手に対する着地狩りで用いるのも実戦的。動画でも行われているように、高めのベクトルで空中に吹っ飛ばすDAや後ろ投げからこの展開を作りやすい。
    • ディディーコングや格闘Mii(反転キック)など、上からライン回復できる必殺技を持つ場合は特に、ファントムが待つ危険な崖際に着地するより必殺技で上を飛び越してくることが多い。必殺技の移動先に空上を仕掛けよう。
  • ゲッコウガなど極端にジャンプ力や空中移動が高い相手には決まりにくいことに注意。
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ファントム→稲妻キック(シールドブレイク)

実用度:★
難易度:★★★★★

  • ヒットさせるのではなく、シールドさせることを目的とした連携。
    最大ファントムと稲妻キックのいずれも威力が高いため、この2発を同時にシールドさせるとシールドを大きく削ることができる。
    • 前提として、ファントムを構えたあと相手のところまで走って稲妻キックを振る必要があるので、それまで相手が地上でじっくり待ってくれないと決まらない。
      また、仮に2発シールドさせてもシールドブレイクさせなければただ隙を晒すだけになってしまうし、
      それならダッシュ掴みを通した方が確実にリターンが取れるので、やることは簡単だが狙い所は難しい。
      相手のシールドが減っている状態で、かつファントムを組んだゼルダが接近するまでシールドを張り続けさせる状況を作る必要がある。
    • ファントム→フロル→稲妻キックの3段をシールドさせるとかなりブレイクに近付くが、難易度は依然として高い。
    • 狙うならクッパやデデデなど巨漢キャラが良いだろう。稲妻キックが当てやすいのもさることながら、その巨体と機動力の低さからファントムをジャンプ等で避けにくく、シールドを張る時間が多くなりやすい。

ファントム→手動発射

実用度:★★★★★
難易度:★

  • ファントムが出来上がったら任意のタイミングで発射するだけ。
    つまり連携ではないが、ここまで書いたようなファントムとゼルダ本体との連携を見せていれば、
    相手が取る対応はもちろん「ファントムが完成する前に動くこと」である。
    ならばこちらも「相手が動きたくなったところに早めのファントムを打ち出す」という対応が成立する。
  • 最大ファントムは全ファイターの崖掴まり姿勢にヒットする。そのため、相手が高%で崖掴まりの無敵が短くなったら、無敵が切れ次第ファントムを打ち出すというのは優秀な択である。
    崖掴まりの無敵時間がどれくらいで切れるのかは肌感覚で覚えよう。ファントムを構えるのが早すぎると、相手はジャンプ上りするまでもなく崖掴まりっぱなしの無敵でファントムを避けることができてしまう。
    • 相手の目線で見ると、崖に掴まったらさっさとジャンプ上りするというのは有効な崖ファントム対策の1つである。これを毎回通されていては連携も成り立たないので、早めの発射でジャンプ上りにもリスクはつけておこう。
    • 最大ファントムの剣の振り上げが崖際に出るような距離感で組み上げることで、ジャンプ上りに対して攻撃範囲を広くとってケアすることができる。
  • 冒頭に書いたように、ファントムの使い方はゼルダとの連携だけではない。柔軟なファントム捌きで知恵のトライフォースの力を見せつけよう。
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