ボス/マスターハンド&クレイジーハンド

Last-modified: 2023-11-21 (火) 08:02:41

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●出典:大乱闘スマッシュブラザーズ シリーズ

スピリットについてはスピリット一覧/マスターハンドスピリット一覧/クレイジーハンドを参照。

マスターハンドについて

『スマブラ』シリーズを通じて登場するオリジナルキャラクター。巨大な白い右手のような姿。

『初代』から登場し、子供部屋のような場所で彼がおもちゃ箱からマリオ達の人形を取り出してファイターとして命を吹き込み、互いを戦わせるところから始まる。

スマブラに於けるキャラクター人形が戦う世界を生み出したのは彼であり、『DX』以降では「創造欲の化身」と説明されている。
シリーズではいわゆるラスボス的な役目を務め、多くの作品の1人プレイモード等の最終ステージでファイターを待っており、そこに到達した者と戦う事に喜びを見出している。

ラスボスではあるが、邪悪な存在というわけでは決してなく、有事の時はファイター達の為に行動する場面も多い*1

スマブラ以外では『星のカービィ 鏡の大迷宮』にクレイジーハンドと共に中ボスとしてゲスト出演。
撃破すると吸い込む事ができ、コピー能力「スマブラ」が手に入る。この能力はカービィがスマブラと同じワザが使えるようになる、というもの。
『カービィのグルメフェス』では姿がマスター&クレイジーに酷似した「ウェイターハンド」が登場した。

クレイジーハンドについて

『DX』以降に登場する。こちらは左手の姿。

マスターハンドとは正反対の存在で、「破壊欲の化身」とされている。
「亜空の使者」などにも絡んでこないため、マスターハンド以上にその素性は謎。

クレイジーハンドのみが現れる事はほとんどなく、大抵マスターハンドとセットで現れる。
高難易度のモードではマスターハンドと2体がかりでファイターと戦う事もあり、両手ならではのコンビネーション攻撃を仕掛けてくることも。

クレイジー(狂ったような)の名前通り、マスターハンドよりも凶暴かつ特異な挙動をするのも特徴。

概要

勝ちあがり乱闘では多くのルートでボスとして登場するが、登場パターンが4種類存在する。

ルートボスの登場パターン
アイスクライマーミュウツークロムメタナイトピットディディーコングリュウガオガエンバンジョー&カズーイベレト / ベレスセフィロスホムラ / ヒカリソラマスターハンド&クレイジーハンド
(無条件で両方が登場)
ファルコケンクレイジーハンド
(ホンキ度7.0以上でマスターハンドも登場)
ピカチュウポケモントレーナーミュウツー→マスターハンド
(クレイジーハンドは登場しない)
上記及びプリンベヨネッタテリースティーブ / アレックスカズヤ以外の、他のボスが登場しないルートマスターハンド
(ホンキ度7.0以上でクレイジーハンドも登場)

アドベンチャーでは、マスターハンドは光の世界で橋を壊したり通行を妨げるバリアを張るなどの妨害を行い、最後にキーラ戦直前で戦う。東側の雲海ルート、西側の宇宙ルートの両方に現れるが、片方を倒せば以後は登場しなくなる。
クレイジーハンドは、闇の世界で「謎の空間」に向かう北ルート、「ドラキュラ城」に向かう南東ルート、「聖地」に向かう南西ルートにそれぞれ1体ずつ登場。こちらは全て倒さなければいけないため、3回交戦する事になる。
最終決戦では光と闇両方の陣地に1体ずつ初期配置されている他、これを倒すと増援のスピリットと共にマスターハンド、クレイジーハンドの本体が登場。倒す事でキーラ・ダーズの支配から彼等を解放でき、これが真エンディングの条件の一つとなる。
なお、本体とのバトル以外ではマスターハンド、クレイジーハンドは一部の攻撃を使用してこない。

過去作品と同様、基本的には終点で戦うが、本作の勝ちあがり乱闘では終点以外のステージにマスターハンド(&クレイジーハンド)が登場するルートが一部存在する*2

本作のマスターハンドとクレイジーハンドは過去作以上に攻撃のバリエーションが増え、更には指を鳴らしてのテレポートや『64』以来となる方向転換も使用してくる。
ただし、本作では一定のダメージを与えるとダウンさせられるようになった。ダウンしている間は攻撃のチャンス。
なお、画面奥から突っ込んでくる攻撃をカウンターしてダウンさせた場合、画面やや手前に落ちてしまい攻撃が届かなくなることがある。
その他、今作のハンドは身体の押し出しが強いのでガケつかまり移行が遅いファイターで復帰する際は注意。例えばセフィロスの八刀一閃復帰はマスターハンドがガケ端にいるだけでガケをつかませて貰えない場合がある。

攻撃

共通

テレポート

今作からの新しいワザ。指を鳴らす動作と同時に瞬間移動。

体力が高い時は使用頻度が少ない。体力が低い時は連続して使うこともある。

ひっぱたく

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横方向に平手打ち。予備動作が少ない上にそこそこふっとばす。

指ビーム

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伝家の宝刀指ビーム。

攻撃範囲が広いが、手首側にはビームが来ない。回り込めば安全な上に攻撃の大チャンス。
喰らった場合は連続でヒットし最終段でふっとばされる。シールドでは防ぎきれないことが多い。

飛行機

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手を飛行機の形にして飛び上がり、画面奥から突撃する。

マスターハンド、クレイジーハンドの攻撃の中でも特に威力が高く、当たると上に強くふっとばされる。シールドもかなり削られるので、タイミング良く回避した方がいい。カウンターすれば中々のダメージなため、カウンター持ちなら狙ってみるのも悪くないが反撃の遅いファイターはスカされてしまう。

また、ワザの発動時と終了時には手の甲に攻撃判定があるので注意。

ドリル

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画面上からドリルのようにきりもみ回転して急降下する。

連続ヒットし、最終段を喰らうと埋まり状態になってしまう。ガードではガード漏れしてしまうため防ぎきれない。
地上回避より空中移動回避の方が避けやすい。また、ソニックリトル・マック等は走って逃げた方が確実。

マスターハンド

チャクラム

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今作からの新しいワザ。2つのチャクラムを飛ばして攻撃。

チャクラムはブーメランのように戻ってくるので、行きと帰りで二度攻撃してくる。

パーつぶし

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空中でグーを構えながら狙いを定め、パーにして叩き潰す。叩き潰した瞬間、左右に押し出しの風が発生する。

タイミングはやや読みづらいが、慣れてしまえば余裕を持って回避できる。また、カウンター持ちはカウンターのチャンス。

指鉄砲

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指鉄砲の形を作り、指から弾丸を放つ。体力が減ると一度に3発も放ってくる。

しばらくファイターに狙いを定めるが、弾丸を放つ直前に指が光って少しだけ動かなくなるのでそのスキに回避しよう。
また、弾丸は反射可能なので反射持ちはチャンス。

鉄球をころがす

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今作からの新しいワザ。マスターハンドの手のひらサイズという大きな鉄球を何個か連続で投げる。
鉄球は地面を転がるが、バウンドする物もある。

鉄球は強い攻撃を当てればゴルドーのように弾き返せる。また、のように大きなアイテムとして持つことも可能。
シールド削りが大きく回避ではかわしづらいため、これらの対処法がとれると良い。

握り横投げ

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ファイターをつかみ、握り潰してから放り投げる。

つかむ前にファイターを追跡してくるので、マスターハンドが距離を詰めてきたら攻撃の合図。
つかまれた場合はレバガチャで脱出可能。

指パッチン

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しばらく溜めた後に指パッチン。地上で喰らうとふらふら状態になってしまい、空中ではしびれ状態になったあとにふっとぶ。

指を構える予備動作は分かりやすいのだが、攻撃が出るタイミングが読みづらい。しかもガードやカウンターは不可能なので、回避でしか対処できない。

剣山

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今作からの新しいワザ。人差し指でステージをなぞり、そこから光り輝く剣山を出す。
剣山は長く残り、触れると上にふっとばされる。

ただし、マスター&クレイジーの「ドリル」、マスターハンドの「パーつぶし」でこの剣山に触れると相手がダウンし、剣山も消える。両手の連携ワザには無効。

いつも使ってくるとは限らないが、チャンスが来たら積極的に剣山に誘き寄せよう。

ペイントボール

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今作からの新しいワザ。ペイントボールをファイターめがけて放り投げる。

ボールに触れてしまう(シールドもダメ)とインクリングの攻撃と同じくペイント状態になってしまう。
被ダメージが大幅に増えてしまい、連続でくらうとあっという間にダメージが100%を超えてしまう。
また、ファイターだけでなく画面にもインクが付いてしまい、しばらく画面が見辛くなる。

エネルギーショット

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画面奥から火球を発射し、自身もグーパンチを繰り出す。前作にあった「エネルギートス」と「奥パンチ」を組み合わせたようなワザ。

この火球が画面奥から飛んでくるため非常に避けにくく、火球に気をとられると本命のパンチが飛んでくる。
攻撃のタイミングが絶妙で、全て回避しきるのは困難。パンチはカウンターできるが、反撃が遅いファイターは避けるタイミングを掴むしかない。

反射衛星砲

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今作からの新しいワザ。ステージ上部からビームを放ち、ステージ各所に設置した反射板で様々な方向に飛ばす。

反射板のパターンは多く、反射板そのものにも攻撃判定がある。
ビームを撃っている間は完全無防備なので、素早くルートを把握して安全なところから攻めればOK。

クレイジーハンド

爆弾散布

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手のひらを下に向け、指から大量の爆弾を落とす。

一つ一つが強力で、シールドではまず防ぎきれない。距離をとる必要がある。
ただし、本作では爆弾を落としている最中にも近づいてくるので離れても油断しないように。

指を伸ばす

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今作からの新しいワザ。人差し指を曲げる構えをとり、指をものすごく伸ばして攻撃。ちょっとシュール。

当たると何故か氷結状態になる。
指が光った瞬間、もしくはその時の音が鳴った瞬間に空中緊急回避をすると避けられる。カウンターも簡単な部類。

クモ

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画面左上で待機したあと、クモのように地面を這って突進する。

ステージ中央でジャンプすれば簡単に避けられる。
スピードも速くないのでカウンターも余裕で当てられるが、足場端のフィニッシュ部分以外は威力が低い。欲張って当たるくらいなら威力が低い部分で妥協したほうが良い。

のたうつ

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ステージ中央でバタバタとのたうち回る。

攻撃中は少しずつこちらに近づいてくる。攻撃時間が長く、初段からガードすると確実にガード漏れするので注意。
巻き込まれた後でも最後のフィニッシュを回避できることがあるので、くらっても最後まで諦めずに回避を試みてみよう。

握りたたきつけ

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ファイターをつかみ、握り潰してお花状態にしてから地面に叩きつける。
お花のスリップダメージがある分マスターハンドのつかみよりタチが悪い。

つかむ前にファイターを追跡してくるので、クレイジーハンドが距離を詰めてきたら攻撃の合図。
つかまれた場合はレバガチャで脱出可能。

重力球

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今作からの新しいワザ。手のひらからブラックホールのようにファイターを吸い込む重力球を2個放つ。吸い込み系なので当然シールドは効かない。
重力球に吸い込まれるとメテオみたいに下に叩き落される。
場外でこれを食らってしまうと問答無用でミスとなるため注意。

重力球の動きが絶妙に遅く、非常に避けづらい。マスターハンドもいる状態ではかなり厄介な攻撃。
出現後、3回移動してから消えるので回数を覚えておけば安置も見えてくる。
数え間違えてウッカリ死亡ということだけにはならないように気を付けよう。

掘りあげる

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今作からの新しいワザ。地面を引っ掻き、掘りあげるように衝撃波を飛ばす。

衝撃波の射程は決して長くないが、縦に長く伸びているためジャンプで避ける際は注意。
また、掘りあげる時の腕にも攻撃判定があるので、接近しすぎると腕→衝撃波の連続攻撃を喰らってしまう。
ただし、腕の攻撃をくらった後も回避行動は取れるので、うまく入力すればフィニッシュを回避できる。

にらみつける

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今作からの新しいワザ。親指と人差し指で目の形を作り、そこからサーチライトを発射。
ファイターがライトに当たった場合はロックオンし、少し間を空けてフラッシュさせファイターをお花状態にする。
地上でくらうと更にふらふら状態も加わる。

回転するサーチライトは当たる直前に緊急回避を行えばロックオンされないので、中断するまで回避に専念すること。
万が一ライトに当たってしまった際はフラッシュのタイミングが分かりづらく、慣れないと回避が難しい。
完全に細くなりきったところで空中緊急回避をすると避けられる。

火車

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今作からの新しいワザ。5つの指から、青い炎を出す。
炎はクレイジーハンドの周りを回転した後、5方向に飛んでいく。

攻撃の位置は毎回固定なので比較的避けやすい。炎の間をくぐるように回避を。
または炎が収束してくるところをガードでやり過ごし、
最後の放出前に安置へ移動するようにしても良い。

連携ワザ

W指ビーム

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今作からの新しいワザ。ステージ上部に移動し、指ビームを両手で放つ。

片手での指ビームと違い、画面の方を正面に迎えて攻撃するので1本のビームの攻撃範囲は狭い。
それでも大量のビームが一度に襲いかかるので、手の下にいてはとても避けきれない。
ガケ端でジャンプしていれば安全。余裕があれば空中攻撃を一回は当てられるか。

スクラッチ&ブロー

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クレイジーハンドが左からステージを這って突進し、ワンテンポおいてマスターハンドが右からパンチ攻撃。

クレイジーハンドの突進は多段ヒットなので、一度引っかかると連続で攻撃されマスターハンドのパンチも受けてしまう。
しかし、どちらの攻撃も地面すれすれを攻撃するので、ステージ中央で高くジャンプすればまず当たらない。

ファインダー

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今作からの新しいワザ。親指と人差し指でカメラのファインダーを作り、その後画面の範囲をサドンデスの様に大幅に狭くする。

ダメージ判定はないがふっとばしリスクの増大や敵の攻撃の避けにくさなど非常に危険なワザ。
敵だけでなくプレイヤーもダッシュする攻撃で画面外に出てしまいがちなので要注意。
敵が密着するのでこちらの攻撃も当てやすくなるのはメリット。ダウン狙いで猛攻をかけるのもあり。
なお、ファインダーを作る動作中にダウンさせた場合のみ、画面がもとに戻る。一旦作られるとダウンさせても狭いままなので注意。

ほえる

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今作からの新しいワザ。影絵の犬を形作り、咆哮で怯ませる。
咆哮は3回行われ、3段目を地上で受けるとふらふら状態になる。

3段目の攻撃範囲は広く、シールドでもやり過ごせないので回避が必須。
空中ならふらふら状態にならないが、代わりにダメージが増えてしまう。

1,2発目をくらっても回避行動は取れるので、落ち着いてフィニッシュだけは回避しよう。

パンチキャッチ

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クレイジーハンドがパンチをし、マスターハンドが受け止める。パンチとキャッチで2回判定が出る。

タイミングが分かりやすく、ジャンプで容易に躱せる。また、カウンター持ちはカウンターの絶好のチャンス。

電気ショック

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今作からの新しいワザ。手を擦って電気を発生させ、ステージ全体に叩きつけて電流を流す。

予備動作が長く、ガケ端でジャンプしていれば回避可能。

コメント


*1 『X』のアドベンチャーモード「亜空の使者」では、ラスボスに洗脳され、表向きの亜空軍の首領とされていた。後に反撃を試みる場面がある。
*2 ドンキーコングのルートではニュードンク市庁舎に、ジョーカーのルートではメメントスに、セフィロスのルートでは北の大空洞に登場する。なお、いずれも終点化している。