ステージ/KOFスタジアム

Last-modified: 2024-02-28 (水) 13:09:16

KOFスタジアム.jpg

●出典:餓狼伝説 シリーズ

原作でのKOFスタジアム

『餓狼伝説』や『龍虎の拳2』にて、ギース・ハワードが開催した格闘大会「キング・オブ・ファイターズ*1」の会場をイメージした舞台。

タイトルの通り、後のSNK製作品のキャラクター達が集うオールスター型の格闘ゲームである『ザ・キング・オブ・ファイターズ』のプロトタイプ的な存在である。
実際に"KOFスタジアム"という名称のスタジアムがあるわけではないが、KOFシリーズはスタジアム類の場所を表向き決勝の舞台として用いることも多い。しかし大体主催者が常軌を逸した存在である関係上、ラスボスと戦うために敵の根城だったり異界のような到底カメラが回ってるとは思えない場所に連れ去られたりすることも多々あるので、ラスボス戦をこういったスタジアムのような場所で戦うことは意外と少ない。
おおよそは大々的な格闘大会なのだが、『餓狼伝説』や『龍虎の拳2』他、一部のKOF作品だと全く人気のない路地裏などで戦う、世間に非公開の大会だったこともある。その場合はそもそもスタジアムすら用意されていないことも。

解説

2019年11月6日より、DLCファイターテリーとセットで配信されたステージ。

通常時は足場も無く、ほぼ平坦な土台のみの地続き型ステージ…に見えるが、ステージ両端にはさながら格闘ゲームにおける「画面端」を連想させる「見えないカベ」が立っている。
これは『リアルバウト餓狼伝説』にあった壁(というよりホームランコンテストのバリア)に近いもので、
相手のダメージが低いうちは基本的に跳ね返されるだけだが、ダメージをためて勢い良くふっとばすと特殊な演出と共にカベを突き抜けて撃墜するという仕組みになっている。

カベを貫通するかしないかは、カベ受け身の可能不可能同様に、蓄積ダメージではなくふっとびスピードを参照している可能性が高い。
中央でふっとばした時と比べて画面端付近でふっとばしたほうが、速度の高いうちにカベに当たるため、蓄積ダメージが低くてもカベを抜けるようになる。このため一般的な地続き型ステージ同様、ラインを押して早期撃墜を狙うといった戦略もある程度は可能。
ホームランバットなどでかっとばした場合は例外的にどこで当てても一撃でカベを突き抜けるので、問題なく使用できる。
また、カベがあるのはあくまで「画面左右の端」だけなので上方向には普通に星にできる。
飛び道具は基本的にカベをすり抜けるが、ピクミンチコのように、ファイター扱いだからか跳ね返るものも一部存在する。

背景には『餓狼伝説』をはじめ、『THE KING OF FIGHTERS』『龍虎の拳』『サイコソルジャー』『怒』といったSNK作品から、合計20名ものゲストキャラクターが登場し乱闘を観戦する。
誰が登場するかはランダムだが、BGMに関連の深いキャラクターが登場しやすくなる。
ただし、5人以上の乱闘の場合は誰も登場しない。

ゲストキャラクター

アンディ・ボガード

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●対応BGM:パスタ:餓狼伝説2

テリーの義弟で、義父のジェフを殺害したギースへの復讐を誓う。骨法の使い手で、不知火流体術の継承者。
詳しくはリンク先を参照。

尚、アンディと恋仲であり、『餓狼伝説』シリーズひいてはSNKを代表する女性キャラの一人である不知火舞は、肌の露出によるレーティング上の問題で残念ながら不参加。

ジョー・ヒガシ

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●対応BGM:タイ南部の伝えたい新しい詩:餓狼伝説2

タイに渡りムエタイの王者となった日本人。テリー達とともに大会に参加する。
詳しくはリンク先を参照。

ギース・ハワード

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●対応BGM:ギースにしょうゆ:餓狼伝説SPECIAL / ギースにしょうゆ -KOF XIV ver.-

サウスタウンを裏で牛耳る悪の帝王。ビルから落ちるのがお約束。
詳しくはリンク先を参照。

ロック・ハワード

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●対応BGM:なし

『餓狼 MARK OF THE WOLVES』の主人公で、ギースの忘れ形見。幼少期に母を病気で失くし、その後はテリーに育てられる。
ギースの死から10年後、ロックの母の秘密を知るという人物から送られた招待状に導かれ、「キング・オブ・ファイターズ」に参加する。
テリーとギース両方の技を使用でき、さらには2人の技を組み合わせたオリジナル技を開発するなど素質の高さをうかがわせる。
また、「暗黒の力」を宿しているらしく、スマブラでも時折力の暴走に苦しむ様子が見られる。
旧KOFスタッフの意向でKOF本編では使用キャラとしての参戦が控えられていたが*2、KOF14のDLCにて初参戦。
その時テーマ曲が入れ替えられたのは色々話題となった*3

ビリー・カーン

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●対応BGM:ロンドンマーチ:餓狼伝説2

腕っぷしだけでギースの右腕にまで上り詰めた男。バンダナが特徴的な棒術使い。
ギースに絶対の忠誠を誓い、彼に歯向かう者には容赦しない凶暴な性格。
が、趣味が洗濯だったり、リリィという妹の前ではただのお兄ちゃんになったりという一面も。
初代では棒を投げつける攻撃を繰り出したあと、棒が戻ってくるまで内股で怯えるというキャラ崩壊もののワザを持っていた。
今回は『KOF '97』でのジャケット姿で登場。ゲーム内ではどうやっても見られないが、背中の禁煙マークもバッチリあるとのこと。

タン・フー・ルー

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●対応BGM:なし

八極聖拳の伝承者であり、ジェフやギースの師匠。後にテリーも彼の弟子となる。
旋風剛拳などの必殺技を使用する際は筋肉ムキムキの大男の姿になる。

キム・カッファン

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●対応BGM:ソウルに行こう!:餓狼伝説2 / Tame a Bad Boy:KOF XIII

『餓狼伝説2』から登場するテコンドーの達人。悪を許さない正義漢で、妻と二人の息子がいる。
『KOF』シリーズでは後述のチャン・コーハンとチョイ・ボンゲの更生指導をしている。
詳しくはリンク先を参照。

山崎竜二

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●対応BGM:なし

『餓狼伝説3』から登場する、香港を拠点に活動する闇のブローカー。
沖縄の孤児で、13歳のときにヤクザの反町に拾われ、喧嘩空手と裏社会での生き方を教わった。山崎は反町を兄のように慕っていたが、20歳のときに反町が組織の裏切りにより殺されたことで狂気に陥り、組長を殺害して日本中の闇組織をすべて敵に回し香港に逃亡する。
いつも左手をポケットに隠しているが、これは反町に左手の拳の威力を褒められたことがあり、左手を見ると過去のトラウマを思い出し理性が抑えられなくなるため。
『KOF』ではオロチ八傑集の一人という設定になっているが、本人は八傑集の意志と力が完全に目覚めなかったのでオロチ復活に全く関心がない。

ブルー・マリー

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●対応BGM:ね!:KOF '94

不知火舞に次いで登場した『餓狼伝説』2人目の女性キャラクター。初出は『餓狼伝説3』。
コマンドサンボを格闘スタイルに持つフリーランスのエージェント。彼女の祖父である周防辰巳は、かつてギースに古武術を教え、彼に殺された人物である。
テリーとはいい感じの仲に見えるが、あくまで「いい飲み友達」とのこと。
不知火舞にも引けを取らないナイスバディだが、彼女はCERO的には問題なかったようだ。

草薙京

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●対応BGM:ESAKA!!:KOF 2002 UM / Esaka Continues...:KOF XIII / Yappari ESAKA:KOF XIV / New Order -KOF XIV ver.-

『KOF』シリーズ初代主人公にしてシリーズの看板キャラクターの一人。永遠の学生。
詳しくはリンク先を参照。

八神庵

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●対応BGM:嵐のサキソフォン2:KOF '96 / New Order -KOF XIV ver.-

『KOF '95』で初登場した、京のライバル。『KOF』を代表する人気キャラクターでもあり、近年は異世界転移したり蕎麦処を開いたりとスピンオフやゲスト出演に大忙し。
詳しくはリンク先を参照。

大門五郎

大門.jpg

●対応BGM:ESAKA!!:KOF 2002 UM / Esaka Continues...:KOF XIII / Yappari ESAKA:KOF XIV

『KOF』シリーズに登場するキャラクター。京と同じ日本チームに所属する柔道の金メダリスト。
柔道らしい投げ技に加えて、地面を叩き地震を起こす「地雷震」を用いる。
KOF特有の「コマンド投げをコンボに組み込める」「コマンド投げの後は受け身を取れないので起き攻めで有利な状況を作りやすい」というシステムに愛されている「約束された強キャラ」枠。
他にも一人歩行音が違う(下駄の音が鳴る)など、スタッフにも優遇されている節もある。

チャン・コーハン

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●対応BGM:Tame a Bad Boy:KOF XIII

大きな鉄球を担いだ超巨漢の脱獄囚。チョイと共にキムの下で更生中。ただし、当人は更生する気は全くないがキムやその同門のジョン・フーンが怖いので嫌々つきあっている。
ステージ背景では妙にくねくねしている。
『KOF ALLSTAR』にて衝撃的な公式女体化を披露した。

チョイ・ボンゲ

チョイ.jpg

●対応BGM:Tame a Bad Boy:KOF XIII

両手の鉤爪を武器とする切り裂き魔。こんなナリだが本業は精肉屋のオヤジで妻子持ち。チャンと共にキムの下で更生中。
ステージ背景でやたらくねくねしている様子からも見て取れるように、かなりのキワモノキャラ。「~でヤンス」が口癖。

麻宮アテナ

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●対応BGM:森の世界:アテナ / サイコ・ソルジャーのテーマ / サイコ・ソルジャーのテーマ 海外版

『サイコソルジャー』の主人公。超能力を駆使して悪と戦うサイコソルジャー。
『KOF』シリーズでは大人気のアイドルという設定も追加されている。
詳しくはリンク先を参照。

リョウ・サカザキ

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●対応BGM:ART OF FIGHT:龍虎の拳 / 龍虎の拳 Ver.230000000.0:餓狼伝説SPECIAL

『龍虎の拳』シリーズの主人公。「無敵の龍」の異名を持つ格闘家と言わざるを得ない。
詳しくはリンク先を参照。

ユリ・サカザキ

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●対応BGM:ね!:KOF '94

『龍虎の拳』シリーズに登場するキャラクターで、主人公リョウの妹。
初代『龍虎の拳』ではMr.BIGの組織に誘拐されるヒロインだったが、続編の『龍虎の拳2』で極限流を習いわずか一年で会得、さらに独自のアレンジまで加えてしまった。恐るべき才能の持ち主と言わざるを得ない。

キング

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●対応BGM:ね!:KOF '94

『龍虎の拳』シリーズに登場するキャラクター。自己流のムエタイを用いて戦う男装の麗人。
唯一の肉親である弟の手術代を手に入れるためにストリートファイトの世界に身を投じる。
『KOF』シリーズでは主に女性格闘家チームとして参戦。こちらではリョウとのカップリングが取り上げられるが、リョウが恋愛に疎いことと周囲の過剰な横槍によりイマイチ関係が進行しない。
また、彼女はいわゆる「脱衣KO」の元祖であり、初代『龍虎の拳』ではこの仕様により女性であることが判明した(KO時のワザによってその後のセリフの口調などが変わる)。

ラルフ・ジョーンズ

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●対応BGM:DESERT REQUIEM ~Operation02UM~:KOF 2002 UM / W.W.III -KOF XIV ver.- / IKARI -KOF XIV ver.-

『怒』シリーズの主人公で、『KOF』シリーズにも皆勤で登場。赤いバンダナがトレードマークの熱血漢。
詳しくはリンク先を参照。

クラーク・スティル

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●対応BGM:DESERT REQUIEM ~Operation02UM~:KOF 2002 UM / W.W.III -KOF XIV ver.- / IKARI -KOF XIV ver.-

『怒』シリーズの2Pキャラクターで、『KOF』シリーズにも皆勤で登場。青いキャップとサングラスが特徴のクールな男。
詳しくはリンク先を参照。

ステージギミック:なし 時の変化

変化しない。
画面端の見えないカベもそのまま。背景キャラは戦場化終点化してもそのまま残る。
解説に記載されている通り、5人以上の乱闘では背景のキャラは登場しなくなる。

出現しないアイテム/アシストフィギュア/ポケモン

コメント


*1 厳密には後者の方は「キング・オブ・“ザ”・ファイターズ」だったりするが、本作のディレクター・桜井政博氏が公式の場でこのように説明した事とSNK製作品の設定が時代と共に変化するのはよくある事であるためここでは割愛
*2 外部ではカプコンvsSNK2、KOF Maximum Impactシリーズには出ている。
*3 KOF14DLCキャラは、以前使っていた曲のアレンジを引っさげて登場していた。しかしロックはMOWでのテーマ曲に言い逃れ出来ないレベルの盗作部分があったのでどうするかが注目されていた。