ファイター/ピカチュウ

Last-modified: 2024-04-05 (金) 15:30:12

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ピカチュウ

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原作でのピカチュウ

『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモンであり、シリーズ第1作目『ポケットモンスター 赤・緑』から登場する最古参のうちの一種。
高さ0.4m、重さ6.0kg。ぶんるいは「ねずみポケモン」で、全国図鑑No.025。タイプはシリーズ一貫してでんき。
黄色の肌とギザギザのしっぽ、両頬にある赤丸がトレードマーク。
尻尾の先が平坦になっているのがオス、ハート型になっているのがメス。

頬の赤い丸は電気袋で、ピンチのときにはその電気袋から溜め込んだ電気を放電する。
また弱った仲間のピカチュウに電気を流して元気を分けたり、硬い木の実を電気で焼いて柔らかくしたりと、ピカチュウにとって電気は戦闘から日常生活まで欠かせない存在となっている。

よく懐いた状態のピチューがレベルアップで進化し、「かみなりのいし」を使うことでライチュウに進化する。
ステータスとしては高めの素早さが特徴で、「でんこうせっか」「こうそくいどう」といった優れたスピードを連想させるわざを豊富に覚える。もちろん、自身のタイプと一致したでんきタイプのわざも得意。
進化の途中であるため能力は全体的に低いが、専用の持ち物である「でんきだま」を持たせることで攻撃力が大幅に上昇する。

ポケモンシリーズの初代(第一世代)にあたる『赤・緑』ではシナリオ序盤に攻略することとなる「トキワの森」に低確率で出現するややレアなポケモンという立ち位置。
当時はあくまで151種存在する内の1種に過ぎなかったものの、そのキュートなルックスや序盤では貴重なでんきタイプとして一定の活躍が見込める点もあって当初より高い人気を獲得していた。

アニメ版ポケットモンスターのピカチュウについて

その人気を後押ししたのが1997年4月1日より放送開始されたアニメ版『ポケットモンスター』であり、主人公・サトシの相棒に抜擢*1された事で、一躍お茶の間の人気者となる。

声優を務める大谷育江氏による鳴き声だけで巧みに感情表現する名演*2もあって、爆発的な支持を獲得した。

その支持に押されるままサトシおよびピカチュウはアニメ版ポケットモンスターの主人公として長らく活躍してきたが、2023年3月24日の放送でサトシとピカチュウの物語は完結する事になった。
サトシとピカチュウでやれることをやりつくしたのもあるが、他の長寿アニメの主人公と違ってサトシは「ポケモンマスターになりたい」というはっきりとした夢・目的があるキャラクターだった。
そして2022年の12月には世界規模のポケモンバトル大会「ポケモン・ワールド・チャンピオンシップス」にて悲願の優勝を果たし、世界チャンピオンになったため、流石にこれ以上サトシとピカチュウで物語を展開させるのは限界だった事は想像に難くない。
むしろ25年も続いたことを賞賛されるレベルである。ゲームが原作のアニメで25年も同じ主人公かつ、ここまで続いたのは後にも先にもポケットモンスター位だろう。

通りにサトシ役の松本 梨香(まつもと りか)氏は2023年3月24日の放送でアニメを卒業したが、サトシのピカチュウ役の大谷氏は2023年版でキャプテンピカチュウとして続役する事が明かされた(声は一緒だが、サトシのピカチュウとは別個体)。

そしてアニメ版ポケットモンスターで獲得した人気に応じる形で『初代』スマブラにも『ポケモン』代表選手として参戦したほか、ゲーム本編でも『金銀』からピカチュウが持つと攻撃力が2倍になる「でんきだま」というピカチュウ単体に対する救済要素*3が用意されるようになり、更にはピカチュウを題材・主人公としたスピンオフ作品も数多く発売されるなど、長らく『ポケモン』の代名詞に相応しい待遇を受けてきている。
今となってはピカチュウをも凌ぐ人気を獲得しているポケモンも増えてきたものの、黎明期から現在に至るまで『ポケモン』の人気を支えてきた偉大なキャラクターとして不動の地位を獲得していると言って過言ではない。
もしアニメでサトシの相棒ポケモンとして抜擢されなかったら今のピカチュウはいなかったといってもいいだろう。

本編シリーズでは『ブラック・ホワイト』及び『ブラック2・ホワイト2』を除くすべての作品で入手可能。

8Pカラーの「マスクド・ピカチュウ」について

『ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア』で初登場した特別なピカチュウ、「おきがえピカチュウ」の形態の一つ。
五つのコスチュームに着替えることが出来、コスチュームに応じて通常のピカチュウが覚えない特別なわざを使うことが出来る。
ちなみに♀であり、更に普通のピカチュウの♀とはしっぽの模様が異なる。

マスクド・ピカチュウは「ポケモンコンテスト」の「たくましさ部門」に向いており、もともとはルチャブルの専用技だった「フライングプレス」を使うことが出来る。
代わりに彼女は仕様上ピチュー、ピカチュウ、ライチュウの専用わざである「ボルテッカー」を覚えることが出来ない。
スマブラではきっちりボルテッカーを使えるので安心。

『ポッ拳』ではおきがえピカチュウの中で唯一参戦し、ピカチュウとは全く別の性能のキャラクターとして登場。
通常のピカチュウと比べ、近距離を重視した仕上がりとなっている。

代表作

ポケモンの作品は結構多い上、ポケモンの個体数が極めて多いため、初出演作とピカチュウが主演の作品に絞る。
赤文字は初登場作品

  • ポケットモンスター 赤・緑 1996年/GB
    ポケットモンスターシリーズ本編第一作。発売時点でピカチュウは151匹いるポケモンの中の1匹にすぎなかった。
  • ポケットピカチュウ 1998年
    歩くと画面内のピカチュウも歩き出す、歩数計が内蔵された携帯用小型ゲーム機。歴とした任天堂発売のゲームであり、初の冠タイトル作品。
    1999年にはカラーになった『ポケットピカチュウカラー 金・銀といっしょ!』が発売。
  • ポケットモンスター ピカチュウ 1998年/GB
    赤・緑のマイナーチェンジ版。ピカチュウを最初のパートナーとして旅立つ。
    更に最初にパートナーとなったピカチュウがモンスターボールに入りたがらず生身で連れ歩く形となる、悪の組織ロケット団の一員として「ムサシ」「コジロウ」が登場するなど、アニメ版ポケットモンスターの設定を逆輸入した要素が多分に盛り込まれている。
  • ピカチュウげんきでちゅう 1998年/N64
    しゃべりかけた言葉にピカチュウが応じる、NINTENDO64 VRS(音声認識システム)を使ったゲーム。
  • ポケパークWii ~ピカチュウの大冒険~ 2009年/Wii
    ピカチュウを操作するアクションアドベンチャーゲーム。
    2011年には続編の『ポケパーク2 ~Beyond the World~』が発売。
  • 名探偵ピカチュウ 2018年/3DS
    ポケモンたちと会話のできる自称「名探偵」のピカチュウとコンビを組み、街で起こるさまざまな事件に挑んでいく外伝作品。
    詳しくはこちらのページ
  • ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ 2018年/Switch
    『ポケットモンスター ピカチュウ』のリメイク作品。略称は「ピカブイ」。
    詳しくはこちらのページ

スマブラでのピカチュウ

 

『初代』からの皆勤賞ファイターの内の一人。今では想像しづらいが当時は一番新参者だった*4
ファイター番号は08、通り名は雷撃のねずみポケモン

フォックスキャプテン・ファルコンと並ぶスピードキャラの代表格

空中横移動の最大速度こそやや遅めながら歩き・ダッシュ・ジャンプのいずれもが高水準な性能を誇り、有利な間合い・位置を確保しながら戦う事を得意としている。
飛び道具である通常必殺ワザ「でんげき」の牽制能力やピカチュウ本体の真上から飛び道具を撃ち降ろす形となる下必殺ワザ「かみなり」の対空能力も優れており、相手との位置関係に応じてワザを繰り出していく事でどんな状況にも適応できる。
また、身体が小さく、カービィMr.ゲーム&ウォッチほどではないがしゃがみ姿勢が低く、攻撃ワザも全体的に低い姿勢になる事が多い。
そのため打点が高い攻撃をスカしやすく、とりわけ長身のファイターにはその高い機動力も合わさり非常に捕まりにくい。

通常ワザにも全体的に切れ味の鋭いものが揃っており、接近戦に持ち込めば手数で攻め立てる事が可能。
回転の速い通常ワザを駆使したコンボ性能も高く、特に通常空中攻撃で相手を地上に引きずりおろすテクニック(通称:空N落とし)を用いたコンボ・攻めの継続力は確かなもの。また、下投げがそのコンボの起点となるため、特に低%時の相手に対するつかみの期待値も高い。

上必殺ワザ「でんこうせっか」はややテクニカルながら復帰距離・復帰阻止耐性ともに安定感のある性能を誇り、復帰が絡んだ攻防にも積極的に参入できる。
更に横必殺ワザ「ロケットずつき」はやや緩慢ながら大きく距離を稼ぎつつしりもち落下にならない突進ワザであり、これに上必殺ワザを組み合わせれば復帰距離が届かない状況に追い込まれることはそうそうない。
また、上必殺ワザはそのスピードと移動の自由度の高さから立ち回りにおける移動ワザ・突進ワザとしても機能し、相手に的を絞らせない動きができる。

このように高い機動力と様々な状況に適応できる万能さは特にアイテムなしの1on1が主流となる競技シーンでは高く評価される傾向にあり、フォックスやシークと並ぶ「約束された強キャラ」としてシリーズ通して安定した評価を獲得している。

弱点は、体重がとても軽い点と、全体的なリーチ・判定に乏しい点。
全ファイター中でもワースト10に入るふっとばされやすさであり、迂闊に被弾を許すとあっという間に被撃墜を許してしまう。
また、一撃あたりのダメージ・ふっとばし力は控えめなワザが多く、小柄ゆえ通常ワザのリーチも恵まれている方ではない。多段ヒットのワザが多い関係で相殺を起こしにくく、ワザ同士がかち合う展開にも弱め。
従って、中量級以上のファイターが相手の場合は単純な殴り合いに持ち込まれると押し負ける可能性が高いにもかかわらず、どこかで至近距離まで踏み込まなければ大きなリターンには繋がらないというジレンマを抱えている。

撃墜手段に関しては安定したふっとばし力を持つダッシュ攻撃と上投げ攻撃を持ち、150~160%を越えた相手に対してはいわゆる寿命撃墜を強いやすい。
しかしながら、自身がふっとばされやすい点も加味するとこれだけで撃墜レースに強いファイターと評するには至らない。
ふっとばし力の高い横スマッシュ攻撃「ショートでんげき」や下必殺ワザ「かみなり」はリーチに優れるもののスキの大きめな大ワザとなっており、上手く活用するには重量級のような読みが求められる。
従って、持ち前のスピードを活かし相手の攻撃に当たることなくこちらの攻撃だけを一方的に命中させる立ち回り、一度のチャンスを逃さず的確にコンボや連係を決めるテクニック、小ワザでの競り合いと大ワザでのフィニッシュ両方への対応能力が備わっていて始めて真価を発揮できるファイターとなっている。

スピードタイプのファイター中でもピカチュウは挙動のクセが少なめでワザの引き出しも多く、動かすだけなら本作からスマブラを始めた初心者にもオススメできる(ただし、上必殺ワザの2段目の発動だけは要練習)。
そして、難易度の高いコンボやスピードで相手を翻弄するプレイ、スキはあるがリーチや撃墜力に優れた大ワザといった熟練したプレイヤーが使って始めて真価を発揮できる要素も多く、上級者にとっても歯応えがありやり込みがいのある性能の持ち主。
総括して、ポケモンの顔に相応しい万人に適した性能と安定した強さを持つファイターと言える。

乱闘ルール下では限られた撃墜手段から撃墜レースには不安要素が残り、自身が撃墜されないよう乱闘の輪を避けつつ蓄積%が溜まってきた相手を優先的に狙ったり他の参加者がふっとばしたファイターに復帰阻止を決めて得点権を奪取したりといった、ハイエナの如くずる賢い立ち回りが重要となる。
アイテムありのルール下ではピカチュウのネックである撃墜力の低さを強力なアイテムで補う事ができ、かつスピードに恵まれるピカチュウは争奪戦でも有利となる。反面、相手に強力なアイテムを拾われてしまうとその軽さも相俟ってあっけなくやられてしまう事も多いため、スピードを活かして上手く逃げ切ろう。

声優は大谷 育江(おおたに いくえ)。『スマブラDX』で収録された声が使用されている。

キャラタイプ 軽量級/スピード・コンボタイプ/1on1向け

素早さを活かしてアイテムの迅速に回収したりふっとんだ相手を横取りしたりといったテクニックを駆使することで乱闘でも十分に活躍できるが、真価を発揮するのはその攻守に渡って安定した性能が最大限発揮される1on1だろう。

ステータス

基本性能

歩行速度走行速度ジャンプ高度
最大初速最大通常空中
1.3021.982.03917.1235.535.5
空中横速度落下速度体重
加速最大重力最大急降下
0.10.9570.0951.552.4879
ジャンプ回数しゃがみ歩きカベジャンプカベ張りつき空中つかみ
2回××

特殊性能

  • 無し

長所/短所

長所

  • 身体が小さく、相手の攻撃に当たりにくい。
    • 着地姿勢が低く、一部のコンボを回避できるなんてことも。
  • 運動性能が全体的に高めで、特に地上でのダッシュ速度は全ファイター中でも上位に食い込む。
  • 2種類の独立した復帰ワザを持ち、復帰距離に優れる。また、上必殺ワザは速度と軌道の自由度に優れており復帰阻止耐性も高い。
  • 発生・後隙に優れたワザが多く、近距離でのコンボ・連係が得意。
  • 全体的にワザの持続が長く、復帰阻止が強力。
  • スタンダードかつ優秀な飛び道具を持ち、様々な状況から遠距離牽制を仕掛けられる。
  • 素早いダッシュ、優秀なDA、相手の暴れに引っかかりにくい小ささ、高空を即座に攻撃できる下必殺ワザを持つ事などから着地狩りが強い。
  • 基本はスピードキャラながら大振りな撃墜ワザをあわせ持つ。

短所

  • 体重が非常に軽く、ふっとばされやすい。
  • 単発火力は低め。多段ヒットするワザが多いこともあって相打ちに弱い。
  • 通常ワザのリーチが短く、判定が強いものも少ない。
  • 近距離ワザで撃墜をしなければならないにもかかわらず壊されやすいため安定させるのが難しい。
  • 撃墜手段が限られており、早期撃墜や複数人をまとめて撃墜といった芸当も苦手。
  • 上必殺ワザは制御が難しく、慣れないと復帰でミスをしやすい。
  • 理想的なコンボ・連係の難易度が非常に高く、攻めの強さを引き出すにはかなりの練習量を要する(これを弱点と捉えるかどうかは人による)。

使いやすさ/使いこなしやすさ

使いやすさ使いこなしやすさ
★★★★☆★★☆☆☆

軽量級スピードタイプらしくリーチの乏しさや単発火力の平凡さを速さや判断で補う必要があり、本質的には丁寧な動きを要求されるファイター。
とはいえその手のファイターの中では動きにクセがなく、空中から撃ち下ろす通常必殺ワザなど始めのうちは適当に撒けるワザにも恵まれている方。
体格の割にリーチのある横スマ、比較的振り回しやすい上スマ、上投げ→下Bなど安直に使える撃墜手段もそれなりで、初級対戦なら撃墜にも困りにくい。
上必殺ワザの制御だけは多少の慣れを要するが、とりあえずスピードタイプを使ってみたいというプレイヤーにはおすすめできる。

一方でその強みをフルに引き出すとなると、正確な操作、高難度で時にアドリブも要するコンボや連係の数々、スピードを生かして一方的に強みを押しつける立ち回りや撃墜拒否など様々な技術と感覚を磨く必要がある。

前作から及びアップデートによる変更点

色の意味
…強化…弱体化…ワザ変更
…バグ修正…バグ追加黒…その他
前作から

前作から


  • 通常空中攻撃
    • 電撃をまとった多段ヒットの攻撃に変更された。
  • 下空中攻撃
    • メテオが可能になった。
  • 通常必殺ワザ
    • 全体Fが6F低減。
    • 弾の寿命が延び、射程が伸びた。
    • ウェーブの高度が上がった。
      • 対空ヒットしやすくなった。
      • 低姿勢で抜けられやすくなった。
  • 上必殺ワザ
    • 移動方向を示す矢印が出るようになった。
    • 崖キャンセルのテクニックが削除された。
  • 最後の切りふだ
    • 「ボルテッカー」の仕様が変更され、高速で縦横無尽に動き回り放電でフィニッシュするものになった。
      • また、最初の攻撃を当てないと不発で終わってしまうようになった。

Ver.2.0.0


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  • つかみ攻撃
    • ヒットストップの時間が短くなった。

Ver.3.0.0


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  • 通常必殺ワザ
    • シールドに対する攻撃力が下がった。

Ver.3.1.0


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  • つかみ
    • つかみ範囲が広くなった。

Ver.7.0.0


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  • その他
    • シールドのサイズが大きくなった。

Ver.9.0.0


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  • 前空中攻撃
    • 連続ヒットしやすくなった。

通常攻撃

弱攻撃 ずつき

※ステータス欄の表記は[根本/中間/先端]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
1%/1.2%/1.4%身体→(0°)×2F17F

体を突き出して頭突き攻撃。

スマブラでは珍しい単発の弱攻撃。7F以降は弱でキャンセルできるため、ボタン長押しすると6F間隔で百裂攻撃並に高速連射できる。

先端の衝撃波部分まで攻撃判定があるため見かけよりは長いが、それでもリーチは最低レベル。発生が早くても地上の暴れや後隙の誤魔化しには使いにくい。
加えてヒット中は相手を押し出す効果があるため、連射力の割にヒットするのは精々2~3発程度。ヒットストップも短いため拘束力も弱い。

立ち回りではあまり使えないワザだが、ダウン連に対応しているのが強み。
ピカチュウはダウンを狙えるワザを多く持つので、チャンスが来たら積極的に狙いに行こう。

ダッシュ攻撃 ジャンプずつき

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
11%身体↗(60°)%%6-8F35F
持続6%↑(70°)%%9-12F

前方に飛び込みながら頭突き。

発生が早く、ピカチュウのダッシュ速度も相俟って当てやすい優秀なDA。加速するため実質的なリーチも長い。
更にDAにしては高めのふっとばし力があり、150%前後を目途に上方向へ撃墜を狙える撃墜手段となる。
後隙は相応にあるが、ガードした際のノックバックが大きく、モーションの関係でやや姿勢が低いため状況によってはそこまで反撃されにくい。

差し込み・着地狩り・コンボなどに用いて蓄積から撃墜までこなす便利なワザ。ダッシュから掴みとの2択をかけやすい。
通常必殺ワザを避けて近付いてきた相手にコレで差し返してふっとばし距離を取り直すのはよく見る光景。
ただし、その使いやすさ故にOP相殺を重く乗せてしまいがち。ピカチュウにとっては貴重な撃墜手段なのもあり、これにOPが乗っていると肝心な時に撃墜できなくなってしまうので時には敢えて温存する判断も必要。

強攻撃

横強攻撃 りょうあしげり

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
上シフト10%足 電撃→(361°)%%6-8F29F
無シフト9%%%
下シフト8%%%

電気をまとった両足蹴り。

優秀な発生とそれなりのリーチを持つ。ピカチュウは弱攻撃が使いづらいので、その代わりとして近距離の暴れ・追い返しなどに使えるワザ。
180%ほど溜まった相手なら撃墜できるため、撃墜に困ったときの最終手段としても使える。

リーチがそれなりとはいえ「ピカチュウにしては」それなりなだけなので、差し合いや牽制に使えるようなワザではない。多様は禁物。

また、上下シフトが可能で、下シフトはガケつかまりに当たる。持続が少し長めなのも優秀で、相手がガケをつかまる瞬間を狙いやすい。

上強攻撃 しっぽアタック

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
5%身体↑(105°)/↑(110°)%7-13F26F

後方から半円状にしっぽを振り回す。

スキが少なく連射が可能で攻撃範囲も広い、当てた相手は程よく浮かせるためコンボ始動に最適なワザ。
0%付近では上強でお手玉ができ、それ以降は各種空中攻撃に繋いで高火力を稼げる。

前後どちらにも攻撃できるのでめくりとの相性が良く、スキの少なさもあり密着時には頼りになる。空N下りから繋げるのも強力。
ピカチュウの重要な火力源なので積極的に狙っていこう。
唯一、攻撃判定が弱いため対空性能だけは微妙なのは注意しよう。

下強攻撃 あしばらい

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
6%身体→(361°)%%7-8F18F

回転しながらしっぽで攻撃。

前後隙ともに小さく、ピカチュウにしては真横へのリーチが伸びるので使いやすい。しかも尻尾の先端には喰らい判定が無いのでぶつかり合いにも強め。
攻撃時に姿勢が低くなるのも嬉しい。

低%の相手に当てると30%の確率で転倒させられる効果があり、そこからつかみを通して高火力コンボに繋げられる。
さらに中%なら下強→DAが確定し、高%なら受け身・ダウン展開に持ち込める。
気軽に振れるにもかかわらず、いつ当てても莫大なリターンを得られる非常に優秀なワザ。要所では強気に狙っていこう。

スマッシュ攻撃*5

横スマッシュ攻撃 ショートでんげき

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体Fホールド
開始
15%電撃→(45°)%%15-16F53F10F
持続118%98%%17-19F
持続212%%%20-29F

前方に強力な電撃を放つ。

電撃を当てる位置によりダメージとふっとばしが変動する性質を持つ。
電撃が球状になっているところの中心部分が最も威力が高く、その周囲では弱くなる。
最大威力を当てるには密着ではダメ、遠すぎてもダメという難しい間合い管理が求められる。

発生が遅い代わりにリーチと持続が長く、相手のガケのぼりやステップに対しての置きに使える。
クリティカル部分は軽量級らしからぬパワフルさを持ち、中~重量級のスマッシュ攻撃に匹敵するふっとばしを持つ。
見た目こそ大振りだが後隙は少なく、ガードされてもノックバックも相まって反撃を受けにくい。
後隙の少なさを活かした釣りワザとしても使いやすい。

リーチと発生タイミングを覚えてクリティカル部分を読み当てられるようになれば、かみなりと並ぶ早期撃墜手段として重宝するようになるだろう。
また、ダウン連の〆としても効果的なワザ。撃墜シーンで活躍するが、相手との距離次第ではクリティカルを当てるために引きステップが必要になるので注意。

上スマッシュ攻撃 しっぽサマーソルト

※ステータス欄の表記は[身体/尻尾]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体Fホールド
開始
14%/13%身体↑(87°)%/%10-12F44F3F
持続111%↑(85°)%13-14F
持続27%↑(80°)%15-17F

宙返りしながらしっぽで叩き上げる。

早めの発生を持ちながらも高いふっとばし力を誇る、ピカチュウの主力撃墜ワザ。
攻撃範囲は広く、カス当てながらもピカチュウの後方にまで攻撃が及ぶ。

他2つのスマッシュ攻撃は発生か後隙に難ありの大振りワザだが、こちらは発生と後隙がバランス良く纏まっていて素直なスマッシュ攻撃。その代わり他スマッシュと違い持続が短いのが欠点であり、回避を狩りにくい。

高い機動力を活かして相手のスキに差し込むダッシュ上スマ、不用意な攻めに対するガーキャン反撃、空N下りからのコンボなど様々な場面で活用できる。

下スマッシュ攻撃 ねずみはなび

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体Fホールド
開始
1~5段目2%×5電撃→(178°)/↑(90°)/←(178°)×8-21F65F3F
6段目3%電撃→(37°)%%23F
合計13%143%%

尻尾に電撃を纏い、回転して周囲を攻撃。

前後対応かつ攻撃判定の持続が長いため、受け身やのぼり回避を狩るのに最適なワザ。ふっとばしのベクトルが低いのも評価点。必ず自分の向いている方向に吹っ飛ばす。
発生もピカチュウのスマッシュでは最速で、空N下りからコンボもできる。

その代わりに全体Fは長く、リーチも少々心許ない。ふっとばしもスマッシュにしてはやや控えめといったところ。
ガケ狩り以外の場面で使うのはあまりオススメできない。

なぜか異様に重たいヒットストップが設定されており、全段ヒットしきるまでにかなり時間がかかる。乱闘やチーム戦では妨害を受けやすいので注意。

空中攻撃

通常空中攻撃 ピカチュウショック

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
1~3段目1.8%×3電撃×(367°)×3-6F 9-12F
15-18F
38F9F1-36F
4段目3.5%電撃↗(60°)%%21-22F
合計8.9%%%

身体に電気を纏った状態で体当たり。本作からモーションが変更された新ワザで、挙動はミュウツーの空Nに近いか。

リーチが非常に短い反面、発生がとても早い。多段ヒットするぶん持続も長く、相手を巻き込みやすい。
発生の早さを活かした暴れやガーキャン反撃として使うと効果的。

空N下りで最終段が出る前に着地すると、相手が真下にストンと落ちるような挙動を取る。これを利用して様々なワザを繋げ、近距離の攻めを継続できる。
主に低%では上強で打ち上げてさらなるコンボに移行し、高%から上/下スマッシュに繋げてそのまま撃墜を狙える。

差し込みにも差し返しにも使え、ガードに対しても強気に振っていける。
ピカチュウの主力となるワザなので、立ち回りでは積極的に狙っていこう。

前空中攻撃 でんげきドリル

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
1.4%×5電撃↑(60°)/↓(280°)×11-25F41F9F5-31F
4.8%電撃↗(48°)%%27F
合計11.8%%%

電気をまとって回転しながら頭突き攻撃。

多段ワザであり、最終段で前方へ強めにふっとばす。
相手のジャンプ読みで置くのが主な使い道。牽制に振っておくだけでも相手の動きを抑制できる。
ガードされた場合は、途中で急降下を入れて対空時間をずらすのが有効。

姿勢の低い相手には小ジャンプ空前が当たらないので注意。対地に使うには、降りながら振ったり急降下を交えることが重要。
また、単発ダメージが低い故に、相殺や相手の空中ワザとかち合う展開にはやや弱い。

持続の長さを活かし、復帰阻止で使うのも強力。
最終段のふっとばし力がそこそこに高いので、場外で決める事ができれば撃墜も狙える。

最終段以外は当たった相手を引き寄せるので、ヒット中に急降下を入れることでわざと抜けさせて相手を下に落とす擬似的なメテオ(空前落とし)が可能。
地上なら受け身・ダウン展開が期待でき、場外なら復帰阻止で輝く。

後空中攻撃 グライダー

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
通常1~5段目1%×5身体×(367°)%%4-5F 8-9F 12-13F
16-17F 20-21F
43F18F4-37F
6段目3.6%身体↖(45°)%%24-25F
合計8.6%%%
着地4%身体←(361°)%%1-2F18F

フリスビーのように横回転しながら体当たり。

多段ワザであり、最終段手前まででピカチュウに吸い込むように飛ばしつつ最終段で後方へ強めにふっとばす。

威力はフルヒットさせてようやく並といったところで、単発のダメージがとても低い為ぶつかり合いにも弱い。
が、その控えめな威力とスキの小ささから当てた後の展開が良く、ヒット中に大きく横移動できるという特徴もあり、
低%時は空後を何度も連続で当てて相手を真横へ運んでいく芸当も容易にできる。

差し込みや差し返しに強いワザで、攻めの起点としてガンガン振っていきたい。
発生が早いため、シールドキャンセルなどを駆使して反撃・割り込みに使うのも良い。
発生の短さの割に後方へのリーチが優秀なため、ダッシュ攻撃をガードされてすっぽぬけた時に暴れると結構引っかかってくれる。

着地隙が重いのが弱点で、ガードされると反撃は免れない
…と思いきや、モーション中に大きく横移動ができる点と着地時の姿勢が非常に低い点が功を奏し、一部のガーキャン反撃(主につかみ)を避けられたりする。

その極めて長い持続は復帰阻止にも大いに役立つ。特にガケ下から復帰する相手に仕掛ける場合、全段ヒットさせればガケメテオ、途中で抜ければ回避の暴発という極悪な2択を仕掛けられる。
逆に喰らう側になった場合、最終段がヒットしたか否かをちゃんと確認して受け身を取らなければならない。

上空中攻撃 しっぽはたき

※ステータス欄の表記は[根本/先端]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
6%/5%身体↖(68°)%/%4-6F26F14F4-17F
持続4%↗(55°)%7-8F

しっぽで頭上を鋭く叩く。

単発の威力はとても低いが、攻撃範囲が広め。発生が早く、全体動作もとても短いため連発が利く。しっぽには当たり判定がないため相手の暴れにも判定勝ちしやすい。
上強からのコンボ・お手玉として使えるが、当てた位置によって相手のふっとび方が変化するためトレモで要確認。
他にも着地狩りやガーキャン、体勢の立て直しなどその用途は多岐に渡る。

下空中攻撃 でんげきスクリュー

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙着地隙
発生
通常13%電撃↓(270°)%%14-15F47F22F1-38F
持続12%→(361°)%%16-26F
着地4%→(361°)%%1-2F22F

電撃をまとった回転頭突きを真下に繰り出す。

出始めの部分はいわゆるメテオスマッシュであり、地上にいる相手は真上に、空中にいる相手は真下にふっとばす。
また、モーション中に着地した際には周囲に着地攻撃が発生する。攻撃本体と着地攻撃を両方当てられるようになれば優秀なダメージ蓄積手段になる。

前後隙は大きいが、持続が長く判定も強め。ガードされても着地攻撃を出せば反撃されにくいため、相手との縦軸さえ合えば着地暴れとして意外な強さを発揮する。

復帰阻止にも使え、撃墜がやや難しいピカチュウにとっては貴重な早期撃墜手段となる。
また、メテオにならなくても横方向にふっとばせるため展開が良い。火力も地味に美味しい。

つかみ

発生F全体F
通常7-8F36F
ダッシュ11-12F44F
ふりむき12-13F39F

片腕を伸ばしてつかみかかる。

体格の割にはリーチがあり、後隙も少なめ。素早いダッシュもあってつかみは通しやすい部類。
投げ始動のコンボも豊富に存在するのでリターンも高い。積極的に狙いたいワザ。

つかみ攻撃 つかみでんきショック

ダメージ属性発生F全体F
1%電撃1F5F

つかんだ相手を電気ショックで攻撃する。

ダメージが低い代わりに回転率が高く、OP相殺の緩和に役立つ。ただし、実戦で大きく体感することはないと思うが電気の攻撃故かヒットストップが長い為、他の軽量級キャラよりほんの少し効率が落ちる。
とはいえ、OPよりも投げコンでダメージを稼ぐ方が大事なので優先して使うことは少ない。
相手の%が溜まりすぎて上投げ→下Bも繋がらなくなった時には沢山叩いておく、くらいか。

前投げ でんきなげ

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
打撃2%×4電撃→(361°)%%11-14F 15-18F
19-22F 23-26F
43F1-30F
投げ2%↗(45°)%%30F
合計10%

つかんだ相手を電撃で攻撃し、ふっとばす。

電撃部分は打撃判定があり、周囲の相手を巻き込んで攻撃できる。
とはいえ、打撃の範囲が狭く全体動作も比較的長いので横槍を入れられやすく、乱闘には不向き。
展開もあまり良くないため、相手をガケ外に出したいとき以外に使うことは無いだろう。

後ろ投げ じごくぐるま

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
9%↖(135°)%%26F49F1-26F

相手をつかみながら後転して巴投げ。
原作では『赤・緑』から存在するかくとうタイプの技。与えたダメージの1/4を反動として自分も受ける。

投げ自体のふっとばし力はそこまで高くないため、終点などから撃墜を狙うのは非現実的。主には相手をガケ外に出す用途で使うことになる。
反面、地続きステージではピカチュウ自身の足の速さ、そして後転による距離稼ぎによって凶悪な早期撃墜手段になる。

上投げ ヘディング

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
打撃3%↑(80°)%14-15F35F1-16F
投げ5%↑(90°)%16F
合計8%

頭突きで相手を真上にふっとばす。3%部分は打撃投げ。

100%付近になると上投げ→下B(雷雲部分でメテオ)→ピカチュウの放電の連係で撃墜ができる。ベク変されると繋がらなくなるが、その場合はピカチュウがジャンプで移動してから打つことで確定するようになる。
また、蓄積ダメージが160%付近になると直接撃墜を狙えるため、撃墜シーンで活躍する。

下投げ ヒッププレス

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
5%↑(83°)%%21F43F1-21F

つかんだ相手を地面に寝かせて、おしりで踏みつける。

ピカチュウの高火力を支える重要なワザ。
相手を前方に軽く浮かせるため追撃がしやすく、空N・空前・空上などいろいろ繋がる。
低%ならここから空上お手玉や空Nループに移行して50~60%近くの大ダメージを与えることも可能。
そこそこの%でも何かしらコンボができるので、ダメージ稼ぎの場面では下投げ一択で問題ない。

必殺ワザ

通常必殺ワザ でんげき

※ステータス欄の表記は[対地/対空]

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
6%/5%電撃→(361°)×19-52F51F
持続15%/4%53-85F
持続24%/3%86-114F
電気の弾4.8%電撃→(361°)%%19-116F

電気の弾を斜め下に飛ばす。弾は地形に沿って進む。

地上では電撃が地面から円を描くように跳ねて進み、カベやガケがあればそれに沿って進む。
この時の判定はおおよそ見た目通りであり、極端に走行姿勢が低いファイターにはくぐられてしまうことも。

空中やガケ端では電気の弾が斜め下に飛んでいき、地形に着弾すると上述の振る舞いをする。

ピカチュウの立ち回りにおける主軸ワザ。
地面に沿って進むため地上への牽制能力が高く、相手をジャンプで動かしやすい。
空中からNBを撒いて相手をジャンプさせ、着地狩りやジャンプ潰しを起点に有利な展開を作るのがピカチュウの基本方針となる。
相手がジャンプを嫌がってガードしたら、今度は差し込みのチャンス。高リターンのつかみやスキの少ない空中攻撃を仕掛けていこう。

牽制ワザとしては至れり尽くせりの性能だが、発動時の硬直はそこそこ大きめなのが弱点。
空中で撃つならともかく、地上だとそこそこのスキを晒すため反撃を貰いやすい。

また、弾自体はダメージソースとしては期待できない。あくまでも相手を動かす牽制手段であることは忘れないように。

NB撒きは強力な復帰阻止手段にもなる。
ガケに沿って攻撃できるため、下から復帰する相手を怯ませることが可能。
ふっとばしがないためNBそのものが決め手にはならないが、連発していれば相手のガケつかまりを阻止し続けてかなりのダメージを蓄積させられる。その分相手のヘイトも溜めるので注意。

他にも自分が復帰するときにNBをガケに飛ばしておけば、相手のガケ狩りを邪魔して安全にガケを上がれる。
ワイリー基地カロスポケモンリーグ等、ガケが下まで繋がっているステージで効果的なテクニック。

なお、『初代スマブラ』から存在する歴史のある必殺ワザだが、原作には無いオリジナルワザ

横必殺ワザ ロケットずつき

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F
6.2~21.4%→(361°)%%最短:18-52F最短:74F
 
前動作溜め接触
14F通常:~80F
はじき:~60F
21F

力を溜め、真横に突進して頭突きをする。
原作では『赤・緑』から存在するノーマルタイプの技で溜め技の一種。「ずつき」とは完全に別の技。
1ターン目に首を引っ込めて防御を1段階上げ、2ターン目で攻撃する。

ボタンホールドで溜める事ができ、溜め時間に応じて威力と飛距離がアップする。ドンキーコングのNBの様に溜め動作を途中でキャンセルしたり、溜めを次回使用時に持ちこす事はできない。
また、弾き入力をすれば溜めを20F分前倒しできる。

移動距離の長い突進ワザ。
溜め無しでは大したことないが、最大まで溜めればスマッシュ最大溜めに匹敵する強いふっとばしが出る。
しかし、溜めの保持ができないため高威力を出すのは難しく、そうでなくてもスキが大きすぎる。
1on1だとまず当たらないので封印安定。乱闘なら撃墜狙いでぶっ放して場を荒らせるかも。

空中で使った後も自由に動けるため、復帰距離を伸ばすのに活用できる。
しかし、特に斜め上ではなく横から復帰する場合前後隙が大きいので復帰阻止の的にされやすい。特にカウンターを合わせられるともうどうしようもない。
基本的にはジャンプ→上Bだけではどうしても飛距離が足りない時の最終手段として。

復帰に使う場合は溜めるよりも連打した方が復帰距離を稼げる。斜め上にふっとばされた場合さっさと連打してステージ上空に戻った方が復帰妨害を受けにくい。

上必殺ワザ でんこうせっか

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F着地隙
1回目2%電撃↑(70°)%15-19F43F24F
2回目3%%29-33F

目にもとまらぬ高速突進。
原作では『赤・緑』から存在するノーマルタイプの元祖先制技。

入力してすぐに左スティックで方向入力することで、360°好きな方向に移動できる。
移動後に最初に動いた方とは別方向にスティックを向けることで、一度だけ追加で進む事が可能。同じ方向に向けたときやスティックをニュートラルにしたときは追加移動をしなくなる。
1回目、2回目どちらも進行方向を矢印で示してくれる。矢印の色はプレイヤーカラーで決まる。

自由度の高い移動ワザで、長距離・広範囲を高速で移動できる。
上必殺ワザである以上、主な用途は復帰。移動距離が長く、かつルートは豊富に存在するため、相手の復帰阻止を避けて安定した復帰が可能。
しかし、入力がシビアなので慣れないうちは操作ミスを起こして自滅しやすい。どういうルートで復帰できるのか、どのくらいの角度なら方向転換できるのか、トレモで感覚をマスターしよう。

また、突進部分は微弱ながら攻撃判定があり、特に2回目は相手を軽く浮かせる。これにより、中距離から差し込んで密着の展開を作る手段としてかなり使える。
モーション中に着地すれば専用の着地隙が発生しなくなるので、2回目で浮かせてから追撃を仕掛けることも。
他にも追加移動を駆使したヒット&アウェイ、ガケ端に追い込まれ危険な状況を拒否するための逃げ、複雑で広いステージを素早く移動する手段など多岐に渡る使い道がある。

ただし攻撃判定はとても弱く、威力も低いため相手の攻撃と正面からかち合うとあっけなく潰されてしまう。

総じて、ややテクニカルな部分が大きいがピカチュウの強さと奥深さが詰まったワザと言える。ピカチュウの扱いを理解し、高みを目指すならぜひとも立ち回りに取り入れたい。

下必殺ワザ かみなり

ダメージ属性ベクトル撃墜%
中央
撃墜%
ガケ端
発生F全体F無敵F
雷雲6%電撃↓(270°)%13-15F 21-23F86F
8%↑(70°)%16-85F 24-93F
放電15%↗(361°)%%1-2F地上:41F
空中:35F
地上:1-10F
空中:1-8F

ピカチュウの真上に雷雲を発生させ、雷を落とす。雷がピカチュウに当たると放電する。
原作では『赤・緑』から存在する。30%の確率で相手をまひ状態にできる、でんきタイプ特殊技の中では屈指の威力を誇る技。

雷そのものは大した威力ではないが、放電は非常に強力なふっとばしを持ち、ピカチュウの主力バースト手段として活躍する
放電中は無敵が付与されるが、落雷中にピカチュウが怯むと雷に当たっても放電できない。そのため、乱闘では縦に広い範囲を攻撃できるものの撃墜数を稼ぐ手段としては不向き。

また、空中で使用すると横移動の慣性が乗るので、ピカチュウに落雷が当たらないこともしばしば。
空中で放電を決めるときは慣性に気をつけよう。

雷雲部分にはメテオ判定があり、上空の相手に雷雲を当てると放電に繋げることが可能。
相手の蓄積ダメージが100%前後では上投げでちょうど雷雲が当たる位置にふっとばせるため、上投げ→下Bが確定し撃墜もできる。
ベクトル変更で簡単に抜けられるので、つかんだらすぐに投げること。

上投げコンボ以外にも、落雷を用いた復帰阻止、放電時の無敵を活かした着地狩り、空中の相手への奇襲など色々な使い道がある。
特に復帰阻止は雷雲のメテオで相手を叩き落とせる他、ガケの近くに置いて相手を外に出しターン継続するという使い方も。
空振りさえしなければリスクも少ない強力なワザなので、高%で相手を浮かせた場面などチャンスでは積極的に狙っていこう。

コンボを受けている際に取り敢えず入力しておくと、落ちてきた雷でコンボを妨害できる事も多い。

なお、雷は出始めのあたりは地形を貫通して落ちてくるが、それ以降は地形に触れるとそこで止まってしまう。
戦場など一部ステージはすり抜け床の下で放電できないので、出す位置には注意。

最後の切りふだ ボルテッカー

ダメージ属性ベクトル撃墜%
0.3%×6→1.0%
→1.5%×n→20%
電撃↗(70°)40%

「ピィィィカ、ヂュウゥゥゥゥゥ!!」

電撃を纏って縦横無尽に飛び回り、最後に強烈なスパークを放ち相手をふっとばす。

最初の突進がヒットすると発動する切りふだ。トータルで約42%のダメージ。
切りふだらしいふっとばしの強さもさることながら、広い範囲を飛び回るため周りの相手を巻き込みやすい。
加えて発動中はカメラがズームする(チャージ版でも同様)ため、他の相手の自滅を誘いやすい。

ちなみに、原作でのはピカチュウ(とその進化前)の専用技。アニメ版(AG、DP期のみ。BW以降はエレキボールと入れ替わる形でオミットされた)や実写映画「名探偵ピカチュウ」等でもピカチュウの決め技として披露されている。
原作では与えたダメージの1/3を自らも受けるが、スマブラでは反動ダメージを受けることはない。ピチューはバッチリ受けるが。
あと切りふだ時のボイスは、アニメ版でピカチュウが10万ボルトを使うときの声。ボルテッカーの声は別にある。

余談

実はこの「ボルテッカー」というわざの元ネタは、ポケモンの開発元であるゲームフリークが1994年(『ポケモン赤・緑』が発売される2年前)にセガで発売したゲーム『パルスマン』に登場する同名の技。

スマブラのボルテッカーはゲームやアニメで見られる「黄色い電撃を纏った体当たり」ではなく「青い球状の電撃を纏い不規則に飛び回る」というものだが、これは元ネタである『パルスマン』のボルテッカーに似ており、こちらを意識したものと思われる。

起き上がり・ガケのぼり攻撃

ダメージ発生F全体F無敵F
あおむけ7%16-17F 21-22F45F1-22F
うつぶせ7%16-17F 21-22F45F1-22F
しりもち5%18-19F 22-23F49F1-7F
ガケのぼり9%23-25F55F1-25F

カラーバリエーション

体色の変化は小さく、帽子などのアクセサリーで区別している。
7P・8Pはしっぽがハート形のピカチュウ♀。

カラーアクセサリー体色元ネタ・備考
1なし黄色
2赤いキャップオレンジ『赤・緑』男の子主人公。バッジは付いていない。
3バンダナ黄緑『エメラルド』男の子主人公
4黒+黄色のキャップレモン色『ハートゴールド・ソウルシルバー』男の子主人公
5三角帽子オレンジ『スマブラ』のピカチュウといえば三角帽子。
6ハンチング山吹色『X・Y』男の子主人公
7ニットキャップ黄色『サン・ムーン』女の子主人公
8覆面レスラー黄色「おきがえピカチュウ」の一つ、マスクド・ピカチュウ
『オメガルビー・アルファサファイア』に登場する特別な個体。

アピール

上アピール

電気を放ち気合いを入れる。

横アピール

「ピーカー、ピカァ!」

カメラを向いて手を振る。可愛い。
前作までは両手を交互に振っていたが、本作ではアピールの短縮化に伴い片手のみ、しかもボイスも最後の方がカットされている。

下アピール

「ピカァ~⤴」

その場で寝転がる。可愛い。

入場

投げ込まれたモンスターボールから登場し、周囲に放電して意気込む。

待機モーション

  • 背伸びをして周囲を見回す。
  • 耳をかく。

リザルト

ファンファーレ

『ポケットモンスター 赤・緑』の「メインテーマ」のアレンジ。

ポケモン勢は(ポケモン別で)10体いるが、ファンファーレは全員共通のため、
同じファンファーレが使われるファイターの数が圧倒的に多くなっている。

勝利ポーズ

十字キー左

宙返りし、その場でターン。
『スマブラ64』のキャラクター選択時の動き。

十字キー上

片耳が動き、耳を触った後に前を向く。

十字キー右

横になり気持ち良さそうに眠っている。とても可愛い。

拍手

短い前足(両手)で拍手する。素直で可愛い。

ファイタースピリット

ピカチュウをはじめとした『ポケットモンスター』を出典とするスピリットは権利の都合により、一部を除いてオフィシャルショップ「ポケモンセンター」などで見られるイラストで代用されている。

ピカチュウ

Pikachu.jpeg

●アートワーク出典:ポケモングローバルリンク

ピカチュウに至ってはデザインも違い、顔が丸く描かれている。
違和感の強さから毛嫌いする人も多いが、十数年経った今もなおそのままである。
本作のストックアイコンもこちらのデザイン。

マスクド・ピカチュウ

Pikachu Libre.jpeg

●アートワーク出典:ポケモングローバルリンク

  • 入手手段
    • ショップ:300G

アドベンチャーでの解放条件

挑むには直前のイスナを必ず倒さなければならない。

ファイターバトル

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*1 原作シリーズでは最初に主人公の出身地で3匹のポケモン(通称:御三家)の中からお気に入りの1体を選んで冒険に出る事となるのだが、そのうちの1体にしてしまうと残り2体を選んだ子供たちが寂しい思いをしてしまう事を防ぐために、本来御三家ではないピカチュウが選ばれたと湯山邦彦監督から公言されている。
*2 アニメ版では当初ニャースのように人語を喋るようになる予定であったが、氏の演技力が非常に高かったために鳴き声しか喋らないままで続行となった逸話がある。また、『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』でのみ(あくまでイメージだと思われるが)人語を喋るシーンが一部存在する。
*3 ゲーム本編ではピカチュウは進化前ポケモンだけあって、今も能力値的に弱く、とてもアニメのような活躍は不可能でガチ対戦では絶対使われない。かといってライチュウの存在意義を否定したり、ピカチュウを露骨に優遇するのはゲームが売れなくなるため、そこら辺のバランスを配慮したのだろう。そもそも金銀での入手方法は「アニメ要素を混ぜたピカチュウバージョンのオーキド博士からもらったピカチュウを通信交換で持ってくる事」なので確実にアニメが絡んでいる。
*4 初代『スマブラ』が出たのは『赤・緑』発売から約3年後。開発期間を考慮すると実質2年弱か。
*5 溜めるとダメージが最大で1.4倍にまで上がる。