●出典:星のカービィ
原作でのプププランド GB
任天堂の誇る携帯ゲーム機「ゲームボーイ」の本体上部分と、
そこで発売された初代『星のカービィ』を再現したステージ。
『星のカービィ』は、文字通り『星のカービィ』シリーズの第1作目。
初心者から上級者まで遊べるゲームを目指して作られ、すいこんではきだすシンプルなゲーム性が大ヒットした。
ちなみに、当時のカービィにはまだコピー能力が無く、コピー能力が使えるようになるのは次回作の『夢の泉の物語』からとなる*1。
とはいえ、ワドルディやウィスピーウッズ、クラッコにデデデ大王など、後のシリーズでも定番のキャラクターはこの時点ですでに登場している。
『夢の泉の物語』の終盤で本ゲームの一部マップがモノクロで再現されている他、『スーパーデラックス』最初のゲーム「はるかぜとともに」で本ゲームがリメイクされた。
「ゲームボーイ」は1989年に発売された携帯ゲーム機で、全世界で1億台以上を売り上げた実績を持つ。
『星のカービィ』シリーズ以外では、『ポケットモンスター』シリーズなども本ハードが発祥である。
『スマブラ』シリーズのステージとしては、モノクロ表示をはじめとした画面周りの構造も忠実に再現されており、バトル開始時には電源が入りNintendoのロゴが表示される。
さらにタイム制では終了5秒前になると左側の電源ランプが点滅し、電池切れを演出するという芸コマっぷり。
本ステージは『for 3DS』からの登場だが、その『for 3DS』ではステージセレクト画面でLボタンを押したまま決定すると、ステージの色がモノクロ調に変化する隠しコマンドがあった。
解説
ゲームボーイの平面世界が舞台となるステージ。
このため、奥行き(Z軸)が存在しない。
最初は「GREEN GREENS」から開始し、以降は後述の6つのステージにランダムに変化するのが特徴。
ステージ進行の再現として、右方向への強制スクロールを伴うものもある。
一見すると狭そうだが、画面外のラインはゲームボーイの本体外にあたる位置なので意外と広め。
とはいえゲームボーイ画面の外は視認し辛いため、画面中央での乱戦になりやすい。
ステージは以下の7つ。
いずれも原作に忠実な構造であり、原作プレイ済のプレイヤーには馴染みやすいかもしれない。
またBGMが「星のカービィ 原曲メドレー」の場合、ステージに連動して曲の対応したパートから再生される仕様がある。
ただし、戦場・終点化すると同BGMの「GREEN GREENS」のパートを延々と繰り返すようになる。
発売初期は「一部のワザ(ネスのPKファイヤー等)がステージ背景の色に溶け込んで視認し辛い」という不具合があったが、Ver.2.0.0である程度改善されている。
GREEN GREENS
STAGE 1。詳しくはグリーングリーンズを参照。
最初のフロアの小部屋に繋がるトビラからスタート。しばらくすると強制スクロールが発生し、ワープスターが設置されていたガケまで移動する。スクロール自体は緩やかだが、道中やや大きめの落とし穴がある点には注意したい。
CASTLE LOLOLO
STAGE 2。HAL研究所発売の『エッガーランド』シリーズの主人公「ロロロ」とヒロインの「ラララ」がボスとして登場する。
小部屋が多数存在する城のステージで、トゥーフェイスを筆頭としたトリッキーなザコが多数出現する。
『スーパーデラックス』の「はるかぜとともに」では「FLOAT ISLAND」に統合され、同ステージの後半部を担う。
『スマブラ』シリーズでは城外と城内の2つのステージに分かれている。
城の外壁。右の小さい足場はすり抜けが不可となっている。
城内部。左右と上部にすり抜け不可の足場が設置されており、ステージ下部で戦えば高ダメージでも相当粘ることが可能。逆にふっとばすときは真横に飛ばすワザを使うこと。斜めだと床に激突して耐えられてしまうことが多い。
FLOAT ISLAND
STAGE 3。海のステージ。当時のカービィは水中では一切攻撃できなかったので、かなりの難所でもあった。コナーやスクイッシーといった海のモンスターが多数登場。
ボスの飛行砲台カブーラーは『スーパーデラックス』でリストラされてしまい以降も長らく本編には再登場しなかったが、『ウルトラスーパーデラックス』にてデザインを大幅に変更し復活を果たした。
洞窟を抜けた先の船が舞台。強制スクロールあり。海は入水エフェクトこそ発生するものの泳ぐことはできない。
BUBBLY CLOUDS
STAGE 4。雲の上に建てられた宮殿が舞台。飛び道具が厄介なサーキブル、ワドルドゥと吸い込みが効かないスカーフィはここで初登場。その他のザコも軒並み配置や挙動が厄介極まりない。
ボスはクラッコ。ステージ中盤で目玉だけのクラッコJr.として登場し、ラストで完全体に成長する。
ステージ開始地点からスタート。強制スクロールあり。ステージ上部の雲はすり抜けることができ、ステージ下部の雲は下からのみすり抜けが可能。
Mt.DEDEDE
STAGE 5、通称「デデデ山」。山頂のデデデ城が舞台となり、まずはこれまでの4ボスと再戦することとなる。4ボスを再び倒すと中央のデデデ大王の肖像画からデデデ大王の部屋へと進むことに。
なお、『星のカービィ64』『参上!ドロッチェ団』及び『スターアライズ』でも冒険の舞台となった。
最奥部は「デデデリング」となっており、デデデ大王から正々堂々タイマンの勝負を挑まれる。『スーパーデラックス』の「はるかぜとともに」では大量の観客まで押しかけている。
『スマブラ』シリーズでは4ボスのフロアとデデデリングの2つのステージに分かれている。
4ボスとの再戦が発生するフロアが舞台。地形的にはCASTLE LOLOLOの城内とやや似通っている。やはりすり抜け不可なので、下段安定。
デデデリングが舞台。邪魔するものは一切存在しない地続き型ステージなので、実力が物をいう。
ステージギミック:なし 時の変化
強制スクロールのみのため、特に変化はない。