原作でのゲーマー
Wii Uソフト『ゲーム&ワリオ』に収録されているミニゲームの一つ。
定期的に監視に来るお母さんの目を盗んでこっそり夜中にゲームを遊ぶという、年頃のゲーム少年ならば誰もが体験したであろうシチュエーションがコンセプト。
登場人物は、ゲームで遊ぶ少年ナインボルトとその母ファイブワットである。
因みに原作ではお母さんの邪魔が入らないエイティーンボルト版も存在する。
Wii U GamePadに表示されている『BALLOON FIGHTER』(『バルーンファイト』のパロディ。内容は『メイド イン ワリオ』のプチゲーム)をプレイしつつ時々、ファイブワットが見回りに来るので、気配を感じたらバレないようにゲーム機を伏せて隠し、寝たふりをして切り抜ける。ファイブワットに見つかるか、寝たふりをしているうちに本当に眠ってしまうとゲームオーバー。また当然プレイしているゲームでの残機がなくなってしまってもゲームオーバーとなる。
Wii U GamePadにはゲーム画面が、テレビにはナインボルトの部屋が表示されており、ゲームをプレイしつつもお母さんの接近に気を配るといったWii Uの特性を活かしたゲームに仕上がっている。
難易度が上がると特に叱ってくることのないおじいちゃんやネコが現れたりお母さんがフェイントをかけるようになったりと巧妙なトラップが増え、挙げ句の果てにはお母さんが突然窓を叩き割って部屋に侵入してきたり有名な某幽霊女のようにテレビの中から現れたりするようになるなど全年齢対象作品とは思えないような恐怖演出が加わる。
お母さんの目が光っている時に流れるおどろおどろしいBGMもあり、トラウマ度の高いミニゲーム。
なお、このゲームに出てくるお母さん「ファイブワット」はナインボルトの妄想によってかなり脚色されており、本来は元気で若々しく優しいお母さん。…のはず。
なおこのミニゲームは『メイド イン ワリオ ゴージャス』にも「こっそりゲーマー」として収録されている。行動パターンが少し増えたほか、ゴージャスからキャラのデザインが大幅にリニューアルされたこともあり前作と比べるとお母さんとナインボルトの見た目が少し違うなどの違いがあるが、『スマブラ』シリーズではお母さんのデザインは変更されていない。
解説
時折現れるお母さんの視線を躱しながら乱闘するという、ステルスアクション系のステージとなっている。
お母さんの出てくるパターンは原作を忠実に再現している。
彼女に見つかってしまうと鬼の形相で叱られ、非常に長いヒットストップを経て大きくふっとばされてしまう。
この時20%のダメージを受け、シールドしていたら一撃でシールドブレイクしてしまう。
前作同様、ステージの至る所にワリオファミリーのステッカーが貼ってあったり、キャンパスにも一部のキャラクターの絵が描かれているが、
今作ではキャラクターの見た目が『ゴージャス』のものに変更されている。ステージギミックのお母さんはそのままなのに……。
配置されるオブジェクト
ファイター達は机の上で戦うことになる。
机の上に配置されるオブジェクト(地形)は毎試合ランダムになっている。
雑誌束1
机の面と平行に置かれている。
雑誌束の足場はすり抜け可能。以下2、3も同様。
雑誌束2
雑誌束1と比べて少し斜めの配置。左側が少し下がり、右側が少し上がった。
雑誌束3
本が開かれた状態の配置。雑誌束1、2を合わせたような大型のオブジェクト。
机のスペースを2つ分必要とする。
ブロック1
青の縦長のブロック2つを柱に積み木ケースの足場が載せられ、その左上に青の立方体ブロックが載ったオブジェクト。
足場はすり抜け不可。以下以下2、3も同様。
ブロック2
青の縦長のブロック2つを柱に黄色い板の足場が載せられ、その上に青の縦長のブロック2つが柱の上の辺りに載ったオブジェクト。
ブロック3
青のブロック2つを柱に積み木ケースの足場が載せられ、その上に青と緑のブロックが載った大型のオブジェクト。
机のスペースを2つ分必要とする。
ゲーム機
恐らく「Wii U GamePad」をモチーフにした緑色のゲーム機。
画面には「BALLOON FIGHTER」のタイトル画面とゲーム画面が映る。
足場ではなく背景の壁扱い。
イーゼル
スケッチブックが置かれたイーゼル。時間経過でスケッチブックが自動で捲られる。
スケッチブックにはモナ、ジミー T.、ペニー*1の何れが描かれている*2。
PYORO
赤い足場の上をPYOROが左右を往復している。
足場ではなく背景の壁扱い。
ビル
各階に3部屋、合計9部屋ある3階建てのビル。
1階と2階の天井部分にすり抜け床がある。
色んな地形
基本的にオブジェクトは違うものが3つだが、大型のものはスペースを2つ消費するので、オブジェクトは2つになる。
たまにオブジェクトが1つ配置されず、スペースが空く場合もある。お母さんの視線を躱しにくくなるので注意。
お母さん(とその他)の行動
攻略法を知っていれば事前に避けられるものもあるので、行動パターンはしっかり覚えておきたい。
ドア
ドアを開けてこちらを確認してくる。
ダミーとしてたまにネコがドアを開けてきたり、ドアがちょっと開いてすぐに閉まることがある。試合への影響は無い。
通常の『タッ タッ タッ...』では無く『ダカダカダカッ』っと速い足音がしたら、ネコでは無くお母さん確定。
部屋を覗いてドアを閉めた直後、再度部屋を覗くというフェイントをたまに仕掛けてくる。ただしここも、猫が来ることがある。
窓
窓を開けてこちらを確認してくる。
窓を閉めて去って行った直後、バックで帰ってきて再び窓を開けるというフェイントをたまに仕掛けてくる。注意。
エスカレーターのように下に消えていった…と見せかけて再度出現し窓を開けるパターンもある。
ダミーとしてたまに変装したお爺ちゃんが現れる。試合への影響は無い。
お爺ちゃんとお母さんは髪の毛(カツラ)の動きと胸の大きさで判別出来る。
たまにお爺ちゃんとお母さんがすれ違うイベントが発生する。このお母さんはこのあと窓を開けてくるので注意。
たまに窓を割ってこちらを覗く事がある。驚いて操作ミスしないように。
たまにお母さんが逆さになって回転し始める。試合への影響は無い。
テレビ
勝手に画面が点いては消えるテレビから出現する。
砂嵐かテストパターンのみが表示されるダミーもある。
このイベントから後述する部屋内侵入イベントが発生する事があるので注意。
砂嵐の中から現れる。
たまにキツネの手が映されるだけのダミーが発生する。試合への影響は無い。
テレビ番組の中から現れる。
たまにネコが飛び出してくるダミーが発生する。試合への影響は無い。
ゲーム機・イーゼル
ゲーム機やイーゼルがステージ上に存在する時限定の行動パターン。
お母さんの周りの円状の範囲が探知圏内。目が光ってから瞬時に視線の判定が出るので注意。
部屋内侵入イベント
テレビからそのまま飛び出してくる形で発生する。
イベント発生中は物々しい音楽がなり続ける。
この最中にテレビがテストパターンに変わると、こちらに走ってきて机を確認してくる。
さらにまた確率でそのまま居眠りしてしまうパターンがある。
こうなるといつ起きてくるか分からないので、ステージ左側の取り合いになる。相手を右側に押し込んでしまおう。
窓を割って飛び出していくか、ネコが開けたドアに入っていくかのどちらかの方法で部屋から退室する。
ネコパターンでは、お母さんが真ん中で一瞬止まるので注意。
ステージギミック:なし 時の変化
お母さん(とその他)が出現しない。