アイテム/アシストフィギュア/テレビゲーム15

Last-modified: 2024-04-05 (金) 13:55:55

テレビゲーム15.jpg

●出典:カラーテレビゲーム15

撃墜
体力15

原作でのテレビゲーム15

ファミコンよりも前、1977年に発売されたテレビゲーム機。正式名称『カラーテレビゲーム15』。
名前通り15種類のゲームが収録されている*1もので、
廉価版として収録数の少ない『テレビゲーム6』*2も同時発売されている。

当時は内蔵されているゲームしか遊べなかったため、少し安いが6種類しかない方と少し高いが15種類ある方、という2択であった*3
ちなみにこれらは赤字覚悟の販売戦略であり、ヒットしたのは狙い通り『15』の方であった。

『カラーテレビゲーム15』はマグナボックス社が発売した世界初の家庭用ゲーム機「Odyssey」のライセンスを取得して発売されたとされる。かの有名な『PONG』も、元はOdesseyの収録ゲーム『テーブルテニス』を模倣したもの。
また任天堂はかつてOdysseyの別売コントローラーである「光線銃」の製造を請け負っていたことがあり、ある意味『ダックハント』の遠い親戚とも呼べる存在だ。

行動

登場するやいなや、ファイターそっちのけで別のゲーム「テニスB」が始まり、カメラがステージ全域に固定される。
片方のパドルが打ち返せず画面端の左右を通過すると、得点表示が出る。登場から15秒経過で退場し、リザルトの得点が表示される。

ボールに当たるとふっとばされる。ステージの地形でもボールが跳ね返るので、場所によっては全くボールが来ないこともある。
ボールがパドルに打ち返されると、ボールが少し加速して受けるダメージも上がる。
得点表示が出るとボールの速さとダメージはリセットされる。

完全なギミック型のアシストフィギュアかと思いきや、なんとパドル部分を攻撃すれば撃墜が可能。体力そのものはかなり低い。
しかしパドルは常に弱い攻撃判定を纏っているほか、飛び道具の反射判定も持っており、そもそも崖外に出現するため一筋縄には倒せない。

パドルに当たるとふっとばされるが、ダメージはゼロ。反射のダメージ倍率は1.1倍。

対策

ボールが飛んで来たら、シールドや緊急回避、ジャンプなど、諸々の手段で回避しよう。
ボールはシールドすると軌道が変わるので、場合によっては他ファイターを巻き込めるかもしれない。

剣による攻撃など、判定の強いワザを持っているファイターならパドルを殴りに行っても良い。
体力は低めなので、攻撃判定に接触しないよう確実にワザを当てていきたい。

ボールは反射が可能で、反射されたボールは反射したファイターの攻撃判定になる。

実はパドルの反射には限界値がある。ボールを反射した後にパドルでラリーを続けさせると、打ち返す度に1.1倍のダメージ倍率が掛かると共に少しずつ加速していき、遂にはボールが猛スピードでパドルに直撃、打ち返せずにテレビゲーム15が撃墜されてしまう。加速したボールはファイターに当たっても非常に痛い一撃となる。
ボールが加速した状態でもラリーが続いた時にだけ見られる稀な光景である。

コメント


*1 「テニスA」「テニスB」「ホッケーA」「ホッケーB」「バレーA」「バレーB」「ピンポン」「射撃ゲーム」の計8つのスイッチがあり、「射撃ゲーム」以外はさらにシングルス・ダブルスを選択し、合計で15種類となる。
*2 「バレーボール」「ホッケー」「テニス」のシングルス・ダブルスのみ
*3 価格は『6』が定価9,800円、『15』の方が15,000円で、これは当時の『PONG』系テレビゲーム機の中では比較的安価。