スピリット一覧/はぐれメタル

Last-modified: 2023-04-02 (日) 22:16:36

Liquid Metal Slime.jpeg

●アートワーク出典:ドラゴンクエストII 悪霊の神々
※追加スピリット:2019年7月31日より追加

分類

Tag: ドラゴンクエスト シリーズ サポーター HOPE級

原作でのはぐれメタル

初出は『ドラゴンクエストII』、以後はほぼ皆勤という『ドラクエ』シリーズの看板モンスターの一角。金属ボディを持つバブルスライムの色違い。

「メタルスライム系」と称されるモンスターの一種であり、大抵はメタルスライムの次に登場する進化形的なポジション。
メタル系の特徴として、HPはほとんどの場合1桁、攻撃力も低く脅威にならないが、大抵の攻撃を1ダメージに抑える守備力、あらゆる呪文・特技への耐性、凄まじく高いすばやさに加え、何よりすぐに逃げてしまう行動ルーチンを持つ。当然ながら出現したところで非常に倒しにくく、そもそもの出現率も低めに設定されている。
その代わり、見事倒すことができればメタルスライムを遥かに超える莫大な経験値が得られるという、いわばボーナスモンスター的存在。

また、仲間モンスターシステムがある作品では1/256という、異常に低い確率で仲間になる。仲間にした際は上記の鉄壁さでパーティの全滅を防ぐ最強の壁になる(HPもレベルが上がれば増える)。
効率よくパーティを育成するために是が非でも狩りたいモンスターの代表格であり、魔物を誘き寄せる、即死持ちの武器で攻撃、特技の会心の一撃に賭けるなど、作品ごとに様々な狩りの方法が生み出された。今日もあちこちで勇者一行は血眼ではぐれメタルを追いかけ回す。

これ以上の経験値を持つメタルキングなどの上位種も作品によっては存在するが、それらは終盤にならないと出てこないため、クリア後の高難易度ダンジョンへのレベル上げやスキルコンプリートの為の存在と言える。
下位種のメタルスライムはそもそも超防御への対抗策が少ない序盤に出現する事が多く、自分達ができる事が増え、敵の強さも苛烈になって一番レベルが欲しい中盤帯に出てくるはぐれメタルの印象が強いのは必然と言えよう。
(ちなみに初出のFC版『II』では、下位種のメタルスライムと共に、超防御力*1の上に攻撃を「マヌーサ」で当てづらくしてくるため倒しづらく、さらに「ベギラマ」を連発してきてこちらに壊滅的なダメージを与え、そのくせ倒しても別に経験値はボーナスという程高くない(1050)*2という、純然たる強力なモンスターであった)

その強固さからこのモンスターを素材に使った(あるいは名を冠した)武具も作られており、どれも高い性能を誇る。
またゲームバランス上のデザインとしてもインパクトが強く、他のRPG作品でも硬い・素早い・すぐ逃げるといった特徴を持った経験値ボーナス的な敵キャラクターは度々登場しており、それらは大抵「メタルスライム系」「はぐれメタル」といった用語で呼ばれたりする。
任天堂作品でも『スーパーマリオRPG』の「アーミーヘイホー」といった同系統の敵がいる他、『MOTHER3』に至っては、はぐれメタルならぬ「はずれメタルさる」という経験値0の敵としてパロディしている。

代表作

赤文字は初登場作品

  • ドラゴンクエストII 悪霊の神々 1987年/FC
  • ドラゴンクエストIII そして伝説へ… 1988年/FC
  • ドラゴンクエストV 天空の花嫁 1992年/SFC
  • ドラゴンクエストIX 星空の守り人 2009年/DS
  • ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて 2017年/PS4,3DS

スピリッツバトル

※DLC「勇者天空の祭壇ステージ セット」の購入が必要

HOPE級のスピリッツバトルの中ではセットパワーが一番高い。

対策

非常にすばしっこい上に、原作での魔法耐性の再現か飛び道具は反射されてしまうので、相手のカービィに追い付いて直接攻撃を当てる必要がある。
アイクシュルクなど攻撃範囲の広いファイターがおすすめ。「軽量化」や「移動速度強化」で機動力を上げるのも◎。
攻撃はしてこないため、防御は捨ててOK。

面倒くさい人はもちこみアイテムの「相手お花状態」を使えば何もせずに勝てる。ただしHPが削れるのが遅い上、攻撃すると花が取れる場合もあるので注意。
実用性はともかく、「相手お花状態」を1個ずつSPなどに還元する放置プレイも可能。

入手手段

  • ダウンロード特典:勇者+天空の祭壇ステージ セット
  • ショップ:1,000G
  • 大観戦:ポイント交換:300P
  • オンライントーナメント:ランダム報酬
  • 勝ちあがり乱闘:ランダム報酬

性能


*1 255。ラスボスと同じ値で、「はぐれメタルに攻撃が通らないようではラスボスともまともに戦えない」という試金石な側面もあった。なお『II』以降のナンバリング作品の多くでは、メタル系モンスターは会心の一撃あるいはドラゴラム状態の攻撃を除く被ダメージを0~1にする処理を行っているため、通常攻撃で2桁ダメージを与えられるのは珍しかったりする。
*2 通常モンスターとしては最大だが。
*3 開始から23秒経過で解除。
*4 普通より少し小さい程度。