アイテム/アシストフィギュア/スカポン

Last-modified: 2023-11-15 (水) 11:17:58

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●出典:ジョイメカファイト

撃墜
体力50

スピリットについてはスピリット一覧/スカポンを参照。

原作でのスカポン

対戦格闘ゲーム『ジョイメカファイト』の主人公。
こんなナリだが一応ロボットである。

元々はイーモン博士によって創り出され、関西へ修行に出ていたお笑いロボットだったが、
ワルナッチ博士や彼の配下の「ワルロボ」達と戦うために戦闘用に改造された。その設定、どっかで聞いたような…。
元々の用途が用途だけに、「コンナンイラヘン」など変わった技名が多い。

『ジョイメカファイト』は1993年にファミリーコンピュータ向けソフトとして発売。
シリーズ物では無い作品としては任天堂最後のFC用ソフト*1である。
ゲームジャンルは任天堂としては貴重な対戦2D格闘ゲーム。FCの格ゲーとしてもほぼ唯一無二の存在。
『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』にて2019年1月16日より配信されたことで、今ならSwitchで遊べる。

FCでアーケード機やスーパーファミコン等の次世代機と同等の滑らかな動きの格闘ゲームを実現させるために、
操作キャラクターは人間では無くロボットとし、スカポンを含む全ての操作キャラクターはボディパーツは分離して描写している
スプライトの節約のために行われた措置だが、この副産物で動物型や多脚型、飛行型等、色々なロボットが登場出来る様になった。
さすがに良いことばかりではなく、当たり判定も概ね見た目通りになっているため、攻撃がしばしば予期せぬすっぽ抜けを起こすのはご愛敬。
ちなみに使用可能キャラクターは全部で36体と当時どころか2022年現在で見てもかなり多め。

「練習モードの搭載(コマンド入力の解説付き)」「必殺技発動時には技名が画面下部に表示」と初心者にも優しい仕様になっている。

余談:『ジョイメカファイト』の権利関係

『ジョイメカファイト』は「任天堂・電通ゲームセミナー」と言う企画で生まれたゲームであり、当時の制作メンバーは著作権を譲渡する契約を済ませていたつもりであったが、何故か長い間著作権の所在が不明であった。
その為、ファンも製作者も続編を切望していたにもかかわらず、続編はおろかリメイクも移植もモブキャラ出演もされる事が無く、バーチャルコンソール配信も絶望視されていた。

しかし、2007年に当時の開発メンバーの1人である江渡 浩一郎(えと こういちろう)氏の自宅から押印のされていない権利書が発見され、これが契機となり権利関係が整理され、任天堂により商標登録などもおこなわれた。*2
この結果、権利が任天堂の元へ行き、2008年3月11日にバーチャルコンソールでの配信がスタート。同じく2008年発売の『スマブラX』でもスカポンの公式イラストが「シール」として登場した。

2018年12月7日発売の『スマブラSP』では、アシストフィギュアとしてスカポンが約25年ぶりに最新グラフィックで登場。

2019年には、Nintendo Switchの有料オンラインサービス「Nintendo Switch Online」加入者向けサービスとして『ジョイメカファイト』がプレイできるようになり、念願のオンライン対戦が可能となった。

行動

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突進(攻略本記述は「たいあたり」原作では「ローリングスカ」)、頭を投げる飛び道具(同じく「あたま」「トンデケー」)、シールド無効の投げワザ(同じく「つかみ攻撃」「スカポンナゲ」)と多様な攻撃を持つ。どれも単発の威力が高めで危険。
ジャンプ力は高いが歩きは遅く、主な移動手段となるのはジャンプと突進。
格闘ゲームらしく、正面からの攻撃はガードで防いでくることもある。

対策

攻撃力は高いが、機動力は比較的緩慢。
軸を合わせると突進や頭投げが飛んでくるので、スカポンの真横に行かないように立ち回れば攻撃を受けにくい。
頭投げは反射可能。

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*1 ちなみに任天堂の真の最後のFC用ソフトは1994年に発売された『ワリオの森』とディスクシステムからカセットへの移植版『ゼルダの伝説1』。
*2 江渡氏の記憶では任天堂に譲渡したつもりでいた。