●アートワーク出典:ファイアーエムブレム トレーディングカードゲーム
分類
Tag: ファイアーエムブレム シリーズ アタッカー HOPE級 防御属性
原作でのジェイガン
『ファイアーエムブレム』シリーズの初代にあたる『暗黒竜と光の剣』及びその続編である『紋章の謎』に登場。
マルスの父親にあたるコーネリアス王の代からアリティア王国に仕えてきた老騎士。
ゲーム中では、『FE』シリーズ及びシミュレーションRPGにおける「物語序盤のお助けユニット」の代名詞的な存在。
『暗黒竜と光の剣』物語開始時点では下級職かつLv1の未熟な仲間ばかりの中、ジェイガンだけが最初から騎馬系の上級職であるパラディン。武器も強力な「銀の槍」を持つため、彼に任せておけば序盤のステージは非常に簡単に攻略できる。
しかし、最初から上級職という特性はレベルアップできる(ステータスが伸びる)回数が少ないというデメリットにも繋がっている。更に老兵であることを踏まえてかステータスの成長率が非常に低く(HP・力・技・速さの成長率がたったの10%。他の能力値に関しては驚異の0%であり、絶対に成長しない)、どれだけ手塩にかけて育ててもシナリオ中盤付近まで進めた頃には戦力として心もとなくなってしまう。
そもそも『FE』はマップごとの敵の数が限られており、それに伴い基本的に入手できる経験値量も限られてくるという特徴がある。そのため、強いからといって序盤でジェイガンばかり戦わせていると、レベルが低いままの下級職ユニット達とステータスが伸び悩んだジェイガンしか自軍にいないという事態に陥る。こうなってしまうと強敵が増えてくる中盤以降のマップを攻略する事が困難になるため、プレイヤーは敢えてジェイガンに頼らず将来有望な若者ユニット達を戦わせて育成する必要がある。
ジェイガンはパラディンならではの移動力を活かし、まだ未熟な仲間がどうしてもピンチに陥った際にすわ参じて救うといった形での「お助け」に適したユニットと言える。一方で育成している暇のないタイムアタックプレイをする場合はそのステータスから序盤は攻撃要員として重用される場合もある。
以後、『FE』シリーズでは同じ様にシナリオ序盤から上級職(パラディン等の騎兵)で参入するユニットが1人だけいる事が定番と化し、そういった立ち位置のユニットを彼の名前を用いて「ジェイガン枠」などの形で用いられるようになっている。
ただ、そもそも騎馬兵自体に有利な要素が多いバランスだったり、『聖魔の光石』のゼト以降からは初期ステータスや成長率が高めに設定されていたりと、ジェイガン枠が最後まで戦力として有用な場合も往々にしてある。
SFC版までの暗黒戦争のジェイガンは、実はお助け役にすらなれてなかったというのは熱心なFEファンの間では有名なネタ。
確かにステータスは他の初期メンバーより多少上だが、ゴリ押しができるほど高い数値でもなく、また同じく最初からいるシーダは弓が弱点なものの同ランクの能力を持つ(もちろん成長もする)上に空を飛べるので、総合的にはシーダの方が「お助け」感が強いのだ。
ジェイガンの火力を支える銀の槍についてもシーダなら問題なく扱えてしまう(上級武器を持つには一定の「武器レベル」が必要なのだが、シーダは初期メンバーで唯一最初から満たしている)どころか、速さで勝っている分追撃が可能なので火力も上回っている(そもそも1~2回武器レベルが上がればアベルとカインも銀の槍が持てるようになってしまう)。
なので慣れたプレイヤーはシーダに銀の槍を渡し、ジェイガンは人材不足の序盤に囮や壁、荷物持ちとして使う程度ですぐにお役御免…という残念な扱いになりがち。
しかしその壁役も一人だけ必要ならばドーガでどうとでもなってしまう現実があるため、壁役としても…という事になる*1。
そして『暗黒竜』をリメイクしたSFC版『紋章』第一部ではシーダの力の初期値が強化されたのもあるが、ジェイガンのステータスが騎馬込みのステータスとなった。
これはソシアルナイト以外の乗り物系クラスは騎馬(騎竜)込みのステータスとなっており、他のクラスは乗り物から降りると能力値が低くなってしまう。
そのため馬から降りたジェイガンはHPと武器レベル以外、緑ソシアル枠のアベル以下のステータスになって大幅弱体化してしまう(しかも室内では降りなければいけないため、冗談抜きで使えない)。
ジェイガン枠の始祖でありながら戦闘面はまるで役立たずという、言葉で表現すると奇妙なキャラになっている。
流石にこれでは戦闘面における助っ人にすらなれないとスタッフに判断されたのか、次回作以降は武器レベルがランク制になり、ジェイガン枠の初期値が一気に上昇した。『封印の剣』のマーカスがその好例と言えるだろう。
その後のフルリメイクされた『新・暗黒竜』では成長率の計算が「本人の成長率+兵種の成長率」で結果的に多少ジェイガンの成長率が上がり、武器レベルがランク制になったため、初期メンバーで最初から銀の槍を使えるのがジェイガンだけとなり、初期値こそほぼ変わらないものの、序盤の起用価値が一気に上がった。その関係上、追加された高難易度モードではジェイガンに真っ当に頼る場面もいくつか出てきた。
『紋章の謎』では老齢により一線を退いてしまう。その代わり軍師としてマルスの戦いに終始同行し、非戦闘員ながらマルスの相談役兼参謀としての冷静な発言、歴戦の元騎士ならではの勇ましさ、そしておじいちゃんらしい長い長い昔話で前作以上に存在感を発揮。
結果的にマルス以外では一番台詞が多いキャラクターとなっている。
代表作
※赤文字は初登場作品
- ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣 1990年/FC
- ファイアーエムブレム 紋章の謎 1994年/SFC
- ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣 2008年/DS
- ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~ 2010年/DS
- 幻影異聞録♯FE 2015年/Wii U
記憶の幻想領域でボスとして登場。オグマとパオラを引き連れてくる。何と、バイクに騎乗している。
- ファイアーエムブレム ヒーローズ 2017年/iOS,Android
- 幻影異聞録♯FE Encore 2020年/Switch
スピリッツバトル
- 母体:ガノンドロフ (2Pカラー) (代償攻撃強化、代償防御強化、あまりジャンプしない)
- セットパワー:3,600
- 属性:防御
- ステージ:攻城戦 (城内固定)
- ルール
- BGM:進撃
- ヒント
- 相手は 蓄積ダメージがたまっているが パワーアップ! 一気に押し切れ!
- 相手は 蓄積ダメージがたまっているが 防御力アップ! 一気に押し切れ!
- 相手は あまりジャンプしない!
『ヒーローズ』に於けるジェイガンは、ステータス上昇の代わりに戦闘ごとにダメージを受けるスキルを持っている。
「代償攻撃強化」「代償防御強化」はそれを再現したものと思われる。
対策
「代償攻撃強化」持ちなので殴られると相当痛いのだが、鈍足のガノンドロフなので大した問題にはならない。
むしろ蓄積ダメージが最初から60%もたまっているので、重量級で防御も強化されているにもかかわらず簡単にふっとばせる。
地続きステージでもあるので、スピリッツなしでも難なく倒せる部類。
入手手段
性能
- 種類:アタッカー
- 階級:HOPE
- 属性:防御
- パワー
- Lv.1:1,667 (攻撃力:583 防御力:1,084)
- Lv.99:6,709 (攻撃力:2,348 防御力:4,361)
- スロット:1
- 個性:なし