●出典:ドラキュラII 呪いの封印
作曲者/編曲者
作曲:松原健一
編曲:なるけ みちこ
入手方法
(デフォルトでサウンドテストに存在)
概要
『ドラキュラII 呪いの封印』は1987年に発売されたファミリーコンピュータのディスクシステム専用ソフト。
悪魔城シリーズの第二作目となる。
前作『悪魔城ドラキュラ』から7年後。シモンは戦いで負った背中の傷に体を蝕まれ、自分の命がもう長くは持たないことを予感していた。
しかしある朝ベルモンド家の墓前に現れた女性に、シモンの命を蝕んでいるのは呪いであること、倒したドラキュラは年月をかけていつか復活すること、呪いを解くにはドラキュラを完全に消滅させなくてはならないことを教わる。
シモンに残された道はもはやそれしか無い。決意を固め、新たに旅に出る…といったストーリー。
前作がステージクリア型の純粋なアクションゲームだったのに対し、本作は新たにRPGの概念が取り入れられており、経験値でプレイヤーの能力をレベルアップさせ、町での情報収集やアイテムの購入などを行ってゲームを進めていく。
また時間の概念も存在し、一定時間でテロップが挟まって昼と夜が切り替わる。
探索型アクションRPGというジャンル自体が黎明期だった頃に出され、数々の挑戦的なシステムを詰め込んだ意欲作なのだが、謎解きの難度が理不尽、ヒントの中にフェイクが多すぎる、同じ場所を冗長に何度も往復しがち、などの問題点も多く、当時からゲームとしての評価は似たジャンルのリンクの冒険ほど高くはない。
しかしこのシステムが後の探索型悪魔城の原型になったとも言われており、また何よりディスクシステムの拡張音源を活かしきったBGMの評価は極めて高く、『悪魔城』シリーズの歴史を語る上では決して外せない作品。
Bloody Tearsは昼のフィールドで流れるBGM。荘厳なイントロ*1から始まり、疾走感のある情熱的なメロディに移っていく。
悪魔城全体で見ても高い人気を誇るBGMであり、後にも多数の作品にアレンジされて出展している。
Monster Danceは夜のフィールドで流れるBGM。怪しげで伸びやかなイントロから始まり、疾走感のある勇ましいメロディへと移っていく。
曲の構成自体はBloody Tearsとよく似ているのが、昼と夜という対のBGMらしくて面白い。
スマブラではこの二つのBGMをメドレーとして一つの曲にしてしまうという、なんとも原作ファン泣かせなアレンジとなっている。
メタルなロックを基調としており、非常に『悪魔城』らしいアレンジとなっている。