スピリット一覧/リョウ・サカザキ

Last-modified: 2024-11-18 (月) 21:03:33

Ryo Sakazaki.jpeg

●アートワーク出典:ART OF FIGHTING 龍虎の拳 外伝
※追加スピリット:2019年11月6日より追加

分類

Tag: その他シリーズ アタッカー ACE級 投げ属性

原作でのリョウ・サカザキ

SNK製の格闘ゲームの1角『龍虎の拳』で主人公を務めるキャラクター。
「無敵の龍」の異名を持つ、極限流空手の師範代。
龍なのに「虎煌拳」というワザを持つということを突っ込まれやすいが、これは相方であるロバートの「最強の虎」を敬う為にお互いの肩書を譲り受けたという設定。
しかしスタッフ間でこの伝達が上手くいっていないらしく、リョウが虎型のエフェクト、ロバートが龍型のエフェクトを発する事も多々ある。
格闘スタイルは極限流空手。生年月日は1967年8月2日。身長179cm、体重75kg。血液型はO型。
出身地は日本。職業は極限流空手道場師範代。趣味は空手の稽古、日曜大工、家庭菜園、バイクいじり、馬の手入れ。
大切なものは拾ってきて自分で修理したバイク、牧場のおやじさんから貰った馬、友人、妹。
好きな食べ物は餅、納豆。嫌いなものは漬物全般、足がいっぱいついた虫。
得意なスポーツは相撲。特技はどこでも寝れること。キャッチコピーは「無敵の龍」。

父親のタクマから極限流空手を厳しく教え込まれるものの、本来は争いを好まない心の優しい少年だった。
しかし10歳の頃に母親が事故で亡くなり、タクマも事故が自身への怨恨であると疑い原因究明のために失踪してしまう。
リョウは同じく残された妹のユリを養うためにストリートファイトに参加することを決意。数々の戦いを重ねて格闘家として成長していった。
それから数年後、親友であり同じ極限流空手のライバルであるロバート・ガルシアと共に、何者かに攫われたユリを救い出すためにサウスタウンへと乗り込むのが、『龍虎の拳』のあらすじである。

SNKの人気キャラクターとして『KOF』シリーズにも皆勤で登場。
ただし、テリーが良くも悪くも性能が変わらないのに対して、『龍虎』特有の重みある一撃が『KOF』ではゲームスピードの関係上で再現しきれない部分がある。
さらには原作初期の「ストリートファイトで出稼ぎをしている」という設定が悪目立ちして、いつの間にか『KOF』の方で貧乏キャラが定着してしまったりと、原典とは大きく離れた描写が目立つ。

胴着、ストイックな性格、飛び道具・無敵技・突進技を兼ね備えた技構成などリュウと共通点が多い。
しかし外見は金髪にオレンジ色の胴着を着用したやや派手な出で立ちであり、戦いへのスタンスも異なっている。
この事から『ストリートファイター』と『KOF』における『龍虎の拳』はお互いにパロディで牽制しあっていた時代が俄かに存在していた。気になる人は調べてみよう。

代表作

赤文字は初登場作品

  • 龍虎の拳 1992年/AC, NEOGEO, 1993年/SFC, 1994年/MD,PCE 他
    『餓狼伝説』から1年経った1992年に発売された格闘ゲーム。「100メガショック!」のキャッチコピーの通り、ゲームソフトのデータ容量が100メガビット以上という、当時では破格の大容量がウリとされていた*1

    いわゆる『ストリートファイターII』の流れを汲んだゲームでありながらも重みのある動きを重視した作りになっており、キャラクター間の距離に応じて拡大と縮小を繰り返す対戦画面が大きな特徴。
    カメラが最も寄った状態では近年の格闘ゲームと比較しても遜色ないほどの大きなサイズでキャラクターが描かれ、画面を覆いつくさんばかりに殴り合う姿は当時のプレイヤー達の度肝を抜いた。
    また当時としてはかなりボイスも多く、ストーリーデモや対戦においてもよく喋る。「覇王翔吼拳を使わざるを得ない」などは今でも当時のネタとして有名。

    その他にも独自の要素がかなり強く、前後のダッシュ、ゲージ消費技、乱舞技*2、挑発などのゲームシステムは後発する格闘ゲームはもちろんのこと、『スマブラ』シリーズにも最後の切りふだやアピール*3などに受け継がれている。

    『餓狼伝説』と共に格闘ゲームのシステムや演出面を大いに進化させたSNK初期の代表作であり、後世への貢献度は『ストリートファイターII』にも劣らぬとまで言われる。
    ちなみに続編の『2』には若かりし頃のギース・ハワードが隠しボスとして出演しており、設定から推測すると『龍虎の拳』シリーズの舞台は『餓狼伝説』シリーズの15年ほど前ということになる。*4

  • 龍虎の拳2 1994年/AC,NEOGEO,NGCD,SFC
  • THE KING OF FIGHTERS '94 1994年/AC,NEOGEO,NGCD
  • ART OF FIGHTING 龍虎の拳 外伝 1996年/AC,NEOGEO,NGCD

スピリッツバトル

※DLC「テリーKOFスタジアムステージ セット」の購入が必要
※DLC「リョウ・サカザキのぼうし/ふく」を購入している場合、一部バトル内容に変化あり(Ver.8.0.0以降)

  • 母体:Mii 格闘タイプ (160HP、チャージ切りふだ強化、高速切りふだチャージ、DLC購入でコスチューム変化)
  • セットパワー:9,500
  • 属性:投げ
  • ステージ朱雀城 (終点化)
  • ルール
    • 体力制:150HP (味方)
    • アイテムなし
    • ジャンプ力ダウン (開始から1秒経過で発生)
  • BGM:ART OF FIGHT:龍虎の拳
  • ヒント
    • 体力制の乱闘 相手のHP0で撃墜!
    • 相手が強力なチャージ切りふだを使う! 時間経過でたまりやすい! すばやく倒せ!
    • 全員のジャンプ力ダウン! 地上戦を制せ!
Miiのカスタマイズ

格闘Miiの通常必殺ワザと横必殺ワザはそれぞれ閃光マッハパンチと瞬発百裂キックで、リョウの「暫烈拳(ざんれつけん)」「飛燕疾風脚(ひえんしっぷうきゃく)」を再現したもの。特にマッハパンチは暫烈拳そっくりである。
上必殺ワザは突き上げアッパーカットで、これは「ビルトアッパー」を意識したものだろう。
滅多に見られないが下必殺ワザは反転キックになっており、これは『龍虎の拳』シリーズの共通システムである「三角跳び」を意識したものと思われる。
また、高速切りふだチャージは気力ゲージをチャージする「気力溜め」の再現。

なお、格闘Miiの装備はロビンのぼうしにオレンジのかくとうかのどうぎでそれっぽくしているが、Ver.8.0.0以降はリョウ・サカザキのコスチュームを購入していると同コスチュームに変化するようになった。

対策

サムスダークサムスなら、ガケ際で相手が近づくのを待ってから後ろ投げ前空中攻撃のコンボで簡単に撃墜できると言わざるを得ない。

正攻法で挑むなら、スキル「切りふだチャージ妨害」やもちこみアイテム「チャージ切りふだ妨害」で、相手の切りふだを発動しないようにせざるを得ない。もし相手の切りふだが溜まってしまったら、上手く避けて空振りさせるか、それまでに十分ダメージレースでリードを取っておかざるを得ない。

ただし、相手はNB2と横B1を多用するので、行動パターンに慣れればスキだらけと言わざるを得ない。
切りふだチャージ妨害を標準装備する唯一のアタッカー「ナイトメアウィザード」は、リョウと同じ投げ属性なので、属性有利を取れない点に留意せざるを得ない。

入手手段

  • ダウンロード特典:テリー+KOFスタジアムステージ セット
  • ショップ:6,000G
  • 大観戦:ポイント交換:2,000P
  • オンライントーナメント:ランダム報酬
  • 勝ちあがり乱闘:ランダム報酬

性能

  • 種類:アタッカー
  • 階級:ACE
  • 属性:投げ
  • パワー
    • Lv.1:2,881 (攻撃力:1,593 防御力:1,178)
    • Lv.99:8,647 (攻撃力:4,781 防御力:3,534)
  • スロット:3
  • 個性:腕攻撃強化

*1 1バイト=8ビットなので、現代風に表記すると12.5MBでしかない。それでもこの頃のSFCタイトルが8MBit=1MBという事を考えれば超大容量。
*2 勢いよく突進して初撃が当たると、次々と攻撃を高速で浴びせていき最後に強烈な一撃でフィニッシュする技の総称。『スマブラ』で例えるなら、ゲッコウガクラウドの最後の切りふだを連想してもらえばなんとなくどういった技が当てはまるかが理解できるだろう。
*3 当時の挑発は気力ゲージを減少させるという効果があり駆け引きとして成立していたが、後年はスマブラのアピールのような効果を及ぼさないものが主流となっている。
*4 『KOF』シリーズは本編からは独立したお祭り作品であるため、この辺の時系列は無視されている。
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