スピリット一覧/ギース・ハワード

Last-modified: 2023-04-17 (月) 00:24:58

Geese Howard.jpeg

●アートワーク出典:リアルバウト餓狼伝説スペシャル
※追加スピリット:2019年11月6日より追加

分類

Tag: 餓狼伝説 シリーズ サポーター LEGEND級

原作でのギース・ハワード

世界は貴様の手に余ろう(The world is too big for you to control.)
後は私に任せて(Leave it all to me.)
安心して死ぬがよい!(You can just die.)*1

初代『餓狼伝説』の最終ボスにして、格闘ゲーム界隈においては『ストリートファイター』のベガと並ぶ悪の組織の頭領といった立ち位置のキャラクター。
世界規模の大企業「ハワード・コネクション」の総帥にして、サウスタウンを牛耳る裏社会の帝王。
テリーにとっては義父であるジェフ・ボガードの仇でもある。
格闘スタイルは古武術。生年月日は1953年1月21日。身長183cm、体重82kg。血液型はB型。
出身地はアメリカ。職業はハワード・コネクション総帥。趣味は不特定(凝り性だが飽きっぽい)。大切なものは己自身。
好きな食べ物はレアステーキ。好きな音楽はゴッドファーザー 愛のテーマ。嫌いなものは自分の野望を阻止する邪魔者。
得意なスポーツはなし(強いていうならビリヤード)。特技は物事を強引に解決すること。

悪の大ボスらしく鍛え上げられた肉体を持つ古武道の達人で、攻撃を受け止めて逆に投げ飛ばす得意技「当て身投げ(あてみなげ)」が代名詞。
ボスにようやく攻撃を届かせたと思ったら逆に投げられてしまう絶望感は当時のプレイヤーたちに絶大な衝撃を与え、そのインパクトから本来は打撃技を指す「当身」という単語が2D格闘ゲーム界では(『返し技』を差し置いて)カウンター技を指す用語になるほどの影響を与えた。
他にも地を這う飛び道具である「烈風拳(れっぷうけん)」や、複雑なコマンドと大振りなモーションに見合った超威力と派手さを有する超必殺技「レイジングストーム」なども有名。
なんとかプレイヤーが勝利すると、ギースはプレイヤーキャラクターからの最後の一撃を受け、自身が所有するビル「ギースタワー」の屋上から撃墜され、突き落とされる。なお負けるとプレーヤー側が落とされる。
以後、テリー参戦ムービーでも『スマブラ』への招待状を取ろうとして落下してしまうように、「敗北後は落下する」のがファンの間では半ばお約束と化している。なお『餓狼伝説3』ではラスボスじゃないので落とされなかった。
『リアルバウト餓狼伝説』では、テリーまたはアンディで勝利した場合にビルから落下するカットシーンが入る。一度はテリー(アンディ)がすんでのところで手を掴み助けるも、ギースはその手を振り払い、そのまま高笑いしつつ落下していったのだった…。
この時を境に公式に死亡したという扱いになったのだが、それ以降は「ナイトメア」という悪夢の存在として現れたりした他、そもそも『餓狼』本編の時系列とは無関係の『KOF』シリーズでは存命しているので普通に登場する。

私益のためならば手段を選ばない極悪非道な人物であり、SNKが誇る「悪のカリスマ」として人気は非常に高い。餓狼本編で死亡扱いとなった後も、『KOF』を筆頭とするパラレル作品や外伝・スピンオフではしばしば姿を見せる。
コラボやクロスオーバーに出演する機会も多く、『鉄拳』シリーズの最新作『鉄拳7』ではSNK代表として、『ストリートファイター』シリーズの豪鬼に続いて2体目の2D格ゲー出身キャラとして追加参戦を果たした。参戦ムービーでは、高笑いしながら落下するシーンも健在。

アメリカ人ではあるが極度の日本かぶれで、武道を修めるに飽き足らず甲冑コレクションや、どこか間違った和風庭園などを所持しているといったお茶目な一面も。
初代『餓狼伝説』の有名な誤字「許るさーん!」も彼のお茶目のひとつと言えるかもしれない。

本作にも収録された彼のテーマ曲「ギースにしょうゆ」も格闘ゲーム界では有名。
ステージ開始直後の「キキン」という音と共に開かれていくふすまと、イントロ開始とともに出てくる2人のファイターから始まりラスボスとの決戦に相応しい威圧感と緊張感。
死闘を盛り上げるアップテンポな曲調、そして日本かぶれのギースを表現するかのような和風テイスト、その全てを絶妙にまとめ上げた完成度は非常に評価が高く、その後もギースが登場する作品には必ずと言って良いほど使用されている。
『鉄拳7』参戦のPVでもこのふすまの向こう側にギースという流れは受け継がれた。
タイトルのセンスが独特すぎるのは当時のSNKゲームの楽曲にはよくあることである。

代表作

赤文字は初登場作品

  • 餓狼伝説 ~宿命の闘い~ 1991年/AC,NEOGEO, 1992年/SFC, 1993年/MD 他
  • 餓狼伝説SPECIAL 1993年/AC,NEOGEO, 1994年/SFC,NGCD,GG 他
  • 餓狼伝説3 ~遥かなる闘い~ 1995年/AC,NEOGEO,NGCD, 1996年/SS 他
  • リアルバウト餓狼伝説 1995年/AC, 1996年/NEOGEO,SS, 1997年/PS 他
  • THE KING OF FIGHTERS '96 1996年/AC,NEOGEO,SS, 1997年/PS 他

スピリッツバトル

※DLC「テリーKOFスタジアムステージ セット」の購入が必要

Miiのカスタマイズ

ゼルダ姫のぼうしとビジネスマンのふくを着た格闘Miiファイターが相手。
上のアートワークとは全く似つかない姿だが、これは『龍虎の拳2』に登場した若かりし26歳のギースを再現したもの。

横必殺ワザはスープレックス、下必殺ワザは代名詞とも言える(そもそも格闘Miiもギースから着想を得た?)カウンター投げ。プレディクタボ!
なおたまに通常必殺ワザとして閃光マッハパンチ、ガケ外に出すと上必殺ワザとして昇天スピンキックを使うのが目にできるためメテオに弱い
なお若ギースの時は当て身投げを使えなかったというのは内緒だ。

対策

横Bの突進投げや下Bのカウンターを多用するため迂闊に攻めれば反撃を、密着していればつかみも積極的に狙ってくるためシールドすれば投げられると戦い辛い相手。

手っ取り早いのは飛び道具中心に攻めることだが、ジャンプ力が下がっているため逃げ続けるのは難しい。ぼやぼやしてると相手のチャージ切りふだも溜まってしまう。

使用する飛び道具は回転率・引き離し力をある程度両立し、真横に飛ぶものがほしい。チャージショットは溜める時間があまり取れないので、溜めが中途半端でも強いものがよい。クッパの炎は相手を引き離せないが、かなり当たってくれる。相手は基本真横から来るので、横Bのタイミングを見計らって迎撃できるとそこそこハメることができるかもしれない。懐に潜り込まれたら、発生がそこそこ速い空中攻撃やつかみで距離を取ろう。

真っ向から戦うならカウンターを無視できる投げ技がオススメ。ガノンドロフリドリーガオガエンは横Bの突進つかみで相手が横Bを外した後隙を狩りやすく、投げのダメージが高いので、やりやすい部類。リドリーはガケ外に出しやすいので特にオススメ。場外に出せたらメテオのチャンス。
また、横B突進つかみ同士のかち合いに関しては、ガノンは一方的に負け、リドリーとガオガエンでもあいこなので注意。 格闘Miiが横Bによって前進できる距離は彼らより短いので、彼ら相手に慣れているプレイヤーは覚えておこう。

他にも、シュルクカムイなど横スマのリーチが長いファイターサムスなどのワイヤーつかみ持ちなら突進つかみがなくても横Bの迎撃が楽。

下Bは打点が低い攻撃を取れないので、近距離の下B読みでは下強攻撃などが便利。リュウのように、小足中足灼熱などのお手軽なコンボを持っているとなおよし。横Bのつかみモーションにはヘビーアーマーがあるので注意。

ヒントに書かれておらず、Yボタンによる自動選出の対象外だが、相手は少し大きくなっているため「ジャイアントキラー」の効果対象。枠があればつけよう。また、同じ理由でカービィもそのままでは吸い込めないため、道連れ狙いなら「ジャイアント化」を装備しておくように。
クイック脱出」は横・下Bの投げに対し効果がないため、あまり有効ではない。

入手手段

  • ダウンロード特典:テリー+KOFスタジアムステージ セット
  • ショップ:15,000G
  • 大観戦:ポイント交換:5,000P
  • オンライントーナメント:ランダム報酬

性能


*1 元々は『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』にてベガとの掛け合いで放つセリフだったが、『鉄拳7』家庭版DLC参戦時のトレーラー開幕にて、三島平八に対して放つセリフとして流用された。英訳は『鉄拳7』のもの。
*2 普通より少し大きい程度。