アイテム/アシストフィギュア/ガイル

Last-modified: 2023-05-15 (月) 01:57:17

ガイル.jpg

●出典:ストリートファイター シリーズ

撃墜
HP:60
ジャンプ回数ガード地上回避空中回避
1回*1×

スピリットについてはスピリット一覧/ガイルを参照。

原作でのガイル

『ストリートファイター』(原作:カプコンU.S.A.)の登場人物。初登場は『II』から。
出身地はアメリカ合衆国。誕生日は1960年12月23日。身長182cm、体重99kg*2
3サイズはB125/W83/H89。血液型はO型。
好きなものはアメリカンコーヒー(日本産)。嫌いなものは日本でリュウに食べさせられた納豆*3
特技はマーシャルアーツ、ダーツ。アメリカ空軍所属の軍人。格闘スタイルはマーシャルアーツ、プロレス技。

マーシャルアーツを土台にした我流の格闘技を使い、腕をクロスして空気を切り裂く飛び道具「ソニックブーム」と、上空に強烈な宙返りキックを食らわせる「サマーソルトキック」が得意技。

親友ナッシュを殺害したシャドルーの総帥「ベガ」に復讐を誓い、家族を捨ててまでストリートファイトの世界に身を投じるという作中でも特にシリアスなバックボーンの持ち主。
性格は軍人らしく冷静沈着にしてシビアだが、その一方で家族を捨てきれない人情味を持つ。「くにへ かえるんだな。 おまえにも かぞくがいるだろう....」という勝利メッセージはガイルを象徴するものとして人気が高い。なお相手の母国ステージでも発言する。

箒のように見える独特なヘアスタイルは、彼自身の嗜好・拘りによるもの。
手入れ用のヘアブラシを肌身離さず持ち歩いており、ファイト後も髪のケアを欠かさない。

アメリカ軍人という肩書もあり、特にアメリカでは主人公のリュウと並ぶ主役級の扱いを受けるキャラクターである。
彼を主役としたハリウッドの実写映画やゲームが作られたことがあるほど。

格闘ゲームのキャラクターとしてはいわゆる「溜めキャラ」の開祖にして、俗に「待ち」と呼ばれる戦法の代名詞的な存在。
後タメ→前+パンチボタンで放つ高性能な飛び道具であるソニックブームで相手の体力を一方的に削り取り、どうにかソニックブームをかわして近づいてきた相手を下タメ→上+キックボタンで放つ無敵技のサマーソルトキックで迎撃する戦法を得意としており、
これら2つ以外の通常必殺技は歴代通しても数は少ない、シンプルなキャラ。

特に彼のデビュー作である『ストリートファイターII』では↙に入力してしゃがみガードを取りながら後・下の溜めを同時に確保し、前述したソニックブームとサマーソルトキックをひたすらに繰り返す戦法(通称:待ちガイル)が猛威を振るい、そのシンプルにして対策が困難な戦法はとりわけライトユーザーから激しく忌み嫌われてしまう事態となっていた。
「しゃがみ待ち禁止」「待ちハメ禁止」といったローカルルールは当時のゲーセン文化を知る者なら誰もが懐かしむところだろう。

なお、その後は新作のリリースに伴い「待ちガイル」の強さが抑えられていく事となり、シンプルにして奥深い迎撃重視のキャラクターとしてそのポジションを強固なものとしていった。

『スマブラ』シリーズでは『SP』でアシストフィギュアとして登場。
声優は『IV』以降の作品でガイル役を担当している安元 洋貴(やすもと ひろき)

スマブラでのガイル

『ストリートファイターシリーズ』出身のアシストフィギュアとして参戦。
ボイスは『ストリートファイターIV』で収録された音声が流用されている。

ほとんど移動もワープも行うことなく、『ストリートファイターII』で猛威をふるった「待ちガイル」戦法を取る。スマブラにおいては遠距離から弾を撃ち続ける砲台のような扱いになっている。


立ち_ガイル.jpg 待ち_ガイル.jpg
ソニックブームとサマーソルトキックは「弱」「強」の打ち分けが可能で、ダメージの他それぞれ技の性質が少し異なる。

ジャンプサイドキック

ガイル_ジャンプサイドキック.jpg

水平方向への蹴りを放つ。
リュウケン通常空中攻撃に相当するワザ。

地上からの垂直ジャンプ中に近付いた相手を真横へ追い返す対空ワザだが、サマーソルトのコマンドを失敗すると出てしまうワザ*4としても有名で、ある意味コマンドミスの原作再現にもなっている。

ガイルキック

ガイル_ガイルキック.jpg

斜め下へ鋭い蹴りを放つ。
リュウやケンの前空中攻撃に相当するワザ。

「待ちガイル」戦法のみではなく、中距離でソニックブームをジャンプで避け続けていると、このワザで距離を詰めてくる。
原作同様にちゃんと「めくり」が可能な当たり判定になっている。

ソニックブーム

ガイル_ソニックブーム.jpg

両腕を交差させて前方に衝撃波を飛ばす。
リュウやケンの通常必殺技に相当するワザ。

威力が低く弾速が遅い「弱」と、威力が高く弾速が速い「強」がある。
「弱」「強」共に、終点の左端から右端のガケ外付近まで届くほどの射程で。画面内に複数出せるうえに後隙が短いので弾幕を張りやすいワザになっている。

サマーソルトキック

ガイル_サマソ_強.jpg ガイル_サマソ_弱.jpg

後方宙返りをしながら高威力の蹴りを放つ。
リュウやケンの上必殺技に相当するワザ。

「弱」は前進距離は大きいが低く跳び、「強」は前進しないが高く跳び上がる。攻撃範囲が広く、出始めより持続の攻撃の方が威力が高いため「弱」「強」共に対空性能が高い。

発生も早いうえに、1F目からすり抜け無敵がついているので、ワザのぶつかり合いにとても強い。
重傷時なら国へ帰される撃墜の危険大。

しゃがみガード

ガイル_しゃがみ_ガード.jpg

正面からのあらゆる飛び道具を無効化するガード
しゃがみ待機状態では威力に関係なく、ほとんどの飛び道具が通用しない。
しかし、爆風など二次的な攻撃判定があるアイテム*5はガードできずにダメージを受ける。

対象は飛び道具判定の攻撃のみなので、ガードモーション状態でも直接攻撃は防御不可能。


セリフ

“Easy operation.”*6

対策

ソニックブーム、サマーソルト共に威力が高く、ガードも堅いので時間経過で退場するまでに仕留めるのは難しい。
遠方にいる限り「ソニックブーム」を打ち続けるので、一見反射に弱そうだが、連射性能がやや高めなので、速度を上げて跳ね返せる反射ワザでなければ、反射されたソニックを新しく放ったソニックで相殺されやすい。

原作同様、無策で突っ込んでも簡単に迎撃されてしまう。
特にソニックブームに焦って、ジャンプで飛び込む行為は絶対にやってはいけない。
範囲の広いサマーソルトをモロに喰らうことになる。

ただし逆に言えば接近されるとサマーソルトしか使わないため、カウンター系の必殺ワザを持っていれば完封できる。
また反射系の必殺ワザがあれば、ソニックブームを反射することで近づいてきた相手に攻撃することができる。
スピリット戦で相手が呼び出してくる場合は、フランクリンバッヂ(とアシストキラー)をつけて無視するのがよい。倒したいならアシストキラーをつけるだけでなく、ビームソードを持ち込むなど長リーチの直接攻撃できる手段を用意しておこう。危険が伴うが、カウンター持ちなら空中でカウンターを出して突っ込んでもよい。

ガイルを呼び出した場合は、ガイルと相手の間に立ち、ソニックブームの援護射撃と共に攻め立てるのがよいだろう。
なお、この行動パターンの性質上、いにしえっぽい王国などの強制スクロールステージでは攻撃が当たりづらいためハズレになりやすい。

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*1 飛び道具限定。
*2 『IV』以前は86kg。
*3 『ZERO3』ではヘルシーフード。
*4 「下溜め→上+キック」といったコマンドの関係上、下溜めの時間が足りなかったり、キックボタンが遅れるとジャンプキックが出てしまう。
*5 スマートボムデクの実おとしあなのタネPOWブロックの地響き、トゲゾーこうらの爆発、など
*6 英語版では“That was nothing.”