●アートワーク出典:MOTHER3
分類
Tag: MOTHER シリーズ アタッカー LEGEND級 防御属性 呼び出す
原作でのぜったいあんぜんカプセル
『MOTHER3』にて、ポーキーがアンドーナッツ博士とどせいさん達を騙して製造させていた装置。
ポーキーがあらゆる危険から「ぜったい」に身を守るために作らせていた。
ポーキー曰く、
◆「ぜったい」ってことは
「ぜったい」に ありませんねーっと
おもっていたかもしれないけど
ここに あるんだ。
とのこと。
本来は仮面の男がハリを抜き、闇のドラゴンが全てを無に返す時に使用する予定だった、らしい。
この装置そのものはリュカ一行がポーキーに会った時点で完成していたが、アンドーナッツ博士からの忠告もあり、ポーキーはすぐに入ろうとはしなかった。*1
そしてストーリー終盤、リュカ達に追い詰められてマシンが壊れると言う事態が発生したところで、ようやくポーキーは装置のハッチを開くのであった。
…が、この装置は外からの脅威を「ぜったい」防ぐ一方で、一度入ったら最後、内側からも「ぜったい」に出られないというなんとも鬼畜な代物であった。
「ぜったいあんぜん」という名は、中の人だけでなく、中から外界に干渉することは「ぜったい」に不可能な為、外の人も「ぜったいあんぜん」という意味もあったのだ。
これまで暴虐の限りを尽くしたポーキーは、結果的にその産物によって自分自身の存在を永久に封印してしまう事になったのだった。
しかし、そんなことを知ってか知らずかは不明だが、入った後のポーキーは装置の中で楽しそうに揺れている描写もあり、本人は意外とカプセルの中を気にいっている様子。
アンドーナッツ博士の言うように、結果的にポーキーくんの願いを叶えることになってしまった。と言うことになるからだろうか。
誰からも愛されないが故、すべての人々との関係を完全に遮断できる自分1人の空間を手に入れたからだろう。
「ぜったいあんぜん」であることを根拠に、アンドーナッツ博士がポーキーの入ったこのカプセルを転がすシーンがあるのだが、音を聞いたところかなりの重量がある模様。
…それにしても、キーラもしくはダーズによってこれが思念態に変えられた時、中のポーキーは一体どうなったのだろうか。
ポーキー・ミンチについて
このスピリットと階級の関係を語るに欠かせないのが彼である。
初登場は前作『MOTHER2』。ネスの隣家に住む悪友であり、父の「アンブラミ」、母の「ラードナ」、弟の「ピッキー」の4人家族で暮らしている。
名前の由来は、英語で豚を意味する「ポーク」からとってつけられたものであり、ブタマスク団と言う軍隊を組織している部分や、自分の乗るマシンのいくつかに豚の鼻のような模様があるのもこれが由来だと思われる。
このため、名前の意味を直訳すると「豚ひき肉」と言う意味になる。なんともセンスのカケラもないネーミングである。
ちなみに、彼の家族も全員豚、もしくは豚肉に由来しており、アンブラミは「脂身」、ラードナは「ラード」、ピッキーは「ピッグ」となっている。
前髪で両目が隠れており、素顔はよくわからない。視力は悪くならないのだろうか?
性格は悪い方向にねじ曲がった男の子といったところか。
家そのものは裕福だったのだが、
◆でも とーちゃんが
かえってきたら
おれが おこられるだろ。
◆けつたたき100回だ。
と本人が言うように両親から十分な愛情を注いではもらえていなかったらしい。
友達らしい友達はネスしか居らず、そのネスは裕福さこそ無いものの、両親からの愛情をこれでもかと受けて育っており、羨ましく思っていた節もあるようだ。
作中の序盤はNPCとして味方につくのだが、死んだふりをしたりネスを盾にしたりと、攻撃には一切参加してくれない。
その後は敵であるギーグの味方につき、ネスの冒険の先々に現れては邪魔をしていき、いつしか自身の家族とも離れ、孤独に各地を飛び回ることとなる。*2
『MOTHER2』のED後は様々な時代を飛び回り、『MOTHER3』の世界に流れ着いた。
そこではラスボスとして登場し、時代を飛び回り続けた結果前作からは想像もできないほど老化が進んで呼吸することすら困難なひどく衰弱した体になり、足の生えたコールドスリープ装置のようなマシンに介護される形で登場した。
しかも、どの時代のどの世界にも受け入れてもらえないまま時空転移を繰り返した結果、中身は子供のまま体だけが老化していく不死身の肉体を持つ存在と化していた。
それでもなお悪事の限りを尽くしたが、最終的にどうなったのかは上述の通りである。
その後はリュカが最後のハリを抜き、ドラゴンが目覚めて全て終わったあとも、カプセルの中で死ぬことすら許されず、永遠に生き続けなければならないという生き地獄な末路をたどることになってしまった。
『スマブラX』のアドベンチャーモードでは、『MOTHER3』ベースの姿でボスとして登場した。遠目で見るとわかりにくいが、よく見るとヒゲが生えており、年老いた姿だということがわかる。
そして、歳をとっても服装は子供のまま。
しかし、キングのぞうに紛して登場した時は亜空軍の敵キャラもろとも踏み潰しながら進んでいたため、亜空軍に属しているのかどうかは不明。
単にタブーに対する忠誠心がないだけなのか、忠誠心があったからこそ認めてもらいたいという気持ちが強いあまり亜空軍の雑魚たちを踏み潰したのか、誰の味方にもならず単身で行動しているのかは謎である。
他のボス達はと言うと、今作でファイターへと昇格したリドリー、パックンフラワーの最後の切りふだでお呼びがかかり、アタッカーとしても存在するボスパックン、ボスキャラとして唯一復活したガレオム、前作からカロスポケモンリーグのギミックとして残留しており、アタッカーも同じく存在するレックウザがおり、他のボス達も何とかスピリット扱いで登場できたのだが……。
なぜかポーキーだけが唯一自身の名義で登場できていない。*3
代表作
※赤文字は初登場作品
- MOTHER3 2006年/GBA
入手手段
- 呼び出す
- どせいさんの台座
- 防御属性の台座×6
- スピリッツポイント:2,600SP
どせいさんはぜったいあんぜんカプセルを開発した(させられた)張本人である事から。
また、防御属性の台座が6つも必要になるのはどんな危険をも跳ね除ける事からだろうか。
どせいさんのスピリットも呼び出す限定のため、他の召還スピリットに比べて入手にやや手間がかかるか。
性能
- 種類:アタッカー
- 階級:LEGEND
- 属性:防御
- パワー
- Lv.1:4,886 (攻撃力:0 防御力:4,886)
- Lv.99:10,000 (攻撃力:0 防御力:10,000)
- スロット:0
- 個性:なし
特徴は全スピリッツ中ダントツ1位の防御力。
Lv.1の時点で十分驚異的と言えるが、Lv.99まで育てきると10,000という、最早笑えるレベルの数値となる。
数値上の防御力は最強だが、防御力4815以上のアタッカーにアーマーナイトを装備すると、機動力こそ下がるものの、これを超える防御力を出せる。
しかし「自分はぜったいあんぜんだが、相手もぜったいあんぜん」という原作の性能を再現しているのか、攻撃力がどれだけ育てても0のまま。
一応こちらも下から数えてダントツ1位である。
加えてスロットも個性もないため、ギミックへの対応やワザの強化などといった能力の底上げもできない。
鉄壁流を覚えさせると、ただでさえ高い防御力が更に増すものの、その代わりとして与ダメージもアタッカーを装備しない素の状態からさらに半分になってしまう。
鉄壁流ぜったいあんぜんカプセル同士で対戦をしようものなら、ロイの最大エクスプロージョンですら3%程度しか入らないという凄まじくデフレした泥試合と化す。
あえて流派を習得させるなら、攻撃・防御ともに強化が可能な重戦車流がベターだろうか。