スピリット一覧/アシュナード

Last-modified: 2022-12-30 (金) 22:05:52

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●アートワーク出典:ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡

分類

Tag: ファイアーエムブレム シリーズ サポーター HOPE級

原作でのアシュナード

我が望むは、力による支配。
弱者は滅び強者が生き残る…
これこそが自然の摂理というものだ。

『蒼炎の軌跡』の最終ボスを務めるキャラクターであり、「狂王」の異名で恐れられる物語の元凶。一人称は「我」。
デイン王国の13代目国王にして、巨大な飛竜「ラジャイオン」を駆る竜騎士。クラスは専用の「デイン国王」。
その武勇は一騎当千と呼ぶに相応しく、単騎でも「聖騎士一兵団すら霞む」とまで評される猛将。

兼ねてよりズバ抜けた実力と王の器を持つ人物ではあったが、王家出身とは言え王族本家から最も遠い血筋に生まれていたため、王位継承候補から外されていた。
それ以来、血筋で王を決める風習に疑問を抱くようになり、遂には極端な実力主義の思想になるまで歪み、数々の凶行に走り王の座を奪取したという経緯を持つ。

覇道を歩む者らしく孤高にして不遜、残虐にして傲慢といった、まさに「狂王」の二つ名に偽りなしの人物。
筋金入りの戦闘狂であり、戦争をするのも見るのも好み、自分を追い詰める境遇や強者の存在を喜ぶ。
実力主義・実利主義を徹底しており、実力さえあれば素性を問わず自身の配下に加えて高い地位につけ、また己に利のある土地や民に対しては征服しても恐怖政治や搾取政策を行うことはない。
逆に弱者や失態を犯した部下など己にとって価値がないモノに対しては冷酷非情そのものであり、人を人とも思わない仕打ちを繰り返し自国のデイン王国すら不要と見なせば躊躇なく切り捨てる。

もっとも大国の王でありながら「素性を問わない」という主義を持つ彼は、皮肉にも人種や身分による差別意識が激しいテリウス大陸においては唯一無二の存在でもある。
サザの口から「実力さえあれば成り上がれるという夢を見せてくれる、いい王様だった」と語られるなど、貧しい者にとっての希望となっており、心酔する者も少なくない。

作中では大陸全土に戦火を広げるべく、手始めにクリミア王国を侵略。その中でクリミア王女のエリンシアが辛くも逃げ延び、アイクの所属するグレイル傭兵団に助けを求める所から物語が大きく動き出す。

ゲーム中でも、圧巻のステータス・超強力な専用武器グルグラント・ごく一部の武器以外を完全に無効化する女神の鎧・「ラスボスは初期配置から動かない」という従来の『FE』のお約束を破って竜騎士ならではの機動力で迫ってくる、という設定に違わぬ暴挙の数々を見せ、『FE』シリーズ全体を通しても歴代最強クラスのラスボスとの呼び声が高い。
また竜や神々・魔王といった神話上の存在との決戦が定番である『FE』においては珍しい純粋な人間のラスボスでもある。

代表作

赤文字は初登場作品

  • ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡 2005年/GC
  • ファイアーエムブレム ヒーローズ 2017年/iOS,Android

スピリッツバトル

母体のガノンドロフがアシュナード役、護衛のリザードンは彼の駆る騎竜のラジャイオン役だろう。
防御力アップの効果は、原作でほとんどの攻撃を無力化してしまう女神の祝福を得た鎧を装備している事を意識したものと思われる。

対策

超パワーのガノンドロフと、少し巨大化してやたらふっとびにくくなっているリザードンのペアが相手。
HOPE級だが、相手のCPレベルが妙に高く、下手なACE級より難しい。
防御力アップでダメージが通りにくいのも悩みどころ。

相手は機動力は高くないので、こちらは「(鈍足)スーパーアーマー」を付けてあまり動かず、相打ち覚悟で殴り合うのが一番楽な方法か。

入手手段

「王位継承候補から外され、片田舎に追いやられた」ということだろうか。
街へ走るタクシーの手前にいる。しずえを解放するためには必ず倒さなければならない。

性能

主人公のアイクがファイターとして参戦しているにもかかわらず、漆黒の騎士らに知名度を奪われているせいなのか、ラスボスなのにHOPE級止まり。
スキルは部下に対する待遇から来たものなのだろうか。


*1 普通より少し大きい程度。