スピリット一覧/シン

Last-modified: 2023-05-01 (月) 22:50:24

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●アートワーク出典:ゼノブレイド2
※追加スピリット:2021年3月5日より追加

分類

Tag: ゼノブレイド シリーズ アタッカー ACE級 無属性

原作でのシン

『黄金の国イーラ』での主人公の1人であり、『ゼノブレイド2』本編のキーキャラクター。属性は氷。
500年前に存在した古王国「イーラ」の秘宝でありイーラ最強のブレイド。物静かで心優しく、無用な争いを好まない。料理の腕も一流で勤勉。

現在は500年前とは打って変わり眉ひとつ動かさず殺人を働くなど冷酷な性格をしているが、それでも仲間に対しては優しく、今でもドライバーとブレイドの絆を信じている節がある。
なお、シンを初めとする「イーラ」の主要メンバーのキャラクターデザインは『FF』シリーズで有名な野村 哲也(のむら てつや)氏が手掛けている。

声優は櫻井 孝宏(さくらい たかひろ)

シンの経緯と活躍(ネタバレ注意)

かつて、イーラ王国に保管されていたシンのコアクリスタルを盗賊「ゴウト」が奪取。
その後、ゴウトの愛人だった女性の娘「ラウラ」(10歳)がコアクリスタルに触れ同調してしまう。
ゴウトがシンを再びコアクリスタルに戻すべくラウラを殺害しようとした矢先、シンはゴウトの腕を素早く切断しラウラを救い、「今日から俺が一緒だ」と語り掛ける。

ラウラとシンの戦闘スタイルは、経済状況が乏しいためにシンの武器をラウラが用いるという、その時代では極めて珍しい連携だった*1
ラウラは、ブレイドの能力を押さえつける能力を持つブレイド「カスミ」とも同調。カスミは、ラウラとの同調歴が長いシンに嫉妬するようになる。
そしてラウラが27歳となり、各地で「メツ」が破壊活動を繰り返している中で、難民の「サタヒコ」、イーラ王子「アデル」とその天の聖杯「ヒカリ」及び従者「ミルト」、スペルビア帝国皇帝「ユーゴ」とそのブレイド「カグツチ」「ワダツミ」と出会う。

自分の国の秘宝を前にしてもラウラと友好的に接したアデルらと共に首都アウルリウムを目指す中で、アーケディア法王庁のマルベーニ助祭枢機卿により作り出されたマンイーターのブレイド・ミノチと出会う。
そして、ハイベルの村にて村の老人から、ラウラと同調する前は「オルネラ」というイーラ王国の女性のブレイドであったことを述べられ、以前の自身がオルネラ達と共に過ごした日々を綴り残した日記と写真を発見。その日記には、ドライバーと永遠の時を生きることができる「マンイーター」となる手段が記されており、ラウラと過ごす日々を大切にするシンに強い印象を植え付けた。

首都アウルリウムに到着し、イーラ国王からはラウラのブレイドであることを認められ、直後に襲撃してきたメツとガーゴイル・デバイスを退けるが、戦闘の最中でメツに興味を持たれる。
これらの功績により受勲式が開催され、正式にイーラ王国の騎士となったラウラに「これからも沢山思い出を作っていこうね」と言われ、「ラウラがシンの額のコアクリスタルを隠すために作った仮面」をどうするかと問われると、これからも使っていくとしラウラの想いを捨てずにいくと決意。
しかし、アデルと面識のある巨神獣「セイリュウ」と出会い、巨神獣からブレイドが生まれ、ブレイドはやがて巨神獣となり朽ちていく定め、以前にオルネラと同調していた自身が「永遠」を必要としていなかったことを知ると、今後のラウラとの在り方についてを悩み始める。
メツとの最終決戦前、ヒカリに対し「ヒカリの本当のドライバーはアデルではなく、この先で出会う別の誰かなのではないか」と問う。

イーラの巨神獣の腹でのメツとの最終決戦の最中で、メツに「人間がどのような生き物か知っているだろう」と発せられると、シンはそれを否定できずにいた。
ヒカリとメツのセイレーン・デバイス同士の戦いの最中で、アデルでさえ使いこなすことのできないヒカリの真の力「第3の剣」が解放され、メツの撃破に成功する。
しかし、力を制御できなかったヒカリの攻撃によりイーラ王国が滅亡し、自分の手でミルトを殺めたショックに耐え切れなくなったヒカリがホムラの人格を生み出した後、彼女と第3の剣を封印すると宣言したアデルの提案で、ラウラ、カスミ、サタヒコらと共にイーラ抵抗軍の集まるキャンプを目指すこととなる。

道中、マルベーニによりブレイドイーターのプロトタイプに改造されたゴウトの襲撃を受けるが、因縁を断つ形でラウラ達と共にゴウトを殺害。
そして抵抗軍キャンプに辿り着いたその時、天の聖杯の力や人々の変化を恐れたマルベーニがアーケディア法王庁の聖下の座に就き、抵抗軍を襲撃し始める。
この抗争に巻き込まれ、ラウラがアーケディア軍の攻撃で致命傷を負ってしまい、自らもコアクリスタルに戻ってしまう中で、ラウラが「あなたとの絆が消えるのが怖い」という呪いにも等しい遺言を発したことで、オルネラと同調していた頃の自分が書き残した「マンイーターとなる術」を用いて、ラウラの心臓を食う形で彼女を殺し、自身はマンイーターとなる。
サタヒコは難民としてアーケディアに回収され、カスミはラウラの死によりコアクリスタルに戻りアーケディアに回収されマルベーニと同調し、コアクリスタルの半分をマルベーニ自身が取り込む形で奪われる。

そして、自らラウラを殺し、コアクリスタルが赤く輝くマンイーターと化したシンは、これまでの自分が記した日記と写真を全て焼却し、セイリュウとも決別し、ラウラが作ってくれた仮面のみを持って一人生きていく。

だが、ラウラを失い理不尽な世界に失望し、それでもラウラの遺言により死ぬこともできず自らに存在価値も見出せぬ日々を過ごす。
ある大雨の日の中で、復活したメツに発見され「お前と同じ*2」と手を差し伸べられ、滅んだ古王国の名を冠した秘密結社「イーラ」を結成。
この世界も、この世界を作り世界樹にいるとされる神さえも滅ぼそうと画策し、自身と同じく大切なものを失った境遇を持つマンイーターのヨシツネとベンケイやニア&ビャッコ、そしてアーケディアでブレイドイーターに改造されたサタヒコを仲間に加える。
イーラで造られた戦艦「モノケロス」を母艦に、ラウラの遺体は氷漬けにして「戒め」として自らの傍らに置く。
マンイーターとなったシンは、取り込んだラウラの心臓が強い拒否反応を起こしているせいで全力を出すことが難しく、モノケロス内部に配備された専用のヒーリングスリープ施設に定期的に入らないといけない体になってしまっている。

計画のため、メツがイーラの胎での戦いで失った天の聖杯の本来の力を取り戻すべく、同じ天の聖杯であるホムラを手に入れて力を奪うことを画策。
かつてアデルが彼女を封印した古代船の存在を察知し、アデルの血縁たるレックスにサルベージの依頼をすることでホムラの下に辿り着くが、レックスがホムラの剣に触れようとしたためにレックスを殺害。
しかし、ホムラの夢の中でレックスが彼女と同調してしまったため、組織を挙げて彼と彼らの仲間を付け狙う。

また、マルベーニがマスタードライバーであること、彼がカスミのコアクリスタルを取り込み彼女の能力を掌握したことから巨神獣やブレイドを従える能力を有していることを見越し、彼の能力による支配を受けない人工ブレイドを用いるため、アヴァリティア商会のバーン会長を経由し、人工ブレイドの製造技術を持つトラの父「タテゾー」を襲撃し誘拐、スペルビアの廃工場にて大量のブレイド・ボットを製造させる。
同時に、マルサネスを起動させるため、アーケディアが(マルベーニが洗礼と称し優れたコアを取り込むための)コアクリスタルを輸送する船を襲撃していく。

レックス達がスペルビア帝国でファン・デ・ノルン(かつてのカスミ)と出会ったことについてベンケイとサタヒコから報告を受け、カスミのことを放っておけないシンは単身でテンペランティアに赴きスペルビア軍巨神獣兵器を奪い、インヴィディアとスペルビアの戦争が開戦するよう仕向けるため破壊活動を開始。
両国の仲裁にやってくるであろうアーケディアがブレイドの力を抑制するファンを投入することを見越した行動であり、乗り込んできたレックス達、そしてファンと対峙し、マルベーニと同調しているファンに「あの男(マルベーニの名)を口にすることがどういうことか」と告げ、「楔から解き放つ」とし殺害。
カスミは、聖杯大戦直前にラウラやシン達の前で「マルベーニのブレイドには絶対になりたくない」と発言しており、本来の彼女を本当の意味で救うためのものであった。

ルクスリアで、世界樹への道の鍵を握るサーペント・デバイスの制御コア「サンクトス・チェイン」及びホムラを奪うべく、レックスらの前に三度登場。
本来の能力である「絶対零度」で戦闘力を奪い、マンイーター化の副作用で得た素粒子操作の力で自身を光速にまで加速させることが出来るという能力を以て、天の聖杯すら寄せ付けない圧倒的な力で、レックス一行を全滅させる。
そして、ホムラを奪うことに成功し、レックスに「自分のブレイドが傷だらけになっていることにも気づかない哀れなドライバー」と言い放つ。

モルスの断崖にて、決して諦めない不屈の闘志を燃やしホムラ / ヒカリを復活させた上にアデルでさえ使いこなせなかったプネウマの力をも手にしたレックスには歯が立たず、戦いの余波で崩れ去った断崖から落下し、モルスの地にてレックスと一時休戦体制をとり、世界樹を目指す。
その中で、かつてヒカリがメツとの戦いで沈めたイーラの巨神獣の亡骸を発見。
かつてイーラの胎でセイリュウが自身やアデルに述べた巨神獣とブレイドの一生をレックス達に語り、そして真にイーラを滅ぼした張本人がマルベーニであることを告げる。
モノケロスがシンとレックス達を発見した際、レックス達をかばうように「手を出すな」と発し、自身はモノケロスで世界樹上層を目指し、対アーケディア用兵器「マルサネス」とラウラの遺体をサタヒコに任せる。

そしてゲート・オブ・ゼブルにて、メツと進もうとするもラウラの意志がそれを拒み、この場でレックス達を単身で待ち、対決。
人とブレイドの絆、その在り方と答えを持っているレックスを前に、自分たちは「ここまで」と感じ剣を納め、現れたヨシツネとベンケイにも終戦を悟る。
直後に出現したマルベーニにベンケイとヨシツネを殺害され、怒りに震え交戦しようとするが、レックスに「人間の手でケリをつけたい」「その身体を大切にしろ」と静止される。
しかし、次第に追い詰められていくレックス達を見て、自らに残された全ての力を以てマルベーニを殺害。自身も力を使い果たし、500年にわたる争いに終止符を打つ形で、満足気な顔をしセイリュウにも「天晴」と称賛され、消滅していった。

代表作

赤文字は初登場作品

  • ゼノブレイド2 2017年/Switch
  • ゼノブレイド2 黄金の国イーラ 2018年/Switch
    『ゼノブレイド2』のDLCあるいは単品という2形態で発売。本編より500年前の世界。こちらではドライバーのラウラと共に主人公を務める。
    500年後の『ゼノブレイド2』本編への前日譚であり、彼らに降りかかる悲劇がシンの行く末を深い闇に堕とすことになる。

スピリッツバトル

※DLC「ホムラ / ヒカリアルストの雲海ステージ セット」の購入が必要

人選は声優とデザイナーが同じクラウドが選ばれている。
ステージ・ギミックは氷属性を操ることから。
移動速度アップは素粒子の操作で高速移動ができることの再現だろう。

対策

終点化で全面氷結床のため「氷結床無効」は必須。

入手手段

  • ダウンロード特典:ホムラ / ヒカリ+アルストの雲海ステージ セット
  • ショップ:6,000G
  • 大観戦:ポイント交換:2,000P
  • オンライントーナメント:ランダム報酬
  • 勝ちあがり乱闘:ランダム報酬

性能

  • 種類:アタッカー
  • 階級:ACE
  • 属性:
  • パワー
    • Lv.1:3,225 (攻撃力:2,000 防御力:1,101)
    • Lv.99:9,700 (攻撃力:6,016 防御力:3,311)
  • スロット:2
  • 個性:走行強化

*1 この連携は後にアデルやユーゴが真似て、さらに500年後の世界ではどのドライバーも用いる基本戦法となっている。
*2 メツ自身も聖杯大戦でコアクリスタルを損傷し、天の聖杯ながらその力を使えない上、マルベーニに植え付けられた破壊衝動と自らの存在意義の狭間で悩み続けている。
*3 普通より少し大きい程度。