スピリット一覧/メツ

Last-modified: 2023-10-08 (日) 05:35:40

Malos.jpeg

●アートワーク出典:ゼノブレイド2
※追加スピリット:2021年3月5日より追加

分類

Tag: ゼノブレイド シリーズ アタッカー LEGEND級 無属性

原作でのメツ

秘密結社「イーラ」のナンバー2。
2mほどもある筋骨隆々とした大男で、見た目通りの粗暴な性格。だが、仲間に対する情は厚い。
同調しているブレイドである「ザンテツ」の武器、旋棍を用いて戦う一方、明らかにザンテツの力ではない謎の闇の力を用いることも。

ネタバレ注意

彼の正体はホムラ / ヒカリと同じく「天の聖杯」で、神(クラウス)により作られた三基のコンピューターたるトリニティ・プロセッサーの内の1つで真の名は「ロゴス」。胸カバーの奥にはホムラと同形状の紫色のコアクリスタルが隠されている。
ドライバー無しでも100%の力を発揮可能で、「触れた物体を消滅させる」能力を持つ。
因みに、「ホムラ(ヒカリ)=プネウマ」のコアクリスタルは翠玉色。
残る1つの天の聖杯「ウーシア」は、クラウスのゲートを用いた実験の最中でクラウスの半身(ザンザ)と共に別次元へ飛ばされ、赤色のコアクリスタルを持った「アルヴィース」となっている*1

500年前、様々な人間の醜い姿を数多目撃する中でかつてクラウスが作ったこの世界に疑問を持ち破滅願望を抱いたマルベーニが、世界樹からコアクリスタルを持ち出した後に彼と同調した。
同調の際に彼の影響を強く受けたため、世界を滅ぼすことが自身の存在意義と定義するようになった。
また、アーケディア法王庁に代々伝わる宝物「天の聖杯」をマルベーニやラダリア法王の前で破壊し、「これからは俺(トリニティ・プロセッサー)のことをそう(天の聖杯と)呼べ」と述べる。トリニティ・プロセッサーの別称を天の聖杯と名付けたのはメツ自身であった。
それ以降はマルベーニのブレイドとして数々の戦果を挙げるが、彼がアーケディア内で功績を認められ助祭枢機卿という役職に就くようになると、世界を滅亡させるため彼の下を去り聖杯大戦を勃発させる。ドライバーだったマルベーニはメツを危険視し、アデル及びヒカリらが属する古王国イーラ側に立ち対立、最終的にヒカリに敗北したメツは歴史上では死亡したものとされているが、実際には生存しているもののコアクリスタルが損壊、本来の力を出せなくなっていた。

これを機に、マルベーニがメツやヒカリといった天の聖杯の力を恐れると同時に、自分の思想とは異なる人の変化を拒絶し自らの存在意義を保つため、イーラを滅ぼしシンを絶望の底に突き落とし己の存在意義を失わせたことで、メツはかつて敵対していた古王国イーラ最強のブレイドであるシンに「お前は俺と同じ(=存在意義の無い者同士)」と告げ結託し、この世界の人間と神を滅ぼすため秘密結社「イーラ」を立ち上げる。

失った力を取り戻すために聖杯大戦後に眠りについたホムラ(ヒカリ)を回収し捕らえるべく、アデルの血縁であるサルベージャーのレックスに古代船の依頼を持ち掛け見事サルベージさせるが、レックスがホムラと同調を果たしてしまったことで本格的に彼と対立。
その後もインヴィディアのカラム劇場、ルクスリアと幾度にわたりレックス一行と交戦し、ついに彼女を捕らえることに成功しコアクリスタルの情報を奪い取り、本来の力を取り戻すことに成功する。さらにはサーペント・デバイスに与えられた命令をも書き換え僕とすることが可能となる。
彼の生み出す本来の武器は「モナド」。様々なモナドアーツと全てを消去する闇の力を駆使しレックス一行を翻弄する。

尚、同じ天の聖杯のウーシア(=アルヴィース)は前作『ゼノブレイド』にてモナドの力を持っており、プネウマの剣にもモナドと同様の空洞が設けられ且つ「思い描いた事象を現実にする能力」も持ち合わせていることから、メツを含めた天の聖杯の3基の主力武器は「モナド」であると思われる。

モルスの断崖にて、ホムラを取り戻し楽園を目指そうとするレックスやブレイドとしての力を表に出したニアと交戦、レックスの強い思いにより覚醒したプネウマのセイレーン・デバイスとの衝突により断崖が崩壊。
サタヒコらの駆るモノケロスを用いて雲海を潜り抜け、モルスの地へと落下していったシンを回収し、約束通り共に世界樹を昇り神のいる場所を目指す。しかしシンがラウラの意志により楽園の直前でレックス達を待ち構えると決意するや否や、彼を抱きしめ言葉を残し先へ進んでいく。

ラダマンティスで鎮座するクラウスに会い消滅させようとするが攻撃を防がれ、クラウスが直に消滅することを知ると、アイオーン・デバイスや大量のガーゴイル・デバイスを頂戴し、「生んでくれてありがとうよ──」と言葉を残して、本格的にアルスト全土への攻撃を開始し全てを消滅させようとする。
世界の消滅を阻止すべく現れたレックス達に、シン達イーラの仲間が死んでいったことを打ち明けられても動じることはなかったが、シンを勧誘した際の彼の辛く悲しい姿を語りながら醜い世界を一貫して否定。しかし、未来へと思いを繋げようとするレックス達にアイオーン・デバイスから切り離され、戦いの中でレックス達が示した全身全霊の想いに満足し、自らに破壊願望を植え付けたマルベーニのブレイドであったことをも受入れ、この世から消滅していった。
その後、崩壊する世界樹から己の身を犠牲にアルストを守ろうとするプネウマに、「産まれてきてどうだったか」と問うている。

因みに『ゼノブレイド2』開発当初では、製品版のホムラ / ヒカリに相当するレックスのパートナー・メインヒロインポジションはメツであったことが開発スタッフにより明らかにされている。
これにより本編中のメツやヒカリのセリフを逆転させたコラージュ画像が作られる、「メツブレイド」なる架空の作品名が作られた。
仮にメツブレイドのまま製品がリリースされていた場合、『スマブラSP』に参戦していたのはホムラ / ヒカリではなくメツとなり、大乱闘にてシュルクとのモナド対決をしていたのかもしれない。

声優は中村 悠一(なかむら ゆういち)

代表作

赤文字は初登場作品

  • ゼノブレイド2 2017年/Switch
  • ゼノブレイド2 黄金の国イーラ 2018年/Switch
    『ゼノブレイド2』のDLCあるいは単品という2形態で発売。
    本編より500年前の世界。こちらではモナドやデバイスを遺憾なく使用。

スピリッツバトル

※DLC「ホムラ / ヒカリアルストの雲海ステージ セット」の購入が必要

  • 母体:リヒター (7Pカラー、護衛を2体以上撃墜すると出現) (ジャイアント化*2ビームソード持ち込み、ふっとびやすさダウン、チャージ切りふだOFF)
  • 護衛1:リドリー (8Pカラー(スピリット装備なし)、最初から出現) (ジャイアント化*3)
  • 護衛2:リドリー (8Pカラー(スピリット装備なし)、最初から出現) (ジャイアント化*4)
  • 護衛3:リドリー (8Pカラー(スピリット装備なし)、開始から3.5秒経過で出現) (ジャイアント化*5)
  • セットパワー:13,600
  • 属性:
  • ステージガウル平原
  • ルール
    • メインファイターを倒せば勝利
    • アイテムなし
  • BGM:Incoming!
  • ヒント
    • メインファイターを倒せば勝利! 護衛は残してもOK
    • 相手を倒すと増援が出現 倒しても油断するな!

リヒターは黒眉&モナドジェイルを意識したものだろうか。メタリドリーは『黄金の国イーラ』に於けるメツの尖兵「ガーゴイル・デバイス」の再現。

対策

まず護衛のメタリドリーがとにかく厄介。
三体もいるのでメインファイターに近づくのにも苦労する。
さらにメタリドリーを2体倒すと登場するメインファイターのリヒターを含め全員巨大化しているため、囲まれれば大ダメージを受けたのちにバーストされるだろう。
メインファイターだけを倒せばクリアは可能だが、高火力のワザでリドリーを全員倒してからタイマンに持ち込むのがお勧め。

そして母体のリヒターも巨大化に加えてビームソードとムチ攻撃の長リーチにより非常に手強い。
ステージのガウル平原の上部の平地ではビームソードで近づけず、点在した足場の空中戦でも正確にムチを当ててくるため、正面から差し合いを挑むのは困難。
すり抜け床に乗った敵の下に位置取って上方向への攻撃をちくちく当てていく、あるいはステージ左下のL字型の地形で待ち構えるなど、リーチの差を誤魔化して対応したい。
ステージギミックの黒いフェイスも敗因に繋がりやすいので要注意。

何はともあれ、もちこみアイテムの「護衛弱体化」があると良い。
火力を補強するなら「ジャイアントキラー」が敵全員に刺さる。
また、護衛を倒すたびに回復できる「撃墜回復」をセットすると便利。持久戦を挑むなら「オート回復」も有力。

なおこのリヒター、やけにふっとびにくくなっており、ステージ上部が地続きになっているからといって場外ギリギリで待機して後ろ投げで撃墜と言う戦術が通用しにくい。
この戦術を使おうものなら数回繰り返してようやく成功するレベルなので、リーチの長い攻撃などで押し出してしまった方が効果的。

入手手段

  • ダウンロード特典:ホムラ / ヒカリ+アルストの雲海ステージ セット
  • ショップ:15,000G
  • 大観戦:ポイント交換:5,000P
  • オンライントーナメント:ランダム報酬

性能

  • 種類:アタッカー
  • 階級:LEGEND
  • 属性:
  • パワー
    • Lv.1:4,410 (攻撃力:3,160 防御力:1,081)
    • Lv.99:11,028 (攻撃力:7,900 防御力:2,704)
  • スロット:1
  • 個性:打撃アイテム強化

これまでのDLC関連追加スピリットには必ず新スキル持ちのLEGEND級サポーターが1つずつ存在したが、今回はそれに加えてLEGEND級アタッカーも登場。レックスの超化版も含めれば、事実上3つのLEGEND級が追加された事になる。

肝心の性能だが、特徴はなんといっても攻撃力。Lv.99まで育てた時の攻撃力はなんと驚愕の7,900
これは同じくLEGEND級の豪鬼に次いでスピリッツ全体でも3位という数値である。
さらに無属性なので有利不利問わず全属性のバトルに対応できる。
まさに破メツ的な性能である。

ただし、上記の圧倒的な攻撃力に対し防御力の方は壊メツ的であり、LEGEND級の中では最弱
その低さたるやNOVICE級並で、LEGEND級どころか全体で見ても明らかに低い。
そのため、同じLEGEND級スピリット同士での戦いでは強烈なスマッシュが一発当たるだけでそのまま昇天という事もあり得る。
それどころか読み合いなどに負け続ければ、攻撃力が高めのNOVICE級アタッカーにすら普通に負ける可能性がある超ピーキーなスピリットである。
まさにスピリッツ界の豪鬼とも言える性能だが、肝心の豪鬼本人は防御力が高めであまり豪鬼していないのは内緒。

スキルスロットが1つあるが、素の防御力が低いので防御強化系のスキルではこの弱点をカバーするのは難しい。いっそのこと思い切って、持ち前の火力をさらに上げるスキルを付けるのがおすすめ。
もともと高い攻撃力をさらに強化するなら「代償攻撃強化」などがいいだろう。
個性の効果に重きを置くなら「ビームソード持ち込み」や「キルソード持ち込み」がいい。


*1 劇中ではっきりと明言された訳ではない。
*2 通常のジャイアント化よりも少し小さい。
*3 通常のジャイアント化よりも少し大きい。
*4 通常のジャイアント化よりも少し大きい。
*5 通常のジャイアント化よりも少し大きい。