●アートワーク出典:ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ
※追加スピリット:2022年1月14日より追加
分類
Tag: ストリートファイター シリーズ アタッカー LEGEND級 無属性
原作での殺意の波動に目覚めたリュウ
体内の波動が暴走し、強い殺意と破壊衝動に駆られてしまったリュウのifの姿。ユーザー間では縮めて「殺意リュウ」と呼ばれる事が多い。
浅黒くなった肌と黒い胴着が特徴的。背中には「滅」の字を背負っている。
もしものリュウ故、基本的にこの姿がストーリーの正史になる事はない。
出身地は日本。誕生日は1964年7月21日。身長175cm、体重68kg。
3サイズはB112/W81/H85。血液型はO型。
好きなものは強者を倒すこと。嫌いなものは弱者。特技は飛来する弾丸を躱すこと。
リュウの流派は暗殺拳がルーツとなっており、過去にも同門から豪鬼など殺意の波動に呑み込まれた者が何人か出ていた模様。この殺意の波動の克服もまたリュウにとっては大きな目標となっている。
『III』『V』のリュウは殺意の波動をコントロールできるようになり、「電刃波動拳」(真空波動拳同様の超必殺技)などの電気をまとった技を自らの波動と殺意の波動を摩擦させて静電気状にすることにより繰り出すことができる。
『V』では殺意の波動がリュウから乖離し、「影ナル者」として実体化した。
性能的にはリュウをベースとしつつ豪鬼の代名詞でもある「阿修羅閃空」「瞬獄殺」などを追加している。一方で豪鬼同様体力値はかなり低い。
殺意の波動に目覚めた者達の代名詞となる「瞬獄殺」でKOした時に繰り出される文字は、豪鬼がほとんどの作品で「天」なのに対し、殺意リュウ(や影ナル者)は「滅」である。
『ストリートファイターEX』のガルダは「殺意の波動」に取り憑かれた格闘家達の怨念を取り込んだ鬼人、という設定が存在する。
また、『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』では日焼けしただけで豪鬼や殺意リュウのようになる女子高生が登場するが、殺意の波動とは関係がないようだ。
ケンは殺意の波動に目覚めることはないが、一部作品ではベガに洗脳された姿「洗脳されたケン」が登場する。ミュウツーなど洗脳をテーマにした勝ち上がり乱闘にケンが出てくるのはこのため。『V』ではサガットも殺意の波動に目覚めかけた。
代表作
※赤文字は初登場作品
- STREET FIGHTER ALPHA2 1996年/AC
海外版『ストリートファイターZERO2』。殺意リュウを初めとした国内版には存在しない隠し要素が話題となり、わざわざ海外から基盤を輸入するゲームセンターも多かった。
- ストリートファイターZERO2 ALPHA 1996年/AC
『ZERO2』のマイナーチェンジ。殺意リュウを使いたいと言うユーザーの声を受け、海外版の隠し要素に加え新たな隠し要素を追加。ゲームバランスも大きく見直した作品。
- ストリートファイターEX plus 1997年/AC
失踪などバッドエンドを迎える作品が多い中、自らの拳の過ちに気付き修行をやり直すという希望を感じさせるエンディングが特徴。
- スーパーストリートファイターIV アーケードエディション 2010年/AC
2011年3月25日に追加。新キャラ「狂オシキ鬼*1」の手により命を落とし、身体だけが殺意の波動に支配されてしまったという設定があるifの姿。
貫かれた跡が痛々しい胸部とそれまでよりも荒々しい野獣のごとき外見を持つ。歩きの速さとリーチが長いしゃがみ中Kを軸とした地上戦、新技である竜爪脚を軸とした高いコンボ火力が持ち味のキャラクターとなっている。
当初は慎重な調整が施されていたが、バージョンアップの度に着々と強化が加えられ、最終的には強キャラの1角に数えられた。
- ウルトラストリートファイターII ザ・ファイナルチャレンジャーズ 2017年/Switch
かつての『II』に多くの要素を追加してSwitchで蘇った作品。
グラフィックは現代風にリファインされたものと、昔からのファンもなじみのあるものを切り替え可能。体力値が低いとはいえかなりの強キャラ。
スピリッツバトル
- 母体:リュウ (4Pカラー) (150HP、全必殺ワザ強化、ふっとびやすさダウン)
- セットパワー:13,700
- 属性:無
- ステージ:朱雀城 (終点化)
- ルール
- 体力制:150HP (味方)
- アイテムなし
- いきなり切りふだスタンバイ (相手:開始から1秒経過で発生、発生から19秒経過毎に再発生)
- 攻撃力アップ (相手:開始から1秒経過で発生)
- BGM:Vega Stage Type B
- ヒント
- 相手が切りふだ状態になる! うまくよけろ!
- 相手の必殺ワザがパワーアップ! ワザのスキを見極めろ!
- 体力制の乱闘 相手のHP0で撃墜!
対策
豪鬼のスピリッツバトルとシチュエーションは似ているが、あちらとは異なり「相手だけ攻撃力アップ」「一定時間経過毎に切りふだスタンバイ」という要素があり、難易度はかなり高め。
他にもジャンプ力低下のギミックこそ発生しないものの、ふっとび率が低く調整されてるのかふっとばしにくくなっており、"当てて反確"という状況になりやすくなっている。
特に脅威となるのが、真空波動拳による場外への押し出し。復帰力の低いファイターなら残りHPに関わらず致命打になり得るだろう。
対策としては、ダメージを恐れずに思い切って近接戦に挑むのがおすすめ。
実は「攻撃力アップ」とはあるものの効果はそこまで極端ではなく、豪鬼とのバトルと異なり多少攻撃を受けても致命傷にはなりにくい。
なお、接近したらしたらで近接版切りふだの真・昇龍拳が飛んでくるが、それでも真空波動拳の押し出しに比べればまだマシ。
とにかく真空波動拳を撃たせないように、撃たれたら必ず回避するつもりで挑もう。
おすすめのセットは漆黒の騎士と戦艦ハルバードを合わせたWアーマーナイトによる超防御型構成か鈍足スーパーアーマーを搭載したスーパーアーマーナイト構成。
これにより殺意の波動に目覚めたリュウの猛攻に耐えやすくなる。
おすすめファイターは「キングクルール」。
2種類の飛び道具で相手のリーチ外から安全に戦える、カウンターで相手の攻撃を逆利用できる、真空波動拳で押し出されても上Bで簡単に戻ってこれると全てにおいて優秀であり、最高によく噛み合っている。
どうしても解放出来なくて困っていれば試してみよう。
入手手段
性能
- 種類:アタッカー
- 階級:LEGEND
- 属性:無
- パワー
- Lv.1:4,826 (攻撃力:3,249 防御力:1,392)
- Lv.99:12,068 (攻撃力:8,123 防御力:3,481)
- スロット:0
- 個性:腕攻撃強化
まず目につくのが圧倒的な攻撃力。単純な数値だけ見れば全スピリット最強。
その数値たるやLv.1時点ですでに3249、Lv.99まで育てればなんと8123に達する。
8000台を超えたのは史上初であり、なんと発売当初から攻撃力最強の地位を維持し続けていた豪鬼をも凌駕する。更にセットパワーは追加スピリットの中では唯一12000台を超えている点も凄まじい。
さらに無属性なので属性相性に縛られずどんな戦いにも繰り出すことができる。
極めつけはスキル、リュウとケンが使えばシリーズボーナスも相まって、昇龍拳が冗談抜きで滅殺の一撃になり、天にも昇る勢いで星になること間違いなし。
まさに殺意の波動に目覚めたような性能である。
しかし、その代償なのか、スロット数は豪鬼同様の0、防御力もLEGEND級にしては低めという弱点を持ち、非常にピーキーな性能に仕上がっている。