●アートワーク出典:メトロイド フュージョン
分類
Tag: メトロイド シリーズ アタッカー NOVICE級 攻撃属性 超化前スピリット 商店
原作での寄生生命体X
『フュージョン』で初登場した、「惑星SR388」に生息しているゲル状の浮遊生命体。
他の生物に寄生する能力を持ち、それによって身体的特徴、力、記憶、知識を正確にコピーして擬態することができる。
分裂することで増殖し、DNA情報を合成して進化もできるなど非常に高度な能力を持つが、コピーする目的が種の繁栄であるため心まではコピーしない。
寄生した生命体との共生もせず、中枢神経を攻撃することで宿主を死に至らしめ、万が一宿主が何らかの理由で生存した場合は最優先で抹殺を図ってくる。
「メトロイド」が天敵であり、メトロイドには寄生すらできず、一方的に捕食・吸収されてしまう。
『メトロイドII』でサムスが惑星SR388を訪れた際は天敵のメトロイドが支配していたため姿を見せなかったが、サムスが惑星内のメトロイドを根絶したことで再び活動するようになった。
そもそも鳥人族がメトロイドを生み出したのはこの「X」を排除するためであり、サムスはどんな手段でもコントロールは不可能と断じ、銀河連邦軍に寄生すれば被害が全宇宙に及ぶと推測したほど、能力・生態ともに脅威的。
部分的にでも生体部があればDNAを得て擬態してしまうため、遺伝子が入っている鳥人の像や、半機械生物兵器であるナイトメア等にも寄生・擬態した。
『フュージョン』のオープニングにて、惑星SR388へ再調査に訪れたサムスも寄生され、一時は生死の境を彷徨うことになる。
惑星内の他の生物も研究のために宇宙ステーション「B.S.L.」に送り込まれていたが、それらは全て「X」の擬態であった。
そして、とある経緯を経て復活したサムスがB.S.L.の調査を申し出るところから、『フュージョン』の物語は始まる。
これ以降、B.S.L内の敵はほぼ全て倒すと元の「X」の姿になり、サムスが接触して吸収するという形の回復アイテムとなる。
アートワークにある黄色の「X」は体力回復で、緑はミサイル回復、特定の敵を倒した場合にのみ出現する赤は体力とミサイルの大量回復となるが、メトロイドの弱点である低温に適応した青色はサムス自身も低温への耐性が無いと逆にダメージを与えてくる。
またボスは倒しても攻撃してくる「コア-X」となり、倒して吸収するとサムスが回復した上で新しい能力に覚醒することができる。
なお、サムスのパワードスーツにも装着者自身のDNA情報が含まれていたため、前述のサムスに寄生した個体からは「サムスのパワードスーツ」に擬態した「SA-X」が誕生している。
更にこのSA-Xは、なんとベストコンディション状態のサムスと対等の能力を備えている。「X」の寄生から立ち直った際にスーツの機能の大半を失ってしまったサムスには到底勝ち目はないため、見つかってしまったら全力で逃げるしかない。
作中でも最大の脅威として描かれており、初登場時におけるバイザーの中から恐ろしい顔を垣間見せるシーンも相俟って『メトロイド』シリーズ全体でも屈指のトラウマ要素との呼び声が高い。
『フュージョン』終盤では、B.S.Lで研究されていた生命体はもはや全て「X」の擬態と化し、そして上記のSA-Xに至っては複数体も存在していることが判明。
銀河連邦軍も「X」の軍事利用のためにB.S.Lに接近しつつあり、もし到着を許せば銀河連邦軍は為す術なく「X」に寄生され尽くし、まるごと擬態されるであろう危機的状況となっていた。
これに対して「アダム」は、自爆装置を作動させたB.S.Lを惑星SR388に激突させて双方を破壊、「X」の根絶を図る最終ミッションをサムスへ提示する。
それを察知したかのようなSA-Xの襲撃を退けつつも、サムスはこのミッションを完遂、かくして「X」はこの宇宙から消滅した……はずであった。
また、時系列上で『フュージョン』の前にあたる『サムスリターンズ』でもわずかに出番がある。
エンディングでは惑星内のメトロイドが根絶されたことで活動を再開した様子が映し出され、おまけイラストの「チョウゾメモリー」に於いてもメトロイド投入前に活動している姿が描写されている。
そして『フュージョン』の後の物語となる『ドレッド』にも登場。
オープニングにて絶滅したはずの「X」が未知の惑星「ZDR」で確認され、これが『ドレッド』に於けるサムスの戦いの引き金を引くこととなる。
後半ではとある場所に封印されていた「X」が解き放たれ、『フュージョン』同様に生物への擬態を行うようになる。
これ以降は敵の行動パターンが変化する他、倒すとやはり元の「X」となってサムスが吸収することができる。
代表作
※赤文字は初登場作品
- メトロイド フュージョン 2003年/GBA
スピリッツバトル
- 母体:カービィ×10 (2Pカラー、4体ずつ出現*1) (通常必殺ワザ多用)
- セットパワー:2,100
- 属性:攻撃
- ステージ:ライラットクルーズ
- ルール
- BGM:Sector 1
- ヒント
- 相手は 通常必殺ワザをよく使う!
- 大量の相手が出現! まとめてふっとばせ!
BGMやステージ等は、『フュージョン』のオープニングを意識したと思われる。
通常必殺ワザ多用は上記の擬態能力の再現。カービィと原作設定とのギャップが凄まじい。
全部で10体出てくるのは、ローマ数字のX=10と掛けているのか。
対策
相手はNBを連発してコピーしようとし、コピーした後は他のワザも使ってくる。
ただ、コピー前はNBを積極的にしてくる癖に、コピー後はあまり攻撃してこない。
上から攻撃するなり飛び道具で攻撃するなりすれば楽に戦える。
入手手段
性能
- 種類:アタッカー
- 階級:NOVICE
- 属性:攻撃
- パワー
- Lv.1:948 (攻撃力:341 防御力:607)
- Lv.99:4,748 (攻撃力:1,709 防御力:3,039)
- スロット:2
- 個性:Lv.99で超化できる→ナイトメア
超化は『フュージョン』で擬態した関係から。
別に「X」がパワーアップした姿とかではない。