スピリット一覧/三島平八

Last-modified: 2024-02-21 (水) 16:20:23

Heihachi Mishima.jpeg

●アートワーク出典:鉄拳7
※追加スピリット:2021年6月30日より追加

分類

Tag: 鉄拳 シリーズ アタッカー LEGEND級 攻撃属性

原作での三島平八

三島一八の父親であり、『鉄拳王』と呼ばれた男。
格闘スタイルは三島流喧嘩空手。頭頂部がハゲ上がり、残った両側の髪をツンツンに尖らせているという個性的すぎる髪型がトレードマーク。
日本人であると思われるが、日本政府は否定している。
身長179cm、体重80kg。血液型はB型。仕事は三島財閥の長。
趣味は座禅、風呂。好きなものは世界掌握。嫌いなものは特になし。

一八と並ぶ『鉄拳』シリーズの主人公。
自身の父である仁八を三島家本丸の地下牢に閉じこめたり、息子の一八を火口に落としたり、孫のに発砲したりと、私利私欲のためならば肉親すらも平気で利用し命を奪う事すら躊躇わない非情な性格。
息子の一八も数々の悪逆非道な行いを繰り返しているが、まさに「この親にしてこの子あり」という訳である。

また、『鉄拳王』の二つ名に相応しく超人的な肉体の持ち主。『3』以降70歳を超えていながら衰えの欠片も見られないどころか、どう考えても死亡確定のような状況から何度となく生還してくるなど、常軌を逸した頑健さを誇る。

同情の余地なしの外道ではあるが、その一方でどこかお茶目で間の抜けた一面もある。幼馴染にして妻である一美を死別してなお心から愛していたり、クマシャオユウなど自身を慕う人々に対しては甘いところも見せていたりと相応の人間味は持ち合わせており、なかなかに憎みきれない人物。

登場当初の初代『鉄拳』では世界的財閥である三島財閥頭首であったが、息子の一八に負けて頭首の座を奪われると同時に、かつて5歳の一八にそうしたように崖から放り投げられる。
『2』においては修行を怠っていたことを反省し、ペットであるクマと山籠りを敢行。その結果一八に勝利して彼を火口に放り込み、頭首へと返り咲いた。
以降、財閥頭首となっては没落を繰り返す彼と一八、それに孫の風間仁による三島家の抗争が『鉄拳』シリーズにおけるストーリーの中核となる。
現行最新作『7』では遂に一八との死闘の果てに力尽き、亡骸は一八の手で火口へと投げ捨てられた。

彼のモデルとなった人物は、週刊少年ジャンプで連載されていた漫画『魁!!男塾(さきがけ!! おとこじゅく)』に登場する「江田島 平八(えだじま へいはち)」。
実際、誤植の多いことで知られた某アーケードゲーム雑誌では、その名前で誤植された事もあった。
『3』以降のCVに郷里 大輔(ごうり だいすけ)氏が起用されていたことも、それをより強く印象づけていた。
そして郷里氏の逝去後、持ち役であった不死身ともいえる彼の扱いが注目されていたが、
その後の『鉄拳タッグトーナメント2』では、薬を飲んで若返ったこととし、無茶のない理由で石塚 運昇(いしづか うんしょう)氏を起用する*1。外伝での若返りが初なのは新しい石塚氏の声に慣れてもらう為に、クッションとして本作を挟むことにしたとのこと。
しかし2016年登場の『7』で遂に彼の生涯は閉じられ、更に石塚氏本人も2018年に亡くなっている。
「平八のことだからどうせ復活する」とファンの間で噂されているが、果たして今後の彼の活躍や如何に…。
また、何度落とされようとも幾度と無く復活を果たし、様々な悪事を働く父親と言う点で、あのキャラたちと非常に似たようなキャラクター像となっている。

性能や技構成は必然的に同門の格闘技を用いる一八と似通っているが、風神拳よりも簡単なコマンドで豪快なアッパーを繰り出す固有技「鬼神拳(きじんけん)」など、より単発のパワフルさ・豪快さに寄せたタイプ。
実質的なガード不能技として使えた初期の「裏旋空刃脚(りせんくうじんきゃく)」、早い発生と簡単な操作で相手を浮かせてしまう「無双連拳(むそうれんけん)」、小技始動としては規格外の威力を持つ「弐連剛掌破(にれんごうしょうは)」など、登場の度にキャラクター性を表現するかの如く暴力的な技を引っ提げてくるのが恒例。
2021年現在最新作の『鉄拳7』ではこれらの技が没収あるいはマイルド化されており、一八以上に最速風神拳への依存度が高いストイックなキャラクターとなっているが、使いこなせば鉄拳王未だ健在と呼べる苛烈な攻めが可能。

実は『スマブラfor』で参戦する案があったが、落とし込みの難しさで断念しており*2、この構想は一八に引き継がれて実現することとなる。

代表作

赤文字は初登場作品

  • 鉄拳 1994年/AC, 1995年/PS
    ラスボスとして登場。
  • 鉄拳2 1995年/AC, 1996年/PS
    前作とは打って変わって、54歳ながら主人公として登場。
  • 鉄拳4 2001年/AC, 2002年/PS2
    久々にラスボスとして登場。財閥の運営権を懸けて大会を開催し、自身は最終戦でフンドシに下駄姿で現れる。
  • 鉄拳タッグトーナメント2 2011年/AC, 2012年/PS3,Xbox 360,Wii U
    部下に開発させた若返りの薬を使い、若返った姿となる。メインシリーズで若返った姿がメインとなったのはこの一作品のみだが、外部出演ではスマブラのMiiコスチュームを初め多くの作品でこの姿を採用している。

スピリッツバトル

※DLC「カズヤ+三島道場ステージ セット」の購入が必要
※DLC「平八のぼうし/ふく」を購入している場合、一部バトル内容に変化あり

  • 母体:Mii 格闘タイプ (150HP、ジャイアント化*3)
  • セットパワー:13,700
  • 属性:攻撃
  • ステージ三島道場
  • ルール
    • 体力制:150HP (味方)
    • アイテムなし
    • いきなり切りふだスタンバイ (相手:母体のHPが70未満になると発生)
  • BGM:Heihachi Mishima, the King of Iron Fist
  • ヒント
    • 相手メインファイターのピンチ時 相手が切りふだ状態になる! うまくよけろ!
    • 体力制の乱闘 相手のHP0で撃墜!
Miiのカスタマイズ

対策

これまでにも例があった、「格闘ゲーム風体力制ガチバトル」といった雰囲気のバトル。
目立った要素は切りふだスタンバイのみだが、純粋に相手CPが手強く、生半可な打撃は下Bのカウンターで取ってくるなど一筋縄ではいかない。

初見ではわかりにくいが、若干サイズが大きくなっているので「ジャイアントキラー」が有効。所持していれば優先的に装備しておきたいところ。

入手手段

  • ダウンロード特典:カズヤ+三島道場ステージ セット
  • ショップ:15,000G
  • 大観戦:ポイント交換:5,000P
  • オンライントーナメント:ランダム報酬

性能

  • 種類:アタッカー
  • 階級:LEGEND
  • 属性:攻撃
  • パワー
    • Lv.1:4,240 (攻撃力:2,403 防御力:1,636)
    • Lv.99:10,604 (攻撃力:6,009 防御力:4,090)
  • スロット:2
  • 個性:腕&足攻撃強化

これまでDLC特典のスピリッツボードには「新スキル持ちのLEGEND級サポーター」が1つ入っているのが通例だったのだが、
今回そのポジションに当たる平八は、DLCスピリッツ初にして唯一の個性持ちのLEGEND級アタッカーとして登場した。
個性の効果は「腕攻撃強化」「足攻撃強化」の複合で、なおかつよりダメージ補正値の高い上位互換スキル。
それぞれをサポーターで2つずつつけた場合と同等の数値であり、この時点でサポーター約4スロット分近い働きがあるほか、空きスロットも2つあるため実質6スロット分以上もの働きがあるアタッカーと言える。

しかし、純粋な攻撃特化型として使う場合は個性の効果込みにしても非常に高い攻撃力と3スロットを合わせ持つコライドン & ミライドンに軍配が上がるため、シリーズボーナスを受けられるカズヤ以外で使う場合は向こうに攻撃強化系サポーターをつけた方がお得。
とは言え、防御力では大きく勝っているため、安定感を取る場合なども選択肢に入る。


*1 後に江田島平八のほうも石塚氏が引き継いだ。
*2 Mii格闘タイプ用のコスチュームとして有料DLCに登場。
*3 普通より少し大きい程度。