サーモンラン/ブキ別立ち回り/スロッシャー属

Last-modified: 2024-04-17 (水) 14:22:44

関連ページ:

シューターマニューバーブラスターローラーフデチャージャー
スピナースロッシャーシェルターストリンガーワイパーサブ・スペシャル・イクラ投げ

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ヒッセンバケットスロッシャースクリュースロッシャーエクスプロッシャーオーバーフロッシャーモップリンクマサン印のスロッシャー

汎用解説

曲射を得意とするブキ種。単体への火力は高くないものが多いが複数体の同時処理が得意。

スロッシャーの主な役割

スロッシャー種はブキごとに非常に個性が強く使い勝手が大きく変わるため、汎用的な解説は難しい。
基本的には個別解説をそれぞれ確認してほしい。

 

曲射ができるため高低差に強く、何らかの形で範囲攻撃を得意としている。
床塗りは平均的だが壁塗りは得意な方。waveの開始前はサボったりせず率先して壁塗りを行おう。
ノルマが多くなるほど壁を汚すオオモノシャケは増えて行くので壁塗りは徹底しておきたい。
一発の威力はあるが連射が効かないためDPSは低く、高体力のシャケ相手は得意ではない。
ブラスターと同様、範囲攻撃で活路を見出だすタイプのブキ種
どのようにすればより多くのシャケを巻き込めるかはまたブキごとに違うので個別解説を参照。
ちなみに、基本となるバケットスロッシャーヒッセンモップリンはシャケに照準を合わせるのではなく、頭からかぶせるように落下するインクを当てるよう撃つのがポイント。

 

極端に苦手な相手は存在しないが万能ブキでは決してないのであまり無理しないように。
できれば味方の穴を埋めるように立ち回るのが吉。
前作ではメイン射撃の間に納品する事で連射間隔を縮めることができたが、今作ではできない模様。

率先して倒したい有利なシャケ

ヒッセン、バケツ、スクスロ

ヒッセン、バケツ、スクスロ

エクスプロッシャー

  • カタパッド
    メインブキが一切効かず、ミサイルコンテナを開いたときにボムを2発投げてようやく倒せる全ブキ共通の天敵と言って良い存在のカタパッドだが、このブキならばメインで開いたミサイルコンテナを破壊することができる。弾道が独特なため、よく狙ってメイン2発で叩き落してやろう。インク効率も処理時間も段違いだ。ただし他のシャケにはくれぐれも注意が必要だ
  • ダイバー
    非常に大きな塗り痕から、1振りか2振りで塗りかえし完了させやすい。
  • ドロシャケ
    カタパッドと同じくメインブキが通用せず通常であれば攻撃にボムが必要となるが、エクスプロッシャーならばメインで直接ダメージが与えられる
    特に金のドロシャケ相手に高い効果を発揮し、狙いさえ口の中に定まっていれば吐き出されるドスコイを貫通して本体を攻撃出来る
    ボムではドスコイの壁にに阻まれてしまう事もある中でこのブキの特性は非常に噛み合いが良く、積極的に狙っていきたい。

オーバーフロッシャー

  • ドスコイ
    ワントリガーの火力と振りの速度により体力の多いシャケの処理能力が高く、意外と処理に手間のかかるザコシャケであるドスコイの処理がしやすい。
    味方が苦戦しそうな構成の時は率先して処理したい。
  • タワー
    1トリガーで4発発射される上、振りの速度もあるのでタワーを切り崩しやすい。斜め上に発射したときの長大な射程も役に立つ。
    泡が根元のコンロに当たると無敵判定で消されてしまうので遠めのタワーを倒すときは撃つ角度を変えてみよう。
  • コウモリ
    DPSが高いので本体を処理する能力が高い。
    海の方に発射させて本体を叩ける他、弾のはじき返しもちょっと癖はあるが不得手という程でもないので、アメで荒らされないようにさっさと処理しておきたい。
  • テッキュウ
    同じく高いDPSを生かせる相手。射程のお陰で届かせやすいのも良いが、
    砲台で玉が跳ね返されないように気を付けること、そして弾速の関係で正確な偏差を求められる点に注意。
    きっちり全弾命中させれば5振りで落とせる。

味方に任せたい不利なシャケ

ヒッセン、バケツ、スクスロ、エクス

ヒッセン、バケツ、スクスロ、エクス

  • コウモリ本体
    DPSが低いため、可能ならば弾を撃ち返すか、弾を戦場外に飛ばさせつつ味方と協力して倒す方がよい。スロッシャーに限らないが、上から降って来る所を下から攻撃して予め削っておくのも有効だ。
    特にエクスプロッシャーは連射の遅さと独特の軌道から弾の撃ち返しもコツを掴む必要がある。
バケツ、スクスロ

バケツ、スクスロ

  • タワー
    連射力が低いため、他のブキよりやや処理に時間が掛かりやすい。
    チャージャーローラーよりはマシなので、時には自分から向かうのも大事。
    スクリュースロッシャーは直接ヒットだと仕様により渦の効果が適用されない。
    一応渦を掠らせるように意識すると二段以上まとめて崩すこともできるが、高難易度かつ2発必要と不安定なのでやはり多くは一段ずつ崩すことになる。

オーバーフロッシャー

  • コジャケ
    火力が高くて苦手の少ないブキなのだが、ワントリガーかつ跳弾であり範囲攻撃でもないため、小さい上に蛇行して動くコジャケに当てる難易度がスロッシャー種としては高い。
    落ち着いて狙うこと。
  • ダイバー
    線が細く、途切れ途切れになってしまうのでダイバーのような定点を塗るには不向きな性能である。
    味方の協力を仰いだり、いっそのこと仮面付きのまま本体を削るという方法も一考。
  • イレギュラーな誘導で動き回るグリル
    コジャケと原理は同様。グリルは定位置でしっかり誘導できているなら置き撃ちで対処が可能だが、コジャケなどで味方がパニック状態に陥りグリルが右往左往に動き回ってしまうと途端に当てづらくなってしまう。
    状況が悪くなった時はケチらずスペシャルで確実に停止させること。

エクスプロッシャー

  • ハシラ
    連射が遅く、爆発もコジャケを巻き込めないので単独で撃破までするのは難しい。
    またエクスの仕様上「昇ったほうが効率が悪くなる」という点に注意しよう。
    下から攻撃すれば、貫通を利用することで一度に複数体を倒すことは可能。
    全滅まで狙うのは苦手だが、半分以下に削ることは十分可能なので余裕があれば片手間に削っておくべし。
  • テッキュウ
    遠征が必要なオオモノ。タワーカタパッドとは異なり、特効ではないのでメイン一本で削るには処理スピードの遅さから途中で撤退させられがち。
    自身はサポートに回り、テッキュウ本体の処理は味方に任せておこう。

合間を見てこなしたい雑用

こなしたい雑用
  • 段差の下の味方の救助
    その特性上、段差の上から無理に身を乗り出さなくても下にインクを飛ばせるため
    特にラッシュ時に段差から落とされてしまった味方を救助するのに最適。
    (ボムを落とす手もあるがインク消費が激しい)
    そう頻繁に機会がある訳ではないが、覚えておくと総崩れを防げる場合がある。

テクニック・知識

  • ◆時間効率を上げるためのテクニック
  • ▼知っていると役に立つ知識
  • ★小ネタ
  • ■心構え・練習法

たくさんのインク弾と総ダメージ量(バケットスロッシャーヒッセンモップリン)

一度に多くの弾を発射するブキ種として代表的なシェルター種では、1体・1射あたりのダメージ上限の存在が広く知られている。
一方、気が付きにくいが、これらのスロッシャー、およびローラーといった範囲攻撃的な特性を持つブキにも同様の仕様がある(と考えてよい)。これらのスロッシャーは一度に何発もの弾が発射されているが、バケツとヒッセンは基本的に1発で、モップリンは1発×2でダメージ上限となる。

これを、そのダメージ上限で倒し切れないシャケ相手に真正面から発射すると、1発でも大きいダメージを与えられる弾のほとんどが1体のシャケに吸われ、無駄になる。無駄になるダメージ量はシェルターの比ではなく、特にドスコイを相手にするとき、この問題を引き起こしやすい。
この問題を解決する手段として、かぶせ撃ちと呼ばれる方法がある。文字通りかぶせるように、照準をシャケの群れの上方向に向け発射することで、1体のシャケに弾が集中するのを防ぐことができる。

シャケ・コジャケスロッシャー2種のダメージ上限で倒せるために、半ば貫通するように撃てることからかぶせ撃ちの必要はないと思いがちであるが、普通に正面に撃つと最も近いシャケに最も初速のある(遠くまで飛ぶ)弾がヒットするため、やはりかぶせ撃ちをする方が広い範囲のシャケにダメージを与えられる。

特にバケットスロッシャーモップリンサーモンラン限定で落下減衰・カス当たりが無く常に最大ダメージを出せるよう補正が掛かっているため、これを活用しない手はない。
ヒッセンには落下減衰があるものの、それでも100~60ダメージの間で保証されているため、積極的にかぶせ撃ちを活用しダメージ効率を上げていこう。

渦と直撃と(スクリュースロッシャー)

一方スクリュースロッシャーは一度に多くの弾を発射こそしないものの、その発射する弾は直撃させる際に当てる弾本体(以降、本体と記す)と、それに従属する貫通性を持った大きな弾(以降、渦と記す)から構成されている。
渦は貫通性を持っているが本体が消失した時点で消えることから、つまりはこのブキも、本体が着弾する前に渦が多くの敵を巻き込むようにすることでダメージ効率を上げることができる。ここで前述の2種と異なってくる点は貫通性であり、理論上は何体にでもヒットさせることができるため、ラッシュグリル発進の際は特に活用したい。

ちなみにスクリュースロッシャーにもダメージ上限の仕様(あるいはそれと同等の結果をもたらす仕様)がある。ひとつの当たり判定に渦と本体を両方当てることも可能だが、この仕様の影響で本体のみのダメージを超えることはない。落下が始まる射程で渦を掠めることによるタワーの2段抜きはこの仕様によるとも考えられる。また、渦のダメージ判定は同一の当たり判定に対し一度のみ効果がある。

爆発する対象(エクスプロッシャーカニタンクサブ射撃)

エクスプロッシャーカニタンクサブ射撃の弾は、地形以外にもヒットする対象によっては貫通せずその場で爆発する。その対象を以下に列挙する。

タマヒロイふくむザコシャケダイバーモグラキンシャケは貫通する。

弾本体と爆風をヒットさせれば200ダメージ(カニタンクは450ダメージ)である。貫通性の弾と範囲攻撃の爆風をイカしていこう。

個別解説

ヒッセン

ブキ画像弾特性ダメージ連射F(前隙)DPSインク消費(装弾数)インク全消費火力
ヒッセン3WAY(複数ヒット)100.0~60.023F(12F)260.9/s4.5%(22)2200
 
有利なシャケザコシャケ全般・バクダンコウモリの弾・ダイバー
不利なシャケコウモリテッキュウ

連射の速い軽量スロッシャー。1射で前方3方向に弾が発射され、左右に広い攻撃・塗りができる。
中シャケ1確の火力を持ち連射もブラスターより速いため、ザコ処理能力が高い。
判定が横に広いことで、ザコ処理とオオモノ処理を同時に行いやすいことも長所だ。軽量級の移動速度をイカし、シャケを横に並べて攻撃しよう。
バクダンには平地からでもジャンプなしで届く……というか、むしろジャンプ撃ちをする方が確定数を当てづらくなるので、慌ててジャンプ撃ちをしないようにしよう。注意点として、立ち位置が近すぎると攻撃がボディに当たってしまい無効化されることがあるので、少し退がるべし。左右に出る弾は射程が短く届かないので、しっかり狙いをつけて中央の弾を当てよう。また落下インクをあてようと上空曲射すると射程が短くなるので留意。ジャンプ撃ちもエイムが乱れるので控えよう。
アメフラシ弾の処理も素早い。単体DPSの低さから本体攻撃での撃破は時間がかかるので、反射で倒せるのがベスト。

 

低所に攻撃するとダメージ減衰が起きることがあるので注意。減衰すると多くのシャケで確定数が増えてしまう。
減衰は「射出した時点の高度より低い位置」にいる敵に対してのみ発生する。ただし有効射程内はノーカンなので、段差上から削りを入れたいときは下を向いて撃つと良い。
また3WAYの弾全てを1体に当ててもダメージは上がらない。ドスコイなどの高HPシャケに密着されると3WAYの弾が全て1体に当たってしまい、総ダメージが大きく下がるばかりか塗りも発生しない。ある程度の距離をキープして戦うべし。

バケットスロッシャー

ブキ画像弾特性ダメージ連射F(前隙)DPSインク消費(装弾数)インク全消費火力
バケットスロッシャー列(複数ヒット)140.029F(12F)289.7/s5.5%(18)2520
 
有利なシャケコジャケ・シャケ・コウモリの弾
不利なシャケテッパンタワーコウモリカタパッドテッキュウ

曲射と範囲攻撃に優れるスロッシャーの基本モデル。縦に長い塗り・攻撃範囲が特徴。
バトル用と異なりダメージが一定のため、低所への攻撃もムラなく機能する。ダメージも補正で140.0に上がっており、中シャケアメフラシ弾確1。
元々得意だった高所や遮蔽越しへの攻撃も強力。ヘビのシールド裏へ攻撃を通せる。
バクダン処理もできる。弱点が露出する瞬間に時間差でインクが落下するよう置き撃ちすると、2発目以降の振り時間を確保しやすく1ターンキルしやすい。
コウモリも開く前に曲射で上空に一発撃っておけばギリギリ1ターンキルできる。
また地味ながらも残り体力が140を切ったシャケに対して貫通効果が生まれる。後述するかぶせ撃ちが基本なので使いどころは限られるが、グリル巨大タツマキなどでコジャケに囲まれた時に発揮するかも?

 ▶基本テクニック:かぶせ撃ち
バケスロの射撃は単発のように見えるが、実際には性質の異なる8つもの弾を放っている。詳しいことはバケットスロッシャーのページを見よう。
ヒッセンと同じくこれを全て1体に当ててもダメージは変わらない。これはシェルターにも見られるダメージキャップと呼ばれるもの。
が、向かってくるシャケの少し上を狙って弾をかぶせるように射撃すると複数ヒットが見込める。ポジション次第ではオオモノとザコ処理を平行してできる。
ちなみに前述の通り中シャケまでは確1なので、中シャケコジャケ等に対してはかぶせ撃ちせずとも複数ヒット可能。

 ▶特殊テクニック:薙ぎ払い
バケットスロッシャーは左右へのカバー範囲は狭いが、そこで弾が発射される瞬間に視点を左右に動かすと、左右に薙ぎ払うようにインクを撒ける。
これにより疑似的ながらもヒッセンのように左右をカバーし、シャケに囲まれそうな状況でも一発ずつ撃つよりも効率的に処理できる。
特に対ハシラにおいては処理効率が大幅にアップするだろう。
なぎ払いに慣れてくると、なぎ払いで先端の弾を当ててオオモノを処理しつつ根元の曲がった弾で周囲のザコを処理する、なんて芸当も可能。
当然視点を激しく動かすほどカバー範囲も広がるが、ジャイロの動かし過ぎによるケガにはくれぐれも注意を

 ▶短所
質より量を地で行くようなザコシャケ相手には下手なシューターよりもずっと処理効率が高いのはここまで目を通したキミにはもうお分かりだろう。
では質の高いオオモノ相手にはどうだろうか?性質の違う8つの弾をそれぞれ違うシャケに当てて一発の質を上げることはできても、シャケ1体1体にかかるダメージは140から変わらない。
そうなると話は違ってくる。テッパンテッキュウを単独で撃破するには9回、インクを半分消費してしまうのがネックとなる。
これはボムを投げた場合も同様、残り4発となるので周囲のシャケを足止めしたら一呼吸を入れて次に備えよう。バトルの鉄則ゥ~!
またタワーの鍋を数段飛ばそうにも1段ずつしか飛ばすことができないため後述の足の遅さも入れると単独での遠征はやや厳しい。
基本はテッパンの振り向かせやコウモリ弾の撃ち落とし、ハシラの壁塗りなどでサポートに回って味方の処理環境を整えよう。そうすれば味方はオオモノ処理に集中し、結果的にチーム全体の効率上昇に繋げられる。
中間塗りが弱く射撃後硬直も発生することや、射撃中のヒト速自体も0.4と鈍足なのでとっさの自衛がややしづらい。対策は退避ルートをあらかじめ確保しておくことや、先端の塗りは広いので、足元を塗られた場合は真下に撃つことで瞬間的にナワバリを確保できる。

スクリュースロッシャー

ブキ画像弾特性ダメージ連射F(前隙)DPSインク消費(装弾数)インク全消費火力
スクリュースロッシャー直撃(単体ヒット)170.0~100.039F(12F)261.5/s5.5%(18)3060
渦(貫通特性)100.0176.5/s1800~
 
有利なシャケコジャケ・シャケ・バクダンコウモリの弾・ハシラ
不利なシャケタワーコウモリ

渦をまとった特殊なショットを放つスロッシャー。直撃は単発だが渦は貫通特性を持つ。

 ▶渦
この渦だけを当てることで1列に並んだシャケをまとめて倒すことが可能だ。渦は時間経過で拡大するので、遠くのシャケほど巻き込みやすい。味方の救助にも便利だ。
ただし直撃した時点で渦も消えるため、総ダメージを底上げするには精密かつ特殊なエイムが必要。スロッシャーは発射直後の弾のサイズは最大値の1/10で、発射から5F後に最大値になるように大きくなっていくが、スクリュースロッシャーの渦にもこの特性があり、サイズの最大値が大きい上に貫通特性まであるウズはこの仕様の影響が著しい。近すぎるとウズが小さく巻き込み数が減ったり直撃して渦が消えてしまい、遠すぎると渦が当たらない。射程端くらいの距離でザコシャケの群れの中に放り込む運用が雑に強くおすすめ。
渦ダメージ100は単発で中シャケを倒せるため、中シャケ2体を巻き込むだけで直撃よりもダメージ効率が良くなる。積極的に渦を利用していきたい。*1ラッシュの狂シャケやグリルコジャケ相手でも1確で倒せ、渦でまとめて処理できるかどうかの差は大きい。
ハシラも回っているシャケよりやや内側に放つことで直撃せず渦で複数のシャケを倒せる。シャケが向かってくる形になる右側がオススメ。一方で登って対処することは苦手で、原則的に登らず対処することになる。
曲射を駆使してタワーに渦と直撃を同時に当てると一度に複数の鍋を飛ばせる。ただこれは難易度が高いので無理に狙う必要はない。

 ▶直撃
バクダンが直撃確2であり、射程の長さから狙いやすいためなるべく見ておきたい。ただし遠くから狙う場合は、弾の落下を計算に入れなければならず難易度が高くなる。500族は3発で倒せて過剰ダメージも少ないため積極的に狙っていきたい。お得意の曲射を利用すればヘビの胴体裏の本体や浮いているナベブタにも攻撃できる。コウモリ本体を削る場合には数発を上空に置き撃ちしておこう。裏返るタイミングに時間差で落下直撃しワンターンで倒す事ができる。
塗りはまあまあ良好。壁も低いものなら1発で広く塗れるが、高い壁は1発だと地面までインクが垂れないため追加で塗る必要がある。

 ▶短所
スロッシャーの中ではヒト速が速い方だが、射撃硬直があり連射力も微妙なのでやはり接近戦は苦手。渦も撃った直後だと小さいためあまり足しにならず、コジャケに絡まれた場合は落ち着いて狙う必要がある。
渦の性質をよく知らないとやや器用貧乏に見えるかもしれない。こればかりは慣れるしかないが、ジッセン方式以外にも待機中に横のためし撃ち場で曲射の感覚を慣らしておきたい。渦を有効活用できないとこのブキの神髄は引き出せないだろう。

 ▶ダメージ減衰
渦は100ダメージ固定だが、直撃弾のほうは自身より低い位置を攻撃する際にダメージが低下する。
体力500のオオモノや高体力のテッキュウを高台から攻撃すると確殺数が増えるため注意が必要。
バクダンは150ダメージを下回るほど低所の位置を攻撃する機会はほぼ無いのであまり気にする必要はない。

エクスプロッシャー

ブキ画像弾特性ダメージ連射F(前隙)DPSインク消費(装弾数)インク全消費火力
エクスプロッシャー直撃(ザコシャケを貫通)125.055F(16F)136.4/s9%(11)1375
爆風(複数ヒット・カタパ特効)75.081.8/s825
 

着弾地点で爆発する特殊なインク弾を放つ重量級スロッシャー。かなり射程が長く、爆発半径も含めると攻撃可能範囲は相当な広さ。
苦手な敵をスルーしやすいムニ・エール海洋発電所,トキシラズいぶし工房と比べて、それ以外のステージでは使い勝手が大きく変わる。

 ▶特徴
貫通する性質爆風が発生する性質を併せ持っている唯一のメインウェポン。カニタンクのカノン砲と弾の性質が似ている。*2
ザコシャケを貫通する為、ザコに邪魔されず狙った場所を爆撃できる。
ただしほとんどのオオモノシャケ、ヘビのシールド・テッパンの装甲・バクダンヨコヅナなどは貫通せずその場で爆発する。
タワー鍋やバクダンの弱点、ハコビヤ母艦も貫通せずに爆発する(こちらは利点)。
直撃貫通は中シャケ確1なため、チャージャーよろしく直線にならんだザコをまとめて処理できる。平時はこれを主軸に立ち回ろう。
また直撃と爆風の両方のダメージを単体に重ねることが可能(合計200)。意図的に両方当てたい場合はジャンプしつつターゲットの足元を狙うとよい。
また壁塗り範囲が異様に大きいため積極的に塗りつぶしたい。長射程貫通&広範囲爆風によるウキワ救助性能が高いといった点も見過ごせない。
一発で5~6枚のタワー鍋を抜けるので、タワー処理も得意。下記のカタパ処理と並行して行えるとグッド。
ナベブタを遠くから倒すのも得意。上手く着弾させれば直撃+爆風が入り、3発で倒せる。
バクダンも2確なので、できるだけ対応したい。バクダンの弱点も弾が貫通しないので、普通に直撃させればOKだ。
また、ハコビヤ襲来においてはシャケコプターのリスキルが比較的容易かつリスキルしながら母艦にも攻撃できるので積極的に狙っていこう。
爆風単体では中シャケすら倒せないが、コジャケならワンパンできる。グリル発進時はコジャケ処理を積極的に行おう。
とはいえエクスプロッシャー単体でコジャケを処理しきるのは燃費的に困難なため、他のフォローは必要。
なお、エクスプロッシャーの貧弱なDPSと劣悪な燃費でグリル本体を攻撃しても0.5人分の働きもできない。スタンを手伝うのはいいが、スタンしたらコジャケ処理に移行しよう。

 ▶カタパッド処理
メイン射撃でカタパッドのミサイルコンテナを破壊できる。本ブキを解説するなら語らずには終われない特性だ。
開いたコンテナ内部かフタの裏に当てれば破壊可能。あの忌々しい厄介なカタパッドをインク消費18%かつ迅速に破壊できるのは明確な長所といえるだろう。
ただしエクスプロッシャー自身の自衛能力の低さから、見つけしだい突っこんでいくには少々無茶がある。安全圏なら問題ないが、危険な位置のカタパは味方のボムに頼るほうがいいことも。
なお、2つのフタの間あたりに当てると1発で両方の発射口を破壊可能。失敗しても大抵どちらかは壊せるので狙ってみてもよい。

 ▶ドロシャケ処理
ドロシャケにも口の中に弾を当てるだけでダメージを与えることができる。1振りがボム1発分に相当するため、3回振るだけで撃破可能。
弾が敵を貫通する特徴があるため、ドロシャケ周りにドスコイが群がっていても邪魔されず攻撃ができる。
こちらもカタパッド処理と同じく安全圏から狙うか味方に援護してもらうようにしよう。

 ▶短所
硬直大・インク消費大・重量級の3重苦で自衛がかなり厳しい。射撃中ヒト速もかなり低い。
連射が遅いため、直撃+爆風が両方ヒットしても単体DPSは218.2とかなり低い。余剰ダメージの大きさもあり、実質的なDPSはさらに低くなる。
不利なオオモノは味方に倒してもらいたいところ。
弾の軌道が独特で見た目の割には直撃判定が小さいのでバクダンをワンターンで倒すのも少し難しい。幸い射程は長いので徐々に慣らしておきたい。
金網上だと弾が下にすり抜けてしまうため、爆発が起きない。このため金網地帯での戦闘を苦手とする。
中間塗りがカーリングボムくらいでやや狭い。逃走用には事足りるがナワバリ確保には向かない。行きを中間塗りに頼るとまず帰り道は残っていないだろう。
自身だけでなく、同僚がもった場合もサポートの意識を忘れないようにしたい。

 ▶ハシラ相手の注意事項
爆風はスペシャルやキャノンのものほど大きくないため、柱上部にぶつけても回るコジャケにまず届かない。*3
右側を狙うとそこそこいい感じにまとめて貫通できる。
全部を1人で倒すのは苦労するが、残り1~2匹くらいにまで減らして放置し、あとは味方に任せると被害を減らしつつ労力を他に割ける。
難しいようなら柱部分を塗って短射程ブキに処理をお願いするのも手。

オーバーフロッシャー

ブキ画像弾特性ダメージ連射F(前隙)DPSインク消費(装弾数)インク全消費火力
オーバーフロッシャーバウンド弾(単体ヒット)60.0*4発32F(6F)450.0/s6%(16)3840
 
有利なシャケシャケ・ドスコイタワーコウモリテッキュウキンシャケヨコヅナ
不利なシャケコジャケハシラ・動き回るグリル

泡状の弾を放つスロッシャー。一振りで4つのバブル弾を発射する。詳細はオーバーフロッシャーのページを参照のこと。
この弾は地面や壁でバウンドする。地面を3回バウンド(壁バウンドはカウントに含まれない)すると消滅。

 ▶射程
レティクル反応距離はシャープマーカー並になっているが、泡弾が跳ねて行くことで実際は平地で水平に撃っても14式竹筒銃・甲より少し長い有効射程を誇る。高所からジャンプして撃つことでさらに伸び、有効射程がスプラスコープ並になる。
発見したその場からザコシャケを早期殲滅できるのが長所。遠隔タワー処理もお手の物だが、平地が続いていないと届かない(届きにくい)ので注意。弾のバウンド次第でコンロに弾が吸われ、鍋に当たらないことも。
対空でも中射程くらいの高さなら届くため、バクダンアメフラシ弾を自力で処理できる。

 ▶火力
威力減衰が起こらず常に最大ダメージ。遠方や低所への攻撃も強いほか、角度をつけて撃っても火力が変わらないため、味方が目の前にいても曲射することで普通に攻撃できる。これは1か所に固まるのがセオリーであるラッシュグリル発進で役立つ性質だ。
バイト補正で1発が60.0ダメージに強化されている。1振りで中シャケ2体、狂シャケなら4体同時にシバける。タワー鍋・シャケコプター・クーラーボックスも1発。
単体DPSも優秀であり、火力面で困ることはないだろう。

 ▶苦手な状況

  • バウンド弾のため的の小さいコジャケに当たりにくい。射撃中ヒト速がやや遅く、足元塗りが隙があるのでコジャケだけは処理が遅くなりがち。壁に反射させることで多少はカバーできる。
  • 1振りで強制的に4発出るため、少数の雑魚相手には余計なインク消費が発生しやすい。雑魚が一直線になるような立ち位置調整をしたい。
  • 弾速が非常に遅く、ヘビなど横に動く標的には偏差撃ちが必須。最も困るのは高速で動き回り弱点が上に位置するグリル。同僚の的確なサポートが無ければ自慢のDPSを発揮することは不可能。
  • 上方への有効射程が短く(恐らくレティクル反応距離通りの射程)迎撃地点以外のグリルを停止させるのは至難の業。前述のコジャケもあり孤立した状況では逃げるだけで精一杯。
    • 同僚がムチャクチャな誘導の仕方をしたなら即座に機能不全に陥るスペシャルを使うなりして立て直しを図ろう。

 ▶その他の注意点
弱点というほどではないが、扱いに気をつけるべき点を挙げる。

  • リールガンと違って縦方向の振り撃ちができないため、壁塗りはやや不得手。1発だけ壁塗り判定が大きい性質により、落下しながら撃っても他の小さな壁塗りはほとんど重なってしまう。余裕のあるうちに普通に複数回振って塗っておこう。
  • 跳弾長射程攻撃という性質から、遠くのテッパンに誤射しやすい点に注意。
  • 弾は金網をすり抜けてしまうため、金網上だと有効射程が落ちる。射程の項でも挙げた通りつまるところ通常、高所爆撃、対空射撃、金網の有効射程がそれぞれ極端に変化するブキ。試しうちやさんぽで感覚を慣らしておくといい。
  • 泡弾に渦や爆風が無く、バケスロやヒッセンのような攻撃判定の広さも無いためスロッシャーにしては攻撃範囲が狭い。上述の弾速のこともあり、しっかり狙わないと当てにくい。
    • 判定の広さを活かした範囲攻撃がスロッシャーで唯一不可能なので狙っていないシャケに泡を吸われないよう注意。
  • 塗りを集中するのが難しいため、ダイバーのリングを確保するのは苦手。一方でDPSは高いため、リングを無視してダイバー本体を攻撃すれば2ターンキルが可能。
  • ハシラは基本的に苦手だが段差が少しでもあれば下から右側を狙ってスムーズに倒すことが出来る。
    • 平地でもギリギリ届くがハシラに登って横に振りながら数体ずつ倒したほうが安定する。

モップリン

ブキ画像弾特性ダメージ連射F(前隙)DPSインク消費(装弾数)インク全消費火力
モップリン列(複数ヒット)125.0*245F(16F)333.3/s8.0%(12)3000
 
有利なシャケザコシャケ全般、HP500のオオモノ全般、コウモリの弾
不利なシャケ(複数の)、タワーカタパッドテッキュウモグラ・スタンしていないテッパン

バケットスロッシャーと同じ性質のインクを2つ放つスロッシャー。使用感的にはバケットスロッシャーの連射力を少し落とし、インク消費を大きくした代わりに攻撃力を250にしたような感じ。
基本的な運用はバケットスロッシャーと変わらないためこちらを読んで欲しい

 ▶バケットスロッシャーとの違い
1振りで125*2の250ダメージを与える事ができるため、ヘビ,テッパンなどの体力500のオオモノを2振りでスムーズに処理できる。
射程も若干長くなっているので、ナベブタも下から曲射2振りで倒しやすい。
DPSもクマブラ直撃くらい高いため、コウモリも予約曲射を使わずに1ターンで倒し切ることが出来る。予約曲射を使えばモグラも2ターンキルが可能。
ダイバーも、なぎ払いを使えば簡単に塗れる。
だが、振れる回数が12回と若干少ない。2発ずつ発射するため総ダメージや倒せるシャケの数は多いが、雑に振っているとすぐにインク切れとなるので注意。
エイムの感覚が独特で扱いづらい。*4
前隙も長めになっているのでモグラカタパッドのミサイルに注意が必要。
タワーも2段ずつ倒すことが出来るのでタワー単体なら対処可能だが、4振り必要なので複数のタワーには対処し辛い。バケットスロッシャーより多少は早いが苦手なオオモノのままである。

コメント

サーモンラン攻略と統一。


*1 前作では渦ダメージが80で、中シャケを倒しきれなかった。
*2 ただしカニタンクのカノン砲はエクスよりも非常に射程が長く、ダメージも高いので、全く同じではない
*3 柱の端ギリギリに当ててやっと1体だけ巻き込める
*4 詳しくはモップリン解説ページを参照