用語集/注意すべき用語

Last-modified: 2024-04-20 (土) 00:25:00

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このページには、用法に注意を要する用語(スラング・罵倒語等)をまとめて記載している。もしかしたら、不愉快に感じる人もいるかもしれないので、閲覧には注意してほしい。

イナゴ

イナゴという言葉は「流行りものに取っ替え引っ替え寄り付いていく人」の俗称であり、ネット上において広く使われている用語の一つである。

スプラトゥーンにおいては現環境で流行しているブキに手を出し、弱体化されるなどして流行が過ぎ去るとすぐにブキを乗り換えるプレイヤーの蔑称。
それによって使用率が高くなり、最終的には運営の目に止まり下方修正を食らう羽目になる。*1
流行のブキを使うプレイヤーが群がり、ブキの使用率が極端に偏って戦闘が単調になり、果てにはその先のブキの弱体化につながるその様が、イナゴの群れが田畑を荒らして移動する様に似ていることから。*2

闘争心というものは生物が持つ本能であり、そこには正義も悪もない。そして、闘争心がある限り人は勝つことに貪欲になりやすい。
そしてその結果、勝てるブキという名の餌に群がるわけなのだが、イナゴという言葉のとおり大きな集団であるため、イナゴイナゴと叫び続ければ不興を買い孤立もある。

  • 問題点・批判点
    イナゴの最大の問題は考えもなしにただ強いブキを使うだけのプレイヤーが増えたことによる従来の愛用者が被害を被ることである。
    イナゴが群がってブキの使用者が増えるということは、その強いブキが跋扈して鬱陶しく感じるしそれによる戦犯も増えるのでそのブキそのものが嫌われることもある。
    極め付けはそれが運営に目をつけられて下方修正が入ってしまうのである。
    ゆえに従来の使い手もイナゴ呼ばわりされてしまうこともあるが、イナゴを言葉として一番使うのは従来の使い手だろう。
    しかも、イナゴによって「このブキを使っていれば勝てるぞ」といった風潮が広まりやすく、同じブキばかりを使うプレイヤーも多くなった結果ゲーム内容もワンパターン化しやすくなり、そのブキに辟易したユーザーが増加した結果、ネット上ではグーグルやツイッターの検索におけるサジェストで「○○ クソ」「○○ うざい」といったネガティブな言葉が出てくるようになり、それを見た純粋な使い手の精神にもダメージを与える。

弱体化された後も、普通の使い手ならば残された強みを探してそれからも運用していくのだが、イナゴはただ次の流行ブキに寄り付き、また弱体化を食らえばまた別のブキに寄り付くの繰り返しである。
イナゴはブキ性能に振り回されている使われほど批判されるわけではないが、やはりいい意味では使われていない。

上記はスプラトゥーンにおけるイナゴに限った話であり、イナゴという言葉はここだけの専門用語ではないということに留意していただきたい。
なお、こういったイナゴがいるということはそのジャンルが活気づいている、ということである。イナゴはイナゴなりに勝利を目指し、味方のために勝てる道を探す努力をしているのだ。逆に言えば、悪いイメージだけで排除しようなどと考えるとそのジャンルは衰退していくので、程々にしておいた方がいいだろう。

これを読んでいるあなたも、古参・古株がマウントをとってくるような場所には近づきたくないはずだ。

 

猪 

敵に猪突猛進していくプレイヤーのこと。
この場合の猪突猛進は悪い意味で、猪の如く周りも見ずに敵に突っ込み倒されて、なんの成果も上げられていないのにまた同じように何度も突っ込みまくる様を指す。
一心不乱に敵陣に真っ先に到着するため奇襲性はかなり高く、見られてない場合はかなりの戦果をあげる事があるが、それは相手に見られてない場合の話。
なんどもやっているうちに来る場所が相手に予測されてしまうと、この戦法をやめないかぎり自分から相手に倒されに行っていることと同じ事になり、人数不利で味方に大きな負担がかかってしまう。
何度もやられる場合は一度マップなどを見て落ち着き、味方の側で行動して様子を見るなどしよう。
稀に一人で多数をキルしてたり、また戦線には絡んでくれるため囮として利用したりするプレイヤーもいる。たまたま一人で複数落とせたその成功体験に酔ってるプレイヤーがその快感を求めて突っ込んでる系の猪はハマると強い。芋よりはマシと言われる所以である。
だが上手いプレイヤーなどによってそれを何回も成功させてもらえたのならありがたい話だ。

介護

当てにならない味方の分まで自分が活躍しようとすること。
またサーモンランにおいて、例えばリッター4Kハイドラントのような高火力だがコジャケが苦手なブキを割り当てられたイカに対し支援を行う意味で使われることも。
『Splatoon』シリーズはマッチングがランダムかつ4vs4のチーム戦なので、一人ひとりの戦力が勝負に大きな影響を与える為に、調子が良くない味方がいる場合には味方の分まで縦横無尽に動かなくてはならない場合もある。
しかし、このような表現は理想的な行動を取らないorブキの性能上できることが限られている味方を要介護者に例えているわけでありデリカシーを欠いている。味方の中にはリアルで実際に要介護者である人がいるかもしれないからだ。ましてやこれを笑いのネタとして安易に使うなどすれば、各方面から反感を買う結果にもなるかもしれない。
「味方が活躍できる土壌を作る」というニュアンスを含んだ「アシスト」「フォロー」「サポート」「カバー」をすることを目指そう。言葉の意味合いは結局あまり変わりないことにはこの際目をつぶって。

 

一応、「介護」を使わずに味方の頼りなさを伝えたい場合には、「キャリー」という類義語がある
他にも、「介護してもらった」と自分で言ったりする事もあるが、やはり倫理的にも褒められた使い方ではない。当事者やその配偶者にとっては非常にデリケートなワードであることを留意しておくように。

ガバガバ

元は衣服が大きすぎてサイズが合わないことを指す言葉。ネット上では

  • (創作において)展開が滅茶苦茶
  • 詰めが甘い
  • 定義やルールが曖昧
  • 行動がグダグダ

・・・といった意味で用いられ、Splatoonシリーズにおいては「ガバガバエイム」「塗りがガバガバ」「立ち回りガバガバ」「ガバガバマッチング*3」といった風に使われる。
「ガバ」と略して使われることもある。ネット用語として使われるものは下ネタの場合もあるので使用には注意が必要。

キッズ

言うまでもなく、英語で「子供たち」の意味(kids)。年齢の定義は特にない。
全年齢向けゲームであるスプラトゥーンの、主なファン層の一つでもある。
ところが、キッズ=経験が浅い=下手、キッズ=幼い=人間的に未熟というような連想から、下手あるいはノーマナーなプレイヤーの代名詞として使う人が一部いる。また、ネット回線が弱いプレイヤー=キッズと結びつける人もいる。
「スプラトゥーンはキッズにも大人気!」のように、単に「子供たち」という意味で悪意なく用いられることも多いが、この用語での「キッズ」は年齢を指しているのではなく「発達レベルが低い」「精神面が子供」の意味が大きく、「幼稚なプレイヤー」「地雷」「下手糞」と言った意味に邪推されてしまう場合も。全年齢向けゲームであるスプラトゥーンでは、デザインの可愛らしさもあって年齢一桁の子供たちが大勢プレイしている。リアルでのフレンドならまだしも、野良で初めて会うプレイヤーの年頃など分かるはずもない。使う際は侮蔑にならないよう、十分注意すること。

余談

2018年7月、史上最年少となる小学5年生のプロスプラトゥーンプレイヤーが誕生した。
そもそもキッズだから弱い、キッズだから地雷という認識自体が誤りであり、これはその証左の一つとも言えよう。
みだりな「キッズ」呼ばわりはそれこそが幼稚な行為であり、その相手にも本物のキッズにも失礼にあたり言語道断だ。
ちなみに、Nintendo Switch Onlineの有料化*4に伴いキッズが大幅に減るとの見通しがあったが、現時点で変化があったかは不明。もともと野良でのマッチ相手は年齢に関係なく自分と同等の技量を有する適正な相手に既に振り分けられているはずであり、それで本質的な満足度向上につながるのかは不明だ。

キャリー

(力で支えて)運ぶという意味の英語 carry。
チーム制のオンラインゲームでは「強い味方が、その力で弱い味方を助けてあげること」、およびその助けられた人を意味する。
「介護」の類義語だが、こちらは「助けてあげる」という意味が主体で、また比喩ではないため若干ニュアンスが異なる。
「キャリーしてほしい」「キャリーされてた」など、される側が使う場合も珍しくない(「介護してほしい」といった発言は非常に稀)。
ただし「キャリーしてやった」「キャリーできなかった」などと言うことは、味方の実力を下と見なすことでもあり、上から目線の印象を与えてしまう。
本当は実力があるのに、「たまたま調子が悪かっただけ」かもしれない相手に対して実力を下だと決めつける可能性がある失礼な言葉であり、使用法には十分注意しよう。

キャリー力

キャリーする力、すなわち弱い味方を引っ張って勝利をつかむ力のこと。

チーム戦ゲームの野良マッチではキャリー力も含めてそのプレイヤーの実力であり、キャリー力不足も実力不足のうちである。
納得のいかない負けが続いてウデマエポイントやXパワー・バイト評価などを失うと、「自分の実力は十分なのに弱い味方のせいでウデマエなどが停滞している」と考える者が多いが、それは誤りだ。正しくは「弱い味方を引っ張って高勝率を記録できる十分な実力がないからウデマエなどが停滞している」のである。
練習を重ねてキャリー力をつけ、強い味方にキャリーしてもらって勝つだけでなく、弱い味方を自らキャリーして勝つこともできるようになろう。
もちろん、「俺がキャリーする側だ」という自惚れ・思い上がりにも注意を忘れずに。

プレイヤーの能力だけでなく、ブキの性質を言い表す際にも使われることがある。
味方が弱くても自分が敵より強ければ勝ちやすいブキ(主にキルブキ・万能ブキ)はキャリー力が高く、味方の実力や調子の悪さを覆して勝つのが苦手なブキ(主に塗りブキ・サポート系ブキ)はキャリー力が低い、という具合である。
このゲームで弱い味方をキャリーするための最もシンプルな方法は「自分がたくさんキルを取る」ことなので、必然的にキル力≒キャリー力となりやすいというわけだ。

健康

イカ研がアプデ頻度を下げた理由を語った際の[社員の健康に気遣った]という一文から来ている。
主にイカ研の的外れなアップデートに対して使われることが多い。

産廃

本来の意味は「産業廃棄物」の略称。
ゲームの世界では「どう頑張っても使えない役立たず」を指す。

 

スプラトゥーンでは、癖が強すぎたり、取り回しの悪いブキ、サブウェポンスペシャルウェポンをこう唾棄する人が多い。
ただし、スプラトゥーンでは完全な意味での「下位互換」ウェポンは存在せずしない...はず、どんなブキでも何かしら独自の強みを持っているため、単純比較は困難。よってこの表現は個人の主観であることがほとんど。
実際、「産廃」に潜んだ強みを見つける(或いは意地でもモノにする)ことに長けたイカすゲーマーも居り、大型の大会で「産廃」が「ダークホース」に化け、それを観戦し魅かれたプレイヤーによって使用率が上がることもしばしば。強豪プレイヤーのお墨付きを貰ったのだから当然である。
また、「産廃」がアップデートで強化され戦えるようになったりすることもある。
貴重品が眠っているかもしれない、という意味でも本来の「産廃」に近い部分がある。
たとえネットで「産廃」呼ばわりされるブキを見ても、侮っていると痛い目を見る事になるかもしれない。

もちろん、単純に「自分の好きなブキが強い言葉で貶されていると気分が悪い」という声も根強いため、多くの人が利用するコミュニティ上ではこういった言葉の使用には注意が必要である。

 

三馬鹿

スペースシューターワイドローラーR-PEN/5Hの総称。3馬鹿とも。

シーズン2/2022冬 Chill Seasonはスプラトゥーン3で初の大型アップデートであり、そこでサブスペ違いブキだけではなく新規メインブキとして上記の3つが実装されるとあってプレイヤーの期待は高まっていった。
ところが新シーズンの開始直後から「メイン性能が弱い」「サブスペの組み合わせが微妙」「これなら〇〇(同属の別ブキ)でいい」などのネガティブな感想が続出しそれぞれが産廃と言われ、いつしかまとめて三馬鹿呼ばわりされるようになってしまった。

一方でイカ研も手をこまねいていた訳ではなく、これらのブキは複数回のアッパー調整が行われている。
詳細は各ブキの解説ページを参照していただきたいが、バトルだけではなくサーモンラン向けの調整もあり、スペースシューターワイドローラーはコラボの登場により現在は各々に独自の立ち位置を確立しつつある。
そしてR-PEN/5H甲子園で多く採用されるなど特に活躍が目覚ましい。ぶっちゃけこのカテゴリを卒業している。
通常時でも時間が経ってプレイヤーが扱い慣れてきていることもあり、ナメてかかると痛い目を見るだろう。

それでも初期の微妙な印象を払拭することは難しく、新ブキが追加される度に「三馬鹿よりは強そう」「新たな三馬鹿入り」といったコメントが散見しやすい。
元々サポート目的のブキであるため戦況をしっかり見極めて動かないと勝てない扱いの難しさもあり、今後もしばらくは新ブキが発表されるたびに引き合いに出されることになるだろう。
ある意味では「愛すべき馬鹿」と言えるかもしれない。

自己紹介

掲示板などにおいて「他者を罵倒・批判しているが発言者自身に批判した事柄が当てはまっている」様を風刺するときに使われる。「ブーメラン」も同様の意味で使われる。
例:「味方弱すぎだろ」→「自己紹介ありがとう」

地雷

本来の意味から転じて「一見してそうとは分からないが、いざ関わり始めたら痛い目を見るもの」を指す。特にオンラインゲームでは、判断力に欠けた行動や悪手であると広く周知されているような行動を突如とり始める、できれば来て欲しくない(が事前に判別しようもない)味方プレイヤーを指す。
スプラトゥーンにおいても「ウデマエに不釣り合いなプレイ、悪手とされる行動で足を引っ張るプレーヤー」を指すことが多い。
逆に低ランクや低ウデマエのプレーヤーが腕相応に足を引っ張る場合は偽装がされていないため「爆弾」または「見えてる地雷」であり「地雷」呼ばわりは誤用となるし、そのようなやみくもな批判こそ批判されるべき行為なので、控えておこう。
ゲーム内でそれを行うだけで周囲に地雷プレイヤー認定を受けかねないような悪い行動のことを「地雷行為」などと呼ぶこともある。

戦犯

集団で何かやらかした時、その敗北や失敗の最大の原因になった人物を指す俗語。
しかし、敵味方8杯のイカが目まぐるしく動き回るスプラトゥーンの試合で、放置のような明らかなマナー違反でも無い限りは、誰が「最大の原因」かどうかを特定するなど不可能である。
敗けたからには、チーム全員のイカそれぞれに至らない点があったのだ。そしてそれは、いつも目に見える形であるとは限らない。
完全無欠のプレイが出来るイカばかりではない。多少失敗しても、安易に掲示板やツイッターで戦犯なるイカを晒すような行為は控えよう。
リザルト画面の数字だけを見て成績の悪いプレイヤーを「こいつが戦犯だ」と批判するような短絡的な振る舞いは、勝敗よりもリザルト画面の見栄えを重視して動くキル厨のようなプレイヤーの増加にも繋がりかねない。

 

なお、本来の意味は『戦争犯罪人』の略であり、平和に対する罪を犯したA級戦犯、戦時国際法に違反したB級戦犯、人道に対する罪を犯したC級戦犯の総称である。つまり本来の『戦犯』に「敗因を作った人物」という意味合いは全く含まれない。

ダイナモ感覚

ダイナモローラーそのものの他に、振り下ろしの間隔(感覚と間隔を掛けたダジャレ)を指す言葉としても用いられる。
由来は「YOU THE ROCK★」というミュージシャンが発言し、ネタにされた言葉。このネタが流行った経緯が色々とアレなので使う際は注意。

使われ

元々は格闘ゲーム用語。強力なブキの性能に頼りきったプレイヤーの蔑称。ブキの名前に続けて単語として扱われることが多く、つまり「○○使い」の対義語である。自虐的に自称として使う人も時たまにいる。
例えば、「シャープマーカー」を使うプレイヤーは「シャーカー使い」と呼ばれるのが普通のところ、その強さに依存し、性能によるゴリ押ししか出来ないプレイヤーは「シャーカー使われ」と呼ばれる。
しかし、何のブキを使おうがそれはプレイヤーの自由。負けたからと言って、自分や敵のブキ性能のせいにするのはお門違い。

  • イナゴとの違い
    弱体化(強化)されて環境入りできるほどの強ブキにすぐに乗り換えていくような熟練者は俗に言うイナゴに属するのであり使われとは別物(似て非なるもの)なのである。
    ブキの性能に甘えるのが使われで、技量はあるのにより勝ちやすそうなブキに簡単に乗り換えるのがイナゴ。
    使い手、使われ、イナゴではそれぞれ特有の立ち回りの違いが存在している。
    大まかに分ければ、個性のある立ち回りになってる人が基本的に使い手、ワンパターンなのは大体使われ、ただ誰かのものを真似たような立ち回りは基本的にイナゴ、といった具合である。*5

大幅なナーフ(弱体化)を食らった場合、「○○使われ」のままでは勝つのが難しくなるだろう。
極端に弱くなった場合は仕方ないが少し弱くなっただけで勝てなくなったという場合はブキに使われていたという可能性が高い。
また、弱体化された部分だけを見て使わなくなる、もしくは弱体化した=「全体的に弱くなった」と考えるイカもいるようだが、環境が変わっても勝つ道を探し出せる者こそが真の「使い手」といえる。ナーフに文句を言って、無茶苦茶な改善要求を語ってみた所で、何も変わりはしないのだから。
それに、この用語は、蔑称というよりは「強いブキを使い、それによって自分のチームを負けに追い込んだ敵プレイヤーへの糾弾」として用いられることが殆ど。前作では「52ベ使われ」などと呼ばれ、無双していた敵プレイヤーを「使われ」として晒しあげるなどの行為も見られた。
何のブキを使おうが個人の勝手で熟練者が強ブキを使えばそれは鬼に金棒であり、負けたからと言って安易に「使われ」呼ばわりするのは自分の弱みや敗北から目を逸らすための現実逃避であり、同時に相手の実力の否定でもある失礼な行為だ。
どんなブキも、正しい技術と知識を持つ「使い手」が手にすれば「戦果」で応えてくれる。「敵のブキ」が強かったのではなく、「敵」が強かったのだ、と考えよう。

 

底辺

同じウデマエ帯やグループに属する中で最もレートの低い人たち。
明確な数値の区切りがないため、漠然とした概念である。
当然ながら、他人を「○帯底辺」などと呼べばいい顔はされない。
自称すること自体はそこまで問題にならないことが多いが、「S+ていへん」のようなニックネームのプレイヤーが勝った場合、意図せずとも負けた相手に対する皮肉になってしまい、相手の気分を害する可能性があるので注意。

でんせつ底辺

サーモンランでは、0~999まで幅広いでんせつ帯の最下層を「でんせつ底辺」などと呼ぶ例が見られる。(自虐として自分自身に対して言うプレイヤーもいる。)「伝底」という略称も用いられる。
仕様上でんせつ帯では実力に大きな差のあるプレイヤー同士が一緒にバイトをすることも多い(サーモンランハック/スタートダッシュを決めるの項も参照)ため、態度の悪い上級者層からは「でんせつ底辺の味方が弱い」といった不満の声が時折上がる。
しかし、でんせつ帯の下位で自分なりのベストを尽くしてバイトクリアを目指しているプレイヤーたちに非があるわけではもちろんない。むやみに批判したり晒しを行うのはやめよう。

どこまでが「でんせつ底辺」かという定義は明確ではないが、概ね最初のステージバッジ獲得ラインであるでんせつ200あたりまでを指して使われることが多いようだ。
この評価値帯はサーモンランの様々なレベルの中でも味方の強さに対して難易度が高いため特に難しいといわれることが多い鬼門のひとつであり、上級者の中には「キケン度MAXより難しい」などと冗談交じりに言う者もいる。

アップデートにて所持バッジに応じた初期評価値変動のシステムが実装され、上級者が「でんせつ底辺」でバイトをプレイする必要はなくなった(ビッグラン、新規実装ステージでのバイトは除く)。
上級者層の不満はある程度解消された一方、でんせつ帯下位適正のプレイヤーは上級者の助力を受けずに自分と同等前後の実力のプレイヤーだけでバイトクリアを目指さなければいけなくなり、結果として「でんせつ底辺」脱出が今まで以上に難しくなってしまった。

ヌーブ(noob)

ネットスラングの一種。元々はニュービー(newbie)、つまり新人という意味を持つ単語。海外のゲーム実況者が使用する事が多い。
ニュービーが単に「ゲーム初心者」を指すのに対し、ヌーブは「初心者じみた失敗を繰り返すプレイヤー」を指す。
意味合いは「キッズ」「地雷」と似たり寄ったりであり、日本ではこれらのニュアンスの方が強いので、みだりに「ヌーブ」呼ばわりしてはならない。

  1. 沼地(ぬまち)、泥沼(どろぬま)などのこと。辞書通りの意味。負けが込んだり調子が出ない時に「沼から抜け出せない」等の用法で使われる。この用法は特に注意すべき表現ではない。
  2. 「池沼(ちしょう)」の省略形。本来は地理用語の一つだが、そこから転じたネットスラングとしての用法が侮蔑的かつ差別的なものであるため、具体的には表せないが噛み砕いて説明するなら「良くなかった行動から全く学習せず、何度も同じ悪手を繰り返してしまう状態」のこと。
  3. 1の用法から転じて『相手インクを「泥沼」に見立て、ジャンプするとすぐにはまって(詰んで)倒されてしまうこと』という解釈をしたもの。
  4. 後述の「沼ジャン」の略称。
     
    2.はスプラトゥーン発祥の用語ではなく、一般的に使われていたネットスラングをこちらでも使用しているだけに過ぎず、倫理的な問題性のある用法である。「沼」とだけ書くと2.の意味で使っていると誤解される場合があるので、気をつけるようにしたい。

沼ジャン

考え無しに前線にスーパージャンプすることがこう呼ばれる。
現在では「泥沼ジャンプ」の略称であると思っている人も多いが、2015年の初代Splatoon発売当初は匿名掲示板を中心に「池沼ジャンプ」(詳細は上の沼の項を参照)と呼称されており、それが次第に省略され「沼ジャンプ」「沼ジャン」となった経緯がある。
特に配信者やプロゲーマーなどは、この言葉が今後問題視されるリスクを考慮して使う言葉を選んだほうがよいだろう。
なお、明確な目的をもって前線へスーパージャンプを敢行する場合はこの限りではない。
ガチヤグラにおいては、着地後やられることを覚悟で前線のヤグラに飛び、カウントを1でも多くねじ込む戦法をとることがある。
同じくすぐにやられる結果となっても、こちらは決して無意味なジャンプではないので混同しないように注意されたし。

脳筋

「脳みそが筋肉」の略。考えなしに力ずくの攻撃を繰り返す戦い方(を好むプレイヤー)はこう評される。「猪」も似たような意味。
『Splatoon』では近~中距離ブキ使いに多い。
動きに迷いがなく、勢いに優れるために有利な状況を作れることもあるが対策されると無力なので、その時は臨機応変な対応が大切になる。

「力押し一辺倒で考えが足りていない」というネガティブな意味合いだけでなく、「複雑な戦術よりも火力・対面力によるゴリ押しで敵を正面からねじ伏せて勝利するプレイスタイルを得意とする」というようなポジティブ寄りの意味合いで使われることもある。ただし、こちらの意味は「ゴリラ」と呼ばれる方が多い。
コミカルな語感も手伝ってか脳筋を自ら名乗るゲーマーや配信者も少なくはなく、力押しを好むゲーマーへの親しみを込めた褒め言葉として脳筋という言葉を使う人もいる。
とはいえ、本来は悪口の意味合いが強い言葉である。他人に対してむやみに使えば嫌がられる可能性もあるので注意しておこう。

~マン

基本的に同じ戦法を愛する(もしくはしつこく使い続ける)人のこと。
例文としてはスペシャル増加量アップを積みマルチミサイルを撃ちまくる(スペシャルが目的化し肝心のオブジェクト関与を怠る)「ミサイルマン」や、裏抜けで奇襲を仕掛けようと敵の背後を取ろうとばかりする(見抜かれて失敗して死んでもそれを繰り返す)「ウラトリマン」等に使う。
ただし、大抵の場合ひたすら特定の行動ばかりを繰り返しては負け筋を作る者への侮蔑や皮肉の意味で使われることが多く、あまりいい意味ではないので使い方には注意しよう。

ゆうた

元々は『モンスターハンター』シリーズ、主に『モンスターハンター4』以降でのオンラインプレイでマナーの悪い平仮名実名プレイヤーを総称する用語。上記の「キッズ」とほぼ同義で使われる。こちらのページも参照。
『スプラトゥーン』では、敵を倒さない、延々と壁を塗る、状況に関わらず自陣だけを塗る、散歩するなどの「セオリーが分かっているのか怪しいプレイヤー」「これらを意図的に行う、所謂トロールプレイをするプレイヤー」を指すことが多い。ホコもって やくめでしょ
ナワバリバトル」では、このようなプレイヤーは近いプレイスタイルの人とマッチングするようになる。

 

しかし、誰でも初めての人は(特に過去作をプレイしていない人は)右も左も分からないのが当たり前。特に、ランクの低いプレイヤーに対して安易に「ゆうた」認定するのは慎むこと。初心者の些細なミスに対して目くじらを立てるのは本当の意味でのゆうたと同レベルだ。あなた自身も元初心者であることを忘れないようにしよう。
初心者(と初心者のフリをしたガンジープレイヤー)だらけのマッチング環境は「ゆうたの楽園」「ゆうたピア」と呼ばれることも。

コメント


*1 例として挙げるならば、前作スプラトゥーン2において、プロモデラーRGの使用率が異常に高くなった結果巻き添えを食らう形でMGまでも弱体化されてしまったことだろう。
*2 イナゴの群れによって田畑を荒らされる「蝗害」が由来である。参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9D%97%E5%AE%B3
*3 編成事故、実力の大きく異なるプレイヤー同士の格差マッチなどが頻発するマッチングシステムを揶揄する表現。
*4 2018年9月18日までは体験期間として無料で利用できた。
*5 最適行動の結果使い手とイナゴの立ち回りが近くなることは少なからず存在する