関連ページ:
ここでは、「ヒーローモード」で入手できる「ミステリーファイル」の内容をまとめている。
今作ではヤカン内のステージには隠されておらず、全てオルタナの各サイトの地面に隠しアイテムとして埋まっている。
計24枚あるので、コジャケと協力して探してみよう。
ミステリーファイルでは、イカの世界に関する貴重な情報や裏設定を知ることができる。
イカの記述にはミステリーファイルの各ページの画像と内容を記載しており、ネタバレを含むので、閲覧する場合はご注意を。
また、「解説」は有志による考察であり、公式の設定であるとは限らないことに留意してほしい。
01ページ目
ハイカラ地方とバンカラ地方のアサリもちは 見た目も味もちがい まるで別の料理のよう
もちでアサリを包む ハイカラ流に対して
アサリでもちを包み ゴマを振ってタバスコで頂くのが バンカラ流だ
解説01
前作までの舞台「ハイカラ地方」と本作の舞台「バンカラ地方」の食文化の違いを示した一節。バンカラ地方の住人は他の地方の住人よりも辛い味を好む傾向があるのかもしれない。
「アサリでもちを包む」とは絵面が想像し難いが……画像のイラストを見るかぎり、どちらとも身だけではなく貝殻ごと使っている。アサリでもちを包むのが「バンカラ流」で、もちでアサリを包むのが「ハイカラ流」らしい。いずれにせよ、食べるにはまあまあ強力な顎と歯が必要だろう。
ちなみに現実のイカは大きな貝は食さないし、タコは二枚貝を捕食するが、砕いたりせず腕でこじ開けて食べる。
横の図解等も見ると、どうやら地図上で赤く色付けされているのがハイカラ地方、青く色付けされているのがバンカラ地方のようだ。
海上をまっすぐに貫いているのはマサバ海峡大橋か。
02ページ目
「今は昔 バンカラの地に 大水あり
天より下りし三つの光 渦を作りて 災ひ ぬぐひ去れり
バンカラの民 三つの神輿もつて これを崇め奉るものとせり」
解説02
ゲーム開始時のチュートリアルのクレーターにて、逆さで地面に刺さったエッフェル塔、あるいは東京タワーらしき物体を確認できるが、角度も形もこの時流された物のように思える。
サーモンランのトレーラーにて「ビッグラン」の説明があったが、このトレーラー内でスメーシーワールドが満潮で水浸しになっていたため、なにか関係があるかもしれない。
バンカラジオによると、この地方は洪水が起こりやすい土地であると学校で教えられ、水を逃がして街を守る施設がマテガイ放水路だという。
「バンカラの民 三つの神輿もつて これを崇め奉るものとせり」とあるが、この三つの神輿を用いた崇奉行事がバンカラ街の「フェス」の原型となったのだろうか。
また、付箋等ですりみ連合の三人やすりみ連合自体の紋が描かれているが、その当時からサメ使いの一族・ウツボ使いの一族・マンタ族の三家が行事を取り仕切っていたのかもしれない。
本作のフェスは三つのテーマに分かれて競うお祭り騒ぎになっており、もとは神仏を崇める祭祀行為だったものが、時代の流れとともに祭りの形のみを残し形骸化しているというのは妙にリアルでもある。
03ページ目
「話題の 混沌キラメキタウンへ カモン!」
「イキって歩こう バンカラ通り」
―特集"バンカラの歩き方" P.54
解説03
バンカラ街の全体マップである。
「話題の」「カモン!」と書かれているあたり、バンカラ街以外のワカモノを対象にした雑誌であろう。
ページのPOPでカラフルな見た目からして、「ハイカラスクエア(前作『スプラトゥーン2』の舞台)」のイカ・タコたちに向けた特集だろうか。
04ページ目
「ウチらはガムシャラに あるがままに生きる! それがミックス焼きスタイルぢゃん?」
「クールなヤツなんてそこら中にいる オレはバンカラの熱水噴出孔」
解説04
フクの宣伝の切り抜きにコーデのメモ。
バンカラ地方のイカ・タコも、やはりお洒落には拘るようだ。
ちなみに、左のコーデは上から「ミミタコ8」「サキイカホワイト」「ヌバックブーツ×SJ」。
右のコーデは上から「デメニギスゴーグル」「ウミボーズホーム」「テンヤ8レッド」。
05ページ目
バンカラ地方のイカ・タコたちは 周囲をイカクするような格好をして
自らの存在を主張したがる傾向があるようだ
"タイマン"という求愛行動で "スケバン"に "ツッパリ"を決める様子が記録されている
解説05
バンカラのアウトローな雰囲気から、不良モノ漫画のパロディと思われる。
登場人物に鼻がないのは、タコトルーパーに手足が生えたタコだからである。
オクトリング、タコゾネスは登場していない。
ちなみに、1コマ目にはただのタコトルーパーが涙を流してやられている。カワイイ。
漫画内に「タイマン」という単語が登場しており、もしかしたら新しいルールとしてタイマンが追加されるという伏線なのかもしれない。
でもただのヤンキーかもしれない
06ページ目
「私が創造したロビーには何もなく しかし全てがあります
目指したのは 最高のナワバリ体験
代表取締役兼CEO ゲン・シオマネキ」
解説06
いわゆるベンチャー企業の社長が書きそうな理念や開発物に対するコメントが元ネタ。
恐らく、バンカラ街にあるロビーの設計者なのだろう。
「シオマネキ(望潮)」は、蟹の一種。片側のハサミが自身の胴体ほど大きくなる事が特徴。
画像左上のカードはレンチキュラー(見る角度によって異なる画像が見える加工)となっていて、絵柄を変化させるために実物のカードを傾ける動作が、Switch本体やコントローラーのジャイロ操作で再現されている。
07ページ目
「~クマサン商会 労働安全標語~
<1>無くそう イクラの 取りこぼし <2>"まだいける" は もう危険
<3>気づいてる? 水位上昇 暗い海 <4>コンテナ位置 指さし確認 ヨイカ? ヨシ!
<5>イクラ投げ合い 目指そう ゼロ災」
解説07
1と2以外はサーモンラン攻略で重要である。
1に関しては、あまり遠くの金イクラを持ち帰ると時間の無駄になってしまう。
2に関しては解釈が分かれる。例えば、
・テッキュウの砲台の使用に夢中になりすぎると、周囲をシャケに囲まれデスしてしまうかもしれない(オオモノが海岸に溜まり、その後コンテナへ一度に押し寄せるという二次被害もある)。
・厄介なオオモノの処理が遅れた場合は、「スペシャルを切らなくても"まだいける"」はもう危険な可能性がある。
・金イクラの納品が足りずWAVE終了が近い場合は、"まだいける"ならそれに賭けて頑張る必要がある。
ちなみに、貼られたシールではシャケが皿に乗って自身の身にレモンを搾ったり、自ら缶詰の中に入ろうとしているが、これはサーモンランに登場するシャケたちが、
「(調理器具を身にまとって)自分をおいしい状態にして戦う事こそが一族の美徳」
「(ほかの生物に食べられることで世界とひとつになりたいので)喰われたい」
という、独特すぎる価値観・欲求を持っているため*3。
我々の価値観からすると、もはや野蛮を超えたナニかである。
08ページ目
1万匹に1~2匹ほどの割合で "ケイジ"という特別なコジャケが発見されることがある
ふつうのコジャケは生まれた場所の近くで育つが ケイジは別の地方で生まれたコジャケが
ビッグランの際 元の群れに戻れず迷い込んでしまったものと言われている
長旅による空腹から あらゆるものを食べてしまうらしい
解説08
現実世界における「鮭児(ケイジ)」は、ロシアのアムール川系で生まれた子どものサケが紛れ込んで一緒に日本に来てしまい漁獲されたもの。
普通のサケ1万匹に対して1~2匹程度しかいない「幻のサケ」といわれている。
その身は脂が非常に乗っており、マグロのトロのように美味であるため、高級食材として扱われている。
ヒーローモードでコジャケがあんなに小さい体で頑張ってケバインクを食べているあたり、おそらくこのコジャケは「ケイジ」であろう。*4
またこのミステリーファイルにより、シャケの中でも複数のグループで分かれているということが判明。
ビッグランではそれらのグループが混ざり混ざってやってきているということか。
09ページ目
「おきゃんで いなせな 三人衆が バンカラジオに大登場!
見るもよし 聞くもよし みんなご存じ ふるさと応援団 "すりみ連合"!
夜露死苦!」
解説09
すりみ連合が恐らく悪ガキ集団から足を洗いつつタレント活動を始めた最初期の新聞記事。
「ふるさと応援団」とあるあたり、最初はゆるキャラのようなノリでご当地タレントとしてキャリアスタートしたのであろう。
ちなみに「おきゃん(御侠)」とは活発でお転婆な女性を形容する言葉、「いなせ(鯔背)」とは男気・心意気があり粋な男性を形容する言葉。
前者がフウカとウツホを、後者がマンタローをそれぞれ指していると思われる。
10ページ目
「ふかく刺したる鮫鞘は 蛮殻色のもののふも 返す太刀無く海の雪
あはれ儚き村雨の 浮世の塵に傘さして」
解説10
おそらくスプラトゥーンの世界において、フウカがその役を担う「サメ使い」についての記述。
日本刀と扇を手に剣舞を行うフウカに似た人物と複数のサメを描いた浮世絵らしきものが貼り付けられている。
七・五調のリズムで構成された本文は「今様」が元ネタか。*5
「ふか(フカ=サメの異称)く刺したる」「村雨(むらサメ)の」など、言葉遊びの洒落も混じっている。
「鮫鞘」とは名前の通り、鮫皮を張り漆塗りにした刀の鞘のこと。
刀の錆防止(防水性)に優れ見た目も洒落ていたため江戸時代に流行したが、当時鮫皮は琉球や台湾など外国からの輸入に頼る部分が大きかったため、非常に貴重かつ高価な品だった。
本文を現代文訳するならば、「鋭い鮫鞘の刀の前では、勇猛で剛直な武士たちも、切り返すことすら出来ず海雪のように散っていった。しみじみとした趣がありつつもあっけなく、ざっと降ってはすぐ止んでしまう雨のような、そんな虚しいこの世の穢れに汚れないようにと傘を差している」といったところか。
左上の付箋には家系図(サメ使いの一族のもの?)らしきものが描かれている。
最下右端の○で囲まれたのがフウカだとすると、彼女は3人きょうだいの長女ということになる(基本的に、右から年齢の高い順に記すため)。
また一番上の四角で囲まれたのが初代だとすると、彼女は6代目ということになる。
11ページ目
「翁長流秘伝 ウツボ操術
一の舞:五月雨のごとく地をぬらす 地は喜び 海ブドウが咲きほこる
二の舞:うずを起こしイソの風を呼ぶ 風は民の心をバンカラへいざなう
終の舞:百のウツボにて天を駆り ナン・タイの戦士を約束の地へと導く」
解説11
ウツホの出身であるウツボ使いの家系が代々継承してきた「翁長流秘伝 ウツボ操術」についての記述。
3つとも全てウツホ戦で実際に使用してくる技であり、それぞれの説明文も攻撃方法の特徴に概ね一致している。
絵の元ネタはおそらくマハーカーラを描いた宗教画。
ヒンドゥー教の神の一柱で、破壊神シヴァの化身の1つ。
仏教では「大黒天」と呼ばれ、七福神の大黒さまの基になった神でもある。
ページの左下には家系図(ウツボ使いの一族のもの?)らしきものが描かれている。
最下左端の○で囲まれたのがウツホだとすると、彼女は3人きょうだいの末っ子ということになる。だが、バンカラジオを聴いているとどうやら彼女には弟がいるらしい。
よって、最下左端の○で囲まれた者はウツホの弟だとわかる。なんの意味もなく弟に印をつけることはないはずなので、もしかすると次期当主という意味かもしれない。
また一番上の四角で囲まれたのが初代だとすると、彼女(の弟?)は4代目ということになる。
ウツホの使った「終の舞」は「百のウツボにて天を駆り ナン・タイの戦士を約束の地へと導く」と書かれている。
「ナン・タイ」とは、前作の「オクト・エキスパンション」で語られたヒメやイイダの過去で登場した「ナンタイ山」だと思われる。
「約束の地」とは、とあるデンワが言うには「地上のとある場所」のことである。
実戦の時は、おそらくウツボを100匹も使っておらず(グラフィック処理が重すぎるからなんてメタなことは言わないように)、今作の追加コンテンツで前作登場の「ハチ」を終の舞で約束の地へ連れて行く……ということもあるのかもしれない。
もしくは、スプラトゥーン世界において「ナン・タイの戦士」=「選ばれた戦士」というような慣用句があるとすれば、ナン・タイの戦士は単純に本作の主人公である新「3号」を指している可能性もある。
ストーリー最終盤では、ウツホはまさに「百のウツボにて天を駆り」、新3号をラスボスのもとへ導いている。
12ページ目
マンタ族の朝は早い
大きな胸ビレを入念に手入れし いつもと同じ時間に朝食へと向かう
食卓には 一族のみ伝わる特殊なプランクトンを使った品々が並ぶ
これが毒性をもつ体液を作り出す源なのだという
解説12
マンタローが属するマンタ族の生態への記述。
ゆるキャラっぽい見た目やすりみ連合の活動とは裏腹に、マンタロー自身は古式舞踊の当主だけあって、なかなか優雅な生活をしているようだ。
冒頭の「○○の朝は早い」は密着系のドキュメンタリー番組等でよく使われるフレーズ。
左上の付箋には家系図(マンタ族のもの?)らしきものが描かれている。
最下左端の○で囲まれたのがマンタローだとすると、彼は3人きょうだいの末っ子ということになる。
また、一番上の四角で囲まれたのが初代だとすると、彼は5代目ということになる。
マンタロー戦で、イカでもタコでもないマンタローがインクを扱えるのは、こういった暮らしの影響らしい。
ということは、マンタローが使用するあの模様付きのインクは毒物か……?
13ページ目
「新たな地方への進出に 1年間完全密着」
「計20000時間におよぶマシンガントークで バンカラの地を制圧!
両目に着けた金のスコープがねらう 新たな地平とは」
「その時 たしかに"ブキの声"が聴こえたんでし」
解説13
ブキオタクのブキチらしい、密着取材となってしまったようだ。
「20000時間」を年に換算すると「約2.3年間」。ブキチは数年前からバンカラの地に目をつけていたことになる。
テレビ番組の切り抜きのような写真にはブキチのサインと思しきものがあるが、ページの左右には様々なパターンのサインがある。
バンカラ地方進出を機に思春期男子のようにサインを練習していたのだろうか。
14ページ目
「#タニシ店長 #オームラくん #バンカラの日差しに #イカしたアタマ #カイだけどイカしてる
#ウデ利き店長 #内気なオウムガイ #ライフタイム巻いていこう
#カラにこもるな心をこめろ #オレら黄金比」
解説14
現実のSNS(特にInstagram)のハッシュタグを大量につけた投稿が元ネタ。
バンカラ街のアタマ屋「golden ratio」の店長である「タニシ店長」が珍しく前の方にいる。
店頭での接客は店員のオームラ、SNS運営などの作業は店長のタニシと役割分担しているのかもしれない。
また、常にサングラスでバチッとキメているタニシ店長だが、左上の付箋を見るにどうやらその下は( ´ ` )こんな目をしているらしい。カワイイ
15ページ目
「Clothes Shop ワンス・ア・ボン」「買い付けのため臨時休業いたします」
「カード不可」「店内撮影およびSNSへのアップお断り」
「1000ゲソ札が不足しています」「定休日:無(不定休)」
「買わないなら さわらないでください」
解説15
臨時休業ありの不定休、カード無しで現金のみ、買わないのに商品を触ることや店内撮影を禁止など、かなりのセンスというかコダワリが見える。
フク屋の店長ハナガサは意外と神経質(というか潔癖症)なのかもしれない。
16ページ目
ヤシガニなどの甲殻類の仲間は 成長につれて脱皮をくり返す
バンカラ地方の甲殻類は 強い日差しが脱皮をうながすのか
他の地方の同種族に比べて はるかに大きな体を持つものが多い
解説16
クツ屋の店長「ヤシガニさん」も甲殻類の1人。
なお、ヤシガニは「カニ」とは書いてあるが、実際はヤドカリの仲間である(アタマ屋のタニシ店長も通常より大きい)。
ちなみに、現実においては「寒冷な地域に生息する恒温動物のほうが、温暖な地域に生息する恒温動物より大型化する傾向がある」という「ベルクマンの法則」というものが存在する。
ヤシガニのような変温動物は反対に温暖な地域ほど大型化する傾向にあり、こちらはそのまま「逆ベルクマンの法則」と呼ばれることがある。
現実でもヤシガニはインド洋や西太平洋の島々、日本では沖縄・八重山・宮古の各諸島など亜熱帯~熱帯の極めて温暖な地域に生息する、世界最大の陸上甲殻類である。
17ページ目
「☆★おしらせ★☆ 竜宮城店長のカマスダです
しばらくの間 買い付けのため不在になります ごめんちょ(・ω<)
ABXYのパル子氏が来てくれたので パチリ! 私よりお店にくわしいかも…(;^_^A アセアセ
お店は いつも通り営業いたしておりますので ご安心してたもれ (^v^)v」
解説17
現在失踪中らしい、ザッカ屋の店長の名前がここで初めて明かされている。画像中央にあるのは店が運営しているブログ記事を印刷したものだろう。『イカすアートブック』によると、カマスダ店長は41歳らしい。同時に、買い付けは単なるサボりの名目である事も明かされた。
いわゆる「おじさん構文」だが、カマスダ氏も中年男性なのだろうか。
左のグミキャンディはハリボーが元ネタか。元ネタではマスコットキャラはクマだが、ウミヘビ?のような生き物になっている。
右の手描きPOPは書店「ヴィレッジヴァンガード」の黄色いPOPが元ネタか。
元ネタは複合型書店であり、書籍の他に雑貨も多数扱っているので、竜宮城と通づるところがある。
またこのPOPにはスプラトゥーン世界の遊園地スメーシーワールドのマスコット、「ひれおくん」が疾走感あるタッチで描かれている。ちょっと怖い
18ページ目
「ユノハナ渓谷で アゲ!
#ロブのカラっといい天気
#自転車の旅」
解説18
みんな大好き「イカリング3」の「ロブイチ」コーナーで登場するロブの、SNSの一投稿。イカリング3では試合で塗った塗りポイントが勝手に貯められており、ロブイチでそれを『寄付』することでその地にあった写真・グラフィティがもらえる。写真は普通のとスマホ壁紙用の二種類のサイズがもらえるので、興味があればロック画面やホーム画面をカスタマイズしてみよう。
右の投稿では荷物を一面に広げており、ヤカン、水筒、オイルボトル、ミキサー、食料、コップ、塩コショウ、カラビナ、カメラ、三脚、着替え、カトラリー、靴などが見える。
気分屋でその日暮らし感のあるロブだが、キャンプできる装備は一通り揃えたようだ。
ちなみにロブは、初代『スプラトゥーン』ではクツ屋を、『スプラトゥーン2』では3のロビーのサンカクスのように、おカネや経験値を増やす揚げ物と薄味で狙ったギアパワーが全然当たらないドリンクを出す屋台を営業していた。
19ページ目
「辞令書
職又ハ所属 : 新烏鳶本部 第一部隊
発令事項 : 司令ニ任命シ 三十三号俸ヲ給スル
辺目義男」
解説19
今回新しく「司令」になったのは「NEWカラストンビ隊の(元)3号」であり、その辞令書。
「○号俸」とは公務員や官僚職員に対する俸給(給料)のランクであり、三十三号俸とある事からNEWカラストンビ隊の中では給与のランクが少なくとも33ある事がわかる(ちなみに自衛隊は145・警察は173までで数字があり、どちらも「1号棒」から始まって年に4号棒ずつ、その年の成績如何によっては6~8号棒に増えて昇給していく。仮にこれらに当てはめて考えると初代から数えて7年なので「29号棒」のはずだが、ラストでDJタコワサ将軍を撃退する大活躍をしたため初代の一年目は厚遇されて「8号棒」にしてもらえたのであろう)。
ちなみに、アタリメ元司令の本名が「アタリメ ヨシオ」なのは『スプラトゥーン2』のDLC『オクト・エキスパンション』で判明したが、このミステリーファイルでその書き方(漢字)も「辺目 義男」と判明。
言語体系が違うため完全に同一とは言い難いが、スプラトゥーンの世界の人名にも我々の世界での漢字表記に相当するものがあるのかもしれない。
20ページ目
「木曜深夜25:00~『ホタルのヒカリ』
放送100回記念スペシャルのゲストとして ついにシオカラーズのアオリちゃんが登場!
ふたりのトークはまったく止まらず! 予定時間を5時間オーバー!」
解説20
前作のミステリーファイルにも記述があった、ホタルがパーソナリティを務める受験生向けラジオ番組。
予定時間5時間オーバーは相当なもの。
25:00(深夜1:00)スタートで予定を5時間オーバーすると、30分番組だとしても、終わるのは朝6:30となる。
残業させられるスタッフには同情を禁じえない。というか、なぜ止めなかったのだろう……
21ページ目
イカのミイラを作るための方法が 書かれているようだ
古代のイカたちは 死後このように体を保存しておけば
いつの日か復活できると 信じていたのだろうか
貼られているのは まさか本物… いや さすがにそれはないか
解説21
イカのミイラ……つまり、スルメイカの作り方が書かれているようだ。
このミステリーファイルを獲得した後は、このページより前にスルメイカの足が上の方に出ている。
ちなみに「遺体から内臓を摘出し、高温の風や日光等で急速に乾燥させ腐敗・雑菌の繁殖を防ぎ、長期の保存を可能にする」というのは、スルメの作成にも(人間等の)ミイラの作成にも共通する。
22ページ目
ハイカラスクエアから世界に飛び立ったテンタクルズによる サイドプロジェクトが始動した
なんと ロックバンドをしたがえて歌う "ビジー・バケーション feat. テンタクルズ"だ
メンバーは 動画サイトで発掘した 無名ながら激ヤバの若者たち
いつものテンタクルズとはひと味ちがう 軽やかさと哀愁をあわせ持つ 乾いたサウンドが特徴だ
解説22
前作で活躍した「テンタクルズ」の近況のようだ。
「ビジー・バケーション feat. テンタクルズ」は、本作の通常バトルBGMにも参加しているバンド。
写真では、ヒメ(Vo)とイイダ(Key/Cho)に加え、チョウチンアンコウ(Gt)、魚類(キズシっていうくらいだから多分サバ)(Ba)、タコ(Dr)の姿が見える。
スプラトゥーン公式Twitterの解説によると、現在テンタクルズはワールドツアー中とのこと。
音楽ツアーをするとなると、国内だけでも会場のレンタル料やライブ宣伝の広告費などで莫大な費用がかかるため、ツアーが出来るのは必然的に大ヒットしているバンドやアイドルグループに限られる。
海外進出まで果たしたテンタクルズは、かなりの成功を収めたと推測できる。
23ページ目
「目指せ 判定権の奪取!」「ターゲット行動パターン」
「ターゲットの毛質調査 弱点:発見できず」「肉球を起点に攻撃?」
解説23
「判定権の奪取」とあるので、おそらくコジャッジくんの手記だろう。
普段はイカ・タコたちのバトルを審判するだけのジャッジくんだが、弱点が発見できない、肉球を起点に攻撃するなど、実はその戦闘能力は高いのかもしれない。
24ページ目
「対象名 "マザー" 追跡調査記録
ラン=チーユウ (偽名) 南エラ省オビレ市■■■町
アズマ ニシヨ (偽名) バンカラ3丁目3番地■■
ポワソン・ルージュ (偽名) シャトーフナ市■■通り19-6」
解説24
顔が黒く塗りつぶされており見づらいが、どうやらバンカラ街にいる金魚のような見た目の「スタッフさん」「ガイドさん」「店員さん」の情報らしい。
誰が実施した追跡調査なのかは不明。「マザー」も全員“偽名”とされており、身分も不明。
スプラトゥーン公式Twitterの解説によると、この金魚のような見た目の者はバンカラ街の様々な場所で目撃されている「女性」とのこと。
だが、姿の似た別人なのか同一人物なのかは定かではないらしく、ナゾが多いようだ。
この「マザー」とされる者たちがいったい何者なのか、このミステリーファイルだけではわからないが、
じつは彼女たちは犯罪者かスパイ等であり公的機関にマークされているのか?
はたまたじつは潜入調査員等であり犯罪者達からマークされているのか?
いずれにせよ、不穏な内容である。
なお、それぞれの名前の由来は以下の通り。
「ラン=チーユウ」……「蘭鋳(らんちゅう)」という中国原産の金魚の品種から。金魚の王様と言われており、マザーのモデルとなったのもこの品種である。
「アズマ ニシヨ」……「東錦(あずまにしき)」という日本産の金魚の品種から。
「ポワソン・ルージュ」……フランス語で「ポワソン(poisson)=魚」「ルージュ(rouge)=赤い」の意。
我々に馴染みの深い金魚だが、その実、彼・彼女らは突然変異したフナを人為的に選択し交配を重ねた結果、生まれた観賞魚。
すなわち、「人類の手によって生み出された魚」と言える存在である。
1万2000年前に人類が絶滅し、その遺構を新たな支配種であるイカやタコ達が発掘した世界で、人類の作った存在である彼女らが暗躍しているのは、果たして偶然なのだろうか?
オルタナログの「05 知性の目覚め」において、剥落したオルタナの液晶に焼きついた人類の思念が海洋生物に浸透し知性が芽生えたという経緯が語られているが、それなら淡水魚である金魚に知性が目覚める契機など無かったはずだが…。
バンカラ街では、ナワバトラー道場やサンカクス、さんぽ受付はそれぞれ離れており、同一人物か否かは完全に謎だったが、ハイカラシティではナワバトラー道場とさんぽ受付の位置が近く、これらを交互に見ることができる。
そこで、ナワバトラー道場の「スタッフさん」を確認できる位置でさんぽ受付の方を見ると「ガイドさん」が見当たらない。しかし、さんぽ受付の方に移動すると突然「ガイドさん」が現れる。そして、ナワバトラー道場の方を振り返ると「スタッフさん」の姿が消えているのだ…。
これよりわかることは、少なくとも「スタッフさん」と「ガイドさん」は同時には存在出来ない、ということである。この事実によりマザー同一人物説はかなり有力になったと言える(もしかしたら単なるゲーム側の都合かもしれないが、他の人物(イカ、タコ、クラゲなど)は普通に存在しているのでやっぱり同一人物なのだろう。)
そういえば、クマサン商会で彼女の声が聞こえるのだが、これはいったい・・・。
超深刻なネタバレ注意!!個人的には開くことをおすすめしません
ヒーローモードの黒幕だったクマサン(熊三号)とかかわりがあるとすると、もしかしたら今後ヒーローモードに出てくるのかもしれない。