バンカラマッチとは
自分の「ランク」が10以上になる、または前作『2』のセーブデータを引き継ぐと、最初のバトル終了後にすぐに参加できるようになる、激しいバトルを楽しむモード。前作までの「ガチマッチ」に相当するバトルモード。
「レギュラーマッチ」とは異なるルールで実力を競い、対戦成績に応じて「ウデマエ」と呼ばれる実力を示す指標が変動する。
バンカラマッチで開催されるルールは「ガチエリア」「ガチヤグラ」「ガチホコバトル」「ガチアサリ」の4種類。2時間ごとにバトルステージとともに変更される。
このモードでウデマエ「S+0」に到達すると「Xマッチ」の参加権が得られる。
なお、ロビー内で「バンカラマッチ」を選んでマイナスボタンを押すと、バンカラマッチや「ウデマエ」の仕組みの説明、バトルのルール説明を見ることができる。
バンカラマッチに慣れていないプレイヤーは、一度読んでおくとよい。
バンカラマッチのウデマエシステム
ウデマエとは
「ウデマエ」とは「バンカラマッチ」でのプレイヤーの腕前をあらわす階級。
『スプラトゥーン3』ではガチルールごとに「ウデマエ」が分かれておらず、全ルール共通の指標として測定される。
好きなルールのみで「ウデマエ」を上げるのも、すべてのガチルールに挑むのも、プレイヤーの自由である。
「バンカラマッチ(チャレンジ)」では、チームメンバーや対戦相手の組み合わせを大まかに区分けするのに用いられる。
ウデマエの階級とウデマエ帯
「ウデマエ」には以下の階級、およびウデマエ帯がある。
C帯 | B帯 | A帯 | S帯 | S+帯 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
C- | C | C+ | B- | B | B+ | A- | A | A+ | S | S+0~S+50 |
『スプラトゥーン3』を最初から始めると、ウデマエ「C-」からのスタートとなる。
バトルで勝つと「ウデマエポイント(以降ウデマエpと表記)」がもらえ、ウデマエpの合計が一定量を超えると、ひとつ上の「ウデマエ」に昇格できる。
ウデマエpはバトルの結果しだいで減少することもあるが、『スプラトゥーン3』では試合で負けたりウデマエpの減少によって下のウデマエに降格することはない。
ガチパワー (内部レート) とは
各プレイヤーは、「ウデマエ」とは別に存在する「推定実力を数値にしたパラメーター」を持っており、公式にはガチパワーと呼ばれる。
本作では内部的に値を持っているが、値の確認はできないことから、俗に「内部レート」とも呼ばれている。
チェスなどの競技や、一部のゲームで用いられる「レーティング」に近い。
前作『2』で導入されたシステムで、格上の相手に勝利すると自分のガチパワーが大きく上昇し、格下の相手に敗北すると大きく下がる。
『3』でも「ガチパワー」が存在することが公式サイトの「極秘レポート」のコーナーで明かされているが、ゲーム中ではその数値は表示されない。
しかし、「なるべく実力が近い人同士でバトルできるようにする」仕組みとして、「ウデマエ」以上に常に重要な役割を持っている。
バトルの勝敗によって変動しており、後述の任意でのウデマエのリセットの確認画面で、推定実力の大まかな目安を知ることができる。
また、後述の「バンカラパワー」、Xマッチの「Xパワー」、イベントマッチのイベントパワーの計測のベースになっており、ここからも目安を把握できる。
ガチパワー変動の対象となるバトルはバンカラマッチだけでなく、Xマッチも含まれている *1。
バンカラパワーやXパワーはマッチングに影響するため、これらが現在のガチパワーと大きく離れることがあり、その場合はバトルの勝敗によるガチパワー変動量に影響しやすい。
マッチメイクについて
「バンカラマッチ」でマッチングする対戦相手は、後述の「チャレンジ」ではウデマエ帯により大まかに分けられる。
さらに、「チャレンジ」の同じウデマエ帯の中や、後述の「オープン」では、「ガチパワー」によって細かくマッチングが分けられる。
同じウデマエ帯の中でもさまざまなガチパワーのプレイヤーがおり、それぞれのプレイヤーの実力に応じた試合が組まれやすくなっている。
なお、前作では自分のガチパワーがウデマエに応じた適正値からかけ離れていると、“飛び級”で昇格できたり、降格しやすくなったりで、ウデマエも自然に追従するシステムだった。
本作では、ガチパワーによるウデマエ変動の影響はない。
ウデマエの真の趣旨
本作では同じウデマエ帯でも、暗黙的にガチパワーでプレイヤーの実力にあったマッチメイクが行われる。
これにより、たとえば前作でウデマエ「A」帯にいたプレイヤーなら、「S+0」までとんとん拍子で上がってこれる人も少なくない。
後述のように、本作のウデマエの計測は3ヶ月ごとのシーズンで区切られているため、今作のウデマエシステムは一概に実力を表しているのではなく、シーズン中にどれだけ早く、どこまで上げられるかという「経験値」の側面も含んだ趣旨となっている。
ただし、これは前作までのウデマエシステムと比べて、相対的に上がりやすいだけの話。
「誰でも」「簡単に」S+まで上がれるわけではなく、上位ウデマエに行くには相応の実力と一定の勝率が必要となる。
「S+0」に上がっても、そこから勝率が悪くなりウデマエpのマイナスが膨らみ続けるプレイヤーもいるようだ。
次に昇格戦が発生する「S+10」までの必要ウデマエpはかなり多く、「S+0」まで上がれた人はここから「S+」のいくつまで上げられるか、および次シーズンへの更新(後述参照)で「S+0」からスタートできる「S+10」まで到達できるかが本番ともいえる。
なお、「バンカラマッチ」で計測された「ガチパワー(推定実力)」は、「Xマッチ」での初期「Xパワー(Xマッチにおける推定実力)」にも反映される。
「Xマッチ」に参加するプレイヤーにとってのウデマエ「S+」までの過程は、ただ参加権を得るためだけでなく、実力を試される場でもある。
前作のセーブデータを引き継いだ場合
『スプラトゥーン3』を新規で始めた人はウデマエ「C-」からスタートするが、
前作『スプラトゥーン2』のセーブデータを引き継いだ人はウデマエが「B-」からのスタートとなる。
ただし、前作で「ガチマッチ」に一度も参加したことがない(ウデマエのデータがない)セーブデータを引き継いだ場合は「C-」からのスタートになる。
なお、引き継ぎで「B-」になっただけだと、「過去最高ウデマエ」の記録には反映されない。
このまま一度も「バンカラマッチ」を遊ばずにシーズンをまたいでウデマエがリセットされた場合、次のシーズンでは「C-」からのスタートとなる。
ウデマエアップに必要なウデマエポイント
C帯 | B帯 | A帯 | S | S+ | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初期値 | C- | 0p | B- | 100p | A- | 200p | S | 300p | S+0 | 300p |
昇格 ライン | C | 200p | B | 350p | A | 500p | S+1 | 650p | ||
C+ | 400p | B+ | 600p | A+ | 800p | (1段階+350p) | ||||
昇格戦 | B- | 600p | A- | 850p | S | 1100p | S+0 | 1000p | S+10 | 3800p |
S+帯の必要ウデマエポイント詳細
初期値 | S+0 | S+10 | S+20 | S+30 | S+40 | 300p |
---|---|---|---|---|---|---|
昇格 ライン | S+1 | S+11 | S+21 | S+31 | S+41 | 650p |
S+2 | S+12 | S+22 | S+32 | S+42 | 1000p | |
S+3 | S+13 | S+23 | S+33 | S+43 | 1350p | |
S+4 | S+14 | S+24 | S+34 | S+44 | 1700p | |
S+5 | S+15 | S+25 | S+35 | S+45 | 2050p | |
S+6 | S+16 | S+26 | S+36 | S+46 | 2400p | |
S+7 | S+17 | S+27 | S+37 | S+47 | 2750p | |
S+8 | S+18 | S+28 | S+38 | S+48 | 3100p | |
S+9 | S+19 | S+29 | S+39 | S+49 | 3450p | |
昇格戦 | S+10 | S+20 | S+30 | S+40 | S+50 | 3800p |
後述の「昇格戦」に合格して昇格すると、ウデマエpは初期値にリセットされる。
「S+」は10段階ごとに「昇格戦」が発生し、合格すると300pに戻る。
「S+50」では昇格ラインがなくなり、9999pでカンストする。
「チャレンジ」と「オープン」
「バンカラマッチ」には「チャレンジ」と「オープン」の2種類のモードがあり、ウデマエpの変動の仕組みが異なる。
また、同一時間帯でも開催されているルールやステージが違う。
大雑把にまとめると、前者はハイリスク・ハイリターン、後者はローリスク・ローリターン。
チャレンジ
ひとり参加専用のモード。
最初に参加料として規定のウデマエpを支払って参加し、「5勝」(勝ちぬけ) するか「3敗」(挑戦終了) するまで対戦を繰り返す。
3ヶ月ごとのシーズンの区切りをまたがない限り(またぐと無効になる)その場で連戦する必要はなく、挑戦を続けるかいったん中断するか、1試合終了するたびに選ぶことができる。
また、試合ごとに装備をカスタマイズすることも可能。
中断したり、試合後にスケジュールの更新がされて途中で対戦ルールが変わったり、合間に後述の「オープン」に参加した場合でも、
それまでの挑戦記録は保持され、前回の続きから挑戦を再開することができる。
このモードでは終了条件を満たすまでに「勝った回数」、および「貰った表彰の数や質」に応じてウデマエpを獲得できる。
後述の「昇格戦」は、「チャレンジ」の形式のみで挑むことができる。
マッチメイクはまず、「チャレンジ」に参加しているプレイヤーで同じウデマエ帯の中*2から、ガチパワーが近い人を探して自チームが結成され、
対戦相手のチームは、現在の挑戦での勝利数が近い相手が選ばれる (ガチパワーが近い相手が選ばれるかは公式では明言されていない)。
チャレンジが終了するまでは、対戦終了後に「つづける」を選択することで、同様につづけた仲間と同じチームで継続できる。
「ナワバリバトル」と異なり、「カスタマイズしてつづける」ことはできない。ブキ・ギアを変更する際は一度チームから抜ける必要がある。
ウデマエpが足りなくても参加費を払って「チャレンジ」モードに参加することは可能。
その場合、ウデマエpはマイナスの数値となるが、マイナスの数値がどれだけ大きくなっても「バンカラマッチ」の参加が制限されることはない。
しかし、マイナスの下限は-9999pまであり、マイナスが大きくなるほどウデマエ昇格の機会も遠のくことになる。
ver.6.0.0より、挑戦を連続で5勝して終了すると「連続勝ちぬけ数」を得ることができるようになった。
この勝ち抜け数に応じて、試合開始前のプレイヤーネームに王冠マークが付く。
この王冠マークは、連続勝ち抜け数に応じてグレードアップする。
王冠マークのグレードはイカのとおり (20連続以降は、王冠の色が2色のグラデーションとなる。「上部+下部」で表記する)。
グレード | 勝ち抜け数 | グレード | 勝ち抜け数 | ||
---|---|---|---|---|---|
♛ | ブロンズ | 1~4 | ♛ | 赤+黄 | 50~59 |
♛ | シルバー | 5~9 | ♛ | 赤紫+黄 | 60~69 |
♛ | ゴールド | 10~19 | ♛ | 紫+桃 | 70~79 |
♛ | 水+桃 | 20~29 | ♛ | 橙+青 | 80~89 |
♛ | 緑+青 | 30~39 | ♛ | 桃+緑 | 90~98 |
♛ | 黄+緑 | 40~49 | ♛ | 黄+青 | 99 |
なお、連続勝ち抜け数の上限は「99」となっている。「100」ではない。
また、連続勝ち抜け数は「3敗して挑戦終了」「昇格戦に挑戦」「ウデマエリセット」「シーズン終了」でリセットされてしまう。
さらに、一定数挑戦を勝ち抜けすると、バッジを獲得できる。
このバッジは、連続勝ち抜け数ではなく、累計の勝ち抜け数で手に入る。
ウデマエに応じた参加費
C帯 | B帯 | A帯 | S帯 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
C- | 0p | B- | 55p | A- | 110p | S | 170p |
C | 20p | B | 70p | A | 120p | S+ | 180p |
C+ | 40p | B+ | 85p | A+ | 130p |
獲得できるウデマエp
「5勝」するか「3敗」したときチャレンジ終了となり、戦績から獲得するウデマエpが精算される。
獲得できるのは、以下をすべて足した値。5勝時の敗北数は獲得するウデマエpに影響しない。
- 勝利数×ウデマエ帯別のポイント (C帯:20p B帯:30p A帯:40p S帯:50p)
- 勝利数に応じてさらにポイント追加 (2勝:5p 3勝:15p 4勝:30p 5勝:50p)
- バトルの勝敗にかかわらず、銀の「表彰」1つにつき 1p
- バトルの勝敗にかかわらず、金の「表彰」1つにつき 5p
「表彰」は1戦あたり最大3つもらえるため、最大で15pもらえる。
計算した結果を表にすると、以下の通り。
勝ち | C帯 | B帯 | A帯 | S帯 | 表彰*3 |
---|---|---|---|---|---|
0勝 | 0p | 45p | |||
1勝 | 20p | 30p | 40p | 50p | 60p |
2勝 | 45p | 65p | 85p | 105p | 75p |
3勝 | 75p | 105p | 135p | 165p | 90p |
4勝 | 110p | 150p | 190p | 230p | 105p |
5勝 | 150p | 200p | 250p | 300p | 105p |
ウデマエごとの参加費との差し引き(表彰分を含まない)は以下の通り。
勝ち | C- | C | C+ | B- | B | B+ | A- | A | A+ | S | S+ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0勝 | ±0 | -20 | -40 | -55 | -70 | -85 | -110 | -120 | -130 | -170 | -180 |
1勝 | +20 | ±0 | -20 | -25 | -40 | -55 | -70 | -80 | -90 | -120 | -130 |
2勝 | +45 | +25 | +5 | +10 | -5 | -20 | -25 | -35 | -45 | -65 | -75 |
3勝 | +75 | +55 | +35 | +50 | +35 | +20 | +25 | +15 | +5 | -5 | -15 |
4勝 | +110 | +90 | +70 | +95 | +80 | +65 | +80 | +70 | +60 | +60 | +50 |
5勝 | +150 | +130 | +110 | +145 | +130 | +115 | +140 | +130 | +120 | +130 | +120 |
Ver.2.0.0 (2022/11/30 10時) 以前
参加費
C帯 | B帯 | A帯 | S帯 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
C- | 0p | B- | 55p | A- | 100p | S | 150p |
C | 20p | B | 70p | A | 110p | S+ | 160p |
C+ | 40p | B+ | 85p | A+ | 120p |
ウデマエごとの参加費との差し引き(表彰分を含まない)
勝ち | C- | C | C+ | B- | B | B+ | A- | A | A+ | S | S+ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0勝 | ±0 | -20 | -40 | -55 | -70 | -85 | -100 | -110 | -120 | -150 | -160 |
1勝 | +20 | ±0 | -20 | -25 | -40 | -55 | -60 | -70 | -80 | -100 | -110 |
2勝 | +45 | +25 | +5 | +10 | -5 | -20 | -15 | -25 | -35 | -45 | -55 |
3勝 | +75 | +55 | +35 | +50 | +35 | +20 | +35 | +25 | +15 | +15 | +5 |
4勝 | +110 | +90 | +70 | +95 | +80 | +65 | +90 | +80 | +70 | +80 | +70 |
5勝 | +150 | +130 | +110 | +145 | +130 | +115 | +150 | +140 | +130 | +150 | +140 |
余談
一番ポイントを稼ぐには…5回勝って2回負けて勝ち抜けして全部金賞を受けたら…
C帯 | B帯 | A帯 | S帯 |
255 | 305 | 355 | 405 |
オープン
1人での参加はもちろん、「フレンド」や同じ「チャンネル」のプレイヤーと最大4人のグループを組んでの参加もできるモード。
チャレンジとは異なり、バトル終了後「カスタマイズして続ける」ことができる (Ver.4.0.0 より)。
チャレンジとは異なり、対戦終了後に「つづける」を選択しても、チームはフレンドを除き毎回解散し、別のメンバーで再結成される。
複数人でグループを組む場合は、前作の「リーグマッチ」に相当するパワー計測と順位の集計も行われる。
こちらは参加費の前払いはなく、1戦ごとにウデマエpが変動する。
「チャレンジ」と比べるとウデマエpの増減がひかえめで、特に勝ちに対する負けの減少量が少ない。
負けた時のデメリットが少ないので、ガチルールに慣れたいときや、少しだけ遊びたいときなど、気分によって参加するのもよい。
また、このモードでは「表彰」はウデマエpの獲得に影響しない。
C帯 | B帯 | A帯 | S | S+ | |
---|---|---|---|---|---|
勝ち | +8p | ||||
負け | -1p | -2p | -3p | -4p | -5p |
マッチメイク時はまず「オープン」に参加しているプレイヤーから、ウデマエ帯に関係なく「ガチパワー」が近い人を探して自チームが結成される。
フレンドとグループを組んで参加していて人数が4人に満たない場合、その中で一番低い人のガチパワーが仲間探しに参照される。
対戦相手のチームは、結成された4人の平均ガチパワーが近い相手が選ばれる。
ただし、これは発売前に公表された仕様であり、Ver.4.0.0 で後述のバンカラパワーが実装されたことで、
フレンド同士でチームを組んだ場合のマッチメイクの仕様は変更されていると思われるが、詳細は未公表である。
おそらく、メンバーのガチパワーをもとにバンカラパワーが決定され、フレンドチームの場合はそれがマッチメイクに使われていると思われる。
バンカラパワーについて (前作のリーグマッチに相当)
2023年5月31日のアップデートより、前作『2』にあった「リーグマッチ」とほぼ同じ機能が「バンカラマッチ(オープン)」に組み込まれた*4。
フレンドや同じチャンネルのプレイヤーと2人以上でチームを組んで「バンカラマッチ(オープン)」に参加している場合は、前作のリーグマッチにおけるリーグパワーに相当する「バンカラパワー」が計測される。
ガチパワーが計測のベースになっていると思われる。
バンカラパワーの数値は、グループを組んだ状態でロビーメニューを開いているときに確認できる。
その時間帯・メンバーでの試合の勝敗に応じて増減し、2時間ごとのスケジュール更新(ルールやステージ変更)でリセットされ、各時間帯ごとに記録される。
チームのメンバー構成ごとに記録・計測されるため、メンバーを変更した場合は、別枠となり新たにパワーが計測される (メンバーを戻すと変更前の計測が継続される)。
計測期間は5戦で、計測を終えるとパワーが表示されるようになる。計測の最高値はないが、2500を超える分は少なめに計算される(Ver.5.0.0よりも前は2500が上限)。
スケジュール更新から一定時間が経過すると、ロビー端末から、自分たちのチームのバンカラパワーが全体の参加者のうちどのくらいの位置にいるかを確認することができる。
これは、ペア部門(2人組)とチーム部門(3~4人組)に分けて集計される。
昇格戦
「B+」→「A-」のように、節目となるウデマエへのランクアップを果たすには、「昇格戦」をクリアする必要がある。
ウデマエpが昇格戦のラインを超えると、「チャレンジ」への参加が「昇格戦」となる。
昇格戦への挑戦は「チャレンジ」限定となるため、「オープン」で強いフレンドと協力してウデマエを上げること(いわゆる「養殖」)はできない。
昇格戦は、ウデマエpが昇格戦のラインを超えている状態で「チャレンジ」と同額の参加費を払うことで挑戦可能。
昇格先のウデマエ(B+から昇格戦が発生すればA帯と戦う)のプレイヤーとの戦いに参加でき、「3敗」する前に「3勝」すれば昇格できる。
3敗すると失敗となり、何勝であってもウデマエpの獲得はない。
再び昇格戦のラインまでウデマエpを獲得すれば何度でも挑戦できるので、あきらめないこと。
昇格戦ラインを超えた状態や昇格戦に挑戦中でも、「オープン」への参加も可能で、そちらでウデマエpの獲得も可能。
その場合は、昇格戦に失敗したときのための貯金となる。
また、昇格戦ラインを超えて状態で昇格戦に挑戦せず「オープン」で敗北し、ウデマエpがラインを下回ると、
昇格戦に挑戦するには再びラインを上回る必要がある。誤って、一時的にラインを下回った状態から通常のチャレンジに参加費を払ってしまわないように注意。
ウデマエのリセット
シーズン更新によるウデマエのリセット
本作では、3ヵ月に1度(3・6・9・12月の1日午前9時)行われる「シーズン」の更新時にウデマエのリセットが行われ、
全プレイヤーの「ウデマエ」が少しダウン、および「ウデマエp」のリセットが行われる。
下がり方は、「それまでの全てのシーズンのプレイ期間で到達したことのある最高のウデマエ」(過去最高ウデマエ)によって異なる。
ただし、過去最高ウデマエが「S+0」以上の場合は、「シーズン更新時点のウデマエ」が「S+10」以上かどうかも、リセット後のウデマエに影響する。
また、2024年6月のシーズン更新より、Xマッチでいずれかのルールが1000位以内に入賞した場合は「S+0」になる予定。
過去最高ウデマエ | リセット後のウデマエ |
A+以下 | 過去最高ウデマエから2段階下がる C+以下 ⇒ C- B- ⇒ C / B ⇒ C+ / B+ ⇒ B- A- ⇒ B / A ⇒ B+ / A+ ⇒ A- |
S | A+ |
S+0以上 | シーズン更新時点のウデマエが S+9以下 ⇒ S S+10以上 ⇒ S+0 ただしXマッチで1000位以内に 入賞したルールがある場合 ⇒ S+0 |
シーズン開始時に「S+0」からスタートする (初日からすぐ「Xマッチ」に参加できるようにする) には、シーズン更新時点で「S+10」以上であることが必須という点に注意*5。
当初は一度でも「S+10」以上に到達すれば、以降はシーズン更新で「S+0」から下がることはないと言われていたが、シーズン2開始後に任天堂公式の説明文章が変更されたことで、正しくはシーズンごとに「S+10」以上に上げる必要があったことがわかっている。なかなかひどい詐欺である
また、シーズン中に「S+10」に到達していても、後述の任意にウデマエリセットをしてシーズン更新時に「S+10」を下回っている場合は、「S」からのスタートとなる。
「S+10」に届かず、翌シーズンでウデマエ「S」に下げられても「S+0」に上げ直せば「Xマッチ」に参加可能となる。
この場合、前シーズンで「S+10」に上げておくのに比べると、昇格に必要なウデマエpが大幅に少ない (3500pに対して700p、参加費も10p安い)。
このため、シーズン初日から「Xマッチ」に参加することにこだわらないなら、「S+10」に上げておくことは必須ではない。
任天堂公式サイトの発売前のイカ研究所レポートでは当初、以下のように説明されていた。
バンカラ街では、一度上がったウデマエは下がりません。ただし、3か月ごとに訪れるシーズンの境目で、すべてのプレイヤーのウデマエが少しずつ下がります。下がるウデマエは、そのプレイヤーがそれまでに到達したことのある最高のウデマエによって決まります。
原則として、それまでに到達したことのあるウデマエから2段階下がったウデマエになりますが、S+0~9のプレイヤーはSに、S+10以上のプレイヤーはS+0に下がります。
しかし実際には、S+10に到達してから、2022年11月30日のアップデートで実装された手動でのウデマエリセットを行い、S+10未満のまま2022年12月1日に次シーズンを迎えると、ウデマエはSにリセットされており、「それまでに到達したことのある最高のウデマエによって決まる」という説明とは異なっていた。その後、2022年12月7日にに公式サイトと公式Twitterにて、ウデマエリセットについての変更された説明が告知されている。
任意でのウデマエのリセット
2022年11月30日配信のVer.2.0.0以降は、ロビーメニューでZLボタンを押すと、任意でのウデマエリセットも可能 *6。
この機能は、現在の自分のウデマエが「B」以上のとき、「各シーズン中に1回だけ」使用できる。
この機能でウデマエをリセットすると、ウデマエpはリセット後のウデマエの初期値または昇格ライン上となり、マイナス(借金)も帳消しとなる。
リセット後のウデマエは、そのプレイヤーの実力(ガチパワーと思われる)に応じて決められる。
ただし、この機能を使っても「過去最高ウデマエ」の記録はリセットされない。
このため、任意のリセットでウデマエを大きく下げても、シーズンが更新されれば、「過去最高ウデマエ」をもとにしたウデマエに再びリセットされる (任意リセットにより下げたウデマエより上がる場合もある)。
どのウデマエにリセットされるかは、リセット前の確認画面で教えてくれる。
これは「バンカラマッチ」や「Xマッチ」に参加するたびに変動し、勝ち続けると上がり、負け続けると下がる。
これを見ることで、リセットしなくても、現時点での自分の実力がどのくらいに位置するかの目安を知ることができる。
リセット先のウデマエは「B-」~「S」の範囲。
今のウデマエより最低でも1段階は下がり、ウデマエキープされたり、今よりも上回ることはない。
シーズン更新時のリセットよりも低いウデマエとなることもある。
たとえば、「S+」や「S」から「B-」へのリセットを提示されたプレイヤーが存在している。
「Xマッチ」の参加権がある「S+」に到達している場合、このリセットを行うと、Xマッチの参加権を即座に失うこととなり、再び「S+」に上げるまで参加できなくなるため注意。
また、「Xパワー」もリセットされ、再び参加権を得た場合でも、全ルール計測からの再スタートとなる。
またXマッチで計測を終えたあとウデマエのリセットをしてそのままシーズンが終わるまでXマッチをやらなかった場合、リセットする前のXパワーが最終Xパワーとしてイカリングの「ヒストリー」に記録され、それをもとにした順位も表示される。