このページは、スプラトゥーン3のブキの対戦環境変遷をアップデート履歴と照らし合わせながら振り返るページである。
当時流行していたブキ、環境の変化によるその興廃、追加ブキの動静やそれぞれへの解説・当時のプレイヤーの反応などを記載している。
また、ページの負荷を軽減するため、ページを3つに分けている。ページトップやページ下部のジャンプリストを上手く活用しよう。
解説文については少なからず主観が入るのは悪しからず。
流行ブキ以外についても特筆すべき点がある場合、解説文に加筆してほしい。
~編集者向け~
個人的な趣向に基づいた、客観的に見て流行していないブキについてあたかも流行しているように書く事は推奨されない。
ここはなんといっても公共の場の記事。自分の持ちブキを自慢する場ではない。
どうしても書きたい点があるなら、「世間を騒がせたブキ」として解説文に追記しよう。
ここは「みんなのスプラwiki」。客観性の伴った、信頼される記事をみんなで作り上げていこう。
シーズン2以降、シーズン4までの流行ブキのデータにはstat.ink―Xマッチの統計データを使用していた。
流行ブキの選出基準は、「100÷そのバージョンでのブキ種類数」で算出された数字を基本使用率として、その2倍以上の使用率のブキとしていた。
使用率に関してはある程度客観的なデータに基づいたものであったが、任天堂公式から外部ツールの使用禁止が発表され、集計される記録数が低下したことから記載されなくなった。
追加ブキが実装され使用率が平均化されたことや、全体の使用率よりもフェスマッチやXランキング上位者の使用ブキのほうが対戦環境をけん引していたことも遠因である。
シーズン6以降はXマッチの最終王冠帯での使用数を基準に記載している。
シーズン9
Ver. 9.0.0 [2024.8.30配信]
アップデート内容の詳細はこちら
主な修正内容
- 通信プログラムの改善によるラグの改善
- ボトルガイザーの射程、ヒト速の低下
- ロングブラスターの爆風・塗り半径縮小
- バケットスロッシャーのインク消費量増加
- R-PEN、イグザミナー、フルイドVの塗り力低下
- ウルトラショットの発動から発射までの時間延長
- 一部ブキの必要SPの調整(計2種)
解説
- 新規コンテンツの追加が正式に終了し、新たなシーズン告知も無くなったシーズン9であるが、ここにきて対戦環境を揺るがす驚天動地の更新がなされた。通信プログラム改善によるラグの軽減である。
- 公式の告知では、平均約3フレーム(3.4/60秒)の応答速度向上が見込まれるとされた。2年間スプラトゥーン3で対戦してきたイカ達にも即座に実感できるほど、キルログ出現の速さが段違いに感じられた。
- これと併せて、環境上位を支配していた覇権ブキの弱体化が行われたことで、対戦環境はガラリと姿を変えることとなる。
- なかでもマニューバー系統は、スライドで先手を取って相手を倒しやすく、様々なブキがガチマッチで結果を残す。
- また、グレートバリアが間接的な耐久力強化を幾度も受けてじわじわと評価を上げつつある中、バリア展開のラグが減った結果、環境に増えた短射程ブキに有利を取れるスプラスピナーコラボ、使い方の開拓が進んだデンタルワイパーミントを筆頭にグレートバリア持ちが大きく存在感を示した。
- R-PEN/5Hとイグザミナーは、塗り性能の弱体化を受けたが、得意な間合いでの戦闘能力には変化がなく、エナジースタンドを配布する効率こそ落ちたものの、短射程ブキが環境で増えたことに伴いエナスタの需要も増加したことも相まって、小幅な使用率減少にとどまった。
- 一方、射程減少など痛恨の打撃を受けたボトルガイザーは、ウルトラショットにまで弱体化が入り大きく数を減らしたが、ラグ軽減の恩恵をメイン・サブ・スペシャルの全てにおいて受けたことで、「使いこなすことで高い性能が発揮できる」ブキとして存続した。
- また、悪名を轟かせていたロングブラスターカスタムは、爆風範囲も縮小し、スペシャルを貯めることも相当難しくほぼ絶滅状態に陥ったものの、メイン直撃による1確は維持されたため、無印の使い手がグランドフェスの100ケツにも複数残るなど、世に憚り続けた。
- フルイドVは、上記の環境上位ブキにまじって(なぜか)弱体化を受けた。従来から単独でキルをとることが難しく、無印・カスタム共にブキセットが遅効性のものしか無いのにもかかわらず、今回の弱体化によりさらに直接キルがとりずらくなった。塗り性能に大きな変化はなかったものの、ガチルールで勝ち切るためには味方との連携が必須となる上級者向けのブキとなった。
- 今回の調整では長射程ブキへの弱体化が大半であり、更にラグ軽減の影響も大きく、「とにかく先手を取って攻める」ことが重要になった、中射程以下のブキが跋扈する環境に変化していった。
- 新規要素の更新は途絶えてしまったものの、プレイヤー有志により「プライベートマッチでレート戦を行うサイト」が立ち上がったり、更に公式から「ガチキング決定戦」なるオンライン大会の告知がされたりするなど、イカした対戦をアゲていく熱は冷めやらぬ状況が続いていた。
- 集大成のコンサートも閉幕し、全てのコンテンツが出揃った今、さらなる高みを目指そうと、イカタコたちは3年目の旅路へと飛び立っていくのであった。
- グランドフェスから1か月ほど経ったころ、グレートバリアだけでなくカニタンクやテイオウイカもラグ減少により実質的な強化を受けていることが注目され、短射程主体の環境にもメタが回り始めた。中でも、鳴かず飛ばずでボトルガイザーやロングブラスターに抑え込まれていたプライムシューターや.96ガロンデコが、スペシャルに頼らずともメインで立ち回っていけるブキとして、環境入りを果たすようになる。
シーズン10
Ver. 9.2.0 [2024.11.21配信]
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主な修正内容
- スプラシューターの弾速強化
- プライムシューターの地上打ちのブレ軽減
- ノヴァブラスターの爆風範囲拡大
- リールガン系統のインク消費量軽減
- ソイチューバー及びドライブワイパーのチャージ時間短縮
- ガエンFF及びスパイガジェットの硬直時間等の短縮
- サブウェポン計4種の調整
- ナイスダマの爆風範囲拡大、投擲までの時間短縮など
- 一部ブキの必要SPの調整(計2種)
流行ブキ
参照データ:2024年Drizzle Season 最終王冠 基準:入賞率上位10位
スプラシューター 1位
スプラローラー 2位
R-PEN/5H 3位
デンタルワイパーミント 4位
カーボンローラーデコ 5位
バケットスロッシャー 6位
スプラマニューバー 7位
N-ZAP85 8位
Rブラスターエリートデコ 9位
.52ガロン 10位
参照データ:2024年Drizzle Season 最終王冠 基準:入賞率上位10位
ガチエリア
R-PEN/5H 1位
スプラシューター 2位
デンタルワイパーミント 3位
バケットスロッシャー 4位
.52ガロン 5位
スプラマニューバー 6位(同率)
リッター4K(スコープ含)6位(同率)
ロングブラスター7位
スプラローラー8位(同率)
Rブラスターエリートデコ 8位(同率)
クーゲルシュライバー 9位(同率)
クアッドホッパーブラック 9位(同率)
モップリン 9位(同率)
シャープマーカー 10位
スプラシューター 1位
リッター4Kカスタム(スコープ含)2位
スプラマニューバー 3位
Rブラスターエリートデコ 4位
スプラローラー 5位
カーボンローラーデコ 6位
ホットブラスター 7位
S-BLAST91 8位
デュアルスイーパー 9位
デンタルワイパーミント 10位
スプラシューター 1位
N-ZAP85 2位
スプラローラー 3位
カーボンローラーデコ 4位
ボトルガイザー 5位(同率)
スパッタリー・ヒュー 5位(同率)
ボールドマーカー 8位
.52ガロン 9位(同率)
Rブラスターエリート 9位(同率)
ジムワイパー・ヒュー 9位(同率)
クアッドホッパーブラック 9位(同率)
デンタルワイパーミント 9位(同率)
.96ガロンデコ 9位(同率)
イグザミナー 10位(同率)
リッター4Kカスタム(スコープ含)10位(同率)
スクリュースロッシャーネオ 10位(同率)
スプラローラー 1位
スプラシューター 2位
デンタルワイパーミント 3位
カーボンローラーデコ 4位
.52ガロン 5位
N-ZAP85 6位
バケットスロッシャー 7位
クアッドホッパーブラック 8位(同率)
ロングブラスター8位(同率)
ボトルガイザー 9位
ダイナモローラー 10位
解説
- シーズン10を前にした、これまでより1週間早めのアップデート(シーズン9の中間調整は行われず、バージョン表記もVer.9.2.0であった)。今回は、これまでとはインク色の異なる調整が多かった。
- 中でも、元から使用率がそこそこ高かったスプラシューターが更に強化され、弾速強化により射程伸長と実質的ブレ軽減が行われたことは、賛否両論あって注目を集めた。
- シーズン9から徐々に増え始めたプライムシューターにも上方修正が行われており、運営によれば、全ブキの基準となるべき上記2つのブキの性能から見直すことで、今後ほかのブキにも強化を施す余地が生まれることを意図しているとされた。その後一度もアップデートが入らないままシーズン11を迎えたが、後塵を拝しているブキ使い達は今も強化の瞬間を待ち望んでいる。
- 加速する対戦環境に後れを取っていたナイスダマが強化された。
- 塗り性能が高めなグレートバリア持ち2種のスペシャルポイントが増加され、スプラローラーなどの他のグレートバリア持ちブキの存在感が増した。
- また、タンサンボム・トーピードは使用する側もされる側も快適にプレイできるように強化と弱体化が同時に行われたり、他のワイパー2種に食われがちだったドライブワイパーの個性を伸ばす強化が行われたり、今作ではまだ一度も強化されていないソイチューバー・ロボットボムが強化されたり、他の使用率が低いメイン・サブにも強化がなされた。環境上位のブキだけに注目するのではなく、対戦環境の土台から変えたいという意識が現れた調整であり、ガチキング決定戦終了後の調整にも期待をのぞかせるものであった。
シーズン11
Ver. 9.3.0 [2025.3.13配信]
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主な修正内容
- 最短射程シューター、マニューバーの射程増加
- N-ZAPの地上ブレ軽減+ヒト速上昇
- スペースシューターの空中ブレ軽減
- ワイドローラーのタテ振り当たり判定アップ
- フィンセントの連続振り速度上昇
- スプラスピナーのチャージ時間短縮
- バレルスピナーのチャージ時間短縮+射撃継続時間延長
- スプラマニューバーの弾当たり判定アップ
- 24式張替傘の射撃塗りアップ+インク消費量軽減
- R-PEN、デンタルワイパーの塗り幅縮小
- ウルトラハンコの投げ爆風のダメージ大幅アップ
- ウルトラチャクチの塗り範囲アップ
- ウルトラショットの爆風+効果時間弱体化
流行ブキ
参照データ:2024年Chill Season
最終王冠 基準:入賞率上位10位
スプラシューター 1位
スプラローラー 2位
S-BLAST91 3位
スプラマニューバー 4位
R-PEN/5H 5位
カーボンローラーデコ 6位
デンタルワイパーミント 7位
プライムシューター 8位
シャープマーカー 9位
バケットスロッシャー 10位
参照データ:2024年Chill Season
最終王冠 基準:入賞率上位10位
ガチエリア
R-PEN/5H 1位
バケットスロッシャー 2位
スプラシューター 3位
デンタルワイパーミント 4位
シャープマーカー 5位
S-BLAST91 6位
クアッドホッパーブラック 7位
スプラローラー 8位
モップリン 9位
ジムワイパー 10位
解説
- シーズン11の開幕から約2週間後という、少し遅めのアップデート。今回のアップデートは変化が実感できるものが多めの調整となった。
- 中でも注目されたのが、ウルトラショットとウルトラハンコの調整だろう。
- ウルトラショットは爆風の中心から離れるとダメージが下がる弱体化を受け、爆風2発だけで敵を倒すのがかなり難しくなった。さらに、効果時間も短くなったことで、3発目を温存して敵に圧をかける使い方も弱くなった。
- ウルトラハンコは投げたハンコの爆風ダメージが大幅に上がる強化を受けたことにより、キル性能が大幅に上がった。
- これまた大流行したわけではないが、連射間隔短縮という大幅な強化を受けたフィンセントも、上位帯を含む様々な帯で使用率を伸ばした。
- 前シーズンから徐々に流行りつつあったS-BLAST91は、このタイミングで大衆に強さが認知され、上位帯を中心に大流行した。
- 上投げカーリングボムでイカ忍の軌跡を隠すテクニックが普及したことからスプラローラーの王冠数が2位に。騒がれていたS-BLAST91以上に実は大流行してした。
- また、ウルトラショットの使用率が下がったことによって、それを天敵としていたカニタンクやリッター4Kの使用率が大幅に上がった。
シーズン12
シーズン12の主な追加要素はこちら
Ver. 10.0.0 [2025.6.12配信]
アップデート内容の詳細はこちら
主な修正内容
- 新ブキ30種の追加
- 新ステージ1種の追加
- S-BLASTのインク消費量増加+後隙微増
- ポイズンミストのインク消費量減少+インクロック微増
- ナイスダマ、トリプルトルネードの対カニタンクへのダメージ倍率アップ
- ホップソナーの耐久値アップ+ワイパー種からの被ダメージ減少
- カニタンクのカノン砲の直撃ダメージ減少
流行ブキ
解説
- シーズン開幕から約2週間後のアップデート。このタイミングでまさかの新ブキ大量追加、新ステージが行われた。
- 追加されたブキは全体的に強力なものが多かったが、その中でも特に注目を集めたブキは、
・スプラシューター煌
・スプラスピナーPYTN
・ハイドラント圧
・RブラスターエリートWNTR
・トライストリンガー燈
・LACT-450MILK
だろう。- スプラシューター煌は、キルと塗りのバランスがとれたメインにクイックボムとテイオウイカが付いたことで、一気にキル特化なブキへ変わった。しかし、テイオウイカのクセの強さや、遠距離にも対応可能な無印でいいとの声もあったため、上位帯の評価は少し賛否があった。
- スプラスピナーPYTNは、高頻度で使えるウルトラショットとジャンプビーコンによる味方サポート能力が評価され、色んなルールで使用された。
- ハイドラント圧は、後衛ブキにグレートバリアが付いたことでヤグラ乗りの適正が高く、特にガチヤグラで多く使われた。
- RブラスターエリートWNTRは、R-PEN/5H以来となる後衛のエナジースタンド持ちということもあり、上位勢の注目度は非常に高かった。ただ、エナスタの回転率ではR-PEN/5Hに敵わないことや、野良でのキャリー力はデコの方が優秀であることから、大量発生するほどまでには至らなかった。
- トライストリンガー燈は、着々とメインの評価が上がっている中、相性の良いサブ、攻撃力の高いスペシャルをもらったことで、高いキャリー力を得た。
- LACT-450MILKは、塗り力の高いメインに回転率、塗り共に優れたナイスダマが付いたことで、無印ラクト以上のナワバリバトルへの適正を得た。
- 直近のフェスでは3勢力の100傑合計に41人も入賞するという大活躍も見せた。
- しかし、ここまで強力な新ブキが追加されても尚、約1ヶ月後のxマッチではS-BLAST91とスプラローラーが王冠数ツートップを飾る結果となり、ユーザー間では同じ環境が半年以上続いていることに不満の声も聞かれるようになった。
コメント
ブキの環境変遷と同様。
![[star]](https://cdn.wikiwiki.jp/to/w/common/image/face/star.gif?v=4)
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