サーモンラン/シャケの種類/バクダン

Last-modified: 2024-04-03 (水) 22:22:48

概要

バクダン体力300(弱点)/500(本体)
ダメージ180(近距離)/80(中距離)/30(遠距離)
撃破時ダメージ500×4(数F間隔で発生、シャケにのみ当たる)
イクラ合計15
攻撃時8
撃破時7

巨体に重装備を施したオオモノシャケで、群れの中隊を従える隊長格。
過酷な訓練によって体表は鎧のような硬い鱗に包まれており、そのため本体は一部例外を除いてこちらのインクショットを全く受け付けない。

標的を捕捉すると、頭上に爆発性の唾液を溜めて巨大なボムを生成し、こちらに向かって投げつける。近距離で爆発を食らうと即死する。
そのバカでかい図体故か移動速度は遅い。

シャケ図鑑

  • 基本的な特徴
    • 非常に身体の大きな個体であり、ゆっくりと移動する。
    • 身体は硬い表皮に包まれ、インクショットを受け付けない。
  • 攻撃行動
    • 頭上にボムを生成し、標的に向かって投げつける。
    • それほど遠くには飛ばないが、ボムの爆発は広範囲におよぶ。
  • 倒し方
    • ボムのエネルギーを溜めている間に、ボムにインクショットを当てて爆発させると倒せる。
  • 生態
    • 群れの中隊を従える隊長格のシャケ。
    • 重装備に耐えうる身体と、インクショットを受け付けない表皮は過酷な訓練のたまもの。
    • 頭上のボムは、爆発性のだ液を溜めることによって生成される。

行動パターン

クマサン
クマサン台詞.png  巨大なボムを投げてくるシャケだ。
  ヤツの体はカタくて インクを はじいてしまうよ…

ステージを真上から平面的に見たときに、最も近い距離にいるイカをターゲットとして移動する。
移動速度はドスコイと変わらないほど鈍重なもの。基本的に段差を降りない。
ターゲットがハシラまたはナベブタ上にいる*1とき、バクダンは他の地上型シャケと異なりターゲットを外さず、地形を無視しターゲットに対して直線的に移動しようとする。このときは段差を降りることがある。

およそボムの射程範囲にターゲットを捉えると足を止め、攻撃態勢に移行する。
この攻撃を開始する距離はかなり長く、チャージャーや長射程シューターに匹敵する間合いで足を止める
次の場合は攻撃態勢に移行しない。

  • バクダンが水中にいる
  • バクダンが天井のある地形にいる(アラマキ砦金網下など)
  • ターゲットとバクダンの高低差が一定以上ある(ターゲットがハシラの上にいる、ターゲットがシェケナダムコンテナ横高台におりバクダンが金網側平地にいるなど)
  • 前回ボムを投げてから一定時間が経過していない(足は止めるが、一定時間が経過するまでにターゲットが離れた場合は移動を再開する)

攻撃は次の手順によって行われる。

  1. 攻撃態勢に移行した時点のターゲットとの距離に応じて遠距離軌道と近距離軌道、2種類の軌道のどちらか一方を選択する。
    これ以降ボムを投げ終えるまで、距離と関係なくターゲットの変更を行わない。
  2. 体をターゲットに向けつつ頭上でボムを膨らませる。
    ボムが露出した時点でターゲットのいる方向にボムの射出方向を決定する。
  3. 一定時間ボムを露出し続け、ボムが破壊されなければ、さきほど選択した軌道および方向にボムを飛ばす。

ボムを飛ばした後、射程範囲にプレイヤーがいれば再び攻撃態勢に、いなければ移動を再開する。

弱点と倒し方

クマサン
クマサン台詞.png  頭上でふくらませたボムを 攻撃すれば、
  ボムを爆発させて 倒すことができるんだ…
クマサン
クマサン台詞.png  バクダンに 射程の短いブキで立ち向かうのは キケンだ…   
  たとえばチャージャーが 遠くからサポートしてあげるといい

攻撃時に頭上に作られる爆弾が弱点。
300ダメージを与えると自爆し、周囲の敵も巻き込んで倒せる。
ボムを破壊しきれなかった場合でも与えたダメージは次に生成するボムに引き継がれる。

バクダンへの攻撃チャンスは少なく、一度でも狙いを外してしまうと、一旦ボムをやり過ごしてまた次のチャンスを待たなくてはいけなくなる。
チャージャーではわかりやすいもののそれに限らず、単騎での撃破を試みた場合にはほとんどのブキで、全弾を命中させて間に合うか間に合わないかという時間となっている。
例としてバケットスロッシャーバクダンがボムを構えてから投げるまでに繰り出せる3発のすべてを直撃させる必要があり、このような2~3発必要なブキほど射撃のタイミングがシビアな傾向がある。
1ターンキルの成功率を上げるテクニックとして、前進しながら撃つことで着弾間隔を短くする、シューターは射撃休止を挟み精度を回復させる、といったものがある。
弱点が高所に出ることもあり、対応できる状況やブキ種も限られがちになるうえ、ザコシャケを引き連れていることも多く、対処にはチームの連携が求められる。

バクダンの相手は長射程以上のブキが率先して担当したい。
移動時の姿勢からさらに上あたりに照準を合わせておく『置き撃ち』を行うとよいだろう。
ザコシャケの攻撃によるノックバック、またはバクダン自体が他のシャケによって押しのけられた場合(満潮時にしばしば起こる)など、状況によっては正確に狙うのが難しくなる。
長射程ブキの仲間が狙いをつけていたら周りの味方がサポートしてあげるとよい。

中射程以下のブキで対処する場合、爆発が終わった瞬間に即塗り返す→接近とする事で、乱戦時でも次の攻撃チャンス前に適正射程に捉える事ができる。ただバクダンから退き続けるだけではいつまでも倒せないので、この方法で倒そう。
また本体に接触ダメージはない。爆風や敵の殴りも通らないので、下手に下がるより前に突っ込んで体の脇を通り抜けるのが安全な事もよくあるので選択肢として覚えておくと良い。

短射程のブキは倒すのが難しいか、足元まで接近しないと倒せないため、長射程ブキの援護を優先したい。それでも見なくてはならない場合は、高台や段差のそばに誘い出し、高低差を利用して弱点を狙うといい。

スプラッシュボムの爆風を利用してダメージを与えることも出来る。
▼サーモンランハック/ボムのカス当てを参照。

スペシャルでの対処

メインで弱点を狙うのが難しい場合、スペシャルでの打開を目指すのも有効。

有効なものの一つとしてはジェットパックで、弾が弱点に当たりさえすれば倒せるのだが、この際なぜか弾が弱点以外の場所に当たりやすく、前作と異なり爆風ダメージは入るものの撃破には至らない。よって直撃を狙わなければならない。
しかし、Bボタンで上昇してエイムカーソルを見て、重なったら撃てばかなり当てやすい。

カニタンクも非常に有効。ボムを構えている間に、弱点に限らず胴体部分にRボタンの砲撃が当たれば、爆風で弱点を巻き込み一撃で撃破することができる。
有効な範囲はかなり広いが、着弾位置が低すぎると弱点部分を巻き込めないので、ある程度は狙いを定めておこう。
また、砲撃は発射レートが遅く、弱点を露呈している間に撃ち込めるのはせいぜい2発。タイミングによっては2発目の撃ち直しが間に合わないこともある。効果時間の都合、一度チャンスを逃すともう機会が巡ってこず無駄吐きとなってしまうことが多いので、落ち着いてしっかり狙うべし。

ナイスダマメガホンレーザー5.1chは1対・トリプルトルネードは1本で装甲を貫通して撃破できる。
ウルトラチャクチは弱点露出時に爆発に巻き込めば撃破できる。サメライドも同様だが、ver7.0.0以降は突進を当てて一撃で倒せるようになった。
テイオウイカはチャージ1回、もしくはジャンプ2回で倒せる。
ホップソナーは効かないが周りのザコを一層することで対処しやすくなる。

性質

ボムの威力

ボムの威力は非常に強力、かつ投げられた後は高速回転でこちらのインクを弾く。
シャケ図鑑では「それほど遠くには飛ばない」と書かれているが意外なほど長いボム飛距離、爆発範囲、塗り直しにかかる手間、そしてザコシャケとの協調攻撃による前線を押し下げる圧力は外見通りに強烈。

完全に押し込まれてイクラコンテナ周辺にしかいられない場合にバクダンのボムを放り込まれると全滅級のピンチになる。この場合は誘爆によるリターンも含めてほぼ最優先討伐対象と言ってもいいだろう。長射程持ちがバクダンに対処しない、できないこともしばしばあるのでいつまで経ってもバクダンが処理されないと感じた時に自力で処理できるように様々なブキで倒せるようになっておこう。

前作と比べ、バクダンの爆弾が発する効果音のタイミングが変わっている。投擲後、着地してから爆発するまでの時間自体は(おそらく)変わっていないが、爆発前の発光に伴う効果音が鳴り始めるタイミングが前作よりもかなり遅くなっている*2
前作の感覚で音を頼りに間合いをとろうとすると、距離が不十分で爆風を避けきれないという事態が生じうる。

ボムの位置の誘導

ターゲットの位置に向かってボムを飛ばすという性質上、ボムの位置は誘導が可能。
撃破が苦手な短射程ブキでも、バクダンの足元にボムを誘導すれば前線の後退を抑えられる。
弱点露出時にバクダンを海の方へ向けさせるなどすることで、ボムを水没させ不発にすることも可能。
そこまでできない場合でも、味方がいない方向に誘導することを意識したい。

注意点としては、攻撃態勢に移った時点でボムの飛距離がすでに決定していること、そしてボムが露出した時点で方向も決定すること。
このタイミングの差をうまく利用してボムの着弾位置を誘導しよう。

誘爆の利用

倒した瞬間に巻き起こる爆発はバクダンのボムと同程度の範囲に対して、周囲のザコシャケはおろか、弱点に命中すればオオモノまでもまとめて吹き飛ばすことができ、ウキワ状態の仲間も救助できる
誘爆時の攻撃力は2000と非常に大きく、これはモグラダイバーテッキュウでさえも一撃でたおすことができるのだ。
この爆発で混戦を一気に打開できることもあり、決められれば非常に爽快。ヨコヅナ戦でもチャンスがあれば狙っていこう。複数体が同時にボムを生成していた場合は1体倒すだけで他も誘爆するぞ。
誘爆の爆風はバクダンの足元付近から発生しているようで、バクダンのいる地形から段差を挟んで上にいるシャケや上空を飛ぶタツには届きづらい。500ダメージの爆風が数フレーム間隔で発生する関係でまれにヒット数が低下することもある。

同時攻撃の脅威

このオオモノ真の脅威は他のオオモノとの同時攻撃であり、特にバクダンが複数同時に出現すると手出しが極めて難しくなる
隣り合うバクダンがほぼ同時にボムを構えた場合は、どちらか一方でも倒せれば誘爆して即座に片がつくのだが、もしこのタイミングがズレると2匹のバクダンが交互にボムを投げ始める状態に陥り、手のつけようがなくなる。壊滅のきっかけと成り得る非常事態である。

今作初登場のナベブタとの相性にも注意したい。
ナベブタがバリアを展開する距離はバクダンの攻撃距離より絶妙に短く、同時に出現するとバリアに守られながらバクダンがボムを投擲するというコンボが成立する。
バクダンの位置がナベブタの真下であれば急降下攻撃に巻き込むという打開策があるが、ナベブタから増援されるザコシャケバクダンの巨体、そしてボムの爆風と塗りがそれを阻む。
移動速度はナベブタの方が早いため、手前にバクダン、奥にナベブタという位置関係であれば、両者が重なる瞬間を見計らって急接近すれば押しつぶしに巻き込みやすく比較的対処しやすい。

ハシラはシャケインクで足を取られるとボムを回避しづらいことはもちろんだが、変わったところではバクダンハシラに登ったプレイヤーをターゲットしてしまうと延々とハシラを見上げ攻撃に移らないようになってしまう。
そのままでは周囲の味方がバクダンを警戒し続ける無駄な時間を生むので、ハシラに登ったプレイヤーはすぐに降りるか、他のプレイヤーがバクダンの足元まで近づいてターゲットを奪うとよい。
ハシラに隣接したバクダンハシラの方を向いてボムを膨らませると、弱点がハシラにめりこみ狙えなくなってしまうことがある。
また、バクダンから見てハシラを挟んだ反対側の地上にターゲットがいる場合、投げられたボムがハシラ上のプレイヤーを押し出すという事故も稀に起こる。ハシラ処理中のプレイヤーにとってはまさに不意打ちだが、慌てず爆発までに登り直すか退避しよう。

ダイバーのリングの中に入れこまれるとボムがインクを遮ってしまい塗り返しを諦めざるを得なくなるが、逆に塗り替えすことができればボムによる塗り制圧を抑制することができる。

バクダンの体重

前作ではガタイに比べてゲームの仕様的な体重が非常に軽く、弱点部位を出している間にテッパンヘビの操縦士、タマヒロイ*3に押されて移動してこちらのインクショットを回避される事態が多発していたが、今作では攻撃動作中に他シャケに押されてもほとんど移動しない模様。

ボムの爆風から身を守るには

爆風の届かない所まで逃げるのは1つの手だが、満潮など、遠くまで離れられない状況に出くわすことも多い。そんなときは物陰に隠れよう。
爆風は地形を貫通しないため、イクラコンテナやハシラの後ろにいれば回避できる

また、シェルターのカサを盾にして回避することもできる
↓カサの展開に時間がかかり、展開中のインク消耗が激しく、すぐにパージしてしまうキャンピングシェルターでも、慣れれば一瞬だけカサを開くことでインク消費を最小限に抑えつつガード可能。

loading...

(動画はSplatoon2のもの)

どうしても爆風から逃れられない場合は、最後のあがきとしてイカロールを試してみよう。
本来であれば即死する180ダメージ範囲内でも80ダメージに抑えられる
また、それより遠い爆風であれば、全くダメージを受けずにやり過ごすことができる

爆風は物陰にいれば回避できるが、塗りは大きくはみ出してくることに注意しよう。
ハシラの上にいればボムが近くで爆発してもダメージを喰らいにくいが、何故かハシラの頂点にまで塗りが及ぶ。
というか、たまにハシラの上にボムが来る事がある。

また、爆風ばかりに目が行きがちだが、爆発する前のボムそのものも質量を持ち、イカタコを弾いてくることに注意。投合したボムの着弾点にいるとそのまま弾かれ、高台から落とされたり、海岸際では水没してしまう可能性がある。最悪複数のボムに挟まれて汚ぇ花火にされる事も…

アップデートによる変化

  • 前作では胴体の体力は1000もあり、装甲貫通属性持ちの一部メインウェポンやスペシャルウェポンでも撃破に時間が掛かっていたが、今作では半分の500に落ちており、装甲貫通ができる手段があれば簡単に撃破できるようになっている。
  • 以前はアラマキ砦高台の金網下でプレイヤーがバクダンと壁に挟まれると、プレイヤーは脱出できずバクダンは攻撃態勢に入らない膠着状態になってしまうことがあったが、いずれかのアップデート以降(Ver1.2.1で確認)はその状態が数秒間続いた場合にバクダンが金網下から移動するようになった*4

その他の性質

  • 水面ぎりぎりでボムを起動した場合、ボムを掲げながら坂を滑り落ちるように動くことがある。アラマキ砦通常一番右、ムニエル満潮左、ダム満潮干潮側手前などで確認。
  • ボム投擲後、移動を再開する間際にプレイヤーが反応距離に接近した場合、バクダンが移動しながらボムを膨らませることがある。

トリビア

  • 前作では大柄なシャケは彼(…と、一部だけ体が出ているだけだがモグラ)ぐらいしかいなかったが、今作では同じく肉体自慢なテッキュウが登場。
    • 肉体自慢の同期という設定ゆえに、ファンアートではテッキュウとともに描かれることは多い。
    • ちなみに彼をたおしたときの誘爆にテッキュウを巻き込めば一撃で道連れにできる。人の心とかないんかとは思ってはいけない
  • 前作では、バクダンの出現時に近くに居合わせた場合「シュイイイイーン」というなにかの駆動音めいた独特の効果音が聴こえてきたが、今作ではオミットされ無音で上陸してくる。
    • 前作サーモンラン紹介動画でほんのかすかに確認可能。
    • また、撃破時の爆発と思しき効果音がwave終了後のデスポーンでも再生されてしまう軽微な不具合もあったが、こちらも今作では確認できない。

コメント

サーモンラン攻略と統一。


*1 直下の地形から一定以上の高さか
*2 前作ではボムが地形に接した瞬間「ギュイ~ン」と音を立ててから爆発していたのだが、今作ではボムが地形に接したときワンテンポ置いてから「ギュイ~ン」と鳴り始め、このSEの途中(「~」のあたり)でいきなり爆発する。
*3 当時はザコシャケのように徒歩で移動して金イクラを回収していた
*4 けんしゅうではコンテナに向かって移動し、バクダンが金網外におりプレイヤーが攻撃範囲に入った時点でプレイヤーをターゲットし直した。