これは新しいマニューバー「ガエンFF」だ。
現場の状況に合わせて2種類の放水パターンを切り替えられる特殊なノズルを採用している。
普段は遠くまでインクを飛ばせるノズルで攻撃だ。
緊急時には、距離の長いスライドで一気に突入し、高速連射ノズルで近くの相手にインクを浴びせよう。
▲画像は公式X(旧Twitter)(@SplatoonJP)の2024年2月15日のポストより。
概要
必要ランク | 22 |
---|---|
サブウェポン | トラップ |
スペシャルウェポン | メガホンレーザー5.1ch |
必要ポイント | 200p |
ブキ重量 | 中量級 |
マッチング区分 | 長距離級 |
関連ブキ一覧 | 元ブキ |
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無印 | ガエンFF |
ブキ紹介
ブキチ |
メインウェポンの ガエンFFは、 スライドの前後で性格が変わる 長射程のマニューバーでし! | |
スライド前は、連射力はひかえめでしが、 長い射程がミリョクでし! 遠くの相手を けん制して、バトルを有利に持ちこむでし! | |
スライド後は射程が短くなるでしが、 連射力が大きく上がるでし! 近距離戦では切り替えて戦うでし! | |
サブのトラップにかかった相手は、長射程の メインや スペシャルのメガホンレーザー5.1chの エジキになってもらうでし! | |
ややマニアックで かわいがりこなすのが 大変なブキでしが、多方面にカツヤクしたい 使い手に 試して欲しいでし! |
消火ホースのノズルをブキに見立てた新型マニューバー。
下部の緑のノズルは可変式で、スライド射撃時に前方に移動し火力を飛躍的に高める。
マニューバー最長の射程をもつが連射が遅い通常射撃と、中射程だが連射が速いスライド射撃を使い分けるマルチプルなブキ。
また、スライドの移動距離が長いが、たったの1回しか使えない。
サブのトラップで近距離戦の補助、スペシャルのメガホンレーザー5.1chで遠距離戦の補助が可能。
スライド前の貧弱なメインの補助に特化した構成。
メイン性能
ver7.0.0現在
有効射程(立ち撃ち) | 4.1 | 確定数維持射程 | 3.6 |
---|---|---|---|
有効射程(SL後) | 3.0 | 確定数維持射程(SL後) | 2.7 |
レティクル反応距離 | 3.6 | 塗り射程 | 4.9 |
拡散 | 2.5° | ジャンプ中拡散 | 8.0° |
拡散(SL後) | 2.3° | ||
ダメージ (対応経過時間) | 25.5~12.8 (9F~17F) | 確定数 | 4~8 |
ダメージ(SL後) (対応経過時間) | 確定数(SL後) | ||
連射フレーム | 8F(0.133秒) | 秒間発射数 | 7.5発/秒 |
連射フレーム(SL後) | 4F(0.067秒) | 秒間発射数(SL後) | 15.0発/秒 |
キルタイム | 0.417秒/kill | DPS | 191.25/秒 |
キルタイム(SL後) | 0.217秒/kill | DPS(SL後) | 382.50/秒 |
射撃継続時間 | 9.467秒 | 射撃後隙 | 4F(0.067秒) |
射撃継続時間(SL後) | 4.133秒 | ||
インク消費量 (装弾数) | 1.4% (71発) | 射撃時ヒト速 | 0.70 |
インク回復不能時間 | 20F(0.333秒) | 非射撃時ヒト速 | 0.96 |
単発塗りポイント(立ち撃ち) | 4.6p | イカ速 | 1.92 |
SR補正 | ダメージ 40.0~30.0 |
スライド
初速 | 28.0 | 直進フレーム | 5F(0.083秒) |
---|---|---|---|
初速(SL後) | 24.0 | 直進フレーム(SL後) | 4F(0.067秒) |
初弾補正 | 0.25° | 補正悪化量 | 0.1°/発 |
初弾補正(SL後) | 0.23° | 補正悪化量(SL後) | 0.092°/発 |
最低補正 (経過時間) | 0.75° (40F) | 補正回復量 (全回復時間) | 0.0125°/F (48F) |
最低補正(SL後) (経過時間) | 0.69° (20F) | 補正回復量(SL後) (全回復時間) | 0.0115°/F (44F) |
ジャンプ撃ち補正 | 3.2° | 足元塗り間隔 | 4発毎 (32F→16F毎) |
最大中間塗り数 | 2個 | 中間塗り間隔 | 2.0本毎 |
対象 | ダメージ補正 (3.1.1時点) | |
---|---|---|
パラシェルター | 0.7倍 | |
キャンピングシェルター | ||
スパイガジェット | ||
スプリンクラー | 1倍 | 10倍 |
ジャンプビーコン | ||
スプラッシュシールド | 1倍 | 1.5倍 |
トーピード | 1倍 | 1.3倍 |
グレートバリアの本体 | 1倍 | 1.1倍 |
グレートバリアの弱点 | ||
ナイスダマのアーマー | 0.6倍 | 0.66倍 |
ホップソナー | 1倍 | 1.25倍 |
カニタンク | 1倍 | 1.3倍 |
デコイチラシ | 1倍 | 2倍 |
ウルトラチャクチ | 1倍 | 1.1倍 |
ガチホコバリア | 1倍 | 1.1倍 |
- Fはフレーム。1秒=60F。
- 例えば30Fなら、0.5秒となる。
- 公式の表記では、30/60秒という表記を用いている。
- 射程・距離関係の単位は試し撃ちラインの本数。
- ヒト速やイカ速、弾速などの速度単位はDU/F。試し撃ちラインの幅を50としたときの、1Fに移動できる距離という定義。
- ちなみに中量級ブキの歩行速度は0.96 DU/F。
- スプラトゥーン3での内部パラメーター定義にはm/Fを使用している。
50 DU = 5m = 試し撃ちライン1本分。- 例えば、中量級ブキの歩行速度の内部パラメーターは0.096 m/F。
すべてのDU/F表記をm/Fに変更する作業は大変なので、現状距離単位にはDUを使用する表記に変換している。
- 例えば、中量級ブキの歩行速度の内部パラメーターは0.096 m/F。
- 有効射程とは、ある程度以上のキル性能を発揮できる距離のこと。
- ダメージの減衰によって確定数が増えたとしても、元のキルタイムから著しく遅くならなければ、それも有効射程と見なされる。
- 少し上を向いて撃つと、正面を向いて撃つよりも少し射程が伸びるが、それについてもある程度のキル性能が発揮できるのであれば、有効射程と見なされる。
- 著しくキルタイムが遅くなってしまう場合*¹は、カス当たり射程と見なされる(有効射程にはならない)。
- カス当たり射程とは、ジャンプせずにそのブキが届く最大距離のこと。有効射程よりもキル性能は低い。
- 確n射程とは、主に距離によってダメージが大きく変動するブキにおいて、n回攻撃を当てればキルが取れるギリギリの距離のこと。
- 初速とは、発射直後の弾の速度のこと。
ローラーなど、飛沫によって初速が変わる場合は最も早い飛沫の初速を記述している。 - 直進フレームとは、発射した弾が初速のスピードを保ったまま飛び続ける時間のこと。直進フレーム経過後は弾速がだんだん低下する。
ブラスター・ワイパーでは代わりに射程限界で爆発/消滅するまでの時間を記述している。(なお、ブラスターは射程限界付近で少し弾が落下する。)
弾速についての詳しい仕様はシステム詳細仕様#弾の仕様についてを参照。 - 塗り射程とは、カニ歩き撃ちで塗れる平均的な距離のこと。
- キルタイムは、1発目が当たった瞬間を1F目とし、そこからキルまでにかかる時間のこと(シューターの場合)。
- 厳密に言えば、キルタイムとはブキを振りかぶるモーションにかかる時間(前隙)や、1発目の弾が発射されてから相手に到達するまでの時間(相手との距離や弾速)も含めるべきだが、これらは状況によって大きく変動する*²ので不確定要素が多すぎるし、また前隙や弾速などは解析を待たなければ分からない。
- DPSは「ダメージ×60÷連射フレーム」で算出。
- 射撃後隙とは、射撃後にイカ/タコになることや、サブウェポンを使うことができるようになるまでの時間のこと。
- 射撃継続時間とは、連射フレーム×装弾数の値を秒に換算した時間。前後隙は含まない。
- 単発塗りポイントは、地面と並行に1発ずつ射撃して得られた塗りポイントの平均を、ナワバリバトルの塗りポイントカウンターを用いて算出している。
- インク効率(ダメージ)は「単発ダメージ×装弾数と装弾数÷確定数」。
インク効率(塗り)は「単発塗りポイント×装弾数」。「装弾数=(100%÷単発インク消費量)」は切り捨てせずに算出。
メイン解説
立ち撃ちとスライド撃ちで性能が大きく異なるマニューバー。
他のマニューバー種は総じて立ち撃ちは低めの射撃性能でスライド撃ちだと高い射撃性能に変貌するといったものが多い中で、本ブキは立ち撃ちとスライド撃ちで明確に特徴が分かれている。
またスライドは移動距離が長い代わりにたった1回しか使えない点も異質。
そのため他のマニューバーのように『困ったときはスライド撃ちすれば良し』という使い方はあまりできない。
立ち撃ちとスライド撃ちそれぞれの性能を把握し、状況に応じて使い分ける運用が求められる。
早い話、本ブキはボトルガイザー、ヴァリアブルローラー等のような『可変式ブキ』の一種である。
インク消費量がスライドも射撃も多く、ワイドローラー、エクスプロッシャー等の燃費の悪いブキを扱ったことのあるイカでないと、このブキを使い始めた時にその息切れのしやすさに悩まされるだろう。
立ち撃ち
長射程で低連射の射撃。
有効射程は試し撃ちライン約4.1本分で、マニューバー中最長。ボトルガイザーより少し長い程度で、これより長い射程のシューターはジェットスイーパーしかない。なので主に長い射程を活かして短射程ブキたちを牽制する際に使う。
連射力はプライムシューターと同程度、ダメージは25.5で確定数は4確、キルタイムはジェットスイーパーと同程度。
キルタイムが遅いのでお互いの射程圏内で真っ向から撃ち合うと撃ち負けやすい。なので立ち撃ちで攻撃していくなら大きく距離をとって、相手の射程外からチクチク攻めていくようにしたい。
全ブキの中でもそれなりに長い射程であり、射程の有利をとりやすい方。射撃精度も良好な部類。
しかし射程端だと、単発ダメージの低さにより少しでも火力減衰がかかると5確以上になり、ダブルレティクル特有の射撃精度から弾が外れやすい等、さらに使いにくくなる。
塗りはアップデートで塗り強化される前のケルビン525に似た性能で、中間塗りがかなりスカスカ。また着弾点の塗りもさほど優れているとは言い難い。
塗り射程の長さから塗り荒らせる面積自体は広めなものの、上記の塗りのため整地や細かなクリアリングは苦手。
スライド撃ち
立ち撃ちから一転して高速連射ショットを放つことができる。敵を速攻でキルしたいときに使うことになるモード。
その連射速度はスプラマニューバーのスライド撃ちとほぼ同等で、キルタイムもスプラマニューバーのスライド撃ちと遜色ない。
代償として射程が短くなり、有効射程が約3.0本分と中射程となる。立ち撃ちと比べて射程の有利をとりにくくなるが、それでも短射程ブキと比べれば決して短くない射程であり加えてキルタイムが早いため、攻撃性能は高い。
射程端なら3本分の距離にも届く。立ち撃ち同様少しでも火力減衰がかかると5確になるのだが、高速連射のおかげでプロモデラーMG並のキルタイムに抑えられるので、中途半端なキルタイムブキ相手ならば十分撃ち勝てる。
なお射程が立ち撃ちと比べて短くなるという都合上、移行の際にレティクルの位置がかなり下に下がるのが特徴。それも相まって他マニューバーとも違う独特のエイムを要求されるため、要練習。
ただでさえ単発燃費が悪い中2倍速でインクを放ち、さらにスライド時の12%というインク消費量も加わり、射撃継続時間には全ブキ中でもトップクラスに難がある。
余談だが、スライド撃ちの足元塗り間隔は16Fとプロモデラー・ノーチラスと並んで全ブキ中3位の性能になっている。
尤もスライド撃ちに足元塗りの頻度がそこまで優れていてほしいかというと別に……
スライドについて
移動距離は試し撃ちライン1.4本分と長く、一回のスライド距離としてはケルビン525を上回る。また、スライドの移動速度はクマサン印のマニューバーを除いて最速であり、5.25/秒である。お前も525かよ。
その移動距離の長さから立ち撃ちで射程を活かしているときでも一気にスライド撃ちの有効射程に接近することが可能。
立ち撃ちの有効射程圏内でなら前方へスライドすればほぼ確実にスライド撃ちの有効射程圏内に収められる。
また立ち撃ちの際に詰め寄られても後方へスライドすれば瞬時に間合いを離しつつスライド撃ちでカウンターに転じることができる。
このように移動距離が優秀なのだが、代償としてたった1回しかスライドできない点にはくれぐれも注意が必要。スライド頻度が遅いだけで無限にスライド可能と解釈すればいい。つまり、スライドすれば移動先で必ず大きな後隙を晒す。
スライド撃ちの射程外で長射程ブキに睨まれようものなら格好の的となってしまう。
スライドの後隙に関してもケルビン525並(検証中)に長い部類であるため、長射程ブキ相手の前では迂闊に使用できない。スプラッシュボムを持つブキにも注意が必要。
スライド距離は一回分こそ他のマニューバーを上回るのだが、総移動距離で見ると一回しかできない分大きく劣り、スパッタリーのスライド2回分程度しかない。
加えてスライド後に別方向へ素早くスライドできない都合上、回避や撹乱としてはかなり使いづらい。
また長いスライド距離が祟って水場や奈落に転落しやすいのもあり、周囲に壁がない狭い場所ではスライドしにくいのも気がかりである。
それに加えてインク消費量も12%と全マニューバー中最多。1回しかできない都合上スライド単体で見れば他マニューバーと比べてさほど劣悪な燃費というわけではないのだが、その後にスライド射撃を使う場面が大半であるためにやはり軽視できる消費量ではない。
ただ、一回の距離が長いことで奈落や水場をジャンプ以外の方法で隙を晒さずに渡ることは出来るということでもある。
基本的には他のマニューバーより使用頻度を抑え、スライド撃ちの射程圏内に持ち込む、詰め寄って来た短射程ブキのカウンター、といったように間合い管理で使うことになる。
壁がない崖際だとほぼ使用できなくなるのでそういった場所には入り込まないようにすること。
サブ・スペシャル
トラップ
その場にマーキングする地雷を施して、敵の行動を制限する。
ガエンFFはスライド使用にかなりのリスクを伴うため、『スライドで敵陣へ突っ切ってトラップをバラ撒く』という立ち回りは非常に難しい。
そのため予め立ち撃ちのポジションより少し前に置いておき、こちらへ接近してくる相手に備えるようにすると良い。
メインの一発のダメージが25.5とかなり低いため、トラップ近爆風45ダメージを直撃できたとしても確定数は4確から3確と少ししか減らせない。キルタイムを劇的に縮めることは厳しいが、それでも相手が手負い&マーキングの状態なのでそのまま立ち撃ちで戦うかスライド撃ちで戦うかの判断がしやすくなる。
メガホンレーザー5.1ch
6本の爆音レーザーをロックオンした相手に照射するスペシャル。ロックオンは最大3人まで、1人につきレーザーを2本照射できる。
メインの立ち撃ちを持ってしても届かない長射程ブキ相手への貴重な対抗手段。射程無限なのであらゆるブキの射程外から攻めて行ける。
対長射程用に拘らず短射程ブキ相手にも積極的にロックオンしよう。捉えさえできれば敵の位置情報を丸分かりにできるのでトラップのマーキングと同様に立ち撃ちとスライド撃ちの判断がしやすくできる。
このブキセットで唯一の安定クリアリング手段となるスペシャルなので、積極的に回していきたい。立ち撃ちの中間塗りこそ貧弱だが長い塗り射程のおかげで意外にも回転率はそこまで悪くはない。
運用
本ブキを使うにあたって必ず頭に入れるべき特徴はイカの通り。
-立ち撃ちは長射程で低連射
-スライド撃ちは中射程で高連射
-スライドは連続で使用できない
これらさえ覚えていれば運用にある程度注意を払える。逆に覚えておかないとまともに運用することができない。
曲者なのが『スライド撃ちだと射程が短くなる』『スライドが連続で使用できない』の2点。マニューバー種では共通常識とも言える特長が削られた形になっており、このせいで他のマニューバー種を愛用していた人ほど非常に使いにくい性能をしている。
なので本ブキはマニューバー種ながら、マニューバーの基本に沿った運用では真価を発揮しづらいと言える。
他のマニューバーには無い本ブキのみの運用方法で使いこなす必要がある。
基本的には長射程の立ち撃ちを主軸にして立ち回る。
慎重にクリアリングしていき、立ち撃ちに引っ掛かって隙を晒し出した敵をスライド撃ちで一気に片付けるという流れとなる。ただしスライド撃ちはスライドの悪燃費、高速連射による悪燃費、スライド一回まで等の欠点からスライド撃ちをするならばきちんと決めなければ、こちらがやられるリスクがあることは留意すべし。
安全性重視なら逃げられる可能性はあれど立ち撃ちで射程外からそのまま甚振った方が良いのだが、このあたりは自分の好きな戦闘スタイルと要相談である。
多少接近を許してしまっても事前にトラップを置いておけば切り返しが利くので忘れないようにしたい。
問題は長射程ブキが相手に来たときである。
本ブキを使いこなす上で対面で気がかりとなる欠点はというと…
・立ち撃ちのキルタイムが遅く、射撃中ヒト速も遅い
・スライドの後隙が長い
・スライドが一回しかできない
・スライド撃ち中は全く移動ができない
・スライド撃ちだと中射程になり、射程外へ逃げられるリスクがある
漠然と使うとこれら欠点がとにかく目立つため、そこを簡単に突くことのできる長射程ブキにはかなり苦戦を強いられる。
特に射程とキルタイムに優れる上に豊富な弾数により外しのリスクがほとんど無いスピナー種は上述の欠点をほとんど突けてしまえるために、天敵と言っても過言ではないだろう。
ハイドラントが大の天敵であり、立ち撃ちでの射程ですら射程勝ちできない上、射程チャージを済ませた相手に真っ向から攻めようとしてもほとんど勝ち目が無い。さすがの消火器でも消火栓には敵わないということか…
Xマッチでのマッチング区分が、よりにもよってガエンの天敵である長射程スピナー達を筆頭に厄介な連中が揃う長射程グループなため、自分で対処するか否かに関わらず、自分なりの対長射程への対策は確立しておきたいところ。
立ち撃ちの射程があるとはいってもパワー差で競り負ける、スライド撃ちのパワーがあるとはいっても射程外からやられる、という状況が何度も続くと敗北一直線に繋がる。
射程とキルタイムを両立するブキ全般に言えることだが、不意討ちでも無い限りこちらから勝負を仕掛けるのはかなり無謀である、ということは留意しておきたい。
長射程ブキの敵が隙を晒す、そのときまでなるべく気を窺うようにして、何かしら立ち回りにミスが出て来たら一気に突っ込むチャンスである。このチャンスを必ずモノにしよう。
メガホンレーザー5.1chは現状では『ゆっくり歩くだけで簡単に回避できてしまう』スペシャルであるため、長射程ブキにただ撃つだけではプレッシャーを与えられない。上手くメイン立ち撃ちと絡めて揺さぶりをかける必要がある。
非常に苦手とする長射程ブキ相手に対抗できるスペシャルであるために、いつでも発動できるようにしておきたい。
ギアパワー考察
人の好みは千差万別、ギアパワーも人の数だけ組み合わせがある。
イカはほんの一例、ぜひ自分なりのギアパワーを見つけてほしい。
相性の良いギアパワー
- インク効率アップ(メイン)
迷ったらとりあえずコレ。
素の燃費ではスライド撃ちが非常に使いづらいため、ある程度は補強しておきたい。
- インク効率アップ(サブ) & インク回復力アップ
戦場を地雷地帯にしたい、トラップ好きのプレイヤー向け。
燃費60%とインクロック無しの性能からトラップは燃費の良いサブではあるが、トラップ設置後もすぐに攻勢に出たい場合はこちらも燃費を軽くしておきたい。
インクロックが無いので回復力アップも併用すると更に良い。
- ヒト移動速度アップ
本ブキのスライドは移動面で頼りづらいため、塗れない床や金網地帯を素早く渡りたいときに。
- イカダッシュ速度アップ
先述のとおりスライドを移動に使いづらいため、イカ速も重要になってくる。
間合い管理が重要となる本ブキにはうってつけのギアパワー。
ギアパワーによる効果
インク効率アップ(メイン)
軽減量最大45%。
ギアパワー | GP0 | GP3 | GP6 | GP10 | GP20 | GP30 | GP57 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
インク消費量 (射撃) | 1.40% | 1.34% | 1.28% | 1.21% | 1.05% | 0.929% | 0.770% |
射撃可能回数 | 71 | 74 | 78 | 82 | 95 | 107 | 129 |
インク消費量 (スライド) | 12.0% | 11.5% | 11.0% | 10.4% | 9.02% | 7.97% | 6.60% |
ヒト移動速度アップ
射撃中の移動速度上昇率最大25%。
ギアパワー | GP0 | GP3 | GP6 | GP10 | GP20 | GP29 | GP30 | GP57 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
非射撃時 (DU/f) | 0.960 | 1.01 | 1.05 | 1.11 | 1.23 | 1.31 | 1.32 | 1.44 |
射撃時 (DU/f) | 0.700 | 0.717 | 0.733 | 0.753 | 0.797 | 0.828 | 0.831 | 0.875 |
アクション強化
地上拡散2.5°、ジャンプ中拡散8.0°。
ギアパワー | GP0 | GP3 | GP6 | GP10 | GP20 | GP30 | GP57 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ジャンプ中拡散 | 8.00° | 5.92° | 5.25° | 4.65° | 3.70° | 3.13° | 2.50° |
敵に使われる場合の対策
ブキセットごとの対策
サーモンランでの運用
平時は立ち撃ち、火力が必要なら構え撃ちで運用しよう。
最大40ダメージに補正されているのでコジャケは確1。DPSは立ち撃ち300とジェットスイーパー並、構え撃ちは600とスパッタリーの構え撃ちと同じ火力。基本的には立ち撃ち運用でジェットスイーパーのように遠くからの処理を行い、対コウモリなどの瞬間的な火力が欲しいときは構え撃ちを使う。スライドが1回しか行えないため回避運用は厳しいが、構え撃ちは不利な状況を覆しうる火力と射程なので、ピンチのときこそ隙を伺ってスライドしよう。
ただしバトル時から据え置きの燃費の悪さには注意だ。
アップデート履歴
余談
- 消火器モチーフの外観から、「ガエン」は「臥煙」、「FF」は「Fire Fighter」か。
- 臥煙とは江戸時代の火消しの一種(の俗称)。主に町家の消火活動を担当した「町火消し」(「め組」でお馴染みのいろは四十八組など)とは異なり、武家屋敷の消火を専門とした者たち。
- 町火消しと比べて素行は悪かったが、一方で町火消し以上に勇ましい気風の集団でもあったという。バンカラ街にふさわしいブキ名かもしれない。
- また名前にある「FF」は16進数で「255」を意味することから、このブキのダメージは25.5になっている。
- とあるゲームで共演した影響か、一部ではガオ○エンファイナル○ァンタジーと呼ばれているとかいないとか
- スライドした際は、後ろにある消火器の放射ノズルのようなスライド噴射口パーツが前に向いて銃口になる。
このブキの「スライドが1回しかできないがスライド撃ちは立ち撃ちの2倍の連射力になる」という仕様と、消火器のデザインを上手くマッチさせた、面白い機構であると言える。
また、スライド射撃から通常の射撃に戻る際、このノズルがスッと後ろへ戻るモーションも確認できる。
スライド後に射撃せずに放置すると分かりやすいだろう。
↑通常時
↑スライド後