用語集/対戦以外のTPS関連用語

Last-modified: 2024-09-29 (日) 22:12:07

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このページでは、『Splatoon』シリーズ全体、及び『Splatoon3』について、主に「TPSに関連するが、対戦には直接関係しない用語」に関する情報をまとめている。
対戦する上で、知らなくてもあまり影響が無い単語がここに集まっている。
なお、蔑称などネガティブな意味や使われ方をする用語については、他の用語を見に来たのに不快な思いをさせてしまうことを防ぐために、今作wikiでは隔離を行っている。
このページに求める用語がなかった場合、もしかするとそちらのページに載っているかもしれないが、閲覧には注意してほしい。

英数字

FPS(First Person Shooter)

カタカナ表記すると「ファースト・パーソン・シューター」。一人称視点のシューティングゲームのこと。
操作キャラクターを画面に映さず、キャラクター自身の目線に合わせた視点で状況を把握する。
視野が広くなり没入感が強くなるのが特長だが、常に画面の中心に照準がある場合が多く、狙いをつける度に画面がグワングワンめまぐるしく動き回り、酔いやすい。
代表的なのは『Call of Duty』『Battlefield』『Overwatch』など。
『Splatoon2』は自キャラが画面上に見えているためFPSではなくTPSに分類されるが、スコープ付きチャージャーのズーム時・キャノンの操作時に一人称視点になる。
ちなみにプレイヤーの背中を壁に付くように立つと擬似的に一人称視点の再現も可能である。実戦では稀に起きることもあるので一度は試してみてもいいかもしれない。

 

PvP(Player versus Player) / PvE(Player versus Environment)

どちらもオンラインゲーム用語。
PvPは「プレイヤー対プレイヤー」、つまり対人戦のことを指す。スプラトゥーンはPvPのバトルをメインコンテンツとするゲームである。
PvEは「プレイヤー対環境」の意で、コンピューター操作の敵と戦うタイプのゲームを指す。サーモンランはPvEのゲームモードである。

 

TPS(Third Person Shooter)

カタカナ表記すると「サード・パーソン・シューター」。
操作キャラクターの視点とは別の視点から状況を把握する、三人称視点のシューティングゲームのこと。
大体は操作キャラクターを画面の中心に据え、彼/彼女らの背後・背中を見ながら操作することになる。『Splatoon』シリーズはTPSにあたる。

自分の左右・背後・足元、さらには障害物の陰曲がり角の向こう側高台の上などを視認することができ、FPSと比べると状況把握に優れる。
ただし、自キャラのすぐ目の前だけはTPS特有の死角となってしまう。自分自身の体に隠れたボムやザコシャケに気づかずデスしてしまったという経験がある人も多いだろう。
また、対戦型のTPSでは自分だけでなく敵プレイヤーも広い視野を持つことになるため、同じく対戦型のFPSと比べると物陰や死角からの不意討ちが成立しづらいとも言える。感覚的には敵イカの視野外に思える場所もしっかりカメラに収まっている可能性があり、不用意に近づくと返り討ちにあってしまうかもしれないので注意が必要である。

ゲームによってはキャラクターの背中にインジケーター付きの装備を付け、コックピットの一部に利用しているものも。
自分の背中につけたインクタンクの残量を把握できるのは三人称視点のお陰だぞ。
競技性とは無関係の部分として、キャラクリやファッションコーディネートにこだわった自慢のマイキャラクターをゲーム内で目にして楽しめる時間が長いのも嬉しいポイントといえるだろう。

 

あ行

煽りイカ

敵にやられた際に一定時間その敵がやられた側の画面に映り続ける仕様を利用した、バトルと関係ない動作での挑発・からかい行為(主に「高速でイカとヒトを切り替える動作」)、およびそれを行うプレイヤーのこと。
切断や放置のような不正行為にはあたらないが、マナー違反なので控えることが推奨される。

行動と是非について

煽りをする理由としては、おもに以下が挙げられる。

  • 同じ敵に何度も倒された、勝てそうなところで逆転された、劣勢状態が続いた時の憂さ晴らし
  • 相手をティルト状態に持ち込み有利にしようとする、無双しているプレイヤーに対し冷静さを失わせ優勢への持ち込みを図る
  • こちらが優勢である際の自慢
  • たまたま有名なプレイヤーとマッチングした場合のアピール(悪意の有無は問わない)

中には戦略的に煽りを仕掛けているダーティなプレイヤーもいるが、基本的にそんなことをしている暇があったら塗るなりカウントを進めにいくなりした方がいい。そもそも、うまいプレイヤーほど煽りなど効かないもの。煽りイカで戦況を変えようなどと考えてもムダだろう。ちなみにこれはトッププレイヤーの人格が皆優れている、あるいは煽りに対して揺るがない程に心が強いという意味ではなく、トップ層の試合に行けば行くほどに敵味方ともに一つのデスへカバーの応酬or防衛・攻勢ターンの入れ替えが素早い勢いで始まり、またやられた本人もマップを確認し戦局の変化に備えているため、そんな余計なことをしている暇も気にしている余裕もないのである。
だから上級者のガチマッチには煽りイカなど見かけない、と思うかもしれないが実はそうでもない。特にA帯やS帯、Xの低パワーのイカがいるチームではウデマエゲージのシステムの都合で昇格・降格が絡んだ試合が頻繁に起こるため、煽りイカ予備軍のような血の気が多いプレイヤーと稀にマッチングする。
なお、ジェットパックを使用しているイカは高さの微調節のために、ダイナモなどは金網上でのブキの隠し(ブキのサイズが大きいと敵に居場所がバレる。)、イカ状態とヒト状態を頻繁に切り替えることがあるので、こちらは勘違いしないように。

 

一方、「サーモンラン」最終WAVEクリア後などに「喜びの舞」として煽りイカ同様の動作を行うことがある。この場合特に煽りの意味は含まれないし、寛容どころか便乗するイカもいるが、「からかわれた」と感じて不快に思う人も居るので程々に。

色々な煽りイカ

ちなみに、煽りイカには「高速のイカ状態とヒト状態の切り替え」の他にも、さまざまなバリエーションがあり、

…などがある。人によっては煽りだと分からないためよりタチが悪い。

今作からはヒトからイカに切り替わるモーションが変更された関係上、煽りイカの動作を行うとスライムのような形状となり人によっては全く腹が立たずむしろ滑稽さのほうが勝っているという声もある。そのほか、今作からは「対戦相手への嫌がらせ目的のプレイ」という項目が新たに通報対象に加わったため、煽りイカは大幅に減ったと言えよう。

煽り返し

自分に向かって煽ってきたイカを倒した際に自分が煽りイカ行為を行うこと。
煽られれば気分が悪くなるのは当然だが、そこでやり返したとしたら、相手とやっていることが変わらなくなってしまう。煽られたら煽り返し、また煽られたら煽り返すの繰り返しは自分のチームも相手のチームの人も見ていて気分のいいものではない。そのうえ、前述した通り煽りイカの目的は「冷静な判断力を失わせてプレイヤーの勢いを落とす」ことであり、煽り返している間にこちらの戦局が悪化してしまっては煽った敵の思うツボだ。相手が必死に煽っている間、一歩引いた気持ちでマップでも眺めているのが良いだろう。
また、煽ってきたプレイヤーをSNSに投稿したり2ちゃんねるなどの掲示板で公開しているイカも時たま見かけるが、これを見た煽り厨が逆上、又は上手くいったと思い込みさらに続ける可能性もあるため意味はあまりないのでやめよう。また、こればかり続けているとただの負けた際の八つ当たりのような印象も与えてしまうため仕返しはしないのが吉だ。

煽りフレンド申請(ファンメ、フレ申ブロック)

気に入らないプレイヤーに不満をぶつける手段として、Switchに備わっているフレンド申請機能を悪用する行為を指す。
チャットやメッセージ機能が存在しないゲームでしばしば使われる悪質な手口のひとつであり、残念ながらスプラトゥーンでもこれを行うプレイヤーは一定数存在している。
この行為の蔓延のため「負け試合の後でフレンド申請が届くと煽りではないかと思えてしまう」などという人もいるが、ユーザー名に悪意が見られず、しばらく時間をおいても申請撤回(ブロック)の様子がないなら、純粋にあなたの健闘に好印象を持ってのフレンド申請である可能性も高い。気が向いたら、申請を許可してフレンドを作ってみてはイカがだろうか。

フレンド申請を悪用したマナー違反行為には大きく分けてイカの2パターンがある。

  • 自分のSwitchユーザー名(スプラ3のゲーム内ネームではない)をそのプレイヤーへの悪口に変えた上でフレンド申請を送る。(ファンメ)
    • ファンメという呼び方は、主に他社ゲームハード*1界隈にて他プレイヤーから送られてくる中傷メッセージのことを皮肉交じりにファンメール(ファンからのメール)、縮めてファンメと呼ぶ文化が流入したものと思われる。
  • 気に入らないプレイヤーにフレンド申請を飛ばした後でそのプレイヤーをブロックし、相手のプレイヤーに「お前をブロックしたぞ」と意思表示する。(フレ申ブロック)
    • フレンド申請通知を受け取って申請リストを開いてみたら何も届いていなかったという経験はないだろうか?それはおそらくフレ申ブロックだ。
      (ブロックを行うと、そのプレイヤーへのフレンド申請が取り消されるようになっている。Switchにおいて「誤操作でフレンド申請してしまったので取り消した」ということはインターフェイスの設計上考えづらいため、受け取ったばかりのフレンド申請が消えていた場合はそのプレイヤーに即ブロックされた可能性が高い)
      気に入らないプレイヤーをただ個人的にブロックするだけでは気が晴れない、相手に分かる形で不満の感情をぶつけたい、というような動機による行為と思われる。

■煽りフレンド申請対策の歩み

  • 8.0.0アップデートにて、ロビー端末/クマサン端末での悪質プレイヤー通報項目に「フレンド申請でのいやがらせ」が追加された。
    パッチノートでは先述のファンメ行為にも具体的に言及されており、この通報項目追加がファンメ蔓延に歯止めをかける一歩となることが期待された。
  • しかし問題は沈静化しなかったようで、続く8.1.0アップデートでは「Xマッチで出会ったプレイヤーは本体メニューの『いっしょにあそんだ人の記録』に表示されなくなる」という仕様変更が行われた。
    数あるゲームモードの中でも他プレイヤーへの強い憎しみが最も発生しやすいと思われるXマッチにおいて、出会ったプレイヤーへのフレンド申請やブロック自体を仕様上不可能にしてしまうという力技により、Xマッチから煽りフレンド申請はついに完全に姿を消すこととなった。

教え魔

ゴルフ用語。練習場に出現し、自分より経験の浅いプレイヤーを捕まえてはあれこれと教えようとする人。
自己流の押し付けや客観的でないアドバイスが多いのが特徴で、正確性に欠けている。複数の教え魔に真逆のアドバイスをされたなんてことや、ただ間違いを指摘して改善点は教えてくれない、ということも。実際は経験の浅い人を見下して優越感を満たしているだけのもの。
『スプラトゥーン』に於いても、たまに教え魔が存在することに気をつけなければならない。
彼らは「自分が上手くいっている方法」を教えることが多いため、そのアドバイスの真偽や有効性は自分で検証して確かめるようにしよう。

…誰でも自由に編集できるこの攻略wikiは、ある意味そういった教え魔たちが集まって作られているともいえる。非常に言い方は悪いがそこは目をつぶって欲しい
客観的な数値データは信頼できる情報になるよう努めているが、独自研究や考察というものは正解がないので、参考にしつつも鵜呑みにしないようにして頂けたら幸いである。

動画サイトにおける教え魔

YouTubeなどの各種動画配信サイトでも、視聴者からスプラトゥーン配信(投稿)者への教え魔行為が問題となることがある。
相手の上達のためを思っての行動かもしれないが、過度な指摘・指示コメントは良く思われないことが多い*2ので控えよう。
また、ゲームを始めて間もない初心者の配信者に「強いのはあのブキだよ」「このルールではこう動くのがいいよ」などとアドバイスすることはいわゆるネタバレに近いリスクのある行為でもある。右も左も分からない状態から手探りでプレイしてお気に入りのブキを自分で見つけ、有効な戦い方に自分で気づくという一度きりの体験を損なってしまうことにもなりかねないのだ。その人を最短ルートで脱初心者へと導くことが視聴者の役目…では必ずしもないと心得よう。

俺TUEEE

読み方は「おれつえええ」。意味としては、

  1. 自分より実力が下の相手を倒して勝ち誇ること。また、その行為。
  2. 文字通り、「俺強え」というおごり高ぶった様子。

1は、サブアカウントを作ってランクが1桁もしくはガチマッチのC帯で相手を技能差で圧倒し無双することで、「俺は強い」という錯覚に陥る状態。(サブアカウントで最初にガチマッチで意図的に負け続け、初心者部屋に入った後で無双する悪質な行為である。)本人は気持ち良くても純粋に始めたばかりの初心者からしてみればただの迷惑でしかない。味方として出て来る分にはありがたいのだが、逆にその強いプレイヤーに活躍の場をほとんど奪われてしまい、達成感が得られず自信をつけにくい事もある。とにかく、ユーザーの減少を招く可能性すらある行為なので絶対辞めよう。
なお、近年ではランクやレートの正常な機能を損なうとしてサブアカウントでのウデマエ詐称や無双行為を禁止する対戦ゲームが増えており、
Splatoon内でも非公式大会でのウデマエ詐称の被害もあり、その機運が高まってきている。

知っている人も知らない人も「スマーフ」「スマーフィング」で調べて一度目を通してみてほしい。
※話題の性質上、誰かを強い言葉で非難あるいは中傷するようなネガティブな投稿も数多くヒットすると思われるので、苦手な人は注意されたし。

か行

ガチ勢

目的やプロアマを問わず、いつでもガチで戦い勝敗や強さにこだわるプレイヤーのこと。
一口にガチ勢と言っても、流行の強ブキに飛びつくガチ勢、自分なりに考察を重ねるガチ勢、「自分はガチで戦っているのに」と負けたのを味方のせいにする残念なガチ勢など、いろいろなタイプがいる。
対義語は勝敗より楽しさを重視する「エンジョイ勢」だが、こちらも勝敗は二の次でキャラを動かすだけで満足な層から、レギュラーマッチなどで煽りイカや馴れ合いをする残念な層、経験とフィーリングで上達するタイプや真剣勝負にこそ面白さを見出せる人まで千差万別である。ちなみに漫画版のゴーグルくんは後者である。
中には「好みで選んだブキを研究し高みを目指す」など、エンジョイ勢とガチ勢双方の姿勢を両立しているケースも。

 

ガンジー

「非暴力・不服従」を唱えたマハトマ・ガンジーから生まれたゲームの縛りプレイ用語で、(故意に)敵を一切倒さないプレイング、またはそれを行う人。「不殺プレイ」とも呼ばれる。
あくまで「不服従」なので、本来は不殺ながらも工夫で勝利を目指すというニュアンスが込められているのだが、完全な不殺を貫くと大抵勝てない『スプラトゥーン』ではその意味は薄れ、単に戦闘に貢献しないだけの迷惑な存在であることも少なくない。
なお「ナワバリバトル」でガンジープレイを続けていると、同様に敵を倒さない(倒せない)プレイヤーばかりとマッチングするようになる。
やるとして実用的な武器としては、キャンピングシェルター類などが当てはまるだろう。ただ、キャンプはなまじメインの攻撃力が高くショットでうっかりダメージを負っていた敵にヒットして倒してしまったり、スペシャルのキューインキも塗り性能や防御性能だけでなく一撃必殺が可能で遠距離まで届く攻撃手段でもあるので完全にとはいかないが・・・

 

カンスト

「カウンターストップ」「カウントストップ」の略。
数値がプログラムで数えられる限界に達し、数値が上がるはずの動きがあってもそれ以上に変化しなくなった状態のこと。
ゲーム界隈では、キャラクターの能力値や所持金、敵に与えるダメージなどが最強になった状態を表す言葉として幅広く用いられている。
「カンスト」の前に接頭語をつけることにより、「でんせつカンスト*3」「ウデマエカンスト*4」など様々な派生語が存在する。

  • イカは今作の主な数値上限一覧。
    種類カンストとなる値
    おカネ9999999ゲソ
    ギアパワーのかけら各999個
    フード・ドリンクチケット各99枚
    ブキの塗りポイント不明*5
    ウデマエ&ウデマエポイントS+50 9999p
    サーモンランの評価でんせつ 999
    サーモンランのキケン度333%
    サーモンランの報酬カプセル99個
    ヒーローモードのイクラ99999個
    ナワバトラーのカードのかけら999個
    サイド・オーダーのシンジュ9999個
    • 通貨やアイテム類のカンストは壮観ではあるが、カンストさせたままにしておくと次にそのアイテムなどを入手した際に消滅してしまうため、有用な使い道が全くないわけでないのなら何らかの形で定期的に消費しておいたほうがいいだろう。
  • 『Counter Stop』というバトルBGMが存在する。

完封

スポーツ用語で、片方のチームが1点も取れない試合のこと。
相手に1点も取らせずに勝利すれば完封勝利、自軍が1点も取れずに敗北すれば完封敗北である。
スプラトゥーンにおいては、ガチルールで相手のカウントを1カウントも減らされずに勝利すれば完封勝利、自軍が1カウントも減らせずに敗北すれば完封敗北である。
ノックアウトになったかどうかは関係ない。

さ行

晒し

迷惑行為を働いたり、勝負に貢献できていなかったプレイヤーの名前やIDを掲示板などに書き込んで怒りをぶつける行為。
言うまでもなく何の解決にもならない
前者の場合は完全に迷惑行為をしたプレイヤーに落ち度があり、晒したりしても特に問題は無く見せしめになるとも言えるが、晒された側の精神年齢性格によっては逆上してさらに迷惑行為を働く事もあり、必ずしも抑止力になるとは言えない。「イカリング3」から任天堂へ通報ができるため、悪質なプレー(試合放棄、チート、通信の質を著しく下げている等)は正しい手順でその旨を伝えよう。
後者の場合は、ほぼ八つ当たりに近い。偶然調子が悪かった、久々のプレーで腕が落ちていた、編成事故など理由はいくらでも考えられるにもかかわらず、数回の対戦結果のみを受けて晒しを行い、個人の評判を貶めるというのは筋が通らない。
自力でカバーできなかったことも含めて仕方ないと割り切り、次の対戦へと気持ちを切り替えよう。

なお、晒しを行っているプレイヤーをもし見かけたとしても、彼らは「負けたのは味方が原因」「自分は正しい」と考えていることが多いため、指摘したところで晒しを止める可能性は低い。
そればかりか、指摘した側に火の粉を飛ばしてくる可能性すらある。
健全なイカ諸君には晒し行為を見るのはとても不快だと思われるが、見て見ぬふりをするのが一番である。

 

シューター(ゲームジャンル)

本シリーズで最も基本的なブキの種類となっている「シューター」という言葉だが、
ゲーム一般の世界ではFPSTPSなどのシューティングゲーム全般を指すジャンルの総称として使われている。
「スプラトゥーンは幅広い層にシューターの門戸を開いた」といった文脈で出てきた場合は、ブキのことではなくこちらの意味である。

 

余談だが「ヒーローシューター」というゲームジャンル用語もある。
名前や人物像などが事細かに設定された多数の操作キャラクターの中から1人を選び、各キャラクター固有の特殊能力を駆使して勝利を目指すタイプのシューターゲームを指す。
こちらもスプラトゥーンのヒーローシューターとは関係ない。

初心者狩り

字のごとく、経験者が初心者を執拗に狙い倒すこと。略して「初狩り」とも。
経験者が初心者とたまたま一緒にマッチングして、相手の初心者を倒しまくってしまった。といったケースも広義には初心者狩りと言えるが、この場合は勝利を目指して行動する過程で敵を倒しただけであるので特に問題視されることはない。
問題視されるのは、「初心者とマッチングするために、経験者がサブアカウントを作成する」「格下の相手が敵に来るようにするために、ウデマエの低い味方と組む」「わざと負け続けて、ウデマエやXパワーを下げる」といった行動をして、意図的に初心者とマッチングするように仕組んだ場合である。
特に、初心者狩りを目的としてサブアカウントを作成してプレイすることは「スマーフ」と呼称されることも多く、ゲームによっては運営直々にスマーフしないように呼びかけたり、スマーフの為に作成されたサブアカウントをBANするケースもある。

初心者狩り性能

「ゲームに不慣れな初心者では対処が極めて難しいため、初心者帯のバトルでは無類の強さを発揮するが、一定のレベル帯以上では弱点を的確に突かれるなどして苦戦を強いられることも多くなる」キャラや武器などを初心者狩り性能が高いと呼ぶ。
本作で初狩り性能が高いブキとしてはイカのようなものが挙げられる。

  • クラッシュブラスター
    初心者狩りブキの代表格。このブキのことを強いと言うだけで初心者・低レート認定を受けることも。
    キル速の遅さが弱点ではあるが、エイム技術の未熟な初心者ではその弱点につけ込むのは難しい。敵に弾を当てられずにいるうちに範囲攻撃の連射を浴びてやられてしまう。
  • ウルトラハンコ
    適切な対処のできないプレイヤーたちを一方的に轢き潰せるが、レベルが上がれば上がるほど突進攻撃を対処できるプレイヤーが増えて活用が難しくなる。
  • マニューバー
    スライド後の隙を突いて倒すのが正攻法だが、はじめのうちは敵のスライドにエイムを全く合わせられず一方的にやられてしまうことも多いだろう。

初心者狩り性能の高いブキのバランス調整には「上位帯で活躍できていないからといって強化すると初心者帯で誰も対処できなくなってしまうし、初心者帯で暴れているからといって弱体化すると上位帯で一切通用しなくなってしまう」というジレンマが存在する。
これらのブキのバランスについて論ずる際は、自身と異なるレベル帯のユーザーを尊重するのも忘れないようにしよう。

ストレート試合

ガチルールにおいて、オブジェクトを確保した後、一度も止められることなく一気に100カウントを奪うこと。
こちらが一度に100カウントを奪って勝利すればストレート勝ち。
逆に、一度に100カウントを奪われて負ければストレート負けである。

スルメ

よく噛めば味が出てくることから、「スペックは十分だが癖のあるブキ」に対して使われる。
あくまでブキのスペックと使いやすさの指標であるため、役割として単に「スルメ」と言うのは本来誤りである。
役割の説明に使う場合は「スルメ雑魚処理」といった使い方になる。

た行

チーター

「チート」を行う人のこと。
英語「cheatする人」の"cheater"であり、動物のチーター(cheetah)とは関係ない。
次の項目「チート」を参照。

チート

「チート」は英語で「ズル」の意味 (cheat)。
コンピュータゲームの世界では、プログラムの改造による不正行為を指す。

正規のプログラムでは起こりえない挙動(動作や連射が異常に速いなど)や、人の技術では不可能なスーパープレイを引き起こす。こんなものが横行すればゲームバランスが崩壊しゲームが成り立たなくなることは勿論のこと、最悪他プレイヤーのデータ破損にも繋がる、大変危険な行為である。
最近はアニメやライトノベルのタイトルに使用されることも多くなってきているが、本来人間として恥ずべき行為を意味することは覚えておこう

ちなみに、現在無印splatoonの対戦モードでは、運営によるサービスが終了したのをいい事に平然とチート行為を行うイカがこれでもかと闊歩しており、治安はかなり悪い。「久しぶりにWii Uでスプラトゥーンでもやるか」と思っている人は注意されたし。

規制対象であり、明らかなものを見つけたら通報可能だ。今作では通報も可能であるためか、チートは前作よりは少ないとされる。

 

イカのような派生語も存在する。「チート」という言葉自体がイカのような含意で使われることもある。

  • 人力チート
    まるでチートを使っているかのような常人離れした技術を称賛する言葉。
  • 公式チート
    プレイヤーを楽しませるために意図的にオーバースペックに設定された武器やアイテム類(本作で言うならサーモンランのクマサン印のブキなど)、現在のゲーム環境で飛び抜けた強さを誇る“壊れ”キャラ・武器などを指す言葉。
  • ハードウェアチートデバイスチート
    不正な機器を用いてゲームを有利にプレイすること。
    ソフトウェア的な改ざんを行うチートと比べるとアウト・セーフの線引きが難しく、しばしば議論となる。連射コントローラーの項も参照されたし。

厨ブキ

厨とは「厨房」の略で、言動が中学生(中坊)じみたユーザーを表すネットスラング。
対戦ゲームにおいては、「誰でも考えなしに勝てる装備やキャラクター、またはその組み合わせ」を指し、そのゲームの趣旨に合わせて「厨キャラ」「厨パーティ」「厨モンスター」といった呼称が生まれる。

殆どのプレイヤーが同じプレイスタイルをとるため、対戦がワンパターン化したり、プレイヤースキルに関係なくゴリ押しが通じてしまうという理由で批判される。他にも、「○○を使わないのは舐めプ」という風潮が形成されてスタイルの幅を狭めたり、「あれは厨だから嫌い」と、強さに関係なく純粋な好みでブキを使用してるプレイヤーが白い目で見られることもある。

あくまで理想論だが、こういった「厨ブキ」は無い方が良い。「どんなブキを使っても、ブキに合った戦法さえ取れれば勝ちやすさは大きく変わらない。だから皆が好き好きに色んなブキを使うし、相手になるブキも色々である」
そんな多様性溢れた環境が、良い環境だ。
無論、ルールやステージによって相性等の良し悪しがある程度出るのは構わない。
全てを平均した時に、様々な特徴を持つ多様なブキたちがある程度均等に使われていれば、対戦でも色んなことが起こるのでワンパターンになりにくく、面白さが増していく。
その意味では、「厨ブキなど無い方が健全」なのだ。

な行

馴れ合い

仲の良い者同士が所属する組織の規則などに従わず、お互いの暗黙の了解や損得勘定のもとに行動することを意味する。対戦ゲーム界隈においては、ゲームの目標となる行為を積極的に行おうとせず、主に敵と一緒にじゃれ合うような行為をすることで、他ゲームでは「大乱闘スマッシュブラザーズX」のオンライン対戦などでも大きな問題となっていた。
残念ながらスプラトゥーンにおいても当然存在し、主に敵味方を問わず一か所に集まった状態で、敵を倒すわけでもなく棒立ちする、跳んだり跳ねたりに興じるなどのパターンがある。行き過ぎて排他行為にまで及ぶようになり、あまつさえ通常の目的に沿って敵を倒しにきた味方に対し、逆上ゆえかインクを浴び掛けせる行動に出る者もいる。
純粋に調子メーターや腕前を上げたい通常のプレーヤーからすれば、露骨に勝敗結果を軽んじる馴れ合い勢に対して、味方としてマッチングした日には溜まったものではないだろう。敵としてのマッチングなら一勝負の勝敗に限れば好影響と言えるだろうが、達成感が得られず肩透かしを食らったような感触が調子を崩させる事もあり得るし、何よりそうした真剣でない事が露骨な態度に嫌気が射すのは敵味方問わず共通であろう。

 

スプラトゥーンは対人コンテンツがメインのゲームであり、繰り返される激しい戦闘行為に嫌気が差してまったり水遊びのような行動を取りたくなる気持ちも分からなくはない。
だが、自分から積極的に勝利条件を放棄する行為は、すなわち迷惑行為に分類される悪質な行動でもある。そういった行動は友達を誘ったり、SNSで協力者を募ってのプライベートマッチなどで緩くやることを推奨する。
なお、いくら友人と一緒にやるといっても「野良環境でフレンド合流で集まって馴れ合いをする」というのも、他の関係のないイカタコを巻き込む迷惑行為には変わりない。面倒かもしれないがルールを無視した遊び方をする以上、ちゃんと慣れ合える環境を整えてから遊ぶこと。

 

レギュラーマッチではフレンド合流が可能である都合上、運悪く敵や味方として、馴れ合いプレイヤー達と遭遇してしまう事もあるだろう。
そうなってしまった場合に、怒り任せに彼らを倒そうとしたり、倒したと同時に煽りイカをかますイカタコもいるが、やはり逆上されるパターンの方が多く、前途のようにリンチを喰らったりとロクな目にあわない。
馴れ合い対策として一番最適な行動は、「馴れ合いプレイヤーを無視して塗る」事である。
彼らはこちらから攻撃しない限り撃ってこないので存分に塗りまくれる。勝利条件に従った動きかつ自身は何も損をしないので、馴れ合いの仲間入りをする事なくオカネもチョーシもいただけて美味しい。
試合が終わったらさっさと抜けて、もし気が向いたらロビー端末からバトル履歴を確認してマイナスボタンを押して通報画面→『試合に関わらない行動を繰り返している』を選んで通報しておくと他のプレイヤーが被害を受けずに済む可能性があるのでご協力いただきたい。

万が一それで襲いかかってくるのであればそこからは戦闘開始…になるわけだが、この時に馴れ合っている敵を無視して塗っているだけにもかかわらず、特定の味方は攻撃せずあなたにだけ執拗に攻撃してきており、それを見ても馴れ合っている味方が戦おうとしないのであれば、それはおそらく馴れ合いではなく『チーミング』と言われる行為だと思われる。
プライベートマッチではおカネやギアの経験値が貯まらないことから仲間内でナワバリバトルをする際にレギュラーを選んで談合したり、チョーシメーターの金色旗を手に入れるために協力者を募ってわざと負けてもらい見かけ上の連勝を重ねたりする悪質な養殖プレイヤーがおり(詳しくはここも参照)、そこに紛れ込んでしまった場合はあなたを追い出して仲間をあなたの枠にいれるためにあの手この手で嫌がらせをしてくると思われる。
この場合怒りに任せて攻撃してもマトモに戦うことすら出来ないので、試合が終わり次第さっさと抜けた方がいい。『相手の思うツボになりたくないから連戦してやる』という思考にはならない方が絶対いい。1vs7はどんなプレイヤーでも勝てない。
すぐ抜けて全員まとめて『嫌がらせ目的のプレイ』で通報しておくのが賢い。

なお、今作のバトルにおいて合法的(?)に馴れ合いを楽しめる場面が1つある。それは試合開始時点~試合開始直後に他プレイヤーの回線落ちが発生した時である。
開幕で回線落ちが発生した場合その試合はノーゲーム確定となるため、残ったプレイヤー同士が煽りイカや「ナイス!」などのコミュニケーションを行ってノーゲーム処理を待つ光景がよく見られる。
サーモンランでは開幕で回線落ちが出てもバイト継続となるので、馴れ合わずきちんとプレイするように。

馴れ合い部屋

部屋の全員、または半数以上が上記の馴れ合い目的のイカで開始されており、試合の形を成していない部屋である。
こういった部屋に入ってしまった場合はその試合だけ我慢して、リザルトが出たらさっさと抜けてしまうのが一番だ。
自分が金旗狙いであったり連勝記録の更新を目指していた場合にこの部屋に遭遇すると迷惑この上ないが、様々なプレイヤーが存在するこのゲームでは勝てないからいじけてふざけたり試合放棄するイカはどうしたっていなくならないので我慢する他に道はない。
気休めではあるが試合後にブロックするなり通報するなりして自衛しておこう。

ニックネーム

いわゆるところのプレイヤー名。幾つか種類があるので説明すると、
①:名字、名前、またはフルネームそのまま
②:本名を推定されない、またはされにくいハンドルネーム
③:自分のプレイスタイルを表明するもの(例:ヤグラのります、みぎにいれます*6)
④:味方にお願い、命令するもの(例:とんでこい*7、◯◯つかって*8、ヤグラのれ、カモンでアサリくれ、オオモノよせろ、等)
⑤:悪質行為を宣言するもの(例:あおろうぜ、ほうちします、等)
⑥:己の弱さを自虐するもの(例:クソエイム、ぼくよわいです、等)
⑦:⑥から発展して、己の弱さを言い逃れしたもの
⑧:味方を批判するもの(例:みかたよわすぎ、等)
⑨:特定のブキを批判、排斥するもの(○○いらない、○○くるな、○○はざこ、○○ナーフしろ等)
⑩:有名プレイヤーの名前を真似したもの
⑪:有名プレイヤーなど他人の名前を出しての悪口(例:○○ざっこwww、等)
⑫:倒されたときに相手画面に表示される文字をネタ化したもの 『○ねんかけたドミノ』あたりが有名。10ねんかけたドミノ を たおした!他にも「みかた」「たいせつなしんゆう」「つみもないイカ」「リクライニングシート」「あなた」「たおしたをたおした」「なぜわたし」など。
⑬:敵プレイヤーへの指示(例:たおさないで、等)
⑭:悪質プレイヤーに対する悪口(例:あおりイカしね、ほうちちゅうきえろ、なれあいぶっころす等)
⑮:直球な名前(例:スプラトゥーン、イカ等)
………などなど、何をプレイヤー名とするかはイカ・タコによって様々であり、気に入った名前でプレイするのは勿論いいことなのだが、いくつか避けておきたいものもある。今作ではアカウント名ではなくゲーム内で設定した名前が表示されるようになったが、一度名前を変更すると30日間は再び変更する事が出来なくなったのでより注意して設定する必要がある。よく目を通しておこう。

気をつけておきたいニックネーム

①の場合:これは特定の危険があり、もしこのような名前でプレイした結果何らかのトラブルに巻き込まれた場合、何も文句をいえないので絶対にやめよう。

②は最も無難な選択肢のひとつといえる。
なお余談だが、スプラトゥーンは食べ物の名前のハンドルネームを名乗るプレイヤーが妙に多いといわれることがある。有名プレイヤーの中にも該当者は少なくないので、名前被りなどが気になる人は注意。
ものによっては有名プレイヤーのファンあるいはなりすまし(⑩で後述する)と取られるなど、無用な勘違いやトラブルのもととなるリスクもまったくないとは言えない。

③はそれほど問題はないが、試合で必ずしも優勢になれるとは限らない上に、マッチング時点で敵に自分が取る戦略を教えているも同然(サーモンランにはこのデメリットは存在しない)なので注意。

④は言い方に左右される部分が非常に大きいが、高圧的な表現・嫌みな表現を用いる者は「指示ネーム」などと呼ばれて煙たがられることが多い。
必ず優勢になれるとは限らず、対戦相手に作戦がバレるデメリットもあるというのは③と同様。十分な実力が伴っていない場合「名前で他人に指図するくせに下手」という方向性のヘイトも買いやすく、不快に思った者からの「晒し」を受けがちでもある。穏便にゲームを楽しみたいのであれば、表現や内容には細心の注意を払うべきだろう。

⑤はもはやコメントするまでもなく悪質以外の何でもない。見かけたら即ブロックもしくは通報しておこう。

⑥・⑦の場合:自虐することは個人の自由だが、相手がもし「よわいです」のような名前のプレイヤーに倒された際、その相手は「弱い」プレイヤーに倒された事になる。つまり「その弱いやつより弱い」という意味となる。敗北した際は「弱いやつに負けた、もっと弱いやつ」という事であり、単なる自虐ネタのつもりであっても、勝利すればその相手にとっては嫌味を言われたのも同然である。また、味方からすれば負けた時の為の予防線を張っているようにも見え、イカしているとは言えない。

⑧の場合:味方に対してどう思おうが勝手だが、もしこのような名前で敗北し、しかも大して活躍できなければこの名前をつけたキミ自身が恥をかくことになる。

⑨はこのゲームにおいて特定のブキ持ってはいけないというルールは存在していないし、公式声明も無い。キミがどう思おうがブキを持つ権利はそれぞれに委ねられている。単なる冗談という事もあるのだが、最大の理由はやはり「強過ぎる武器が跋扈し過ぎてイライラする」というものだろう。気持ちは分からないでもないが、どのような理由であったとしても排斥しようとする時点で悪質である事には変わりない通報対象になるぞ。

⑩は本物の有名プレイヤーと勘違いする可能性という理由で、非推奨である。*9またこのような名前で試合中によからぬ行為をすることは当然そのプレイヤーの名誉を著しく毀損させることになるので言語道断である。ファンであるが故に敬意を込めてこんな名前にしているのかもしれないが、その有名プレイヤー本人からすればあまりイメージは良くないだろう。敬意とイジりを履き違えてはいけない。⑪は完全に論外なので見かけたら即通報だ。

⑭は言わば荒らしに構うのも荒らしの典型である。関係ないプレイヤーにとっては不穏以外の何物でも無く、本当の荒らしに遭った時には真っ先に標的にされ、荒らし行為のモチベーション向上にも繋がってしまうと、実際には百害あって一利なしなのだ。
どうにかしたい気持ちも分かるが通報で我慢しよう。

イカのページにもプレイヤー名についての言及が存在する。必要に応じて参照されたし。

は行

放置

読んで字の如く、試合を投げ出して1箇所の地点から動かない大迷惑行為。放置厨ともいい、リスポーン地点にとどまる場合はキャンパー、ベースキャンプ司令塔ともよばれる。

今作では動かないまま一定時間が経過すると、試合から自動で切断されるようになっている。
放置したプレイヤーは回線切断のペナルティを受け、それが試合開始直後であればその試合はノーゲームとなる。そうでないなら試合は続くが、残されたプレイヤーの敗北はノーカウントとなる。*10
ただし、これはあくまで自動切断処理が間に合った場合の話。ゲーム終盤に相手チームの攻勢を受けて心が折れコントローラーを手放したプレイヤーが出た場合などは自動切断処理が入る間もなくノックアウトや判定負けに一直線となるため、放置者へのペナルティや残されたプレイヤーへの救済措置は機能しない。

試合開始からもう勝てる気がしない、逆転された、バンカラマッチで開幕から自陣前まで詰め寄られた、味方の編成や動きが気に入らない、チャージャーに不意打ちされた等、不利になったり癇癪を起こしたプレイヤーが行う。
しかし、あなたが勝ったと思おうが負けたと思おうが、最後の1秒まで勝負はついていないのである。あなたの行動で優勢に持ち込めるかもしれないのだ。負けそうだからといって放置しないように。

さらなる悪質プレイについて

より悪質性の高いプレイヤーは、放置による切断ペナルティを回避しつつ気に入らない味方に嫌がらせをするため、試合を放棄しながらも時々スティックを操作して自陣でウロウロ動いたり、味方への煽りイカ・味方撃ち・味方がやられるたびに「ナイス!」を押すといった迷惑プレイをし続けることもある。
結論を述べるならば、これは切断や完全放置よりさらに数段タチが悪い。放置や切断を何度も繰り返すと通信にペナルティが課せられるが、嫌がらせプレイを続ける者にはそれが無い。人数不利による無効試合などの措置もとられないので問答無用で負けカウントが付いてしまい、かといってなんとか3対4の不利なバトルを制したならば、嫌がらせプレイをしていたイカにもポイントが入るのでどうも真面目にやっているプレイヤーが馬鹿を見た感じになるだろう。
無意味な移動や煽りイカ、「ナイス!」などを繰り返している者には後述するような情状酌量の余地もほぼない。すぐさま通報して駆除して貰おう。

なお、宅配の受け取りや重要な電話がかかってきたなどの理由で止むを得ず放置状態になってしまう場合も考えられる。
宅配や電話を待つ間はプレイしないといった配慮があるに越したことはないが、多くの人にとっては実生活で人に迷惑を掛けないことが優先なので、一時的な放置を無条件で悪と断定するのも考えものだ。
自分にそのようなアクシデントが発生して長時間離席せざるを得なくなった場合は、本体をスリープする・有線インターネット接続でプレイしているならSwitch本体をドックから外すなどして切断し、味方の負けを消すことがせめてものエチケットとなるだろう。(対戦関連用語/切断も参照)

ま行

無敵トゥーン(〇〇トゥーン)(▼)

初代スプラトゥーンにおいて、バリア・ダイオウイカといった無敵時間のあるスペシャル持ちのブキが猛威を奮った環境を、タイトルにかけて皮肉った言葉。
その時期の流行りに応じて「無敵」の部分を変えて使われる。例えば初代でスプラッシュシールドが流行した時期の環境は「シールドトゥーン」と呼ばれた。
前作でもジェットパックやイカスフィアが猛威を振るう環境が「ジェッパトゥーン」「スフィアトゥーン」などと呼ばれた。多人数でスペシャルを吐き出し合った場合、最早別ゲーといった絵面になること請け合い。
また、スプラトゥーンにはブキごとに相性の良いマップやルールがあるため*11特定の場面で同じブキを持ったイカが大量に出現するときにも使われたりする。
不平不満の意味合いが大きいので、言葉自体の印象はあまり良くない。

 

や行

養殖

オンラインゲーム用語で、自身より実力の高いフレンドにキャリーされるなどして、自身の本来の実力よりも高いレート帯に来てしまったプレイヤーのこと。または、意図的に強いプレイヤーに頼って成績を上げようとするプレイヤーのこと。「寄生」や「ブースティング」とも言われる。*12スプラトゥーンにおいては、

この5つの成績である。別にイカだから養殖と呼んでいるという訳ではなく、ランクやレートの概念が存在するオンラインゲーム全般で使用されている言葉である。
また、その疑いがあるプレイヤーにも使われ、「養殖イカ」とも呼ばれる。
強いプレイヤーに依存して得たウデマエであるため、ウデマエ相応の実力を持っていないということから非難される傾向がある。引き上げられた側のプレイヤーは、本来なら少しずつランクを上げる中で学ぶエイムやキャラコン、サーモンランのセオリーや対戦モードとは異なる細かな仕様などの重要な知識を十分に得られないまま、いきなりそれらを要求され難易度も高い高レート帯に放り込まれることになり、結果的にフレンド以外との(いわゆる「野良」の)プレイにおいて味方の足をしばしば引っ張ってしまうことになる。

初代スプラトゥーンでは「タッグマッチ」*13に潜り強いプレイヤーと組んでウデマエSになるという養殖行為が蔓延。
実力とウデマエが釣り合わない養殖プレイヤーがガチマッチのS帯に放り出された結果、試合にほぼ貢献出来ず戦犯を繰り返す事態が多発しウデマエという成績指標そのものが形骸化していたことで問題視されていた。

2では「自分より極端にフェスパワーが低いプレイヤーと組むことで自身のフェスパワーを大幅に上げる」というシステムの穴を突いたフェスパワー養殖が行われていた。しかもそれを行ったプレイヤーがフェス100ケツ上位に食い込んでいたため臨時アップデートにより大幅な仕様変更が行われ、フェスマッチが現在の2ルールに分割される形となっている。

今作ではフレンドと一緒にチームを組むオープンマッチが実装されたが、養殖対策として獲得できるウデマエポイントの量は大幅に下げられているほか、昇格戦はフレンドとチームを組めない。しかし、今作ではウデマエが下がらなくなった(1シーズンに一度だけ任意で下げることは可能)のに加えて完全に野良限定の昇格戦であっても自分より強い味方に助けて貰えば誰でもウデマエS+になれてしまう事に変わりない、という問題点が指摘されておりそのことを揶揄して養殖と呼ばれることも。
また、サーモンランではフレンドとのパーティプレイが規制されておらず、特にでんせつ帯での評価値養殖はほぼ野放しとなっている。理解のあるフレンドとチームを組んだ上で評価値リセット機能を使用*14して難易度調整すれば、なんとキケン度MAXを一度もプレイせずに評価値カンストを達成することすらも可能である。どんな形であれ一度でもカンストを達成すればそのステージの永久400スタート権が獲得できるというシステム上、特に400スタート帯で味方への不満を感じた際に養殖を疑う者が多い。

なお、養殖という言葉は「自分と組んだ1~2試合でたまたま下振れてチームの敗因を作ってしまった野良の味方」への安直なレッテル貼りとして使われることも少なからずある。
そのプレイヤーが実際に養殖でウデマエやバイト評価などを盛ってここまで来たのかは分からないにもかかわらず、こんなに下手な奴が野良でこのレベル帯まで来れるわけないから養殖に決まってる…と短絡的に決めつけてしまうわけであるが、これはもちろん褒められたことではない。まっとうなレベル帯相応の実力を持つプレイヤーであっても、バトルで活躍できず負けてしまうことがあるのは何もおかしなことではないからだ。サーモンランにしても、ごく一部のトップ層プレイヤー以外はカンストを達成するまでに必ず幾度もミスをし、何十回もバイト失敗をするものである。
一期一会の野良ゲームでは1~2試合の印象がその人の印象の全てとなるのも心理的に仕方なくはあるが、だからといって他人を安易に養殖呼ばわりするのは要注意だ。

他にも、同じようなブキで同じような戦法を行う同じ強さのワンパターンなイカ達のことを指す言葉としても扱われている。

 

ら行

楽園

レギュラーマッチにおける極端にキル数の少ない部屋。
キルよりも塗りを最優先とする、ある意味でスプラトゥーンの本質そのものを理解し実践した者のみに入園を許される。つまりこの部屋にはスプラトゥーンというゲームの本質を見抜き、悟りを開いたものが入れる部屋というわけだ。
これは、プレイスタイルの近いプレイヤー同士がマッチングするというレギュラーマッチにおける仕様によるものである。
楽園では殺生が禁じられており、調子に乗って無双すると楽園外へ追放され、再び修羅の世界で修行しなければならない。

得意ブキでガンガン無双するとすぐキル意識の高いプレイヤーとマッチングするようになるが、一度キル意識が高いと判定されるとワンランク戻すのでさえ数十試合も掛かるなど、結構厳しいようだ。
なお、楽園とは別に初心者専用の部屋が用意されており更に判定が厳しいものとなっている。追放されると以降絶対に戻ることはできない。(ガチマッチでは一度初心者部屋から追放されたとしても、百試合ほど負けつづければ理論上サブアカウントでも初心者部屋に辿り着くことは可能だが...)悪質な行為であるため絶対辞めよう。
これはシリーズ経験者やサブアカウント(スマーフ)による無双対策である。前作無印のメジャーアップデート後半で導入された。

コメント


*1 Switchとは異なり、他プレイヤーとメッセージをやりとりできる機能が備わっている。
*2 たとえあなたのその提言がゲーム攻略上100%正しいものであったとしても、である。
*3 サーモンランのでんせつ評価999を達成すること。サーモンラン界隈で単に「カンスト」と言った場合は通常これを指す。
*4 バンカラマッチのウデマエS+50、特にその中でもウデマエポイント9999pに到達すること。ウデマエポイントはマイナスになり得るため、負け続けることでS+・ウデマエポイント-9999pといった「逆カンスト」に陥る例も見られる。
*5 2023年4月時点で8桁目への突入が確認されている。2の頃は存在しなかった桁のため、どこまで伸びるのかは現時点では予測不可能。
*6 カタパッドのコンテナの向かって右側にボムを入れる(から、みんなは左側を狙ってほしい)という意味
*7 スーパージャンプしてこい、という意味。
*8 「ビーコンつかって」「SPつかって」などが多い。後者は主にサーモンランにおいてスペシャルパウチの抱え落ちをしてほしくないという意図が込められたものである。
*9 そもそも、大体実況者などの有名なプレイヤーは偽名を使ってプレイしているためあまり意味はない。
*10 欠員が出た側のチームが勝利した場合も敗北側チームの負けがノーカウントとなる。
*11 例:ガチエリアでのプロモデラーLACT-450ガチヤグラでのローラーブラスターガチアサリでのパブロ
*12 ただし「寄生」の場合はレート上げではなくミッション報酬等のゲームをプレイした際に得られるアイテム等が目当ての場合を指す。事前に他プレイヤーと示し合わせずに行う「談合」とも言えよう
*13 現在の「リーグマッチ」(3では未実装)に当たるゲームモード。フレンドと組んでガチルールに挑むというシステムは変わらないが、初代はレート性ではなくウデマエがSまでなら上げることが出来ていた
*14 養殖対象以外の3人が評価値リセットを定期的に行い、バイトクリアで上がった評価値を元に戻す。