
太古の昔の儀式*1に使われていたとされる骨董品を、競技用ブキに改造した新型モデル。
内臓された特殊機構で、ジャンプすると射程と爆発範囲が変化する。
これは「S-BLAST92」。エスブラストナインティツー、と読む。
2つのモードをスイッチできる、新しいブラスターだ。
爆発の範囲が狭いかわりに遠くまで精密に発射できるモードと、遠くまで届かないかわりに爆発の範囲が広いモードを、うまく使い分けよう。
ちなみに、乾電池を入れなくても動作するぞ。
▲画像は公式Twitter(@SplatoonJP)の2023年5月17日のツイートより。
概要
ブキ紹介
| ブキチ |
| メインの S-BLAST92は、インクの射出機構を 2つ内蔵することで、性能を切り替えて 使えるようにした ブラスターでし! | |
| ふつうに撃つと、遠くまで素早く届くインクを 発射するでし! ブレが小さく ねらった場所に 当てやすいでしが、爆発も小さめでし | |
| ジャンプ中に撃つと、近くで爆発するインクを 発射するでし! 射程が短い代わりに 爆発が大きくなってるでし! | |
| 連射は、おそいので注意でし サブのスプリンクラーとスペシャルのサメライドを うまく使って、スキをカバーするでし | |
| できることが多くて かわいがりにくいでしが、 うまく使いこなせたら カッコいいでしよ~ ぜひ 試して欲しいでし! |
ジャンプ時に性能が変化するブラスターの新モデル。
通常時は直撃に特化した長射程モード、ジャンプ中は大きく爆発する短射程モードの2つを持つ。
ブラスター種にもとうとう現れた性能スイッチ型のブキ。
サブが塗り性能を補強できるスプリンクラーを備えており
スペシャルはダメ押しに有効なサメライドを搭載した万能性重視の構成。
メイン性能
ver.10.0.0現在
| 直撃射程 | 長 3.0 短 1.6 | 爆風射程 | 長 2.6~3.3 短 0.8~2.4 |
|---|---|---|---|
| 塗り射程 | 長 3.2 短 2.2 | ||
| 拡散 | 0.0° | ジャンプ中拡散 | 8.0° |
| ダメージ(直撃) | 125.0 | 確定数 (直撃・爆風) | 1~2 |
| ダメージ(爆風) | 70.0~50.0 | ||
| ダメージ (着弾爆風) | 35.0~25.0 | 爆風半径 | 長 0.40 短 0.80 (着弾爆風 ×0.5) |
| 連射フレーム | 55F(0.935秒) | 秒間発射数 | 1.09発/秒 |
| キルタイム(直撃) | 0.233秒/kill | DPS(直撃) | 136.36/秒 |
| キルタイム(確2) | 1.150秒/kill | ||
| 射撃継続時間 | 10.083秒 | 射撃後隙 | 26F(0.433秒) |
| 射撃前隙(イカ) | 22F(0.367秒) | 射撃前隙(ヒト) | 12F(0.200秒) |
| インク消費量 (装弾数) | 9.5% (10発) | 射撃時ヒト速 | 0.40 |
| インク回復不能時間 | 60F(1.000秒) | 非射撃時ヒト速 | 0.96 |
| 単発塗りポイント | 長 11.6p 短 13.6p | イカ速 | 1.92 |
| インク効率(ダメージ) | 1471 / 11.8kill | インク効率(塗り) | 長 140p 短 160p |
| ダメージ(直撃) 300.0 ダメージ(爆風) 150.0 インク消費量(装弾数) 4.8%(20発) | |||
| 備考 | ジャンプ撃ちで射程が短く、爆風の範囲が広い短射程モードに切り替え | ||
| 初速 | 長 17.0 短 9.2 | 爆発フレーム | 11F(0.183秒) |
|---|---|---|---|
| ジャンプ撃ち補正 | 4.0° | 足元塗り間隔 | 1発毎 (55F毎) |
| 最大中間塗り数 | 9個 | 中間塗り間隔 | 0.38本毎 |
| 足元塗り半径 | 0.44 | 中間塗り半径 | 0.31 |
| 爆発塗り半径 | 長 0.2 短 0.5 | 着弾塗り半径 | 長 0.1 短 0.3 |
| 弾の大きさ(敵) | 0.04 | 弾の大きさ(地形) | 0.04 |
| 対象 | ダメージ補正 | |
|---|---|---|
| 2.2倍 | ||
| 1.6倍 | ||
| 2.4倍 | 24倍 | |
| 2倍 | 3倍 | |
| 1倍 | 1.3倍 | |
| 2.1倍 | 2.31倍 | |
| 1倍 | 1.1倍 | |
| 2倍 | 2.5倍 | |
| 1倍 | 1.3倍 | |
| 1倍 | 2倍 | |
| 1倍 | 1.1倍 | |
| 2.1倍 | 2.31倍 | |
| ver.4.0.0 | 92 | 追加 |
| ver.5.1.0 | 全般 | インク消費量を約15%軽減しました。 ギアパワー「アクション強化」による、「ジャンプ中の射撃のブレを抑える(地上での射撃のブレに近づける)効果」を、少ないギアパワーの数でも発揮されやすくしました。 - 最大まで「アクション強化」のギアパワーを装着している場合の効果はこれまでと変わりません。 |
| ver.6.0.0 | 91 | 追加 |
| ver.7.2.0 | 全般 | 飛距離が長い状態の爆発で50.0ダメージを与える範囲の半径を、約11%拡大しました。 |
| ver.8.1.0 | 全般 | 連射間隔を約5/60秒間短くしました。 |
| ver.9.3.0 | 91 | SP必要ポイント190→200 |
| ver.10.0.0 | 全般 | インク消費量を約11%増加しました。 射撃したあと、次に行動できるようになるまでの時間を、約3/60秒間長くしました。 |
- 有効数値は単位によって異なるが、基本的に有効数値以下の値は四捨五入している。
- Fはフレーム。1秒=60F。
- 例えば30Fなら、0.5秒となる。
- 公式の表記では、30/60秒という表記を用いている。
- 射程・距離関係の単位は試し撃ちラインの本数。
- ヒト速やイカ速、弾速などの速度単位はDU/F。試し撃ちラインの幅を50としたときの、1Fに移動できる距離という定義。
感覚的に理解しやすい速度単位、試し撃ちラインn本分/秒(1秒間に試し撃ちライン何本分移動できるか)に変換する場合、これを1.2倍すると変換できる。- ちなみに中量級ブキの歩行速度は0.96 DU/F。
- スプラトゥーン3での内部パラメーター定義にはm/Fを使用している。
50 DU = 5m = 試し撃ちライン1本分。- 例えば、中量級ブキの歩行速度の内部パラメーターは0.096 m/F。
すべてのDU/F表記をm/Fに変更する作業は大変なので、現状距離単位にはDUを使用する表記に変換している。
- 例えば、中量級ブキの歩行速度の内部パラメーターは0.096 m/F。
- 有効射程とは、ある程度以上のキル性能を発揮できる距離のこと。
- ダメージの減衰によって確定数が増えたとしても、元のキルタイムから著しく遅くならなければ、それも有効射程と見なされる。
- 少し上を向いて撃つと、正面を向いて撃つよりも少し射程が伸びるが、それについてもある程度のキル性能が発揮できるのであれば、有効射程と見なされる。
- 著しくキルタイムが遅くなってしまう場合*1は、カス当たり射程と見なされる(有効射程にはならない)。
- カス当たり射程とは、ジャンプせずにそのブキが届く最大距離のこと。
- 前述の通り、有効射程よりもキル性能は低いため、対面においては信頼できる値ではない。
- 最大射程まで有効な射程の場合は、カス当たり射程を記載していない。
- 確n射程とは、主に距離によってダメージが大きく変動するブキにおいて、n回攻撃を当てればキルが取れるギリギリの距離のこと。
- 初速とは、発射直後の弾の速度のこと。
ローラーなど、飛沫によって初速が変わる場合は最も早い飛沫の初速を記述している。 - 直進フレームとは、発射した弾が初速のスピードを保ったまま飛び続ける時間のこと。直進フレーム経過後は弾速がだんだん低下する。
ブラスター・ワイパーでは代わりに射程限界で爆発/消滅するまでの時間を記述している。(なお、ブラスターは射程限界付近で少し弾が落下する。)
弾速についての詳しい仕様はシステム詳細仕様#弾の仕様についてを参照。 - 塗り射程とは、カニ歩き撃ちで塗れる平均的な距離のこと。
- キルタイムは、1発目が当たった瞬間を1F目とし、そこからキルまでにかかる時間のこと(シューターの場合)。
- 厳密に言えば、キルタイムとはブキを振りかぶるモーションにかかる時間(前隙)や、1発目の弾が発射されてから相手に到達するまでの時間(相手との距離や弾速)も含めるべきだが、これらは状況によって大きく変動する*2ので不確定要素が多すぎるし、また前隙や弾速などは解析を待たなければ分からない。
- DPSは「ダメージ×60÷連射フレーム」で算出。
- 射撃前隙(ヒト・イカ)とは、射撃入力を行ってから実際に攻撃判定が発生するまでの時間のこと。ヒト状態ではPCが振り向き始める時点、イカ状態ではインクタンクのゲージが消え始める時点を、射撃入力が認識されたと見なして計測している。
- 射撃後隙とは、射撃後にイカ/タコになることや、サブウェポンを使うことができるようになるまでの時間のこと。
- 射撃継続時間とは、連射フレーム×装弾数の値を秒に換算した時間。前後隙は含まない。
- 移動継続時間とは、ローラーやフデの塗り進みでどれだけの時間移動できるかを示したもの。「100÷最高速度時のインク消費/秒」で算出。疾走前の段階を考慮しない。
- 単発塗りポイントは、地面と並行に1発ずつ射撃して得られた塗りポイントの平均を、ナワバリバトルの塗りポイントカウンターを用いて算出している。
- ~増加/秒は、1秒間で増加する~の量。計算式は基本的に「~の増加量×60/(最大チャージF-最小チャージF)」。
ストリンガーの拡散は「拡散減少/秒」で表す。
スピナー、ストリンガーでは、
「~増加/秒(1周目)」「~増加/秒(2周目)」「~増加/秒(全体)」はそれぞれ
「~の増加量×60/(1周目チャージF-最小チャージF)」
「~の増加量×60/(最大チャージF-1周目チャージF)」
「~の増加量×60/(最大チャージF-最小チャージF)」
の式の値を表す。
「射撃継続時間増加/秒」は「(弾数増加/秒)×連射F/60」で算出。記載用に桁数を省略した/していない弾数増加/秒の値を用いた2つの場合では計算結果が僅かに変わる。前者を推奨。前者を計算式に起こすと、
「増加した弾数×60÷(最大チャージF-最小チャージF)×連射F÷60」だから、
「増加した弾数×連射F÷(最大チャージF-最小チャージF)」でも算出可能。最小チャージ時間が9F、フルチャージ時間が10Fのスピナーがあったとする。最大弾数は101発である。
このとき、上の計算式を用いると「100×60/(10-9)」なので弾数増加/秒は6000と算出される。
しかし体感としてそうは感じられないはずである。恐らくそのときあなたは無意識的に「ZRを押してから(チャージ開始1F目から)フルチャージが完了するまでの時間」を分母にして計算しているからである。これを分母にして計算するとこのスピナーの弾数増加/秒は600となる。道理で感覚と実際の値の間に齟齬が生じるわけである。
この現象はフルチャージ時間があまりにも短かったために起こった現象である。反比例のグラフを参照すれば分かるように、分母が小さければ、つまりフルチャージ時間が短ければ短いほどこの感覚の齟齬は顕著に生じるのである。チャージ時間の短い14式竹筒銃やスプラスピナー、LACT-450の値を参照する際にはこのことに留意されたい。また弾数の多いイグザミナーやハイドラントでも、短めの半チャージで射撃する際には分母が小さくなるため齟齬が生じやすい。ずっと弾数について語っていたので弾数のイメージが固着してしまったかもしれないが、このことは弾数に限らず射程やダメージでも起こる。
- インク効率(ダメージ)は「単発ダメージ×装弾数と装弾数÷確定数」。
インク効率(塗り)は「単発塗りポイント×装弾数」。「装弾数=(100%÷単発インク消費量)」は切り捨てせずに算出。
- 塗り半径は発生させた弾の勢いに応じて伸びというパラメータによって前方に飛び散るように変形する。
詳細はシステム詳細仕様#弾の勢いによる塗り範囲の変化を確認。 - 弾の大きさはイカタコやオブジェクトへの当たり判定と地形への当たり判定の2種類が存在し、ブキ種によっては時間経過で大きくなるものもある。
塗り半径などと違い、数値が小さいことを踏まえて単位は直径を採用している。 - 初弾補正/補正悪化量/最低補正/補正回復量は拡散にnをかけた値を指す。本来はこのnのことを指す。詳しくはこちらから。
- その他ブキ種固有の性能についての詳細は各ブキ種ページにも記述されている。不明な点があればそちらも参照。
メイン解説
このブキは射程と爆風範囲の異なる2つの弾を撃ち分けることができる。この武器の長所と短所をまとめておく。
(長射程モード)
- ジャンプ撃ちにブレが存在しない(全ブラスター種の中で唯一)
- 弾速が速い(全ブラスター種の中で最速)
- 直撃射程が長い(1確ブラスターの中で最長)
- 優秀な連射力(ロングブラスターよりも連射が5F速い)
- 優秀なインク消費量(ロングブラスターよりも1発分多い)
- 爆風が小さい(全ブラスター種の中で最小)
- 1発あたりの塗りが比較的小さい(Rブラスターエリートと同等)
(短射程モード)
- 爆風が大きい(全ブラスター種の中で最大。クラッシュブラスターと同値)
- 射程は短くなるが、直撃射程や爆風射程はノヴァブラスターより長い
(両モード共通)
地上撃ちとジャンプ撃ちで射程が変化し、「射程+弾速モード」と「広範囲モード」が切り分けられるブラスター。
ヴァリアブルローラーやクーゲルシュライバーなどと同じ可変ブキとなっている。
1確ブラスターの中で、直撃射程は最も長いが、爆風が小さいため爆風射程はロングブラスターに次いで2番目に長い。
射撃の後隙がロングブラスターより短いため、軽快に動くことができる。
遠くの敵を速やかに仕留めたいときには地上撃ちの直撃を狙い、近距離で激しく動き回る敵を安定して仕留めたいときにはジャンプ撃ち、と状況に応じて対応できる。
長射程ブラスターは爆風発生距離のコントロールをしにくい難しさを持つ中、本ブキはジャンプ撃ちによる近距離モードでノヴァブラスターより大きな爆風を出せるため戦いにくい射程が存在しない。
ブラスター種の中ではこのブキのみ長射程モードのジャンプ撃ちにブレが存在しないため、直撃を狙うことが容易。
ちなみに両モードともインク消費量自体は同じである。
地上撃ち 長射程モード
射程の長さと弾速を強みとする。
直撃射程は試し撃ちライン3.0本分で1確ブラスターの中では最も長い。
弾速は全ブラスター中で最も速い。そのため、瞬間的なエイムで直撃を狙うことが可能。
直撃射程を把握できていれば『チャージの必要がなく爆風が付いたスクイックリン』のような立ち回りが可能であり、射線が出ないので奇襲性能が高いのがチャージャーに無い強み。
射撃硬直は非常に軽く、ロングブラスターより4Fも軽快。
類似ブキであるロングブラスターと比べて、弾速・インク消費量・硬直の短さ・連射力で勝る。
一方でロングブラスターに大きく劣る点は爆風範囲が非常に狭いこと。
優秀な射程と弾速を両立している代わりに、爆風範囲の半径はライン0.4本分で全ブラスター中最低。
確一ブラスターらしからぬ速い弾速を持ち合わせ、代わりに爆風範囲を犠牲にしている以上、直撃を狙うことが非常に重要となってくる。
ただ、全く爆風を使わないかと言われると、そんなことは無い。離れた場所にいる味方へのカバーや、小さな段差付近のクリアリングなどには役立つ。長射程モードでもブラスターらしく、爆風を上手く使おう。
ちなみに、発射→ジャンプの手順を踏むことでジャンプしながらブレ無しの長射程弾を撃つことが可能。
ロングブラスターとは異なりアクション強化を積む必要もなく、ギアの自由度の点で恵まれていると言えるだろう。
ジャンプ撃ち 短射程モード
近距離に大きな爆風を発生させるモード。
ジャンプ時にブキから「ピピッ」という独特なSEが鳴り、短射程モードに移行する。
モード切り替えにはあくまでジャンプ入力が必要という点には留意されたし。ジャンプせずに高所から飛び降りた時の射撃は短射程モードにならないが、イカロールやイカノボリからの射撃やジャンプ入力をして壁を登った後の射撃は短射程モードとなる。
以下の状況では、イカが空中にいても長射程モードのまま射撃する。
- イカスポーン中
- スーパージャンプからの着地際
- (ジャンプボタンを押さない)自由落下
- (ジャンプボタンを押さずに)壁を登り切った瞬間の空中にいるとき
- インクレールから(ジャンプボタンを押さずに)降りたり出たりしたとき
類似しているローラーの縦振りは、ある程度の落下速度があればジャンプ操作をしていなくても縦振りになる。条件が少し違う点に留意。
また、射撃前後の硬直中はモードが変化しない。
- 例1:地上で射撃ボタンを押した直後にジャンプした場合、長射程モードのままジャンプ撃ちになるが、そのジャンプで高所から落下した場合、長射程モードの射撃硬直が終わってもまだ着地していなければその時点で短射程モードに切り替わる。
- 例2:ジャンプして着地際に射撃ボタンを押すと、短射程モードでの射撃前に着地することになるが、既に射撃動作は始まっているのでそのまま短射程モードで射撃される。その射撃硬直が終わってから長射程モードに切り替わる。
直撃射程は試し撃ちライン1.7本分でノヴァブラスターより少し長い程度。爆風のダメージ範囲はクラッシュブラスターと全く同じであり、非常に広い。
ノヴァブラスターよりも一回り爆風が大きいため、密着に近い距離でもジャンプ引き撃ちで爆風を当てることができる。
爆風を含めた場合の最大射程は試し撃ちライン2.4本分。
この射程帯は通常であればキルタイムに優れた短射程ブキの独壇場であり、メインだけで戦おうとするとブラスターは直撃しない限り対面で勝つことは難しい。しかしS-BLASTは幸いにも短射程の爆風がノヴァブラスターよりも大きく、引き撃ちを1発当てることに関してはノヴァブラスターよりも更に容易であるため、スプリンクラーガード(S-BLAST92)やクイコン(S-BLAST91)のようにサブを絡めることで互角以上に戦うことができる。(特に後者はクイックボムで敵の足場を奪ったうえで圧倒的なキル速を出せるため、ほとんど全てのブキに対して近距離戦で優位が付き、現在の環境で猛威を振るっている。)
エイムに自信があればブレが無い長射程モードで直撃を狙うこともアリ。
ちなみに、
・ジャンプ後着地寸前に射撃
・ジャンプ長射程射撃後、一旦トリガーを押しなおしながら着地
いずれかの操作をすることで、短射程モードを地面に足を付けた状態で撃てる。残念ながら精度は変わらず、ブレがある。
実用性はないが、上下のエイム合わせがない分平面に居る相手に対して直撃の命中率が上がるかもしれない。
このゲームには「ジャンプ直後は射撃の拡散が大きくなり、時間経過でだんだん拡散が小さくなっていく」仕様があるが、このブキはジャンプ中の拡散が固定されている?
(ジャンプで拡散が変化するブキの場合、レティクルの大きさがリアルタイムに変化するが、このブキのレティクルは短射程モード時に大きさが一定)
サブ・スペシャル
スプリンクラー
ブラスターには珍しい塗り支援型のサブ(ブラスターにスプリンクラーがつくのはスプラトゥーン史上初)
本ブキは塗り性能が全ブキ中ワーストクラスな上に、爆発音で目立ちやすいので安全な整地や塗り荒らしによるスペシャルポイント稼ぎに使える。一つの設置で40pt程度。
咄嗟の足元塗りとしても使えるため、急に足元をとられたときにも有効。
また、他ブキの項目でもある通り囮としても使えるので、メインの得意な奇襲をしたい時には一役買ってくれるだろう。射程でブレなし1確を併せ持つメインとも相性がいい。
このようにスプリンクラーとは絶妙な相性を見せる為、派手さはないもののメインの立ち回りを補助してくれるサブと言える。
インク消費量が60%と多く、スプリンクラーを投げた後はギアなし状態で4発しか撃てなくなる点には注意。
サメライド
サメ型フロートに乗り込んで全身無敵になりながら突撃する。
メインの対物DPSは難があるので、スプラッシュシールドやグレートバリアなどを構えてしぶとく生き残っている相手をゴリ押し撃破したいときに発動する。
爆発後は大きく隙を晒してしまうが、本ブキは直撃による一撃必殺があるため、他のサメライド搭載ブキと比べた時に、サメライドでのキルが上手く行かなかった場合のカバーを行いやすいという長所がある。
ただし、直撃を決められず射撃の後隙を晒してしまった場合は、高確率でやられてしまうだろう。
やはり複数人が固まっているところに突っ込むのはなるべく控えたいところ。
運用
長射程と短射程を使い分けるという特徴から、本ブキは立ち回りが難しいブラスター種ながら、距離を問わない万能型のブキと言える。
有無を言わせない射程と弾速を併せ持った一撃火力と、壁向こうや段差上に良く届く大きな爆風を一つのブキで扱えるため、適切に両モードを使いこなせれば活躍の幅はかなり広い。
しかし塗り性能やガチホコバリア割り効率などに注目すると、ブラスター種らしく低い点が露見する。
射程の切り替えを持ってしても塗り効率やオブジェクト破壊などに関しては器用ではない。
本ブキを使うならこの点は意識しておきたい。
塗りと対物に関しては補うかのように塗り専用のサブや対物破壊力に優れたスペシャルを持っているので、必要になるときが来たら迷わず使っていこう。
ギアパワー考察
人の好みは千差万別、ギアパワーも人の数だけ組み合わせがある。
イカはほんの一例、ぜひ自分なりのギアパワーを見つけてほしい。
相性の良いギアパワー
インク効率アップ(メイン)
メインのインク効率が悪いため、このギアにもお呼びがかかる。
インク回復でも良いが、連続で発射し続けた際のインク切れを防いだりインクロックの影響を考えるならこちらのギアの方が優先度は上。最低限GP3でも発射回数が1回増えるのでお得。
10.0.0のアップデートでインク効率が約11%悪化したため、必要性はやや上がったか
インク回復力アップ
メインは反撃を許さず仕留めることを得意とするが、連射が効かず撃ち合うのは苦手。
それ故1射ごとにイカ移動を挟むことが多く、その間に少しでも回復できるようになる。
メイン、サブ共に1秒(60F)のインクロックが存在するので立ち回りによってはあまり恩恵がない。自分のプレイングからメイン効率とのバランスを取るのが良いだろう。
イカダッシュ速度アップ
他のブラスター種同様立ち位置の調整は重要。生きる場面は様々。
敵を素早く射程内に捉えて長射程モードによる一撃を狙う、短射程モードの爆風をイカせるポジションに素早くつく、ピンチの時の逃げ足を早くして生存率を上げる、近接戦闘での機動力上昇などに役立つだろう。
スペシャル減少量ダウン
俗に言うお守りギアの一角。
落下や水没以外でのデス時のスペシャルゲージ減少を緩和してくれる。
復帰後すぐにサメライドを発動したい場面や、スペシャルの回転率を意識したい人向け。
少量でも効果が大きく発揮されるため、積み得なギアの1つ。
スペシャル性能アップ
サメライドの爆発を強化することにより、爆風のダメージ範囲と塗りを強め、致命的な反撃を受ける可能性を減らすことができる。
また、塗り範囲の強化によってメインの貧弱な塗りを補える。
ガチエリアにおいては、全盛期程ではないがエリアの強制確保を狙えるステージも存在する。
どのステージでどの程度積む必要があるかについてはサメライドのページに詳しくまとめてあるので、興味があるイカタコはそちらも合わせて読んでおくと役に立つだろう。
スーパージャンプ時間短縮
お守りギアの1つ。スーパージャンプの時間を短縮してくれる。
前線で戦い、危なくなったら緊急離脱!といった立ち回りができるようになるほか、前線への復帰を早めることができるので、少しだけでも積んでおいた方が良いだろう。
少量でも効果が大きいギアであるため、ギア枠の隙間に3~6程度積むだけでも恩恵が大きい。
相手インク影響軽減
連射力が低く、足元の状態には気を付けたい本ブキにとっては重要。
GP9以上積んでいると明らかに違いが出てくる。
特に逃走時、多くのイカ速と合わせて搭載していると、相手インクに足を取られ辛くなり生還率を上げることができる。
アクション強化
近接戦でジャンプ撃ちを多用する場合や、ジャンプ撃ち時に直撃を狙いたい時に役立つ。
ただ、直撃狙いなら長射程ジャンプ撃ちでいいこと、爆風が大きいので多少ぶれても引っかかりはすることから他のブラスターほど優先度は高くない。
壁際のより正確な撃ち込みや暴発時の保険など使いどころを考える必要がある。
ステルスジャンプ (クツ専用)
前線ブキの相棒とも言えるギア。
ある程度安全に前線に復帰したいなら積んでおきたい。
ただし、ジャンプマーカーが全く見えなくなるわけではなく、近づかれるとバレてしまうため過信は禁物。本当に安全にジャンプ出来るのかはよく考えて飛ぶようにしよう。
上記のジャンプ短縮と合わせて積むことで、より速やかに前線に舞い戻ることが出来る。
採用に当たって注意が必要なギアパワー
ギアパワーによる効果
インク効率アップ(メイン)
軽減量最大45%。
| ギアパワー | GP0 | GP3 | GP6 | GP10 | GP20 | GP30 | GP57 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| インク消費量 | 9.50% | 9.09% | 8.70% | 8.20% | 7.14% | 6.31% | 5.23% |
| 射撃可能回数 | 10 | 11 | 11 | 12 | 14 | 15 | 19 |
| ギアパワー | GP0 | GP3 | GP6 | GP10 | GP20 | GP30 | GP57 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| インク消費量 | 8.50% | 8.13% | 7.78% | 7.34% | 6.39% | 5.64% | 4.68% |
| 射撃可能回数 | 11 | 12 | 12 | 13 | 15 | 17 | 21 |
ヒト移動速度アップ
射撃中の移動速度上昇率最大25%。
| ギアパワー | GP0 | GP3 | GP6 | GP10 | GP20 | GP29 | GP30 | GP57 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 非射撃時 (DU/f) | 0.960 | 1.01 | 1.05 | 1.11 | 1.23 | 1.31 | 1.32 | 1.44 |
| 射撃時 (DU/f) | 0.400 | 0.410 | 0.419 | 0.430 | 0.455 | 0.473 | 0.475 | 0.500 |
ver.9.3.0現在
アクション強化
地上拡散0°、ジャンプ中拡散8.0°。
他のブラスター(ノヴァブラスターを除く)と違い少量での効果量が高い。
| ギアパワー | GP0 | GP3 | GP6 | GP10 | GP20 | GP30 | GP57 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ジャンプ中拡散 | 8.00° | 6.36° | 5.42° | 4.44° | 2.65° | 1.44° | 0.00° |
敵に使われる場合の対策
地上では長射程、ジャンプで短射程に切り替えてくる新ブラスター。こちらとの間合いに応じて使い分けて応戦してくるため、中途半端な射程のブキではなかなか対面しにくい。
弾速が速い直撃狙いの長射程、範囲が広い近距離向けの短射程……とかなり隙が少ない。
しかし塗り性能や連射力はブラスターらしく低い。持ちブキの機動力やキルタイムの速さ、射程の長さなど長所を一方的に押し付けよう。
ブキセットごとの対策
塗り性能の低さはスプリンクラー、対物破壊効率の悪さはサメライドで補えるため、射程や機動力などによって攻撃性能が高いブキで応戦しないと追い詰められやすい。
懐に潜り込もうとしてもサメライドの反撃が来る可能性があるので要注意。
サーモンランでの運用
「オオモノ処理に向く長射程モード」と「ザコ処理に向く短射程モード」の使い分けを意識していこう。
直撃で300ダメージを出せるため、遠距離からバクダンを一撃でカチ割れるのはとても強力。
「貫通はしないが、チャージ不要のチャージャー」としてイメージするといい。
近距離モードでザコシャケをいなすこともできるが扱いにクセがある上、小回りがききづらいのでキョリをとりつつ無理なくたたかおう!
詳しくはサーモンラン/ブキ別立ち回り#S-BLAST92を参照。
アップデート履歴
| ver.4.0.0 | 92 | 追加 |
| ver.5.1.0 | 全般 | インク消費量を約15%軽減しました。 ギアパワー「アクション強化」による、「ジャンプ中の射撃のブレを抑える(地上での射撃のブレに近づける)効果」を、少ないギアパワーの数でも発揮されやすくしました。 - 最大まで「アクション強化」のギアパワーを装着している場合の効果はこれまでと変わりません。 |
| ver.6.0.0 | 91 | 追加 |
| ver.7.2.0 | 全般 | 飛距離が長い状態の爆発で50.0ダメージを与える範囲の半径を、約11%拡大しました。 |
| ver.8.1.0 | 全般 | 連射間隔を約5/60秒間短くしました。 |
| ver.9.3.0 | 91 | SP必要ポイント190→200 |
| ver.10.0.0 | 全般 | インク消費量を約11%増加しました。 射撃したあと、次に行動できるようになるまでの時間を、約3/60秒間長くしました。 |
| ver.1.0.0 | 全般 | 追加 |
| ver.2.0.0 | 全般 | サメライドの攻撃範囲表示の色を調整し、特定のインクカラーの組み合わせで、相手チームの色に誤認されやすい問題を修正しました。 ほかのプレイヤーが使用したとき、自分の画面では爆発の演出が再生されないことがある問題を修正しました。 |
| バトル | 突進攻撃や、近い距離で爆発に巻き込んだときに与えるダメージを、180.0から220.0に増加しました。 | |
| ver.2.1.0 | 全般 | 爆発後、動けるようになるまでの約28/60秒間は、ダメージを受けない時間が続くようにしました。 |
| ver.3.0.0 | バトル | 体当たり攻撃が、薄い地形の向こう側にいる相手にダメージを与えることがある問題を修正しました。 ZRボタンでサメライドを停止させる操作が、対戦終了後にも行える問題を修正しました。 |
| ver.3.1.0 | 全般 | 遠い距離で爆発した時のダメージ範囲の半径を約17%大きくしました。 爆発での塗りの半径を約21%大きくしました。 |
| バトル | 遠い距離で爆発に巻き込んだときに与えるダメージを60.0から70.0に増やしました。 | |
| ver.5.0.0 | バイト | 爆発する位置がテッパンと重なったとき、プレイヤーが地形の内部に入り込んでしまうことがある問題を修正しました。 |
| ver.5.1.0 | バトル | スメーシーワールドで、特定の地形に向かってサメライドを使用したとき、地形の内部に入り込んでとどまることがある問題を修正しました。 |
| ver.6.0.0 | 全般 | 発動したあと、これまでより約13/60秒間早く、ダメージを受けなくなるようにしました。 |
| ver.7.0.0 | バイト | 突進攻撃によって与えるダメージを、400.0から500.0に増やしました。 突進攻撃に触れたと判定される範囲の半径を、これまでより約50%大きくしました。 突進攻撃で、グリルにダメージを与えられないことがある問題を修正しました。 |
| ver.8.0.0 | 全般 | 発進前にレールが伸びるとき、レールに沿ってインクが塗られるようにしました。 発動した地形が移動しているとき、レールもそれに合わせて移動するようにしました。 |
| ver.8.1.0 | 全般 | 特定の斜面に向かってレールを伸ばしたとき、斜面が塗られないことがある問題を修正しました。 |
| バトル | 爆発で70.0ダメージを与える範囲の半径を約10%拡大しました。 爆発での塗りの半径を約5%小さくしました。 | |
| ver.9.0.0 | バトル | リュウグウターミナルで、動く地形の上でサメライドを使用し、その地形の角度が変化したとき、レールの方向が大きく変化することがある問題を修正しました。 |
| ver.9.3.0 | バトル | 突進している間にガチホコバリアに触れたとき、ほかのプレイヤーから見ると、サメライドの位置がずれて表示されることがある問題を修正しました。 - この修正により、サメライドで突進している間にガチホコバリアに触れても、弾き飛ばされなくなります。 爆発後の無敵時間が続いているかどうかの判定を、攻撃側から被ダメージ側で判断するように変更しました。 (判定処理は公式サイトに記載されていない変更) |
| ver.10.0.0 | バトル | ユノハナ大渓谷の特定の地点でサメライドなどを爆発させたとき、ゲームの動作が遅くなる問題を軽減しました。 |
トリビア
- N-ZAP85、LACT-450、R-PEN/5Hに続く、英数字のみで構成された名前のブキ。
- ブラスターの中では後ろに突き出た独特のスタイルと、筒そのものといった無骨なフォルムもあって何かとロケットランチャーのような外見のブラスターの中でも特にらしい外見をしている。
- 使用時の構え方もきちんとランチャーらしく肩に担いでいる。
- 本体横に印字されているSUPER SCOPEは、イカ文字ではなく人類の文字そのものである。末広がりの強いデフォルメがかかった外観をしている為、競技用に新造された物ではある筈だが…。
- 射撃時に発射口から赤外線らしきものが出る。
- 本ブキの元ネタはスーパーファミコンの周辺機器であるスーパースコープ。数字の92は海外のリリース年である1992年の下2桁からとられているのだろう。
- 「乾電池を入れなくても動作する」というアオリ文は、スーパースコープが電池を入れて動作させることに由来する。因みに実物は燃費が非常に悪い。単3電池6本をものすごい勢いでドカ食いするので長時間遊ぶことが出来ないシロモノであった。イベントシーンや射撃の必要のないシーンでは可能な限りパワーをオフにしたり、必要に迫られない限りはターボモードを使わずに単発モードで電池の消費を押さえつつ進行したりといった形でどうにか電池を節約していた家庭も多かった。
- 同じく任天堂のゲームである、「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズにもアイテムの一つとして登場している。
- そちらでは溜め無しの連射弾と溜めて放つ高威力弾を使い分けることができる。本ブキが可変ブキである点はこれに基づいているのだろう。
ちなみに、「電池式」という設定を反映してSplatoonとは違い使い切り。
- そちらでは溜め無しの連射弾と溜めて放つ高威力弾を使い分けることができる。本ブキが可変ブキである点はこれに基づいているのだろう。
- 実物とは細かい部分で変わっており、本物のランチャーのように発射口が巨大、左側に付いていた照準器が右側に移動されている。こいつのチャー版の登場が待たれる
| 言語 | 名称 |
| 日本語 | S-BLAST92 |
| 英語 | S-BLAST '92 |
| フランス語(カナダ) | S-Blasteur '92 |
| フランス語(フランス) | S-Blaster '92 |
| ドイツ語 | S-BLAST92 |
| イタリア語 | S-BLAST92 |
| スペイン語(中南米) | L-MOT 92 |
| スペイン語(スペイン) | D-VAST 92 |
| 韓国語 | S-BLAST92 |
| オランダ語 | S-BLAST '92 |
| ロシア語 | S-BLAST 92 |
| 繁体字中国語 | S-BLAST92 |
| 簡体字中国語 |
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![[hatena]](https://cdn.wikiwiki.jp/to/w/common/image/face/hatena.gif?v=4)