これは「デンタルワイパーミント」。
分離するパーツが特徴的なフレッシュなワイパーだ。
ヨコ斬りではブキ全体を振ってインクの波を発射する。
タメ斬りでは、半透明のパーツを分離しながら一閃し、前方の広い範囲を一気にスッキリお掃除するぞ。
▲画像は公式X(旧Twitter)(@SplatoonJP)の2024年5月20日のポストより。
概要
関連ブキ一覧 | |
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無印 | デンタルワイパーミント |
マイナーチェンジ | デンタルワイパースミ |
ブキ紹介
ブキチ |
![]() | メインウェポンの デンタルワイパーミントは、 大量のインクを 太く飛ばすことに特化した 攻撃範囲の広いワイパーでし! |
特にタメ斬りは 一見の価値アリでし! スキは大きめでしが、一気に距離をつめて 広範囲を攻撃できるので 当てやすいでしよ~ | |
タメ斬りに重要なのは、ズバリ間合いでし! サブのキューバンボムを うまく使って 相手を おびき出すといいでし! | |
スペシャルはグレートバリアでしから、 安全を確保しつつ 塗りを広げたり 要所を守ったり できるんでしね~ | |
スキマなく塗るのも得意でしから、 自分のインクで ナワバリをみがき上げて スッキリさわやかな気分を 味わって欲しいでし! |
携帯用歯ブラシをブキに見立てた新型ワイパー。
ヨコ斬りでは鞘ごと振るい、タメ斬りでは長距離へ踏み込みつつ、鞘から抜刀するかの如く本体を抜き出して横方向に居合い斬りを放つ。
キューバンボムで敵の行動範囲を狭め、グレートバリアで防御を固めて敵の行動の隙を伺う。
曝しだした一瞬の隙をモノにする、歯応えのある立ち回りを楽しめる構成。
メイン性能
要編集:空欄補充
ver.8.0.0現在
非射撃時ヒト速 | 0.96 |
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イカ速 | 1.92 |
ヨコ斬り
有効射程(インク弾) | 3.0 | 有効射程(直撃) | 0.8 |
---|---|---|---|
レティクル反応距離 | 塗り射程 | 3.4 | |
ダメージ(インク弾) | 40.0 | 確定数(インク弾) | 3 |
ダメージ(直撃) | 70.0 (30.0+40.0) | 確定数(直撃) | 2 |
連射フレーム | xF(x.xxx秒) | 秒間発射数 | x.xxx発 |
キルタイム(インク弾) | x.xxx秒/kill | DPS(インク弾) | x.x |
キルタイム(直撃) | x.xxx秒/kill | DPS(直撃) | x.x |
射撃継続時間 | x.xxx秒 | 射撃後隙 | 27F(0.450秒) |
射撃前隙(イカ) | xF(x.xxx秒) | 射撃前隙(ヒト) | x.xF(x.xxx秒) |
インク消費量 (装弾数) | 6.5% (15発) | インク回復不能時間 | 50F(0.833秒) |
単発塗りポイント | x.xp | 射撃時ヒト速 | 0.55 |
![]() | ダメージ 60.0+120.0 インク消費量 2.5%(40発) |
タメ斬り
有効射程(インク弾) | 3.2 | 有効射程(直撃) | 1.1 |
---|---|---|---|
塗り射程 | 3.6 | ||
ダメージ(インク弾) | 80.0 | 確定数(インク弾) | 2 |
ダメージ(直撃) | 240.0 (80.0+160.0) | 確定数(直撃) | 1 |
チャージ時間 | 20F(0.333秒) | チャージに必要なインク量 | 3.5% |
連射フレーム | 52F(0.867秒) | 秒間発射数 | 1.154発 |
チャージ時間含むキルタイム(インク弾) | x.xxx秒 | チャージ時間含むDPS(インク弾) | x.x |
チャージ時間含むキルタイム(直撃) | x.xxx秒 | チャージ時間含むDPS(直撃) | x.x |
射撃継続時間 | x.xxx秒 | 射撃後隙 | 30F(0.500秒) |
チャージ解除後前隙(直撃) | 20F(0.334秒) | チャージ解除後前隙(インク弾) | 20F(0.334秒) |
踏み込み斬り発動前隙 | 8F(0.133秒) | 踏み込み斬り発動時間 | 15F(0.250秒) |
踏み込み斬り移動距離 | 1.1*1 | 踏み込み込み射程 | 4.3*2 |
秒間踏み込み移動速度 | 4.4*3 | ||
インク消費量 (装弾数) | 13.0% (7発) | インク回復不能時間 | 50F(0.833秒)*4 |
チャージ時ヒト速 | 0.55 | 単発塗りポイント | x.xp |
![]() | ダメージ 200.0+250.0 インク消費量 7.0%(14発) | ||
備考 | タメ斬りはつねに左から右へ薙ぎ払う |
ヨコ斬り
初速 | 23.0 | 持続フレーム | 6F(0.100秒) |
---|---|---|---|
中間/足元塗り個数 | 8個 | 中間塗り間隔 | 0.4本毎 |
中間塗りループ | 8発ループ | インク弾を構成する飛沫数 | 7個 |
タメ斬り
初速 | 7.0 | 持続フレーム | 21F(0.350秒) |
---|---|---|---|
中間/足元塗り個数 | 14個 | 中間塗り間隔 | 0.5本毎 |
インク弾を構成する飛沫数 | 7個 |
対象 | ダメージ補正 (3.1.1時点) | |
---|---|---|
![]() | ![]() | |
![]() | インク弾 4.8倍 ヨコ直撃 2.4倍 タメ直撃 1.2倍 | |
![]() | ||
![]() | ||
![]() | インク弾 4.8倍 ヨコ直撃 2.4倍 タメ直撃 1.2倍 | インク弾 48倍 ヨコ直撃 24倍 タメ直撃 12倍 |
![]() | ||
![]() | インク弾 4.8倍 ヨコ直撃 2.64倍 タメ直撃 1.2倍 | インク弾 7.2倍 ヨコ直撃 3.6倍 タメ直撃 1.8倍 |
![]() | インク弾 4.8倍 ヨコ直撃 2.4倍 タメ直撃 1.2倍 | インク弾 6.24倍 ヨコ直撃 3.12倍 タメ直撃 1.56倍 |
![]() | インク弾 4.8倍 ヨコ直撃 2.4倍 タメ直撃 1.2倍 | インク弾 5.28倍 ヨコ直撃 2.64倍 タメ直撃 1.32倍 |
![]() | インク弾(ヨコ) 3.6倍 インク弾(タメ) 2.4倍 ヨコ直撃 1.8倍 タメ直撃 0.9倍 | インク弾(ヨコ) 3.96倍 インク弾(タメ) 2.64倍 ヨコ直撃 1.98倍 タメ直撃 0.99倍 |
![]() | インク弾 2.6倍 ヨコ直撃 1.3倍 タメ直撃 0.65倍 | インク弾 2.86倍 ヨコ直撃 1.43倍 タメ直撃 0.715倍 |
![]() | インク弾 4.8倍 ヨコ直撃 2.4倍 タメ直撃 1.2倍 | インク弾 6倍 ヨコ直撃 3倍 タメ直撃 1.5倍 |
![]() | インク弾 2.6倍 ヨコ直撃 1.3倍 タメ直撃 0.65倍 | インク弾 3.38倍 ヨコ直撃 1.69倍 タメ直撃 0.845倍 |
![]() | 1倍 | 2倍 |
![]() | 1倍 | 1.1倍 |
![]() | インク弾 3.2倍 ヨコ直撃 1.6倍 タメ直撃 0.8倍 | インク弾 3.52倍 ヨコ直撃 1.76倍 タメ直撃 0.88倍 |
- Fはフレーム。1秒=60F。
- 例えば30Fなら、0.5秒となる。
- 公式の表記では、30/60秒という表記を用いている。
- 射程・距離関係の単位は試し撃ちラインの本数。
- ヒト速やイカ速、弾速などの速度単位はDU/F。試し撃ちラインの幅を50としたときの、1Fに移動できる距離という定義。
- ちなみに中量級ブキの歩行速度は0.96 DU/F。
- スプラトゥーン3での内部パラメーター定義にはm/Fを使用している。
50 DU = 5m = 試し撃ちライン1本分。- 例えば、中量級ブキの歩行速度の内部パラメーターは0.096 m/F。
すべてのDU/F表記をm/Fに変更する作業は大変なので、現状距離単位にはDUを使用する表記に変換している。
- 例えば、中量級ブキの歩行速度の内部パラメーターは0.096 m/F。
- 有効射程とは、ある程度以上のキル性能を発揮できる距離のこと。
- ダメージの減衰によって確定数が増えたとしても、元のキルタイムから著しく遅くならなければ、それも有効射程と見なされる。
- 少し上を向いて撃つと、正面を向いて撃つよりも少し射程が伸びるが、それについてもある程度のキル性能が発揮できるのであれば、有効射程と見なされる。
- 著しくキルタイムが遅くなってしまう場合*¹は、カス当たり射程と見なされる(有効射程にはならない)。
- カス当たり射程とは、ジャンプせずにそのブキが届く最大距離のこと。有効射程よりもキル性能は低い。
- 確n射程とは、主に距離によってダメージが大きく変動するブキにおいて、n回攻撃を当てればキルが取れるギリギリの距離のこと。
- 初速とは、発射直後の弾の速度のこと。
ローラーなど、飛沫によって初速が変わる場合は最も早い飛沫の初速を記述している。 - 直進フレームとは、発射した弾が初速のスピードを保ったまま飛び続ける時間のこと。直進フレーム経過後は弾速がだんだん低下する。
ブラスター・ワイパーでは代わりに射程限界で爆発/消滅するまでの時間を記述している。(なお、ブラスターは射程限界付近で少し弾が落下する。)
弾速についての詳しい仕様はシステム詳細仕様#弾の仕様についてを参照。 - 塗り射程とは、カニ歩き撃ちで塗れる平均的な距離のこと。
- キルタイムは、1発目が当たった瞬間を1F目とし、そこからキルまでにかかる時間のこと(シューターの場合)。
- 厳密に言えば、キルタイムとはブキを振りかぶるモーションにかかる時間(前隙)や、1発目の弾が発射されてから相手に到達するまでの時間(相手との距離や弾速)も含めるべきだが、これらは状況によって大きく変動する*²ので不確定要素が多すぎるし、また前隙や弾速などは解析を待たなければ分からない。
- DPSは「ダメージ×60÷連射フレーム」で算出。
- 射撃後隙とは、射撃後にイカ/タコになることや、サブウェポンを使うことができるようになるまでの時間のこと。
- 射撃継続時間とは、連射フレーム×装弾数の値を秒に換算した時間。前後隙は含まない。
- 単発塗りポイントは、地面と並行に1発ずつ射撃して得られた塗りポイントの平均を、ナワバリバトルの塗りポイントカウンターを用いて算出している。
- インク効率(ダメージ)は「単発ダメージ×装弾数と装弾数÷確定数」。
インク効率(塗り)は「単発塗りポイント×装弾数」。「装弾数=(100%÷単発インク消費量)」は切り捨てせずに算出。
メイン解説
ヨコ斬りでは鞘ごと振るい、タメ斬りでは抜刀して縦方向ではなく横方向へ強烈な斬撃を放つ新規ワイパー。
タメ斬りの前進距離が他のワイパー種より長いのも特徴であり、瞬時に間合いを詰めて斬りつけることができる。
反面、挙動は全体的にジムワイパーより重く、振り速度・タメ斬りの発生・斬撃波の弾速などが遅めであるため、慣れない内は扱いづらいブキ。
デンタルワイパーは初見だと重量級ワイパーのようにも思える。確かにダメージ、刀身のリーチは全て
ドライブ<ジム<デンタル
で重量級の感がある。ちなみにヨコ刀身を除くダメージ、タメ刀身リーチは
ドライブ:ジム:デンタル=n:n+m:n+2m
と1次関数的である。
だが斬撃の射程を見ると、
ヨコ斬り
デンタル=ドライブ<ジム
タメ斬り
デンタル<ドライブ<ジム
踏み込み込み射程は
ドライブ<デンタル<ジム
であり、「本当に重量級枠でいいのか…?」と疑いたくなる。一応踏み込み込み射程はドライブに勝っているものの、0.1の僅差でしかない。
とはいえ射程こそ上記の通りなものの、全体的に重い挙動、ワイパー最遅の射撃中ヒト速、ワイパー最高の単発火力、ワイパー最多のインク消費量&最長のインクロック等々、重量級枠を意識したような性能はそこかしこに見受けられる。「ブキ重量自体は中量級だが、ブキ属の中の立ち位置としては実質的に重量級」という点ではフィンセントと通ずるものがあり、こちらも事実上の重量級ワイパーと見做してもさほど問題はないだろう。
ヨコ斬り
鞘ごと横に振るう攻撃。刀身を鞘にしまってるのにヨコ斬りなのか…?他ワイパーと同様のシンプルな攻撃方法で癖が少なく扱いやすい。
斬撃波の攻撃力は40ダメージ、ブキ本体を当てると30ダメージ、近距離で両者ともヒットすれば合計で70ダメージとなかなか高威力。ボムの爆風に掠った相手に決まればトドメを刺せる。
斬撃波の射程は試し撃ちライン3.1本分であり、攻撃判定の範囲の広さから中距離の相手に当てやすい。
範囲や攻撃力こそ高いが全体的な確定数はジムワイパーとそれほど変わらず、その上でジムワイパーのヨコ斬りより射程が短く、射撃中ヒト速が遅く、連射速度が遅いためジムワイパーと比べると戦闘力はそこまで高くない。
一方で塗り性能は非常に高く、塗り幅が広く中間塗りに途切れ目が一切無いという脅威の塗り性能を誇る。
連射速度が遅いものの、横に移動しながら振りまくれば綺麗に整地ができる。
タメ斬り
本ブキの目玉たる必殺技、抜刀からの居合い斬り。チャージ速度はドライブワイパー並に素早い。スターバーストストリーム
他のワイパー種と異なり縦ではなく横に振るうため、攻撃範囲が非常に広いのが特徴。それに伴って塗りの横幅もかなり広い。
刀身ヒット射程は真正面なら試し撃ちライン1.1本分もありワイパー種最長の確一射程、左から右へ刀身を振るうためプレイヤー真横にも刀身ヒット判定がある。真横の刀身ヒット射程は試し撃ちライン0.4本分程度。クマサン印のワイパーもヨコ斬りタメ斬りライン1.1本分の射程で真横にも攻撃判定が広いため、非常によく似ているといえるだろう。
斬撃波の射程は試し撃ちライン3.3本分、ヨコ斬りより少ししか変わらず、射程の伸びは控えめになっている。斬撃波ダメージは80と高く、一度喰らった相手にはヨコ斬りの斬撃波でトドメを刺せる。
これらの長所から戦闘力が高く感じる攻撃だが、欠点はタメ斬りの発生の遅さと斬撃波の弾速の遅さ。
タメ斬り時に『鞘から抜き出して斬りつける』という動作をとるため攻撃発生が遅く、チャージ時間も考慮すると前方の相手を瞬時に斬りつけられるわけではない。そのため斬りつける前に相手が範囲外へ逃げたりすると空振りしたり斬撃波しかヒットせず後隙を突かれるなど、脆さが露呈してしまう。
また斬撃波の弾速が非常に遅く先述の発生の遅さも相まって見てから回避がとれてしまうほどなので、狙撃目的ではかなり使いづらい。
攻撃範囲が縦ではなく横という性質から高台上への攻撃も大の苦手。
総じて強力な攻撃方法ではあれど、一つ一つの挙動の鈍さから扱いに気をつけないとこちらがやられてしまいかねないハイリスク・ハイリターンの攻撃となっている。
【前進タメ斬りについて】
前方へ移動しながらタメ斬りを放つと試し撃ちライン1.4本分の距離を突き進んで攻撃。
刀身射程と併せて試し撃ちライン2.5本分あたりから踏み込めば一気に間合いを詰めて相手を斬り捨てることができる。
ただし移動中のプレイヤー本体には攻撃判定がないため、相手を通り越して真後ろで空振りするアクシデントにはくれぐれも注意。
移動先でレティクルに従って斬りつけるという性質上、敵とすれ違ってしまっても移動先に辿り着く前に素早く敵にレティクルを合わせれば斬りつけることができるが、相当な素早いジャイロ操作と敵の動きを見極める動体視力が要求される。
また移動中は無防備になるため、ローラーやフデのコロコロやシェルターの傘やスプラッシュシールドにぶつかるとダメージを受けて弾かれる。特にローラーは轢きが確一なため、ぶつかるとこちらがやられてしまうので注意。
なお、タメ斬りのインクロックは前進タメ斬りでも同じ時間発生するが、インクロックの計測開始はZLを離して6F目から計測される。そのためモーション中に大部分のインクロック時間を消費することから、イカ潜伏硬直終了からはたった6Fしかインクロックが発生しない。
サブ・スペシャル
キューバンボム
地形に張り付いて時間を置いてから大爆発する、行動制限に優れたサブ。
豪快な攻撃とは裏腹に射程が心許ないデンタルワイパーにとって射程外の敵への貴重な牽制手段となる。
キューバンボムが設置された場所の周辺は一時的にデンジャーゾーンとなるため、これを上手く活用すれば敵の動きが読みやすくなり、メインの前進タメ斬りをお見舞いしやすくできるだろう。
メインの性能上、高台上に圧をかけにくい難点もキューバンボムでカバーできるため、高台の長射程ブキに投げつけていきたい。
ただしメインの燃費は悪いため、投げた後すぐにメインを運用する場合はインク切れに気をつけること。
グレートバリア
全方位の攻撃をガードする結界を展開するスペシャル。
ガードできるとは言っても長々と持つわけではなく、むしろ現状ではちょっとした一時凌ぎにしかならないことが多いため、使いどころをよく考えて運用しなければならない。
射程があまり長くなく弾速も遅い本ブキにはバリアを盾にして撃ち合うという運用法はあまり向いておらず、撃ち合いの補助としては他のバリア持ちと比べて使いにくい。
高い塗り性能による回転率を活かし、身を守りつつナワバリ広げやガチエリア塗りやガチホコショット撃ち、ガチヤグラの上やガチアサリのゴール下で発動といったように、ルール関与で使っていくのが安定しやすい。
その他に変則的だが、バリアを囮にして敵の陽動を伺ったり、新機能として追加された設置塗りを活かして足元カバーに使ったり、といった運用法もある。
何度も使ってみて、自分なりの有効な運用法を見出そう。
運用
長い前進距離とワイドな確一範囲を誇るタメ斬りに魅了されてついつい乱発したくなるが、こちらに気づかれている状態で斬りつけようとしても相手は距離をとって射程外から攻撃しようとしたりボムで抵抗したりしてくるため、そう簡単にはいかない。
ボムを持たない短射程ブキ相手でもお互いの射程圏内で直接撃ち合おうとすると攻撃速度やキルタイム差で簡単に撃ち負けてしまい、かと言って射程差を活かした対応をしようとすると遅い弾速やキルタイムが祟って逃げられやすい。
そのため相手に視認されている状態での撃ち合いは非常に苦手とする。攻撃前に相手の射程圏内に入ってしまったら何のブキ相手であろうと負けてしまいやすいほどなので、もし攻撃前に視認されて撃ち込まれたら無理に撃ち合わず撤退すること。たとえ相手が相性が良いシェルター種であってもだ。
具体的にはこちらに注意を向いておらず余所見をしている敵にターゲットを絞って斬りかかるのが賢明。
他のワイパー2種は通常は斬撃波の射程を活かした中~遠距離戦を展開しつつ、チャンスあらば接近してタメ斬りの刀身ヒットを狙う、と言ったように全距離でのアクションを多彩に切り替えながら戦えるのが強みだった。
対してデンタルワイパーは斬撃波での撃ち合いはこなせなくはないが安定せず、代わりに刀身射程や前進距離が長く範囲も広いことから、主にタメ斬りによる接近戦に偏った性能と言える。
このことから対面での立ち回りはワイパーと言うよりローラーに近い。
普段は高い塗り性能を活かして塗り広げ、時にはセンプクしながら敵の様子を伺おう。
前進斬りは単純に距離が長いだけでなくマニューバーのスライドのように相手をインク地帯を一時的に無視できるため、前方を塗り広げて距離が空いているのに感けて油断した行動をとる敵を狩り取る能力が高く、一瞬の隙でも曝してくれればこちらのもの。ただしフェイントの可能性もあるため過信は禁物だが。
上手くいけば刀身で一閃のもとに斬り伏せ、斬撃波が当たる程度でもヨコ斬りの斬撃波で速やかにトドメを刺せる。とにかくイカにして気づかれる前に攻撃できるかが肝となる。
幸いにも汎用性の高いキューバンボムとガードできるグレートバリアを持っているため、万が一気づかれてしまってもとれる行動はいくつかある。
直接キルがとれずともキューバンボムで敵に隙を作り出したり、グレートバリアで身を守ったり囮にしたり、などで上手くいけば奇襲のチャンスを自ら作り出すこともできなくはない。
単純な運用だとウデマエが上がるにつれて通用しにくくなるため、何度も使っていろいろな使い方を発見してみよう。
ギアパワー考察
人の好みは千差万別、ギアパワーも人の数だけ組み合わせがある。
イカはほんの一例、ぜひ自分なりのギアパワーを見つけてほしい。
相性の良いギアパワー
インク効率アップ(メイン)
素の状態ではジムワイパーよりも燃費が悪く、継戦能力に難があるため、少しでも盤面に干渉できる時間を伸ばしたい人に。
追撃するとき、逃げるときのあと1発が足りない!といった事態も防ぎやすくなる。
インク効率アップ(サブ)
長射程への牽制、高台への干渉など、なにかと用途の広いキューバンボムの燃費を軽くしたい人に。
メイン効率と合わせて積んで、メインとのコンボを行いやすくしたりにも。
イカダッシュ速度アップ
多くの武器と相性の良い汎用性の高いギアパワー。
前に詰めることや機を窺うためのポジション取りなど、様々な場面に恩恵をもたらす。
復活時間短縮
敵の目の前に突撃するブキな以上、倒せずにそのままやられることもしばしば。
攻撃の試行回数を増やすという意味でも相性が良いだろう。
スーパージャンプ時間短縮
スパジャンを使用した撤退や戦線復帰を素早くする。少量でも効果の大きい所謂お守りギアの1つであり、GP3だけでも積んでおくと劇的に飛び立つまでの時間が変わる。
サブ影響軽減
前線武器であるために、ボムの爆風やマーキングを受ける機会も多いので、それらによる被害を少しでも軽くしたい人に。
マーキングへの効果は少量でも非常に大きいほか、武器の役割的にもマーキングされてしまうと大変動きづらくなってしまう。気になる人はGP3積むだけでも劇的に変わる。
イカニンジャ (フク専用)
敵にこっそり近付き一閃する、まさしく忍者のような立ち回りが可能になる。
塗り能力の高さも相まって、有効活用するための陣地を自前で用意しやすいという点でも相性はいい。
ただし副作用としてイカ速が低下する。元の速度に戻すにはイカ速が15必要になる。
ギアパワーによる効果
インク効率アップ(メイン)
軽減量最大45%。
ギアパワー | GP0 | GP3 | GP6 | GP10 | GP20 | GP30 | GP57 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
インク消費量(ヨコ斬り) | 6.50% | 6.22% | 5.95% | 5.61% | 4.89% | 4.32% | 3.58% |
射撃可能回数(ヨコ斬り) | 15 | 16 | 16 | 17 | 20 | 23 | 27 |
インク消費量(タメ斬り) | 13.00% | 12.43% | 11.90% | 11.23% | 9.77% | 8.63% | 7.15% |
射撃可能回数(タメ斬り) | 7 | 8 | 8 | 8 | 10 | 11 | 13 |
ヒト移動速度アップ
ギアパワー | GP0 | GP3 | GP6 | GP10 | GP20 | GP30 | GP57 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
非射撃時 (DU/f) | 0.96 | 1.01 | 1.05 | 1.11 | 1.23 | 1.32 | 1.44 |
敵に使われる場合の対策
ブキセットごとの対策
サーモンランでの運用
地上のシャケどもをとことんぶった切れ。ジムワイパー以上の広範囲、高威力攻撃を持つため、対ザコシャケ適正がトップクラスに高い。一方で射程は短い、隙は大きい、機動力は低いと取り回しは少々悪くなっている。また、縦切りが消えてしまったデメリットも大きめでバクダンの処理にもコツがいるためワイパーだからといってむやみに肉薄しないように。
トリビア
- モチーフとなっているのは冒頭の通り歯ブラシ。恐らく持ち手部分にチューブが内蔵されていて、そこから歯磨き粉、もといインクを出しているのだろう。よく見ると、刀の鍔にあたる部分に歯磨き粉のようなものを出す穴が確認できる。タメ動作時にバイブレーションする機能付き。
- ブキ名にあるミント(和名ハッカ)は清涼感の強いメントールを多く含むハーブで、それを「歯磨き粉の味」と認識する層が存在するほどに口内ケア分野には広く用いられているフレーバーとなっている。
- 鞘に収めていてもヨコ斬りでインクが飛ばせるのは鞘に穴が空いているためだろう。
実際の歯ブラシケースには湿気を防ぐために穴が空いている。 - 自視点だと確認しづらいが、鞘から抜き放つという今までのワイパーにない動作が楽しいのか、タメ斬りの瞬間のイカタコはとても良い笑顔を浮かべている。
- 射撃中ヒト速はそれほど速くないにもかかわらず、「ワイパーだから」という理由でヒト速を乗せてもらえない。なんとも不憫である
もっとも、素のヒト速の都合上乗ったところでさして速くもならないが… - 普通のワイパーはヨコ斬りタメ斬りともに射程先端でダメージなしの小爆発を起こし、これにより塗り跡先端では少し塗り跡が大きくなる。しかしデンタルワイパーはヨコ斬りタメ斬りともにこれが存在しない。
- タメ斬りは左でしか構えられない。普通のワイパーは最初の一撃は右から左へと薙ぎ払うが、デンタルワイパーで同じことをすると、最初からタメ斬りを行う際に右で構えるモーションをとってしまうので最初の一撃は左から右へと切り払うようになっている。
- 踏み込み斬りの抜刀隙が大きいため踏み込み斬り後に方向転換がしやすい。あまりにもデンタルワイパーの方向転換が印象的で霞みがちだが、実際は他のワイパーでも方向転換は可能である。
- キャラクターよりも高い位置の壁に対して斜めに射撃すると、ローラーやワイパーでは着弾時間の違いによりその塗り跡が斜めになる。デンタルワイパーのタメ斬りは高密度かつ横幅も十分にあるので、この現象を模範的と言ってもいいくらい顕著に見ることができる。
角度をややオーバーに書くとこんな感じ→\_/- また、ワイパー種に特有の、中心でない弾がオブジェクトに当たり消滅するという現象も同じ理由で観測しやすい。
- タメ斬りの時、刀身がなが~く伸びる。
- 確認できた範囲では試し撃ち場中央スロープだけで、スロープ部分真ん中あたりから踏み込み斬りをすると直進せずに右側へ逸れていくというバグが見られる。